上野でおすすめの喫茶店7選！行列が絶えない人気店をレビュー

【目次】上野でおすすめの喫茶店7選！行列が絶えない人気店をレビュー

1. 喫茶店 桂

2. 珈琲 王城

3. ギャラン

4. ぶるっくす

5. マドンナー

6. 純喫茶丘

7. カフェ・ラパン（自家焙煎珈琲屋）

1. 喫茶店 桂

上野駅から歩いて3〜4分の場所にある「喫茶店 桂」は、大ボリュームのサンドイッチが食べられる喫茶店です。

「喫茶店 桂」は、上野駅周辺に2店舗経営しています。

そのうち、今回は台東区役所の近くにある「台東区役所西横店」を訪ねました。

もう1つ店舗は、上野駅の入谷口から歩いて2分ほどの場所にあります。

首都高速道路が走る大通りに面しているため、目印にしてみてくださいね。

赤い看板を掲げている「喫茶店 桂」の店内は、アンティーク調のインテリアで統一されている空間。

初めての人は入りにくそうな雰囲気もありますが、店頭の扉が開いているため、外から中の様子も確認することができますよ。

訪れた時に注文したのは、同店名物の「ミックスサンドセット」。

桂オリジナルのサンドイッチには、ふっくらとした大ぶりの卵焼きがそのままサンドされています。

インパクトのある見た目をしている「ミックスサンド」は、一度に口に頬張れないほどボリューミー。

焼きたての卵焼きは、サンドイッチを介しても温かさが伝わってきてほくほくとした気持ちになります。

「一体卵をいくつ使っているのだろう？」と思ってしまうほど大きな卵焼きは、一度食べたらやみつきになること間違いなしです。

「喫茶店 桂」には、他にもピラフやパスタ、手作りケーキなど、ちょっと時間を潰したい時にぴったりなメニューが揃っています。

写真映えも抜群な出来立ての卵焼きサンドや、昔ながらの喫茶店メニューを求めている方は、ぜひチェックしてみてください。

2. 珈琲 王城

「珈琲 王城」は、上野駅から歩いて2分の場所にある老舗喫茶店です。

およそ50年の歴史を持つ「珈琲 王城」は、創業当時からほとんど変わっていないというレトロな空間が人気を博しています。

店内中央には大きなシャンデリアが飾られており、席を温かい光で包み込んでくれています。

今回訪れたのは平日の早朝8時ごろでしたが、15分ほどで店内にはお客さんが続々と入店してきました。

お客さんはモーニングを楽しむ人や、新聞を読んでいる人など様々。

お客さんの生活の一部としても機能しているようです。

8時から11時までの時間帯で注文できるモーニングメニューは、全部で3種類。

厚焼きのトーストと、普通の厚さのトースト、ハムサンドセットからセレクトしていきましょう。

どのセットにも、お好みのドリンクとゆで卵が付いてきますよ。

注文した「ハムサンドセット」と「トースト（厚焼き）セット」は、注文してから5分ほどで運ばれてきました。

丁寧に焼き上げられたトーストは、手でちぎるともっちりとしたパン生地がお目見え。

バターがじんわりと染み込んだ生地は、口の中を幸福でいっぱいにしてくれます。

一方、ハムサンドにはふわふわとした軽い口当たりの食パンを使用。

ハムの分厚さが全面に押し出された食べ応えのある一品です。

他にも「珈琲 王城」には、色とりどりのクリームソーダや、昔懐かしいナポリタンなど、興味をそそられるメニューがたくさんあります。

ノスタルジックな気分に浸りたい時や、ちょっと早起きした朝に、ぜひ「珈琲 王城」に足を運んでみてはいかがでしょうか。

3. ギャラン

『天国と地獄〜サイコな2人〜』（TBS系）や『流星ワゴン』（TBS系）など、複数のドラマや映画、CMのロケ地として名を馳せている「ギャラン」。

上野エリアの中でも知名度が高く、若い世代の方からも人気がある喫茶店です。

上野駅の広小路口にある信号を渡り、「ユニクロ」がある手前の角を曲がると、左手にお店が見えてきます。

1階には「セブン−イレブン」があるので、目印にしてみてくださいね。

1階の階段前にはショーケースが置いてあり、「ギャラン」で注文できるグルメが並んでいます。

クリームソーダやミートソース、ナポリタン、オムライスなど、喫茶店に訪れたら注文してみたいものばかり。

入店する前からショーケースやネオンで彩られた階段を見て、ワクワクしてしまうこと間違いなしです。

なお、店内は大きな窓がいくつもある開放的なつくり。

昼間は光が差し込む明るい空間ですが、夜はちょっぴりシックな雰囲気が楽しめます。

窓辺の席に座れば、上野を歩く人々を眺めながら食事ができますよ。

「ギャラン」でぜひ注文してほしいのは、丁寧に卵で包まれたオムライス。

昔ながらのシンプルなオムライスは、たっぷりのケチャップを絡ませながらいただいてみてくださいね。

フードメニューのドライカレーやピラフ、ハヤシライスには、全てミニサラダが付いてきます。

どれも1,000円以内で注文できるため、ランチ利用にもぴったりです。

店内は昭和歌謡が流れるモダンな雰囲気。

昼と夜では雰囲気や客層がガラッと変わるため、何度訪れても発見のある喫茶店です。

4. ぶるっくす

「ぶるっくす」があるのは、上野駅から5分、中御徒町と御徒町駅から歩いて2分ほどの場所です。

半地下にある店舗は、入口に8〜9段ほどの階段があります。

入店するには階段を降りて、木製のクラシックな扉を開けてみてくださいね。

「ぶるっくす」では7時半から11時までがモーニング、11時半から14時まではランチメニューを提供しています。

モーニングではA〜Cまで、好きなセットメニューが注文可能。

Aはトーストとベーコンエッグ、サラダ、ドリンクが付いたセット、Bはチーズトーストとゆで卵、ドリンクが付いています。

どちらも洋食モーニングメニューですが、ちょっと変わり種を食べたい時にはCメニューをチェックしてみてください。

Cのモーニングは2つのおにぎりとお味噌汁、ドリンクが付いている“ザ・日本の朝食メニュー”。

手作り感が溢れる温かい朝食を求めている人には嬉しいメニューですね。

ランチの時間帯は、日替わりメニューとライス、お味噌汁、ドリンクが付いて1,000円のセットメニューがあります。

単品ではナポリタンやオムライス、生姜焼き定食、ビーフカレーライスなど、食欲をそそるメニューがずらり。

何度か訪れて、お気に入りメニューを見つけてみても良さそうです。

訪れた際に注文したのは、モーニングメニューのAセット。

厚切りトースト2切れには、いちごジャムとバターが付いてきました。

トーストの分厚さがあるため、モーニングは見た目以上にボリューミー。

朝からバランスの良い食事を摂りたい人におすすめのメニューです。

コーヒーカップは、「BROOKS」とロゴが入ったオリジナルカップが使用されています。

「ぶるっくす」のひらがな表記と比べて、上品に決まっているロゴは、思わず写真を撮りたくなってしまうかもしれません。

店内は広々としたソファ席と、料理風景が間近で見られるカウンター席が用意されています。

平日の朝など、比較的空いている時間であれば、ソファ席でゆったりと食事を楽しむことができますよ。

上野や御徒町の喧騒から、ちょっぴり距離を置きたい時は、ぜひ「ぶるっくす」で自分だけの時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

5. マドンナー

上野駅から歩いて2〜3分の場所にある「マドンナー」。

同店は、お得にランチや軽食を楽しみたい人にぴったりなメニューが豊富に揃っています。

一見こじんまりしたお店に見える「マドンナー」ですが、店内は地下1階から2階まで、計3フロアが客席。

店内をチラッとみて「混んでいるな」と判断してしまうのはまだ早いです。

禁煙、喫煙席も用意されているため、サラリーマンから純喫茶が好きな女性まで幅広い年代の人が来店します。

「マドンナー」の魅力は、リーズナブルでボリューミーなメニューの数々。

モーニングではメインのトーストとサラダ、ドリンクが付いて600円という価格で純喫茶の朝ごはんが堪能できます。

11時から16時まではランチメニューを提供。

メインメニューにドリンクが付いて、全品一律700円という良心的な価格です。

メインは焼きそばやピラフ、カツカレー、サーモンステーキなど種類も豊富なので、ついつい目移りしてしまうかもしれません。

軽食メニューとしては、ドリンクとセットのホットケーキが人気。

シンプルな2枚のホットケーキは、ほんのりした甘みが感じられる懐かしい味です。

席数も多いため、友人やパートナーと気がすむまで話したり、ゆっくり読書をする時にもうってつけ。

広小路口からすぐの場所にある「マドンナー」は、雨の日でも安心して来店できますよ。

6. 純喫茶丘

「純喫茶丘」は、御徒町駅から歩いて1分の場所にある喫茶店。

上野駅から歩いても500mほどの距離なので、3〜4分ほどで到着します。

「純喫茶丘」は、上野の中でも三大喫茶店と言われるほど人気の高いお店。

1964年に創業してから半世紀以上の間、御徒町で喫茶店を営んでいます。

商店街の中を進んでいくと、「純喫茶丘」は向かって右側の街角に姿を現します。

どの方向から見ても「丘」「OKA」と看板が出ているため、初めて行く人でも分かりやすいでしょう。

入店するには、地下へ続く螺旋状の階段を降ります。

御徒町商店街のザワザワした雰囲気から、一気に昭和の時代にタイプスリップできますよ。

店内に入るとまず目を引くのが、天井に吊り下げられた大きなシャンデリア。

椅子やテーブル、間接照明などはレトロですが、シャンデリアのゴージャスさは現代でも十分通用します。

店内には、シャンデリアの優しい灯りに照らされながら食事やおしゃべりを楽しむ人がたくさんいました。

メニュードリンクが30種類ほど、デザート6種類、食事と軽食メニューは合わせて15種類ほどに上ります。

ドリンクにはコーヒー、カプチーノなどの定番メニューはもちろん、ミルクセーキやレモネードなど、ちょっぴりレトロなラインナップも。

食事メニューには、ハヤシライスやナポリタン、ハムサンドなど、しっかりお腹を満たしてくれそうなものが揃っています。

同店では開店から午前11時までの時間帯で、モーニングサービスも実施。

サンドイッチもしくはトーストと、ゆで卵、コーヒーもしくは紅茶がセットになっています。

どの組み合わせを注文しても500円で収まるため、お財布にも優しいですね。

今回注文してみたのは、ナポリタンとコーヒーのセット。

ナポリタンはケチャップを絡めた昔ながらのテイストです。

早速ひと口食べてみると、口に入れた瞬間ちょっぴりの酸味と甘みが伝わってきてびっくり！

麺1本1本にケチャップが絡んでいて、具材もクタッとするまで炒められています。

ピーマンや玉ねぎなど、子どもが嫌いがちな野菜が入っていますが、ケチャップの甘みに釣られてスイスイ食べ切ってしまいます。

セットのアイスコーヒーは、普通のサイズよりも一回り大きなグラスに入って登場。

ちょっぴり濃いめのテイストなので、ミルクで味を整えながら楽しむと良いでしょう。

御徒町や上野の喧騒から外れ、レトロな地下の喫茶店でゆったりとした時間が過ごせる「純喫茶丘」。

パートナーや友人との素敵なひとときを、「純喫茶丘」で過ごしてみてはいかがでしょうか。

7. カフェ・ラパン（自家焙煎珈琲屋）

「カフェ・ラパン」が店を構えているのは、上野エリアの中でも御徒町寄りの場所。

上野広小路駅、御徒町駅からは歩いて3分ほどで到着します。

朝の7時から開店している「カフェ・ラパン」は、モーニングメニューをはじめとして、ブレイクタイムにぴったりなケーキやサンドイッチも堪能できます。

今回訪れたのは、休日の朝8時ごろ。

朝早い時間帯にも関わらず、店内はモーニングをお得に楽しむお客さんで賑わっていました。

7時から11時までの時間で注文できるモーニングメニューは、全部で4種類。

メインのパンは、トースト、チーズトースト、タマゴトースト、クロワッサンからセレクトできます。

ドリンクはコーヒーか紅茶、カフェオレの3種類から選択でき、自分好みのモーニングセットが作れる仕様です。

どのセットにもミニサラダが付いてきますが、クロワッサンのセットでは、プラスでヨーグルトも食べられますよ。

注文後は、目の前でマスターが淹れてくれるコーヒーを眺めながらゆったりとした時間が過ごせます。

カウンター席も広々としているため、1人でモーニングを楽しむお客さんも多数。

お客さんは新聞を読んだり、仕事をしたり、友人と会話を楽しんだりと、思い思いの過ごし方をしているため、周りを気にせずゆったりと過ごせます。

今回注文したのは、タマゴトーストとサラダ、ホットコーヒーのセット。

ペーストされたタマゴがこんもりと乗っているトーストは、この1枚で大満足してしまうほどのボリュームです。

白身のつぶつぶ感が残っているトーストは、程よい塩加減で朝の食欲がない時でも食べられるテイスト。

サラダにはシンプルなフレンチドレッシングがかけられており、酸味が効いていて食べやすさも抜群です。

ホットコーヒーは少々苦めのテイスト。

お砂糖やミルクで自分好みの味に調整してみてくださいね。

アットホームで地元の人からも愛されている「カフェ・ラパン」。

ゆったりとした時間の流れを感じたい時に、ぜひ訪れてみてください。

上野は都内でも有数の純喫茶激戦区。

半世紀以上も経営している喫茶店も珍しくありません。

どのお店もメニューの豊富さや居心地の良さ、価格の安さ、マスターの人柄など、人を惹きつける魅力があります。

自分好みの喫茶店を探して、上野に1つ、お気に入り空間を設けてみてはいかがでしょうか。

文： 彅野アン