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「サリサリカリー」は、白楽駅から徒歩数分の場所にあるパキスタンカレーの専門店です。
そもそもパキスタン料理を食べたことがない方も多いかと思いますが、どんな特徴があるのでしょうか。
パキスタンの最も古い文明はインダス文明のモヘンジョダロで、紀元前3000年頃にはウコン、カルダモン、コショウなどのスパイスが収穫されていたそうです。
また、畜産も盛んで肉料理がよく食べられます。
しかし、8世紀にイスラム教が伝来してからは豚肉が禁止されたため、豚肉は使わず鶏肉や羊肉が使われることが一般的。
そのため、現在のパキスタンではスパイスをふんだんに使った鶏肉や羊肉の料理が多く食べられています。
パキスタンカレーは上述した通り、鶏肉や羊肉を使ったカレーが一般的です。
また、健康意識から辛さは控えめで、食材の旨味をしっかり引き出したシンプルな味付けが特徴。
トマトやココナッツミルクを使うこともあり、マイルドな仕上がりになっていることが多いです。
そのため、辛いものが苦手な方や健康意識が高い方でも美味しく食べられるでしょう。
そんなパキスタンカレーですが、日本で特に話題なのが「サリサリカリー」。
1990年代にパキスタンに住んでいたマスターがサリサリカリーの元になったカレーと出会い、帰国後北海道でカレー専門店を始めたのが始まりだそうです。
その後、2007年に横浜にサリサリカリーをオープンしました。
本場パキスタンでよく食べられているカレーを再現しているそうです。
水を使わず食材と塩とスパイスのみで作ったカレーはシンプルながら奥深く、多くのファンに愛されています。
芸能人のファンも多く、美輪明宏さんベッキーさんなどが絶賛。
クレイジーケンバンドのギター担当小野瀬雅生さんは、何度も通うほどの常連だそうです。
また、「ガチでうまい横浜の商店街カレーNO.1 決定戦」(通称「ガチカレー!」)では2014年に優勝。
グルメサービスSARAHが主催する「JAPAN MENU AWARD」でも2018年に至極の一皿として選出されました。
そんなサリサリカリーですが、気になるのは看板に書かれた"一部の人に理解される"というキャッチコピー。
一体どんなカレーなのでしょうか。
今回はそんな「サリサリカリー」に伺い、実際に食べた感想やその魅力をご紹介します!
サリサリカリーの最寄り駅は 東急東横線「白楽駅」です。
白楽駅西口を出たら道なりに進みます。
30mほど歩いて左に曲がります。
六角橋商店街を5分ほど直進します。
「六角橋」という交差点を左に曲がります。
大通りを1分ほど直進します。
左手に「サリサリカリー」が見えてきます。
話題のサリサリカリーは、どんなお店なのでしょうか。
お店の外には「皿の上に母がいる」、「好奇心から始まることもある」などと書かれた看板があり、独特な雰囲気です。
店内はテーブル席が4つあり、16人ほど座れるようになっています。
友人同士で来ている方やひとり客など客層は様々です。
今回、土曜日の13:00頃に伺ったところ、9割ほど席が埋まっていました。
一人でもテーブル席を使えるので広々としています。
席に着くと、説明書きがありました。
水は使わずに食材と塩だけで煮込んでいるカレーは、1000年前から変わらないそう。
紙ナプキンにも名言が書かれているというこだわりぶり。
どんなカレーが食べられるのか期待が膨らみます。
支払いは現金のみです。
サリサリカリーのメニューは「スリーコースセット」1,200円(税込)のみ。
席にはメニュー表もなく、「メニューは1種類のみです」と案内されます。
スリーコースセットの内容は、カレーとサラダとチャイです。
チャイはホットで、食後に注いでもらいます。
スリーコースセットのカレーがこちらです。
特徴的なのは、チキンが崩れるくらいよく煮込まれていること。
玉ねぎとニンニクを6時間かけて煮込んでから鳥もも肉やトマトを加えてさらに9時間煮込んでいるそう。
とても手間がかかっていますね。
このレシピはパキスタン人から直接教わったそうです。
水は使わず野菜だけで水分を出しているためか、優しい旨味が広がります。
「一部の人に理解される」というキャッチコピーですが、素材の味がしっかり出ていて思っていたよりもマイルドな味付け。
日本人の味覚にも合い、辛いものが苦手な方でも美味しく食べられそうです。
日本でよく食べられるルーカレーとは異なり、チキンや野菜そのものを食べるような感覚なので、"一部の人に理解される"というキャッチコピーが付いているのではないかと思いました。
壁には「ほね、食べられます。」という貼り紙が。
筆者も骨の端まで食べてみましたが、思ってたより柔らかく癖になりそうな食感でした。
スリーコースセットにはサラダも付いています。
サラダの具はキャベツ、にんじん、春雨、キクラゲ、きゅうり。
オイルとお酢と塩胡椒で味付けしたどこか昔懐かしいサラダです。
説明書きに「酸味のあるサラダと一緒に食すと良い」と記載されていたので、カレーと合わせて食べてみました。
ニンニクやチキンの旨味たっぷりなカレーと、さっぱりとしたサラダは相性抜群です。
食後にはホットチャイも付いてきます。
チャイは、シナモン、カーダモン、クローブなどを使って甘く煮出したミルクティーのこと。
ほっと安心する味です。
食後のデザートに「ハニートラップ」500円(税込)もおすすめ。
ハニートラップは、ギリシャヨーグルトに蜂蜜とマーマレードをかけたデザートです。
硬めのギリシャヨーグルトと蜂蜜の濃厚な甘さは相性抜群。
まさに「食べた人同士が必ず目を合わせるデザート」です。
サリサリカリーに行った際は、ぜひ食べてみてください。
サリサリカリーではテイクアウトの他、通販もやっています。
持ち帰りの場合は、お弁当を1,000円(税込)で購入できます。
ご自宅や公園で美味しいカレーを食べられるのは嬉しいですね。
また、お店に足を運べない方は通販でも購入できますよ。
公式HPの 注文フォーム からご注文ください。
冷凍カリー1パック(2人前)が1,300円(税込)で、最大10パックまで購入できるようです。
ご自宅でもサリサリカリーのカレーを楽しみたい方は必見です。
住所 : 神奈川県横浜市神奈川区西神奈川3-9-2
マップ : Googleマップ
アクセス : 東急東横線白楽駅下車徒歩7分
電話番号 : 045-294-2136
定休日 : 木曜日、第3水曜日
営業時間 :
予算 : 〜2,000円
禁煙・喫煙 : 禁煙
キャッシュレス決済 : 使用不可
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ
今回は「サリサリカリー」の魅力をご紹介しました。
スリーコースセットのカレーは、トマトやチキンの旨味をしっかり感じられて絶品でした。
健康意識が高い方や辛いものが苦手な方でも美味しく食べられそうです。
ぜひ一度ご賞味くださいね。
最終更新日 : 2022/08/04
公開日 : 2022/08/04