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プルドポークは、英語で「Pulled Pork」と書き、直訳すると「引っ張られた豚肉」という意味です。
大きな塊の豚肉を焼き、フォークなどで肉を引き裂いて(引っ張る)作ることから、その名が付きました。
アメリカでは古くから愛されてきた家庭料理で、プルドポークの料理コンテストも開かれるほどメジャーな食べ物なんです。
味付けはバーベキューソースで、甘味と酸味、スパイスがお肉に絡んで絶品。
パンにもご飯にも合う味付けで、食欲をそそります。
飲食店予約サイト「ぐるなび」が、2020年度のトレンドメニューとして選出したことでも注目度が伺えます。
事実、2018年からの2年間で、プルドポークを提供する飲食店は2.7倍にも増えたというのです。
そんなプルドポーク、一度食べたら病みつきになること間違いなし。
しかし、トレンドメニューと言われているとは言え、まだまだプルドポークが食べられるお店はそう多くありません。
でも、ガッカリするのはまだ早い!
アメリカではバーベキューで作られることが多いですが、おうちで手軽にプルドポークが作れてしまうんです。
しかも、おうちメニューのレパートリーに加えたい魅力がたっぷり!
一体どんなところがおうちメニューとしても魅力的なのでしょうか。
プルドポークは、豚塊肉と、ほんの数種類の調味料で作ることが出来ます。
塊肉はロースが主流ですが、モモやヒレ、肩ロースでもOK。
スーパーでも簡単に手に入る部位ですし、お値段もさほど高くないので、気軽に作れるのが魅力です。
バーベキューソースの味でしっかりと味付けされているため、冷めても味がぼやけることなく、美味しく食べられます。
また、じっくりと火を通すことで硬くならず、ジューシーに仕上がるのも美味しさの秘訣。
作り置きにも向いているので、忙しい人にもおすすめしたいレシピです。
炊飯器や圧力鍋で調理ができるので、ずっとお鍋の前に立って見張っておかなくても良いところも魅力。
煮込んでいる間に他のお料理を作ることもできるだけでなく、ちょっと一息休憩できるのも嬉しいところです。
ただし、圧力鍋を使用する際は時々加圧の様子を見てくださいね。
なお、炊飯器は5合炊き以上の物がおすすめ。
炊飯器の機種によっては、調理に使用できないものもあるので、事前に取扱説明書を確認してください。
肉料理と聞くと高カロリーで脂っぽい印象を抱きがちですが、プルドポークは違います。
調理の段階で余分な脂が落ちるため、肉料理にしてはカロリー控えめ。
ガッツリ食べられる肉料理なのにヘルシーとは嬉しいですね。
焼いた塊肉をほぐして作るプルドポーク。
ほぐしたお肉はかさが増して、さらにボリュームが出ます。
人数の多いご家庭やたくさん作って作り置きしたい場合にも重宝するボリュームレシピです。
プルドポークのアレンジ力は幅広いです。
ご飯に盛り付けたり、パンにはさんでサンドイッチにするほか、パスタやカレーの具に、細かく刻んで炒飯やピラフに入れても美味しいです。
その日残ったプルドポークを翌日アレンジしていただけば、飽きも来ない上に経済的です。
1. チリパウダーをまぶした豚塊肉を3等分に切り、バターを熱したフライパンで焼き目がつくまで焼く
下味のチリパウダーは、小さなお子様がいるご家庭では塩コショウで代用すると良いでしょう。
断面すべてに焼き目がつくようにこんがりと焼きつけます。
肉汁をギュッと閉じ込めるのが目的なので、あまり焼きすぎないのがポイントです。
2. 炊飯ジャーに1の豚肉と調味料を全て、炊飯器の炊飯ボタンをON
普通モードで炊飯してください。
あとは炊き上がりを待ちます。
炊き上がるとこのような感じです。
豚肉の脂もたっぷり出ていました。
ソースがサラサラしすぎている場合は、鍋に移し替えてとろみが出るまで煮詰めると良いでしょう。
豚肉にしっかりとソースが絡んで、より味わい深くなります。
3. 豚肉をフォークでほぐす
豚肉の繊維に沿って、フォークでほぐします。
脂身の部分はフォークではほぐれないので、包丁で細長く切ると良いでしょう。
脂身が苦手な方は、取り除いても問題ありません。
4. ほぐした3の豚肉にソースを絡める
出来上がり!
たったの4工程でプルドポークの完成です。
圧力鍋で作ると、お肉がとっても柔らかくホロホロに。
ほぐす作業も簡単で、1時間以内に本格的なプルドポークが作れます。
アメリカでは庭やバルコニーで日常的に楽しまれるバーベキュー。
プルドポークは、そんなバーベキュー料理の定番です。
家庭で手軽に作るのももちろん良いですが、バーベキューの際にはぜひ本場仕込みのプルドポークを作ってみましょう。
時間はかかりますが、他の作り方同様、手間はかかりません。
炭をおこすと同時に作り始め、じっくり出来上がりを待つのも楽しみのひとつですよ。
バーベキューグリルのレイアウトは、グリルの半分に炭を置き、もう半分には炭を置かない「ツーゾーン・ファイア」がおすすめです。
グリルに蓋がない場合は、ステンレス製のボウルをかぶせてもOKです。
前述の通り、プルドポークは一度にたくさんの量ができるので、色んな食べ方で味わうのも楽しみどころ。
既に味がしっかりとついているので、乗せるだけ、挟むだけ、入れるだけでバッチリ味も決まります。
プルドポークをサラダにたっぷり乗せると、ボリューム満点・栄養満点のパワーサラダに。
見栄えも豪華になるので、おもてなしのお料理にもおすすめです。
器に野菜を盛り、プルドポークをのせて出来上がり。
パテを作って焼いて…と、おうちで作ると意外と手間のかかるバーガー類。
しかし、プルドポークをバンズに挟むだけで、あっという間にボリュームバーガーが完成します!
プライドポテトやピクルス、サラダなど、お好みの付け合わせと一緒に召し上がれ。
洋風の味付けなのに、パンだけでなくご飯との相性も良いプルドポーク。
ご飯に乗せるだけという超スピードメニューなので、事前にプルドポークを作っておけば忙しい日の夕飯づくりの救世主として大活躍することでしょう。
休日のランチメニューにもおすすめですよ。
器にご飯を盛り、プルドポークを乗せイタリアンパセリを飾って出来上がり。
一度に大量に作れるプルドポーク。
食べきれない時は、冷凍保存がおすすめです。
プルドポークのしっとり、柔らかな食感を損なわないために、密閉して冷凍することが大切。
ソースをたっぷり絡めてジッパー付きのポリエチレン袋にプルドポークを入れ、平らにならして冷凍庫へ入れます。
また、小分けしておけばある日はプルドポークライス、またある日はプルドポークサラダというように、何回もプルドポークの料理が楽しめます。
ソースを絡めたプルドポークをラップに包んで小分けにし、ジッパー付き袋に入れて冷凍するのもおすすめです。
しっとり柔らかく、芳しいバーベキューソースが味わい深いアメリカの家庭の味「プルドポーク」。
炊飯器や圧力鍋で手軽に作れて、アレンジもさまざま。
さらに冷凍までできてしまうのだから、作ってみない手はありません。
ぜひたっぷり作って、色んな楽しみ方で味わってみてください。
監修:エバラ食品工業株式会社 コミュニケーション部 田中敬二
バーベキュー上級インストラクター/お肉検定1級。
2004年、エバラ食品工業株式会社に入社し、仙台と大阪にて営業を担当。
2014年にエバラバーベキューエキスパートチーム(EBET)の活動を開始。
2015年に商品開発を担当、2016年に販売促進を担当。
最終更新日 : 2020/11/10
公開日 : 2020/11/10