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冷製パスタは、普通の温かいパスタに使う麺を使用しても問題ありません。
しかし、よりおいしく食べるなら「 カッペリーニ 」がおすすめです。
カッペリーニは、直径1mmほどのロングパスタです。
この太さは、日本のそうめんと同程度。
カッペリーニ発祥の国、イタリアの「髪の毛」を意味する言葉が由来とされている、スパゲティのなかでも細いタイプの麺です。
カッペリーニはその細さのため、ゆで時間も2〜3分ほどと短くて済みますが、温かいままで食べようとするとちぎれやすいのが難点です。
そのため、カッペリーニをおいしく味わうなら、ゆでたあとで冷水にさらし、固く締めてから食べることをおすすめします。
写真は、上の麺が直径1.7mmの一般的なスパゲティ、下の麺がカッペリーニです。
ぱっと見ただけではわかりづらいかもしれませんが、調理して口に入れるとその違いは明らかです。
カッペリーニのほうが細くて口当たりがよく、つるりとのどを通ってくれます。
カッペリーニは、冷製パスタのあっさりとした味わいと相性がよいことも特徴です。
もしカッペリーニが手に入らない場合は、直径1.4mmほどの細めのスパゲティを使用してもかまいません。
冷製パスタを作るときは、カッペリーニなどの細めの麺を選びましょう。
トマト・モッツァレラ・バジルは、イタリア料理のカプレーゼでもおなじみの組み合わせ。
トマトの酸味やモッツァレラのうまみ、バジルの清涼感のある香りは、冷製パスタの具材にもぴったりです。
今回のレシピでは手軽に作れるように、ミニトマトやチューブタイプのすりおろしにんにくを使用しています。
具材をカットして調味料と合わせたら、ゆでたスパゲティと絡めるだけで、本格的な味わいの冷製パスタが完成します。
このレシピでは、冷製パスタの基本的な作り方や、おいしく作れるポイントを細かくお伝えしています。
まずこちらのレシピに挑戦して、冷製パスタのコツを覚えると良いでしょう。
この冷製パスタでさわやかな味わいを楽しみ、ほてった体を癒してください。
【1人分】
1. ミニトマトは半分、大きいものは4等分に切る。
2. モッツァレラは半分に切る。
通常サイズのモッツァレラを使用する場合は、1でカットしたミニトマトと同じくらいの大きさに切ってください。
3. ボウルにミニトマトを入れて塩を振り、ヘラなどで混ぜて全体になじませて5分ほど置く。
4. ミニトマトから水分が出てきたら、チューブにんにく・オリーブオイル(ソース用)・レモン汁を加える。汁気がにごって、とろみのあるソース状になるまでよく混ぜる。
5. モッツァレラと、手でちぎったバジルを加え、軽く混ぜ合わせる。冷蔵庫に入れて冷やしておく。
バジルはトッピング用に少し残しておいてください。
6. 大きめのボウルにたっぷりの氷と水(500ml、分量外)、塩(3g、分量外)を入れて溶かしておく。
ゆでたスパゲティを冷ますための氷水です。塩を入れておくと、スパゲティに付いたゆで汁の塩味が薄まりません。
7. 鍋に水(1000ml、分量外)と塩(15g、分量外)を入れて沸かし、スパゲティを袋の表示時間+1分間ゆでる。
8. スパゲティをざるに上げて湯を切ってから、氷水に入れて冷ます。
氷水でよく冷やして、スパゲティをしっかり締めましょう。
9. スパゲティが冷めたらざるに上げて、しっかり水気を切る。
スパゲティを冷やした氷水はまだ使用するので、スパゲティはトングや手ですくい上げてざるに移してください。
スパゲティに水気がたくさん残っていると、料理の味がぼやけてしまいます。
ざるで水を切ってから、ペーパータオルで包むようにして水気を取るとなお良いでしょう。
10. スパゲティを5のボウルに移し、ボウルごと9の氷水に当てて冷やしながらよく混ぜ合わせる。
11. 器に盛りつけて、オリーブオイル(仕上げ用)をかける。バジルをトッピングする。
ミニトマトは塩を振って味を凝縮させているので、甘酸っぱさが引き立っています。
ほのかなにんにくの香りが食欲をかき立てて、食べる手が止まらなくなる冷製パスタです。
冷製パスタは、和風アレンジも楽しめます。
このレシピではしょうゆやポン酢を加えて、あっさりした味わいの冷製パスタに仕上げています。
ポン酢やオリーブオイルの風味が効いており、さわやかな印象です。
しかし、ツナ缶がたっぷり入っているので、食べごたえは十分あります。
なすは電子レンジを使って加熱するので、コンロの火を使うのはパスタをゆでるときだけ。
火をあまり使いたくない夏場でも、楽に作れるレシピです。
なすのジューシーさやツナのうまみを感じながら、おいしく食べてくださいね。
【1人分】
1. なすはへたを切り落とし、縦半分に切る。7mmほどの幅で斜めにスライスする。
2. 耐熱ボウルになすとオリーブオイルを入れて、なす全体にオイルをなじませるように混ぜる。ふんわりラップをかけて、なすに火が通るまで600wの電子レンジで3〜4分加熱する。
3. ボウルに2のなす・ツナ缶・しょうゆ・ポン酢しょうゆを入れる。汁気がにごり、とろみのあるソース状になるまでよく混ぜる。冷蔵庫に入れて冷やしておく。
ツナ缶は浸かっている油ごと加えてください。
やわらかくなったなすは崩れやすいので、ボウルを傾け、下にたまった汁気だけを混ぜるようにすると良いでしょう。
4. 大きめのボウルにたっぷりの氷と水(500ml、分量外)、塩(3g、分量外)を入れて溶かしておく。
5. 鍋に水(1000ml、分量外)と塩(15g、分量外)を入れて沸かし、スパゲティを袋の表示時間+1分間ゆでる。
6. スパゲティをざるに上げて湯を切ってから、氷水に入れて冷ます。
7. スパゲティが冷めたらざるに上げて、しっかり水気を切る。
8. スパゲティを3のボウルに移し、ボウルごと氷水に当てて冷やしながらよく混ぜ合わせる。
9. 器に盛りつけて、青じそをちぎってトッピングする。
ツナは缶詰の油ごと加えているので、味わいにうまみがあふれています。
青じその心地よい香りも、涼しさを演出してくれるでしょう。
クリーミーで濃厚なコクのあるアボカドと、脂がのったサーモンは、相性のよい組み合わせです。
アボカドの緑色とサーモンのオレンジ色が合わさると、見た目にも鮮やかですね。
ここからは、アボカドとスモークサーモンを使った冷製パスタのレシピを紹介します。
アボカドとサーモンはどちらも濃厚な味わいなので、冷製パスタにすると口当たりが重くなりがちです。
しかし、レモンの酸味、オリーブオイルのさわやかな香りとほのかな苦味が、パスタを軽やかに仕上げてくれます。
パスタのアクセントは、スモークサーモンの燻製香。
塩気もあるので、味と香りのメリハリがついて最後まで食べ飽きません。
おひとり様のランチに食べるのもよいのですが、ディナーの一皿として、白ワインやロゼワインを合わせて楽しむのもおすすめです。
お好みのシチュエーションで食べてみてくださいね。
【1人分】
1. アボカドは皮と種を取り除き、1cm角に切る。
2. スモークサーモンは一口大に切る。
3. ボウルにアボカド・粉チーズ・チューブにんにく・レモン汁・塩・オリーブオイル(ソース用)を入れて、フォークなどでアボカドをつぶしながら混ぜ合わせる。冷蔵庫に入れて冷やしておく。
4. 大きめのボウルにたっぷりの氷と水(500ml、分量外)、塩(3g、分量外)を入れて溶かしておく。
5. 鍋に水(1000ml、分量外)と塩(15g、分量外)を入れて沸かし、スパゲティを袋の表示時間+1分間ゆでる。
6. スパゲティをざるに上げて湯を切ってから、氷水に入れて冷ます。
7. スパゲティが冷めたらざるに上げて、しっかり水気を切る。
8. スパゲティを3のボウルに移し、ボウルごと氷水に当てて冷やしながらよく混ぜ合わせる。
9. スモークサーモンを加えて、軽く混ぜ合わせる。
10. 器に盛りつけて、オリーブオイル(仕上げ用)をかける。粗びき黒こしょうを振る。
アボカドはつぶしてソースにしているので、スパゲティによくなじみます。
どこを口にしてもアボカドのコクのある味わいが感じられますが、レモンが効いているのでさっぱりと食べられます。
スモークサーモンのとろけるような食感も楽しんでくださいね。
温かいパスタでも人気のメニュー、明太子クリームを冷製パスタで再現しました。
クリームパスタはこってりしていて、夏には向かないように思うかもしれません。
しかし、この明太子クリームの冷製パスタは、暑い時期にぴったりな、さっぱりとした食べ心地です。
軽い味わいの秘密は、牛乳とオリーブオイル。
温かいクリームパスタでは、生クリームやバターを使用して濃厚に仕上げるのが一般的です。
今回ご紹介するレシピでは、これらの食材の代わりに牛乳とオリーブオイルを使い、軽やかな口当たりに仕上げています。
明太子の強いうまみと辛味が、クリームソースでほどよくまろやかになり、食べやすい味わいです。
夏に最適な冷たいクリームパスタを、ぜひ一度お試しください。
【1人分】
1. 青じそは千切りにする。
2. スプーンなどで中身をこそげ取るようにして、明太子の薄皮を取り除く。
明太子は、トッピング用に少し取り分けておいてください。
3. ボウルに明太子・牛乳・マヨネーズ・めんつゆ・オリーブオイルを入れて、よく混ぜ合わせる。冷蔵庫に入れて冷やしておく。
めんつゆは濃縮倍率によって味の濃さが異なるので、量を調整してください。
4. 大きめのボウルにたっぷりの氷と水(500ml、分量外)、塩(3g、分量外)を入れて溶かしておく。
5. 鍋に水(1000ml、分量外)と塩(15g、分量外)を入れて沸かし、スパゲティを袋の表示時間+1分間ゆでる。
6. スパゲティをざるに上げて湯を切ってから、氷水に入れて冷ます。
7. スパゲティが冷めたらざるに上げて、しっかり水気を切る。
8. スパゲティを3のボウルに移し、ボウルごと氷水に当てて冷やしながらよく混ぜ合わせる。
9. 器に盛りつけて、刻みのり・青じそ・明太子をトッピングする。
クリームソースで少しマイルドになっていますが、明太子の風味はしっかりと感じられます。
ほどよいコクを楽しみながら、軽快に食べられる夏のクリームパスタです。
ここから紹介する冷製パスタの主役は、豊潤な甘みとあふれる果汁が特徴のフルーツ「桃」です。
桃の旬である7〜8月は夏の盛りで、冷製パスタをおいしく食べられる時期でもあります。
フルーツとパスタはあまり見られない組み合わせかもしれませんが、桃の冷製パスタはいちおしの一皿です。
桃の味わいに、にんにくやバジル、ビネガーの風味が調和して、意外なおいしさが楽しめます。
生ハムなどを加えて、塩気をプラスするのもポイントです。
甘みが際立つことで、桃の魅力がより引き出されます。
桃が出回る時期にしか味わえない、季節限定のちょっと贅沢な冷製パスタです。
ひとりで楽しむお家ランチはもちろん、おもてなしの一皿にもおすすめします。
【1人分】
1. 桃はくし型にカットし、皮をむく。
2. 塩(桃用)をふり、10分ほど置く。
桃の余分な水分を出して、味を凝縮させます。
3. にんにくはみじん切りにする。
4. 生ハムは食べやすい大きさに手でちぎる。
5. ボウルに桃・にんにく・白ワインビネガー・塩(ソース用)・オリーブオイルを入れる。汁気がにごり、とろみのあるソース状になるまでよく混ぜる。
ボウルを傾け、下にたまった汁気だけを混ぜるようにすると、桃を傷つけません。
6. バジルをちぎって加え、軽く混ぜ合わせる。冷蔵庫に入れて冷やしておく。
バジルはトッピング用に少し残しておいてください。
7. 大きめのボウルにたっぷりの氷と水(500ml、分量外)、塩(3g、分量外)を入れて溶かしておく。
8. 鍋に水(1000ml、分量外)と塩(15g、分量外)を入れて沸かし、スパゲティを袋の表示時間+1分間ゆでる。
9. スパゲティをざるに上げて湯を切ってから、氷水に入れて冷ます。
10. スパゲティが冷めたらざるに上げて、しっかり水気を切る。
11. スパゲティを6のボウルに移し、ボウルごと氷水に当てて冷やしながら、やさしく混ぜ合わせる。
12. 器に盛りつけて、生ハムを添える。オリーブオイル(仕上げ用)をかけて、バジルをトッピングする。
桃の甘みは濃厚ですが、ビネガーの酸味やにんにくの風味で味が締まるため、決して甘ったるくはなりません。
バジルの香りがさわやかに漂う、夏にぴったりの一品です。
以上、冷製パスタのおすすめレシピをご紹介しました。
食欲が落ちていても食べやすく、さまざまにアレンジできる冷製パスタは、夏だからこそ楽しめる料理です。
ぜひ本記事のレシピを参考にして冷製パスタを作り、涼を感じるおいしいひとときを過ごしてください。
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最終更新日 : 2023/08/02
公開日 : 2023/08/02