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ミクロネシア・ハワイ・グアム
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ハワイ
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暖かく過ごしやすい気候と、澄んだ美しい海が魅力的なハワイ。
海外旅行といえばハワイという時期もあったように、日本とハワイの繋がりは強いです。
ハワイで楽しめる料理は、ハワイ王国の時から伝わる伝統的な料理と、移民の方たちが伝えたローカル(ロコ)料理の2種類。
移民の40%近くがアジア系ということもあり、ハワイでいただけるロコ料理はアジアの雰囲気を残したものが多いのも特徴です。
また、日本からは沖縄から移民としてハワイに渡った方が多いため、「スパムむすび」や餅粉を使った竜田揚げ「モチコ・チキン」といった料理が伝わっています。
そうした背景もあり、ハワイで食べられる料理は日本人の口に合うものが多いです。
ヨーロッパ、アフリカ、アジアなどから多くの移民を受け入れてきたハワイならではの食文化を、ぜひ現地でたっぷりとお楽しみください。
ハワイの肉料理は「イム」と呼ばれる石窯を使ったものが多いです。
レストランではイムではなくオーブンを使って調理されますが、ハワイツアーで「ルアウ」と呼ばれるお祭りに参加すると、イムで調理した伝統的な肉料理を楽しむことができます。
「カルア・ピッグ」は、豚を一頭丸ごと蒸し焼きにしていただくハワイの伝統的なお祝いの料理です。
イムと呼ばれる地面に穴を掘って作る石窯で、水分を逃さないようにバナナの葉に包んでじっくりと蒸し上げた豚肉は、ほろほろと柔らかく、まさにお祝いに相応しい逸品です。
レストランで提供されるカルア・ピッグは、バナナの葉ではなくキャベツに包んでオーブンで焼き上げたものですが、それでもその美味しさは変わりません。
基本的な味付けは、ハワイアンソルトのみとシンプル。
葉物野菜で包むことによって肉汁や旨味を逃さず、豚肉の美味しさが十二分に引き出されています。
豚肉を包むのに使われている野菜も、お肉から溢れ出した肉汁を吸い込んで美味しくなっています。
また、伝統的なカルア・ピッグは「ポイ」と呼ばれるタロイモから作られるペーストと一緒にいただくもの。
基本的にカルア・ピッグはライスと一緒に提供されることが多いですが、ポイはハワイのソウルフードでもあるため、ハワイにあるお店であればライスではなくポイに変更することが可能です。
好みはありますが、ポイはお芋からできているのでクセもなく食べやすいので、ハワイに足を運んだ際には一度カルア・ピッグ&ポイの組み合わせを試してみてください。
カルア・ピッグと並ぶハワイのソウルフードである「ラウラウ」。
同じイムやオーブンを使って蒸し上げる料理ですが、カルア・ピッグとの違いは「ティ」と呼ばれる香りつけの植物とタロイモの葉を必ず使うところです。
タロイモの葉の中心に豚肉や鶏肉、魚肉を入れてしっかりと包んだものを、更にティの葉やバナナの葉に包んで蒸し上げます。
ティやバナナの葉は食べられませんが、タロイモの葉は中に入れた具材と一緒にいただけますよ。
しっかり蒸されたタロイモの葉は柔らかく、中の具材にもティやバナナの葉の香りが移っていて、ハワイアンソルトのみの味付けとは思えないほどふくよかな味わい。
ハワイ版のロールキャベツのようなものと考えていただくと想像しやすいでしょうか。
中に入れる具材は豚バラ肉や鶏もも肉、魚の場合は銀ダラを使うのが一般的。
ベジタリアンの方向けにサツマイモやニンジンを入れたラウラウもありますが、タロイモの葉に脂が染み渡ると旨味がグンと増すことから、脂の乗った食材を使用するのもラウラウの重要なポイントです。
ハワイの照り焼きチキンこと「フリフリ・チキン」。
鶏肉を一匹まるごと、もしくはぶつ切りにしたものを鉄串に刺し、フリフリ・ソースと呼ばれる甘辛いタレを塗り付けながら炭火の上でじっくり焼き上げる肉料理です。
フリフリ・チキンの「フリ」は、ハワイの言葉で「回す」という意味。
鉄串を回転させて余分な脂を落としながら焼いたフリフリ・チキンは、パリパリの皮にはソースの味がしっかりしみ込んで香ばしく、中の肉はしっとりジューシーな味わいです。
元はハワイ出身のポルトガル系アメリカ人のアーニー・モルガド氏と、日系養鶏家のマイク・アサギ氏が、資金調達のために学校や教会の前で販売を始めたのがフリフリ・チキンのはじまり。
モルガド氏の母が作った特製フリフリ・ソースと鶏肉の美味しさから、今ではハワイのローカルフードとして定着しました。
フリフリ・チキンの始まりである屋台はもちろん、スーパーマーケットやドライブイン、レストランなどでも気軽に楽しめる料理です。
ぶつぎりにされた雄牛(オックス)のテールがごろごろ入った、ハワイの名物「オックステール・スープ」。
レンゲでつつくだけで骨からあっさり身が離れるほどじっくり煮込まれた牛テール。
そこから出た風味豊かなスープが美味しい逸品です。
オックステール・スープはそのままいただくのも良いですが、スープを食べられるお店なら卓上に必ず置いてある刻み生姜をいれるのもおすすめ。
コラーゲンたっぷりの牛スープに生姜のさっぱり感が加わることで、最後まで飽きずに美味しくいただけます。
ちなみに、オックステール・スープには、どのお店でもデフォルトでパクチーがたっぷり入っているので、苦手な方はご注意ください。
事前にパクチー無し、もしくは別添えでと頼んでおくと良いでしょう。
ハワイの伝統的な干し肉「ピピカウラ」。
「ピピ」は牛肉、「カウラ」は紐という意味で、その名前の通り細長い形に切った牛肉に調味料を刷り込み、干した料理です。
干し肉といっても保存目的でガチガチに固められたものではなく、ソフトジャーキーのような食感。
天日干しも平均一日程度で終わらせるため、外側は硬くても中のお肉はしっとり柔らかでジューシーなのが特徴です。
ピピカウラはそのまま食べるのはもちろんですが、なんといってもお酒との相性が抜群!
冷たいビールと一緒に是非どうぞ。
ハワイには昔から日本と同じく魚の生食文化がありました。
現在では日本や中国の移民たちの影響を受けて、さらに進化したハワイならではの魚料理を楽しむことができます。
新鮮なサーモンと一緒に、角切りにしたトマトや水にさらした玉ねぎを混ぜ合わせた「ロミロミサーモン」。
ハワイでは主に前菜やサラダのような位置づけで食べられています。
「ロミロミ」は「マッサージをする」の意味。
その名前の通り、ロミロミサーモンは具材や調味料を丁寧に揉みこむようにして調理するのが特徴です。
基本的な具材はサーモン、トマト、玉ねぎですが、ほかにも唐辛子やキュウリを加えるアレンジも。
作ったロミロミサーモンは、冷蔵庫で冷やして味が具材に満遍なく浸み込んでからいただくのがベストです。
また、お店によっては氷を加えて提供されることもあります。
ハワイの魚料理といえば「ポケ」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
ぶつ切りにした魚の切り身にごま油をまぶし、海藻やハワイアンソルト、醤油などと混ぜ合わせていただく料理です。
お店によっては唐辛子やニンニク、マカダミアナッツやククイと呼ばれる植物の実、ゴマが加えられていることもあります。
「ポケ」とはハワイ語で切り身の意味。
昔からハワイでは、生魚の切り身を海藻や野菜、塩と合わせて食べる文化がありました。
そこに日本や中国の移民たちの食文化が混ざって、現在の食べ方に変化したとされています。
調理に使われる魚は「アヒ(マグロ)」、「アク(カツオ)」、「タコ」、「マッスル(ムール貝)」が一般的。
魚の切り身以外にも「リム(海藻)」や「アラエ(山菜)」、「キムチ」といった野菜がメインになったポケもあり、そちらもおすすめです。
また、ごま油や醤油と一緒にいただくポケはご飯との相性も抜群。
ポケをご飯の上に乗せた「ポケ・ボウル」として、フードトラックやスーパーで気軽に楽しめます。
ハワイに足を運んだら、一度は食べておきたいものの一つに「ガーリックシュリンプ」があります。
付け合わせのレモンをさっと絞って、強めににんにくが効いたバターソースと一緒にいただくぷりぷりのエビは、食べ始めたら手が止まらなくなる味わいです。
味付けは王道のバターガーリックのほか、さっぱり系のレモン&ペッパーやぴりりと辛いホット&スパイシー、シンプルなソルト&ペッパーなどもあります。
お店によって味付けや調味料が異なるので、色々と食べ比べてみるのもおすすめです。
ハワイで一般的に食べることができるガーリックシュリンプは、殻付きのものがほとんど。
殻を剝かなくては食べられないため、手に思いっきりソースがつくという欠点もありますが、それも気にならないほどの美味しさが魅力です。
使用されているエビは、ハワイでも有数のエビ養殖場があるオアフ島カフクのシュリンプであることが多いですが、お店によってはプラウン(車海老)を使ったものもあります。
お値段は少々上がりますが、肉厚で甘く食べ応えのあるプラウンは、満足できることでしょう。