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「紅虎餃子房」は、1996年に創業した中華料理レストランです。
運営企業の「際コーポレーション」は、「食」を中心とした衣食住のライフスタイル創造企業。
レストランやホテル、食料・衣料・雑貨など多種多様な約120ものブランドを、全国に約300店舗展開しています。
「紅虎餃子房」は「中国の庶民的な料理を大勢の人に気取らずに食べていただきたい」という想いのもと誕生したそう。
そのためか、全国のイオンモールやアウトレットといった人がたくさん集まる場所に店舗を構えているのが特徴です。
中国から厨師や点心師を集め、日本式的な中華料理ではなく、本場の味を再現しています。
価格も1,000円〜2,000円と比較的リーズナブル。
ファミレスに来る感覚で中国の庶民的な家庭料理を食べられますよ。
さらに、テイクアウトメニューも充実しています。
「大餃子」や「エビチリソース」など単品メニューのほか、「紅虎のオードブル」もあります。
30分ほど時間があれば事前予約なしで当日注文可能です。
中華料理は見た目が豪華で特別感があるので、家族や友人との集まりで出すと盛り上がるでしょう。
また、自宅で「紅虎餃子房」の味を楽しめるように、通販サイト「 KiwaBazaar 」で食料品が販売されています。
後にも紹介する「紅虎餃子房」で大人気の担々麺をはじめ、際コーポレーションが運営する他のレストランの商品も多数!
家庭でもレストランの味を楽しんでみてくださいね。
今回筆者が訪れたのは、イオンモール内にある店舗。
中華料理を載せた大きな看板やメニューのサンプルが目を引きます。
平日の11時過ぎという比較的空いている時間に訪れましたが、オープンしてすぐにもかかわらず、すでに何組かお客さんが入っていました。
そして12時を過ぎる頃には満席に。
平日の昼間でも賑やかな様子から、それだけ人気のお店だということが伝わってきます。
お客さんの年齢層は幅広く、幼児〜高齢者まで各々が食事を楽しんでいました。
子供用のイスが用意されており、キッズメニューもあります。
ベビーカーが通るスペースは十分に取れますが、ベビーカーのお客さんは他のお客さんに気を遣わず出入りしやすいよう、入り口近くに案内されていました。
他にもビジネスマンが昼休憩に来ていたり、お一人様客が窓際で静かに食べていたりなど、性別・年齢・属性関係なしに様々な人が訪れていました。
店内は賑やかですが騒がしすぎず、多少大きな声で会話しても気になりません。
イオンモール内という立地もありますが、家族連れが多い印象です。
「紅虎餃子房」は店構えにもこだわりがあります。
香港や北京の裏路地にある店舗を再現すべく、自社の美術スタッフによってコンセプトに合った店舗づくりを徹底。
中国から1つ1つ選んで仕入れたアンティーク家具を配置し、エイジング加工や装飾を行っているのです。
例えば、店内のテーブルは中国式の丸テーブル。
4人以上の大人数でもお互いに顔を合わせて会話を楽しみながら食べたり、料理をシェアしたりできる配置です。
壁には龍の絵画や獅子舞のポスターなどが貼られ、インテリアを眺めるだけでも面白いですよ。
スタッフの動きもテキパキしており、料理の待ち時間は10分ほど。
最初に出された料理が冷めないうちに次々と運ばれてくる様子は、本場中国にいるような臨場感がありました。
「紅虎餃子房」をひとことで表すなら、「中国のファミレス」と言えるでしょう。
ファミリー層を中心に幅広い年代が訪れ、活気もあってエネルギーに満ち溢れる店内でした。
今回は家族3人(大人2人、男子小学生1人)で訪れ、「紅虎餃子房」の人気メニュー4つを注文。
メニュー表ではそれほど量は多くないように見えましたが、実際に注文してみるとその大きさ・量に驚きました!
結果、家族みんな「これ以上食べられない」と言うほどお腹いっぱいに。
メニュー表の写真よりも量が少ないと感じる飲食店が多い中、「紅虎餃子房」は写真のイメージよりも量が多いです。
お腹いっぱいになる一方で、食べきれない場合もあるため、誰かとシェアするのがおすすめです。
ただ、食べ盛りの子供がいるファミリーであれば、味も量も家族みんな満足できること間違いなし!
価格もメインのおかず1品800円〜1,000円ほどなので、たまの外食程度なら家計を圧迫することはありません。
「紅虎餃子房」で何を食べるか迷っている人は、まずは次に紹介する人気メニューを試してみてくださいね。
創業時に看板メニューとして作られたのが「鉄鍋棒餃子」2本 319円/5本600円(税込)
「紅虎餃子房といえば棒餃子!」と言われるほど、「紅虎」の名前と共に広まった名物メニューです。
現在ではスーパーにも餃子の丸い皮と並んで四角い皮も売られるようになりました。
「鉄鍋棒餃子」は熱々の鉄板に乗ってジュージューと音を立てながら提供されます。
そのシズル感が食欲をそそりますね。
四角い鉄鍋は餃子のサイズに合わせて、鋳物工場で特別に作っているのだそう。
熱いので直接鉄鍋に触れないように注意していただきましょう。
皮は歯切れが良く、噛んだ瞬間から口の中に肉汁があふれてきます。
従来の餃子の餡よりもたくさんの具材を使って餡を作っているためか、風味が良くて歯応えがありました。
ほど良くニンニクが利いており、飽きずに何個でも食べられそうです。
しばらく鉄鍋が熱いので、時間が経っても冷めないのが嬉しいですね。
「黒胡麻担々麺」990円(税込)も「紅虎餃子房」の名物メニューの1つ。
このメニューが登場した1998年当時は、白ごまペーストを使った担々麺がブームでした。
そんな中で「鉄鍋棒餃子」に続く人気商品を生み出すべく、あえて黒ごまを使った担々麺を開発したところ、見事に大ヒットしたのです。
ところで、本場である四川の担々麺には汁が無いのをご存知でしょうか?
四川料理はあまりの辛さで日本人に合わなかったため、汁とごまを使ってクリーミーに仕上げているんです。
「黒胡麻担々麺」にも香りが高くコク深い黒ごまペーストが使われています。
「紅虎餃子房」はそこへさらに四川らしい辛さやインパクトを出すため、唐辛子に加え、花椒(ホアジャオ)をふんだんに入れました。
そうして誕生した「黒胡麻担々麺」。
スープには大量の黒ごまが浮かんでおり、見た目はとにかく黒いです。
提供された瞬間から香辛料の香りが鼻をついてきて、これまた食欲をそそります。
たっぷりのごまと香辛料が麺に絡むので、ごまと香辛料の風味をダイレクトに感じる1品です。
ひと口食べるだけでは「少しピリ辛かな?」と感じる程度ですが、食べ進むほどに辛さが増してきます。
そして、辛いのに重くなく、最後までスッキリ食べられるから不思議!
最後まで完食しても、もう1品くらい食べられそうでした。
コクとクリーミーさと辛さのバランスが絶妙な「黒胡麻担々麺」は、まさに四川と日本の良さを良いとこ取りした、国際コラボレーションメニューだと言っても過言ではありません。
見た目に最もインパクトを受けたのがこちらの「黒酢の真っ黒スブタ」1,628円(税込)です。
先述の「黒胡麻担々麺」以上に真っ黒!
さらに、げんこつサイズの豚肉が3〜4つほどゴロゴロ入っています。
メニュー表の写真では想像し得なかったボリュームに驚いたと共に、ワクワク感もありました。
こうしたエンタメ要素があるのも「紅虎餃子房」が人気の理由なのかもしれませんね。
日本の酢豚はケチャップで作るため赤いですが、ケチャップは西洋の調味料。
「紅虎餃子房」では中国の古い書物から黒酢を使ったレシピを紐解き、この真っ黒な酢豚が完成しました。
写真からでも伝わってくるツヤ感。
大きな豚肉とぶつ切りたまねぎに、粘性の強い黒酢がねっとり絡みます。
箸だけでは切れないので、ナイフとフォークで切っていただきます。
豚肉はしっとりと炊き上げられていて、噛みごたえあり。
口に入れた途端、黒酢の風味がいっぱいに広がり、酸味の中に甘味と中国醤油によるコクも感じられました。
弾力のある豚肉は噛むほどに旨味が出てきて、酸味が後味を引きます。
+200円で白ごはん付き、+250円で定食セットにもできますよ。
定食は白ごはん・スープ・ザーサイ付き。
酸味が強く白ごはんが欲しくなるので、セットがおすすめです。
「紅虎餃子房」の中ではやや高めの価格帯ですが、食べてみて納得。
他店ではこんなに真っ黒で黒酢の効いた酢豚は食べられません。
そして何より、1つ1つのお肉が大きいことで見た目よりも量が多く、お腹いっぱいになりますよ。
ちなみに、店舗によってはケチャップを使った赤い酢豚メニュー「昔ながらの酢豚」もあります。
こちらは酸味は抑えつつ、懐かしさのある味わいなので、食べ比べてみても良いですね。
老若男女問わず誰もが好む「油淋鶏」1,045円(税込)も人気メニュー。
油淋鶏は少なめの油でカリッと揚げた鶏の唐揚げに、刻んだネギと甘酢をかけた料理です。
「紅虎餃子房」の「油淋鶏」には香味野菜がたっぷりかかっていますよ。
使われている部位は鶏もも肉で、子供の拳ほどのサイズが5〜6個ありました。
今回注文したのは単品ですが、定食セットにもできます。
こちらもメニュー表の写真よりサイズ・量が多いため、覚悟して注文してくださいね。
そうとはいえ、あまりの美味しさにあっという間に無くなるかもしれません。
なぜなら、唐揚げは外はカリカリ、中はジューシー、少しピリ辛で、やみつきになってしまうから。
噛んだ瞬間、カリッという食感と共に肉汁があふれたと思ったら、甘酢の風味も遅れてやってきます。
噛み締めるほどに風味が広がり、気付けば「もう1個…」と箸が伸びていました。
このやみつきになる美味しさの秘密は何だろうと考えた結果、香味野菜がたっぷり入ったタレにあることがわかりました。
宮崎名物の「チキン南蛮」を思わせる甘酢ダレに香辛料を使い、うま辛な「油淋鶏」に仕上げているんですね。
甘酢タレが絶品すぎるので、試しに先ほどの「鉄鍋棒餃子」を付けて食べてみたのですが、正解の美味しさでした。
ぜひ試してみてください!
2023年時点で「紅虎餃子房」は全国に80店舗以上。
ショッピングモールをはじめ、その街の駅の近くやランドマークの近辺などにあります。
営業時間や定休日は店舗によって異なるため注意してください。
また、店舗ごとに微妙に違う内装もぜひお楽しみください!
【関東の主な店舗】
【関西の主な店舗】
【中部地方近郊の主な店舗】
【その他の地域の主な店舗】
その他の店舗は「紅虎餃子房」の 公式サイト から確認できますよ。
「紅虎餃子房」は人が多く集まる場所に店舗を構えており、ファミリーやビジネスマン、ご高齢の方まで、幅広い年代層が訪れる中華料理レストランです。
子連れでもお一人様でも気兼ねなく行けて、中華料理をカジュアルに食べられるのは嬉しいですね。
本場の味を追い求めるだけでなく、お店作りにもこだわっているため、本場にいるかのような臨場感で過ごすことができます。
そして、本記事で紹介した人気メニューはどれも絶品なので、ぜひ1度は食べていただきたいです。
ただ、1品1品の量が多いため、お腹を空かせてから行ってみてくださいね。
家族みんなお腹いっぱいになって満足できるはずです。
最終更新日 : 2023/06/07
公開日 : 2023/06/07