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独特の細長い形が目を引く野菜、ズッキーニ。
形状や色からきゅうりの仲間と思われがちですが、実はかぼちゃの一種です。
アメリカやヨーロッパではよく食べられていた野菜であり、近年は日本でもスーパーに並ぶようになりました。
ズッキーニにはカリウムが豊富に含まれているため、むくみや高血圧の予防に効果が期待できます。
また水分も多く、暑い季節にほてった体を冷やしてくれるでしょう。
ズッキーニはグリルや炒め物、揚げ物といった加熱調理はもちろん、そのまま生でも食べられます。
生で食べると歯ごたえを感じますが、加熱するととろけるような食感に変わるのもズッキーニの魅力です。
ズッキーニは様々な調理方法に対応できるので、ズッキーニ料理のバリエーションが増えると食卓がより豊かになるでしょう。
そこで本記事では、ズッキーニを使った料理レシピをご紹介します。
ズッキーニをまるごと焼いた、シンプルなレシピをご紹介します。
にんにくで香りづけして、味つけは塩こしょうと少量のしょうゆだけ。
とても簡単ですが、ズッキーニのおいしさを堪能できる贅沢な料理でもあります。
じっくり加熱することで引き出される、ズッキーニの甘み。
果肉はとろとろになり、とてもジューシーです。
こんがり焼けた焦げ目が香ばしく、しょうゆの香りと相まって食欲をそそります。
小ぶりのズッキーニなら1人でも食べられますが、大きなズッキーニであれば、1本をふたりで食べても十分満足できるでしょう。
最小の調理と味つけで、ズッキーニのおいしさを最大限に引き出すレシピです。
新鮮なズッキーニが手に入ったら、ぜひ作ってみてください。
【1〜2人分】
1. にんにくは皮をむき、包丁の腹でつぶす。
2. ズッキーニはへたを切り落とし、縦半分に切る。
3. 皮側の中心をピーラーで縦にむく。
皮側を下にして焼くときに安定します。
4. 内側に浅く、1cm幅ほどの格子状の切り込みを入れ、塩を振る。
5. フライパンにオリーブオイルとにんにくを入れて、弱火で加熱する。
6. にんにくが泡立ち、香りが立ってきたら、内側を下にしてズッキーニを入れる。ふたをして中火で4分ほど焼く。
7. 裏返し、再びふたをして中火で4分ほど焼く。
にんにくが焦げそうな場合は取り出してください。
8. フライパンの火を止める。フライパンのふちからしょうゆを回し入れ、ズッキーニに絡める。
9. 器に盛りつけて、粗びき黒こしょうをたっぷり振る。
口に入れるとズッキーニの水分がじゅわっとあふれて、やさしい甘みが広がります。
焦げ目の香ばしさが味わいのアクセントになるので、じっくり加熱して、しっかり焼き色をつけてください。
生でも食べられるズッキーニの特性を活かして、火を使わずに作れる一品を紹介します。
ズッキーニには水分がたっぷり含まれているので、塩もみして余分な水分を除きましょう。
ズッキーニを生で食べると、加熱したときとは異なるしゃきしゃきとした食感を楽しめます。
一緒に使う食材は、うまみたっぷりのツナ缶です。
あっさりした味わいのズッキーニと組み合わせると、ツナのうまみが引き立ちます。
おいしく作るために、ツナの油を切り過ぎないようにしましょう。
ツナに塩気とうまみがあるので、味つけはしょうゆだけ。
アクセントに、口の中でぷちっと弾ける白炒りごまを加えるのがおすすめです。
【2人分】
1. ズッキーニは薄い輪切りにして、塩をもみ込み10分ほど置く。
薄切りにするのは、スライサーを使うのがおすすめです。
その場合おしりの方からスライスして、最後にへたを持つと無駄なくスライスできます。
2. ズッキーニから出てきた水気を絞り、ボウルに移す。
3. 軽く油を切ったツナ缶を、ズッキーニと同じボウルに入れる。
ツナ缶の油を切りすぎないようにしてください。
ツナ缶の油にうまみがあるので、油を適度に残すのがポイントです。
4. 白炒りごまとしょうゆを加えて混ぜ合わせ、器に盛りつける。
調味料を少し加えて和えるだけで作れる、シンプルなレシピです。
作り置きや、弁当のおかずにもおすすめします。
加熱するとジューシーになる、ズッキーニの良さを活かしたレシピです。
焼いたズッキーニを、トマトと合わせてマリネしました。
ズッキーニを焼くと、マリネ液がしみ込みやすくなるメリットもあります。
香ばしい焦げ目も、おいしさのポイントです。
ズッキーニの緑色とトマトの赤色が彩りよく、食卓が華やかになりますね。
どのような食事にもよく合う、さわやかな味わいの一品です。
【2人分】
<マリネ液>
1. ボウルに<マリネ液>の材料を入れて、よく混ぜ合わせる。
2. トマトはへたを取り除いて2〜3cmほどの大きさに切り、1のボウルに入れる。
気になるようであれば、種とそのまわりのやわらかい部分を取り除いてください。
3. ズッキーニはへたとおしりの硬い部分を切り落とし、ピーラーで3〜4ヶ所ほど皮をむく。
4. 1cm幅の輪切りにする。
ズッキーニが太い場合は、半月切りにしてください。
5. フライパンにオリーブオイルを引いて加熱し、ズッキーニを加える。
6. ふたをして中火で2〜3分ほど加熱し、焼き色がついたら裏返す。
7. 再びふたをしてさらに2〜3分ほど加熱し、焼き色がついたら熱々のまま1のボウルに移す。
8. <マリネ液>・トマト・ズッキーニをよく混ぜ合わせる。冷蔵庫に1時間ほど置いて味をなじませてから、器に盛りつける。
厚めにカットしたズッキーニがジューシーで、しっかり存在感があります。
トマトの酸味も心地よく、さっぱりとした副菜です。
輪切りにして並べたズッキーニとナスに、アンチョビオイルとチーズをかけて、トースターで焼き上げました。
ズッキーニとナスはどちらも味にクセのない野菜なので、チーズとアンチョビのうまみが引き立ちます。
にんにくの香りも食欲をそそる、お酒のおつまみにおすすめの一皿です。
火が通りやすいように、ズッキーニとナスは薄めにカットしてください。
ズッキーニは生でも食べられるため、完全に火が通りきっていない、こりこりした食感を楽しむのもおすすめです。
【2人分】
1. パセリをみじん切りにする。
2. ズッキーニとなすは5mm幅の薄切りにする。
分厚いと火が通りにくいので、薄めにカットしてください。
3. アンチョビをみじん切りにして、すりおろしたにんにく、オリーブオイルと混ぜ合わせる。
4. 耐熱容器にズッキーニとなすを交互になるように並べ入れる。
5. 塩を振り、3をかける。
アンチョビとチーズに塩気があるので、塩は控えめで大丈夫です。
6. ピザ用チーズをのせる。チーズに焼き色がつくまで、230℃のトースターで10〜15分ほど焼く。
7. 粗びき黒こしょうをかけて、パセリを振る。
アンチョビオイルを吸ったズッキーニとナスが絶品です。
淡白な味わいの野菜だからこそ、シンプルな味つけが引き立ちます。
焼いたズッキーニを、パスタのペペロンチーノ風の味つけに仕上げました。
火の通りやすさが異なる具材を一緒に炒めると、どちらかが焦げてしまったり、火が通っていなかったりすることがあります。
今回はズッキーニとベーコンを別々に炒めて、最後に合わせるようにしました。
ベーコンのうまみが溶け出たオイルに、唐辛子とにんにくの風味を移し、ズッキーニに絡めます。
このレシピであれば、にんにくや唐辛子が焦げる心配もありません。
しっかりボリュームがあるので、おかずになる一品です。
にんにくや唐辛子が効いているので、お酒のおつまみにもおすすめします。
【2人分】
1. にんにくはみじん切りにする。
2. ズッキーニはへたとおしりの硬い部分を切り落とし、ピーラーで3〜4ヶ所ほど皮をむく。
3. 1cm幅の輪切りにする。
ズッキーニが太い場合は、半月切りにしてください。
4. マッシュルームはペーパータオルなどで汚れを拭き取り、5mm幅にスライスする。
5. 厚切りベーコンは1cm角ほどの棒状に切る。
6. フライパンにオリーブオイル大さじ1/2を引いて加熱し、中火でズッキーニを焼く。
7. 塩を振り、ふたをして2〜3分ほど加熱する。焼き色がついたら裏返す。
8. マッシュルームを加え、再びふたをして2〜3分ほど焼く。焼き色がついたら一度フライパンから取り出す。
9. フライパンに残った汚れをペーパータオルでさっと拭き取り、同じフライパンにオリーブオイル大さじ1/2を入れて加熱する。ベーコンを加えて中火で炒める。
10. ベーコンに焦げ目がついてきたら火を少し弱め、にんにくと赤唐辛子を加えて炒める。
11. にんにくの香りが立ってきたら、ズッキーニとマッシュルームを戻し入れる。オイルを絡めるようにして炒め合わせ、塩、こしょうで味を整えて器に盛りつける。
うまみを上乗せしてくれるマッシュルームは、ほかのきのこに変えても作れます。
好みの食材でアレンジして作ってみてください。
ズッキーニは、お肉と合わせるとボリュームのある主菜になります。
今回は、油と相性がよいズッキーニを、豚バラ肉と組み合わせたレシピを紹介します。
肉を巻きつけたズッキーニを焼き、調味料を絡めるだけで作れるので、とても簡単です。
豚バラ肉のうまみたっぷりの脂を吸ったズッキーニが、たまらない味わいに仕上がります。
脂が得意ではない方は、豚ロース肉などに変えても良いでしょう。
ポン酢しょうゆを加えるのが、味つけのポイントです。
脂が多く、こってりしがちな味わいを酸味が引き締めてくれます。
細長い形をしたズッキーニだからこそ楽しめる豚巻き。
甘辛い味つけなので、ご飯に良く合います。
【2人分】
1. ポン酢しょうゆ・しょうゆ・砂糖を混ぜ合わせる。
2. ズッキーニはへたとおしりの硬い部分を切り落とし、長さが半分になるように切る。さらに縦4〜6等分に切る。
3. 2に豚バラ肉をしっかりと巻きつける。
4. 薄力粉を全体にまぶし、余分な粉をはたき落とす。
5. フライパンにサラダ油を引いて加熱する。豚肉の巻き終わりを下にしてフライパンに並べ、中火で焼く。
6. 面を変えながら焼いて、全体に焼き色をつける。
7. 焼き色がついたらふたをして、2分ほど蒸し焼きにする。
8. 余分な油を捨てるかペーパータオルで拭き取り、ポン酢しょうゆを加えて全体にからめる。
9. しばらく加熱して、照りが出たら器に盛りつける。
つやのあるタレが、食欲をかき立てます。
豚肉のうまみを吸ったジューシーなズッキーニを、一度食べてみてください。
ズッキーニを使ったおいしいレシピをご紹介しました。
ズッキーニは様々な調理方法で食べられる、便利な食材です。
手軽に作れておいしいズッキーニ料理のバリエーションを増やして、毎日の食事に活かしてください。
最終更新日 : 2023/06/12
公開日 : 2023/06/12