新潟名物「へぎそば」のおすすめ店7選！へぎそばの特徴から美味しい食べ方まで

【目次】新潟名物「へぎそば」のおすすめ店7選！へぎそばの特徴から美味しい食べ方まで

へぎそばの特徴

へぎそばの美味しい食べ方

新潟でおすすめのへぎそばのお店

【十日町】小嶋屋総本店

【十日町】由屋

【十日町】越後十日町 小嶋屋 本店

【小千谷】へぎそば わたや 本店

【長岡】そば処 長岡小嶋屋 本店

【越後湯沢】中野屋 湯沢本店

【新潟駅】須坂屋そば 新潟駅前店

へぎそばの特徴

へぎそばは、新潟県魚沼市で生まれた郷土料理です。

海藻の一種の「布海苔」をつなぎに使用し、木製の「へぎ」という器に盛り付けた蕎麦のことを指します。

この木製の器「へぎ」が、へぎそばの名前の由来とされています。

木を剥いで作った四角い木製の器に入れることから、「はぐ」が訛って「へぎ」になり、へぎそばと呼ばれるようになりました。

へぎそばの始まりは、江戸時代頃からと言われています。

新潟では元々織物文化が盛んで、織物をするときに「布海苔」を使用していました。

この布海苔を蕎麦のつなぎに使用したことから、今のへぎそばが生まれたのです。

海藻である布海苔をつなぎに使用することで、ツルツルとした滑らかな食感とコシ、歯応えを感じられるのがへぎそばの特徴。

独特な歯応えがクセになると、食べた人を魅了する郷土料理です。

へぎそばの美味しい食べ方

へぎそばは、一口サイズに盛られた美しい見た目が特徴です。

そんなへぎそばをより美味しく食べるための方法を紹介していきます。

お蕎麦に付ける調味料といえばわさびが主流ですが、へぎそばではカラシをつけるのが一般的です。

美味しくへぎそばを食べるポイントとして、カラシはつゆに溶かすのではなく、お蕎麦につけていただきます。

カラシ特有のさっぱりとした辛味が、へぎそばの風味と甘さを強調させてくれるため、より美味しく感じられますよ。

へぎそばは、通常2〜3人前程度で提供されます。

お店にもよりますが、メニュー表に「〜人前」等表記がされているので、事前に確認しておきましょう。

新潟でおすすめのへぎそばのお店

新潟発祥の郷土料理ということで、新潟県内ではへぎそばを味わえるお店がたくさんあります。

ここでは、多くのお店がある中でも、特におすすめの店舗を紹介していきます。

へぎそば発祥のお店から、そばファンが他県から足を運ぶ人気店まで様々。

へぎそばを味わいたい人は、ぜひ本記事を参考に気になるお店を見つけてみてくださいね。

【十日町】小嶋屋総本店

十日町駅より車やバス、タクシーで10分の「小嶋屋総本店」は創業100年を誇る老舗蕎麦屋さん。

周囲は田んぼや畑に囲まれており、ゆったりとのどかな雰囲気です。

店前に大きな水車があるので、そちらを目印にしてみてくださいね。

このお店はへぎそば発祥のお店とも言われ、県内外問わず多くの人が訪れます。

人気店だけあって、平日でもお昼時には長蛇の列になることも。

自動発券機で整理券発券後、携帯番号を登録すると電話で順番を知らせてくれるため、待ち時間も苦ではありません。

駐車場は第二駐車場の他、臨時駐車場も用意されているため、混雑時でも安心です。

メニューはそば以外にも丼、小鉢、うどんなど種類豊富。

蕎麦屋さんでありながら、ファミレスのように色々な料理が食べられるのが老若男女から愛される理由の一つかもしれません。

実際に筆者が来店した際に店員さんに聞いた人気メニューは、天ぷらとへぎそばが同時に味わえる「天へぎ」でした。

筆者は「天へぎ 1人前」1,628円（税込）をチョイス。

へぎそばは提供直前に冷水で水締めするため、艶やかなのが特徴です。

口に入れると、冷たさの中により蕎麦の旨みが感じられます。

布海苔を使用していることで生まれる喉ごしの良さと、しっかりとした噛み応え。

創業から変わらぬ味を提供し続けています。

このお店は、薬味が豊富なのも特徴です。

オーソドックスなカラシに加え、ネギとゴマでも味わえます。

カラシを加えることで蕎麦の優しい風味にいいアクセントが加わります。

さらに、後半はすりごまをつゆに入れることで香ばしさが加わり、今までとは違ったへぎそばを体験できますよ。

ゴマはすり鉢も一緒に提供されるので、自分好みの擦り加減でどうぞ。

天ぷらは海老天や季節の野菜が味わえます。

このお店では、天ぷらにつける塩にもこだわりがあるんです。

「藻塩、梅塩、抹茶塩」と全3種類から選べるため、味比べしてみると楽しいでしょう。

筆者のおすすめは藻塩。

荒めな塩を天ぷらにつけることで程よい塩っけと食感が加わり、いいアクセントになります。

超がつくほどの人気店なので、土日などの混雑時は1時間以上待つことも。

県内には新潟駅からアクセスしやすい「  小嶋屋総本店 小針店  」や「  小嶋屋総本店 亀田インター店  」など全部で8店舗あるので、アクセスのしやすい店舗を見つけてみてくださいね。

【十日町】由屋

土市駅より徒歩10分の「由屋」をご紹介します。

古民家風のこのお店、店内は広々と落ち着いた空間が広がっています。

テーブル席や座敷、小上がりなど様々な席タイプがあるため、幅広い用途で利用できるでしょう。

このお店はお蕎麦専門店ということで、メニューはへぎそばとざるそば、天ぷらだけというシンプルさ。

「へぎそばとざるそばって何が違うの？」と思うかもしれませんが、このお店ではへぎという木製の器に入れているものをへぎそば、ざるに入れているものはざるそばと呼んでいます。

ざるそばという料理名でも提供しているお蕎麦自体は一般的なへぎそばなので、サイズ感で注文するのが良いでしょう。

「大へぎそば」4,840円（税込）は、器いっぱいに並べられたへぎそばに圧倒されてしまいそう。

量がたっぷり入っているため、おひとり様や少食な人は1人前量の「ざるそば」の注文がおすすめです。

「大ざるそば」1,320円（税込）は、約2人前ほどのボリューム。

独特の食感と弾力が絶妙で、喉ごしの良さにへぎそばらしさを感じられるでしょう。

このお店の特徴は、使用している蕎麦つゆ。

多くのお店では鰹出汁をベースにした蕎麦つゆを使用しますが、このお店では煮干し出汁のつゆでいただきます。

香ばしい風味に煮干し特有のあっさりさが加わり、他のお店では体験できない味わいが特徴です。

季節の天ぷらが数種類味わえる「天ぷら」1,210円（税込）。

地元の野菜を使用したという天ぷらは、どれも新鮮で旨みがたっぷり！

高温で揚げることで旨みが凝縮され、野菜本来の旨みや苦味を感じられます。

卓上には抹茶塩や七味、ゆず七味など様々な調味料があるので、味変を楽しむのもおすすめですよ。

【十日町】越後十日町 小嶋屋 本店

十日町駅から徒歩10分の「越後十日町 小嶋屋 本店」をご紹介します。

商店街の一角に位置するこのお店、注意深く探さないと通り過ぎてしまうほどのひっそりとした佇まいです。

和風で落ち着いた造りは、お蕎麦屋さんらしい雰囲気。

駐車場はお店の奥に広々と用意されているため、自家用車でも安心です。

この本店の他に、新潟市内の「  越後十日町 小嶋屋 新潟店  」や、越後湯沢駅にある「  越後十日町 小嶋屋 越後湯沢店  」もあるので、観光ついでに足を運んでみてはいかがでしょうか。

こちらのお店の特徴は、そばのボリューム感！

「へぎそば」1人前 960円（税込）は、一人前でこの量と食べ応え抜群なんです。

「天ざる」1,490円（税込）は、へぎそば一人前に数種類の天ぷらが付いてこのお値段と、お得な価格になっています。

ざるそばというメニュー名ですが、そば自体はへぎそばを提供しているのでご安心を。

へぎそばはコシが強く、噛むと強い弾力を感じます。

もちもちの食感がクセになり、へぎそば独特の歯応えにハマってしまうことでしょう。

あっさりとしたへぎそばの後に食べる天ぷらは味変にもぴったりで、一見量が多くてもペロリと完食できますよ。

海老天の他に、季節の野菜がトッピングされるため、旬の味わいを体験してみてくださいね。

【小千谷】へぎそば わたや 本店

小千谷駅から徒歩20分の「へぎそば わたや 本店」は創業90年以上の老舗蕎麦屋さん。

昭和の雰囲気が残るノスタルジックな雰囲気はまさに「昔ながらの蕎麦屋さん」といった雰囲気です。

老舗蕎麦屋さんということで、地元の人だけでなく、観光客もこちらのお蕎麦を味わいに足を運びます。

人気店ゆえ、開店と同時に満席になることもしばしば。

本店より徒歩15分の位置には「  へぎそば わたや 平沢店  」もあるので、混雑時はそちらもおすすめです。

このお店は、1人前〜5人前まで色々なサイズのおそばを取り揃え。

「1人前」935円（税込）は一口サイズに丸められたお蕎麦が7つ入っていますが、思ったよりもボリューミーなので注意が必要です。

おすすめは、「少し足りないかも？」と思う量を注文すること。

完食した後に足りないと感じた場合は、「おかわりそば」418円（税込）を注文しましょう。

おかわりそばの他に様々な種類の天ぷらの用意もあるので、一品ものを味わうのもいいかもしれないですね。

「2人前」1,870円（税込）は、大きな器にたっぷりそばが並べてあり迫力満点！

綺麗に畳まれたへぎそばは艶やかさで、見ているだけでテンションが上がってしまうことでしょう。

麺はへぎそばらしく、喉ごしの良い食感とコシの強さが特徴です。

ちゅるんと口の中に入ってくる感覚の虜になり、ペロリと完食できますよ。

【長岡】そば処 長岡小嶋屋 本店

長岡駅より徒歩5分とアクセスの良い「そば処 長岡小嶋屋 本店」をご紹介します。

創業50年以上を誇る蕎麦屋さんですが、平成30年に改装したため、店内は綺麗で清潔感に溢れています。

長岡駅からのアクセスがいいため、地元の人だけでなく観光客も多く訪れるお店です。

このお店はへぎそばの他に、新潟名物のタレカツ丼や海鮮しゃぶしゃぶなど新潟の味を楽しめるメニューが充実しているので、新潟らしさを存分に味わうにはぴったりと言えるでしょう。

「へぎそば2人前」1,870円（税込）は、他のへぎそばより淡い翡翠色をしているのが特徴です。

綺麗に折り畳まれたへぎそばは喉ごしがよく、程よい硬さがこのお店ならでは。

若干硬めな仕上がりにすることで、確かな歯応えを感じられます。

蕎麦つゆは、出汁が効いた濃いめの味付け。

硬めな麺によく合うよう濃いめに配合された蕎麦つゆは、バランスが絶妙なんです。

へぎそばとしては珍しく、薬味にはわさびが提供されます。

へぎそばにわさびという変わった組み合わせですが、生わさびを使用していることで風味が豊かに。

蕎麦粉の風味を残しつつ、わさびの辛味がよくマッチします。

新潟名物のへぎそばとタレカツ丼が同時に味わえる「へぎそばとタレカツ丼セット」1,870円（税込）は、お店で一番人気が高いメニューです。

あっさりとしたそばを食べたあと、タレカツ丼の濃厚な旨みを味わう。

新潟の郷土料理を一気に味わえると、多くの人が注文する人気メニューとなっています。

【越後湯沢】中野屋 湯沢本店

越後湯沢駅より徒歩3分の「中野屋 湯沢本店」をご紹介します。

駅からのアクセスが良く、観光客から人気が高いこのお店。

古民家のような落ち着いた空間が印象的ですが、過去に改装したため綺麗で過ごしやすいですよ。

店内はカウンター席やテーブル席の他、囲炉裏を囲んだ席の用意も。

和風な雰囲気の中でいただくお蕎麦が美味しいと、観光客がひっきりなしに足を運ぶ人気店です。

へぎそばは2〜4人前のサイズ展開となっています。

「へぎそば2人前」1,760円（税込）は、2人前とは思えないほどボリューム満点。

冷たく程よい硬さが特徴で、ちゅるんとした喉ごし爽やかなお蕎麦です。

しっかり冷えているため、蕎麦の風味をより強く感じられます。

このお店の蕎麦つゆは出汁が効いたあっさりとした味わい。

蕎麦本来の味を際立たせるため、蕎麦つゆは薄めになっているんです。

このお店は、卓上にある天かすがかけ放題なのも嬉しいポイント。

天かすを加えることで天つゆに油が足され、濃厚なコクをダイレクトに感じられますよ。

「舞茸天ぷら」935円（税込）は、たっぷりの舞茸と季節の野菜が盛られたボリューム満点な一皿です。

舞茸は肉厚で食べ応え抜群！

舞茸とは思えないジューシーさがクセになると、天ぷらの中で一番人気なメニューになっています。

【新潟駅】須坂屋そば 新潟駅前店

新潟駅より徒歩5分とアクセスの良い「須坂屋そば 新潟駅前店」をご紹介します。

駅前ビルの中で営業しているこのお店は、蕎麦屋さんとしてでなく、居酒屋として利用する人もいるお店です。

「へぎそば 小」1,000円（税込）は、1.5人前でこの価格とリーズナブルな価格。

このお店はへぎそばを一口サイズに並べるのではなく、大きめに分けて提供しています。

綺麗に整列されているお蕎麦を見ると、食べ応え抜群な予感がしますね。

お蕎麦を一口分すくって食べると、蕎麦の芳醇な香りがダイレクトに感じられます。

喉ごしがよく、冷たいへぎそばは旨みが抜群！

蕎麦つゆは甘すぎずあっさりとしているのが特徴です。

スルッと食べられるそばとそば汁がマッチし、絶妙な塩梅です。

駅近ということで地元の人だけでなく、観光客からも愛されるこのお店。

お店は3階まであるため、混雑時でも満席になりづらいのもおすすめポイントです。

へぎそばのおすすめ店舗をご紹介しました。

新潟で食べたへぎそばは、布海苔の風味とカラシのインパクトが絶妙！

一度食べたらクセになるのも納得の美味しさでした。

新潟市内ではあらゆるお店でへぎそばを味わえるので、ぜひ本記事を参考に気になるお店を見つけてみてください。

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