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2枚貝であるホタテには、殻を閉じるための筋肉があります。
その筋肉に当たる部位が「貝柱」です。
とろけるような口当たりや甘みのある味わいを楽しめるのが、ホタテの貝柱の特徴です。
ホタテの貝柱のおいしさをシンプルに味わうなら、カルパッチョで食べてはいかがでしょうか。
カルパッチョとは、魚介類を薄切りにして皿に並べ、ソースをかけて食べる料理です。
もとはイタリアで、生の牛肉を薄切りにした料理をカルパッチョと称して食べていました。
しかし、日本に取り入れられた際に、日本人になじみのある魚介類でアレンジされたことがきっかけで、魚介類のカルパッチョが定着しました。
ホタテの貝柱をスライスして、ソースをかけるだけで作れるため簡単です。
ただ、ホタテのおいしさを堪能するにはこの上ない料理でしょう。
おもてなしの食事の前菜や、ワインのおつまみにもおすすめです。
【2人分】
1. ホタテ貝柱は、厚みが3等分になるようにスライスする。
2. 貝割れ菜は洗って種を取り除く。根本を切り落とし、長さが2〜3等分になるように切る。
ボウルに水をためて、貝割れ菜の根本を持って振り洗いすると、種を取り除けます。
ペーパータオルで水気をやさしく拭き取ると、仕上がりが水っぽくなりません。
3. レモン汁、塩、オリーブオイルをよく混ぜ合わせる。
4. 皿にホタテを並べ、中心に貝割れ菜をのせる。全体に3をかけてピンクペッパーを散らす。
ホタテの貝柱の口当たりはやわらかですが、噛むとぷりっとした食感を楽しめます。
オリーブオイルのほろ苦さで、ホタテの甘みが引き立ちますよ。
シンプルな料理なので、調味料にこだわりましょう。
「エクストラバージン」と表示された、おいしいオリーブオイルを使うのがおすすめです。
ホタテとバター、しょうゆは間違いのない組み合わせです。
このレシピでは、さらににんにくの香りを加えて、食欲をそそる一品に仕上げています。
今回使用するのは、ベビーホタテです。
ベビーホタテとはホタテの赤ちゃん(稚貝)のことであり、一般的なホタテよりもサイズが小さめで、価格も手頃です。
スーパーではボイルされた状態で販売されているため、すぐに料理に使えます。
ベビーホタテで作れば副菜のような料理に、普通サイズのホタテで作れば食べごたえのある主菜になるでしょう。
白いご飯のおかずにも、お酒のおつまみにもなるホタテのソテーを、ぜひ作ってみてください。
【2人分】
1. 青ねぎは小口切りにする。
2. しめじは石突を切り落とし、小房に分ける。
3. にんにくは薄切りにする。
4. フライパンにオリーブオイルを引いて加熱し、しめじを加えてオイルを全体に絡めるようにさっと炒める。
5. しめじをフライパン全体に広げて、中火で焼き付けるように炒める。
しめじをあまり触らず、じっくり焼き色を付けてください。
6. しめじに焼き色が付いたらフライパンの端によせて弱火にし、空いたスペースにバターとにんにくを入れて加熱する。
7. にんにくの香りが立ってきたら、中火にしてベビーホタテを加え、1分ほど炒める。
8. しょうゆを回しかけてさっと炒める。
9. 器に盛りつける。粗びき黒こしょうをかけ、青ねぎをのせる。
うまみたっぷりのホタテや香ばしく焼けたしめじに、バターしょうゆの味わいが絶妙にマッチします。
おつまみにするなら、黒こしょうをたっぷりかけるのがおすすめです。
ホタテとチンゲンサイは、中華料理でよく目にする組み合わせです。
クセが少ないチンゲンサイは、ホタテのやさしい甘みやうまみを邪魔しません。
繊維質で弾力のあるホタテと、ぱりっと歯ざわりのよいチンゲンサイは、食感の違いも楽しめます。
さらに、今回はエリンギも加えて、様々な食感を楽しめる料理に仕上げました。
塩と鶏がらスープの素をベースにした味付けが、ホタテのうまみを引き立てます。
にんにくとしょうがが効いており、やみつきになる味わいです。
合わせ調味料に片栗粉を加えているため、とろみ付けも簡単です。
材料をさっと炒めるだけで作れるので、忙しい日のメニューにもおすすめします。
【2人分】
<中華だれ>
1. にんにくとしょうがはみじん切りにする。
2. チンゲンサイは3cmほどの長さに切り、茎と葉を分けておく。
3. エリンギは長さを2〜3等分に切る。縦半分にし、幅5mmほどの短冊に切る。
4. <中華だれ>の材料をよく混ぜ合わせる。
しっかり混ぜて、片栗粉を溶かしてください。
5. フライパンにごま油を引いて加熱する。にんにくとしょうがを入れて、弱火で炒める。
6. にんにくとしょうがの香りが立ってきたら、チンゲンサイの茎とエリンギを加えて中火で炒める。
7. 茎がしんなりしてきたら、チンゲンサイの葉とベビーホタテを加えて1分ほど炒める。
8. <中華だれ>をもう一度混ぜて片栗粉を溶かしたら、フライパンに加えてすばやく炒め合わせる。
すぐにとろみが付き始めるため、手早く炒めてください。
9. 1〜2分炒めてしっかりとろみが付いたら、器に取り出す。
チンゲンサイの鮮やかな緑色と、にんにくとしょうがの香りが食欲をそそります。
ご飯のおかずにも、お酒のおつまみにもよく合うでしょう。
新鮮な生のホタテの貝柱は、刺身で食べるのもおいしいですが、「漬け」にするのもおすすめです。
調味料に少し漬けておくとホタテの身が引き締まり、より弾力のある食感に変わります。
調味料が身にほどよく浸透して、ホタテ本来の甘みが引き立ちます。
ホタテの味わいを楽しむなら、あまり長い時間漬けすぎないほうがよいでしょう。
漬けだれがしみ込んだご飯も絶品です。
このレシピでは、ご飯に少量のごま油を混ぜ込んでいます。
ほのかに香るごま油の風味が、さらに食欲をかき立ててくれるでしょう。
【2人分】
1. 耐熱容器に酒とみりんを入れて、ラップをせずに600wの電子レンジで30秒ほど加熱し、アルコールを飛ばす。
2. 1にしょうゆを加えて混ぜ合わせて、冷ましておく。
3. ホタテ貝柱は、厚みが半分になるように切る。
4. ホタテを2に漬け込み、表面にラップをぴっちりかける。冷蔵庫に入れて20分ほど置いておく。
5. 青じそを千切りにする。
6. 温かいご飯に、白炒りごまとごま油を加えて混ぜる。
7. 6を器に盛りつけてホタテをのせ、ホタテの漬けだれを適量かける。青じそをのせて白炒りごま適量を振り、チューブわさびを添える。
みりんを加えた漬けだれが、ホタテの甘みを引き出します。
わさびは最初から漬けだれに加えてもよいのですが、丼に添えて味を変えながら食べるのがおすすめです。
ホタテは、パスタ料理とも好相性です。
今回は、ホタテのうまみが溶け出たクリームソースに絡めて食べる、パスタのレシピを紹介します。
このレシピのポイントは、クリームソースに味噌を加えることです。
ホタテのうまみに味噌の奥深い味わいが加わり、パスタの味が格上げされます。
具材にキャベツを加えているため、食べごたえも十分あります。
キャベツはほうれん草や白菜など、ほかの野菜に変えてもおいしいでしょう。
意外と簡単に作れるので、リモートワークのランチや手軽に済ませたい夕飯にぜひ作ってみてください。
【2人分】
1. 青ねぎは小口切りにする。
2. キャベツは3cm角ほどの食べやすい大きさに切る。
3. 大きめの鍋にたっぷりの湯を沸かし、塩(分量外、適量)を加える。スパゲッティを袋の表示時間通りにゆで始める。
4. フライパンにバターを入れて、弱めの中火で加熱する。ベビーホタテを加えて1分ほど炒める。
5. 弱火にして生クリーム、牛乳、味噌を加え、加熱しながら味噌をよく溶かす。
パスタがゆで上がるまでにソースが煮詰まるのが心配であれば、火を止めてください。
6. スパゲッティがゆで上がる1分前に、同じ鍋にキャベツを加えて一緒にゆでる。
7. スパゲッティとキャベツを一緒にざるに上げて、軽く水気を切る。
8. スパゲッティとキャベツをフライパンに加え、中火で加熱しながら混ぜ合わせる。塩とこしょうで味を整える。
9. 器に盛りつけ、刻みのりと青ねぎを振る。
味噌と生クリームのまろやかな味わいに、ホタテがよく合います。
ベビーホタテではなく、普通サイズのホタテを使うと、少し豪華なディナーにもぴったりです。
以上、ホタテをおいしく消費できるおすすめのレシピを紹介しました。
ホタテは和食・洋食・中華など、どのような料理にもよく合い、様々な調理法で食べられる便利な食材です。
美味しくホタテを消費して、日本の水産業を応援しましょう。
最終更新日 : 2023/10/16
公開日 : 2023/10/16