京都ですき焼きが楽しめるおすすめ店10選！予算別にリーズナブルなお店から高級料亭まで紹介

【目次】京都ですき焼きが楽しめるおすすめ店10選！予算別にリーズナブルなお店から高級料亭まで紹介

 

京都ですき焼きを味わおう！

＜京都で一人前5,000円以内ですき焼きが味わえるお店＞

1. すき焼きキムラ

2. 祇園円山 かがり火

3. 葱や平吉 高瀬川店

＜京都で一人前5,000円～10,000円以内ですき焼きが味わえるお店＞

1. モリタ屋 JR京都伊勢丹店

2. 京都ダイニング正義

3. 三嶋亭

4. いろは北店

＜京都で10,000円～すき焼きが味わえるお店＞

1. 京都牛懐石 稲吉 

2. 京料理 箔

3. 十二段家 本店

 

 

京都ですき焼きを味わおう！

 

 

関西と関東では、基本的なすき焼きの作り方が違うことをご存知でしょうか。

 

関東の一般的なすき焼きは、お肉や野菜を入れて、醤油、みりん、砂糖、出汁で作る割り下で煮るスタイル。

火が通ったら溶き卵をつけていただきます。

 

 

それに対して関西では、熱したすき焼き鍋に牛脂をひいて肉を焼き、そこに白菜などの野菜を入れ、砂糖と醤油で味付けをします。

野菜から出る水分で火が通ったら、溶き卵をつけていただきます。

 

割り下を使わないので用意が簡単、さっと食べることができるのが特徴です。

 

では、京都は？というと、関西と関東の中間より、やや関西よりといった感じで、最初に牛脂と砂糖でお肉を焼いてから、割り下を使うお店が多いようです。

最初のお肉を味わうところ（野菜投入前）までは仲居さんが調理してくれるお店も多いので、ちょっとした高級感も味わえますね。

 

 

＜京都で一人前5,000円以内ですき焼きが味わえるお店＞

 

最初にご紹介するのは、5,000円以下のすき焼きメニューがあるお店。

手軽にすき焼きを味わいたい方におすすめです。

 

お肉のランクやコース内容によっては5,000円以上のメニューもあるので、あくまで目安だと思ってください。

 

1. すき焼きキムラ

 

 

河原町駅から徒歩3分「すき焼きキムラ」は、創業は昭和3年という老舗です。

まるで昭和の映画のセットかのような入り口を入ると、店内は期待を裏切らない昭和感にあふれています。

 

大広間にいくつもの座卓が並び、満席になるとかなりの騒々しさではありますが、これぞ大衆的な昔ながらのお店。

 

 

「ロースすき焼き」3,300円（税込）は、大きな和牛肉が2枚。

2枚といっても1枚が30cmかそれ以上の大きさなので、折りたたまないと鍋に入りきれないほど。

 

お肉と一緒に長ネギ、玉ねぎ、焼き豆腐、糸こんにゃく、三つ葉も運ばれてきます。

 

 

レシピが渡されるので、見ながら作るのも楽しみ。

 

まずは強火で牛脂を鍋にひいて、玉ねぎ、豆腐、糸こんにゃく、ネギから炊き始めます。

次に肉を上から敷き詰め、砂糖をまんべんなくふりかけ、ダシを適量注ぎます。

味が濃すぎたら水差しの水を入れて調整。

 

砂糖が溶けたら肉を鍋肌に寄せて、麩と三つ葉を入れて火を弱め、麩がダシを吸い上げたら食べ頃です。

 

京都＝薄味というイメージをくつがえすほどダシの味が濃いので、ご飯が進むこと間違いなし！

砂糖を振りかけるので関西風ではあるけれど、ダシを使うので関東風でもあり、「すき焼きキムラ」のオリジナルレシピといったところです。

 

通し営業なので、並びたくなければランチやディナーの時間を少しずらしていくのがおすすめです。

 

 

2. 祇園円山 かがり火

 

 

桜や紅葉で有名な円山公園は、八坂神社と合わせて多くの観光客が訪れる人気スポット。

 

そんな円山公園の祇園に近い一角にある「祇園円山 かがり火」は、湯豆腐やゆば鍋をはじめ、しゃぶしゃぶ、すき焼き、ちゃんこ鍋、うどんすきなどが比較的リーズナブルに楽しめるお店です。

 

京都らしい店構えに、店名通り門に焚かれたかがり火が目印です。

 

 

5000円以下のすき焼きメニューは、「牛すき焼きコース」3,630円（税込）。

小鉢、牛肉、野菜、卵、ご飯、香の物、デザートが付いています。

 

「特上すきやきコース」5,500円（税込）は、お肉が国産牛になります。

プラス1,300円（税込）で、90分の飲み放題が付いています。

 

全室座敷で、個室も多く用意されており、お子様連れはもちろん、接待や記念日の席にもおすすめ。

湯豆腐の名店「順正」の姉妹店なので、豆腐料理も安定の美味しさです。

 

 

3. 葱や平吉 高瀬川店

 

 

河原町駅からすぐ、高瀬川沿いに佇む「葱や平吉 高瀬川店」は、京町屋を改装した落ち着いた雰囲気のお店。

高瀬川のせせらぎを感じながら、ゆったりとお食事が楽しめる人気店です。

 

脇役だった葱にを主役にしたお料理の数々はもちろん、すべてのお料理に葱かけ放題なのが葱好きにはたまらないですね。

 

 

すき焼きは、単品で「牛バラすき焼き」3,200円、「和牛すき焼き」5,400円、「神戸牛すき焼き」10,000円（各税込）が用意されています。

プラス3,000円（税込）で、先付け、お刺身、肴、汁、香の物、ご飯がついたコースになります。（コースは2名より受付）

 

すき焼き以外にも、葱のおひたし、葱のかき揚げ、葱砂肝あえ、葱の天婦羅といった一品料理から、京都の九条葱、埼玉の千寿葱、滋賀の信長葱といったブランド葱の炭火焼、豚葱鍋、鴨葱鍋、牛葱鍋といった鍋物など、多種多様な葱料理が楽しめます。

 

料理長のおすすめの大和芋、つくね芋、長芋、3種のとろろ芋をブレンドしたとろろご飯もぜひ味わいたい一品です。

 

 

 

＜京都で一人前5,000円～10,000円以内ですき焼きが味わえるお店＞

 

ここからご紹介するお店は、一番安いコースが5,000円台からいただけるお店です。

お肉のグレードやコースによっては、10,000円を超えるメニューもあります。

 

1. モリタ屋 JR京都伊勢丹店

 

 

京都の牛肉好きなら知らない人はいない「モリタ屋」は、京都で初の牛肉専門店として明治2年に創業した老舗です。

京都市内には四条猪熊本店と木屋町店、その他、大阪のルクアイーレ、東京丸の内、銀座三越にも支店があります。

 

中でも、観光客にも訪れやすいのが、JR京都駅直結、JR京都伊勢丹の11階にある店舗。

窓側の席からは京都五山の景色が楽しめ、夜には写真のようなライトアップされた京都タワーが目の前に浮かび上がります。

 

8月には、五山の送り火を鑑賞しながら食事を楽しめるプランも用意されています。

 

 

すき焼きメニューは、夜の梅コースなら5,500円（税込）。

前菜、肉料理（150g）・野菜・卵・ご飯・赤出し・香物・デザートが付いています。

 

また、お肉のグレードによって、竹、松、特選、極みコースまで用意されています。

 

「モリタ屋」のすき焼きは、ザラメからスタートして割り下を入れるというスタイル。

店員さんが上手く調理してくれるので、味付けも焼き加減の心配も無用です。

 

 

2. 京都ダイニング正義

 

 

京都屈指の繁華街、河原町の中にある「龍馬通り」の一角に佇む「京都ダイニング正義」。

築150年の歴史を持つ古き良き町屋を、独特な間取りはそのままに大胆にリノベーションした、京の薫り漂う上質な個室空間です。

 

デートや誕生日、食事会、顔合わせなど大切なシーンでも、周りを気にせずゆったりとした時間が過ごせます。

 

「京都ダイニング正義」で使用するのは、安心安全の自社ブランド黒毛和牛の「パイン牛」。

宮崎県の自社牧場・クーデションファーム高鍋でパイナップルの粕を配合したオリジナルの飼料を与え大切に育てたブランド黒毛和牛「パイン牛」は、赤みのある柔らかで豊潤な味と香りで、牛肉本来の旨味が楽しめます。

 

 

すき焼きは、「黒毛和牛すき焼きコース」5,500円（税サ込）。

前菜、黒毛和牛すき焼き、季節の野菜（淡路産玉ネギ、九条ねぎ、えのき、椎茸）、厳選玉子（大分産蘭王）、ご飯、香の物、デザートまで付いています。

 

すき焼きを存分に味わえるように、専任の仲居さんが調理を担当。

お部屋のこだわりから、美味しい食べ方まで説明してくれるので、安心して楽しめますね。

 

 

3. 三嶋亭

 

 

京都ですき焼きと言えば、真っ先に名前があがるのが「三嶋亭」。

「三嶋亭」のすき焼きが1万円以下で食べられるの？と驚かれるかもしれませんが、実はお昼のコースなら、1万円以下のコースが用意されています。

 

「三嶋亭」は、明治6年に横浜で牛鍋を学んだ三嶋兼吉が創業、文明開化の味を今に伝える老舗すき焼き店。

京都らしい数寄屋造りの店構えは、創業当初のままの雰囲気が残されており、京都を訪れた人を案内するのにも最適です。

 

産地にこだわらず全国から選りすぐった牛枝肉を、独自の方法で3週間ほど熟成保存。

その代表格がすき焼き用のロース肉で、ふくよかでとろけるような味わいはまさに絶品です。

 

 

創業時から、「三嶋亭」の看板メニューはすき焼き。

「お昼のコース」は8,591円（税込）で、小鉢、牛肉、野菜、ご飯、しぐれ煮、香の物、果物が含まれています。

 

また、「三嶋亭」では、熟練の仲居さんが見事な手さばきで仕上げられていきます。

 

南部鉄器の鍋に牛脂をひいて白砂糖を回しかけたあと、色鮮やかな肉を鍋へ。

熱しながら甘辛い秘伝の割下を回し入れれば、見る見るうちに食べ頃に。

 

まずは肉だけを卵に絡めて一口、その後、旨みが染み出た鍋で野菜や豆腐などと一緒に煮込んでいただきます。

 

ちなみに、夕食は「月コース」17,545円、「極上コース」21,780円、「花コース」24,200円、「極上花コース」28,435円（各税込）といった価格帯になります。

 

 

4. いろは 北店

 

 

「いろは」は、明治44年（1911年）、新京極に牛鍋屋として開業したのがはじまり。

その後、移転を経て大正13年（1924年）に四条通りに木造3階建ての「すきやきや」を新築開店させました。

 

鴨川対岸の南座から、芝居がはねた後の役者さんが訪れる事も多く、当時の京都名所を紹介する書籍や写真、映像などに「いろは」の姿が残されています。

 

本店は現在休業中なので、ご紹介するのは「いろは 北店」。

江戸時代に先斗町屈指のお茶屋「大文字屋」として使われていた建物を改修し、昭和39年（1964年）に開店しました。

 

 

すき焼きメニューは「すき焼き」9,000円（税サ込）の1種類のみで、突き出し、ロース肉、野菜、ご飯、お漬物、デザート付き。

「いろは北店」では最初は仲居さんがお肉を調理してくれます。

 

手順としては、ごあん、というザラメよりも大粒で純度が高い砂糖を鉄鍋で熱し、京都肉のロースを鍋に敷きます。

焼きすぎないようにさっと色がつく程度に焼いたら、いろは特製の割り下を投入。

 

じゅ〜っと音がしたら食べ頃なので、硬くならないうちに生卵を付けていただきましょう。

 

ここからは自由で、最初のお肉を食べたら、野菜や豆腐を加えていきます。

肉の旨味がしみこんだ野菜の美味しさは、すき焼きを味わう醍醐味の一つですね。

 

 

 

＜京都で10,000円～すき焼きが味わえるお店＞

 

最後にご紹介するのは、すき焼きメニューが最低でも1万円台からスタートという高級店。

ただし、あまりにも高級な料亭や、観光客として入りにくいようなお店は省いています。

 

ご紹介するのは、味も雰囲気も素敵なお店ばかりなので、記念日の食事や接待などにおすすめです。

 

1. 京都牛懐石 稲吉 

 

 

「京都牛懐石 稲吉」は、先斗町の鴨川沿いに位置し、京都河原町駅、祇園四条、三条からもアクセス良好。

京町屋の風情が漂う店内の窓から、鴨川のせせらぎと東山の風光明媚な景色が広がる贅沢な空間で、京都牛をはじめ、全国からその時々に最も良い肉質の国産黒毛和牛をメインにした懐石料理が楽しめるお店です。

 

「稲吉」のすき焼きは、京丹後の恵まれた自然の中で育まれた「京都牛」を使用しています。

 

江戸時代に丹後半島で飼育されていた「宇川牛」がルーツで、長い年月をかけ、多くの人々の努力によって、優れた肉質の黒毛和牛として改良されました。

さらにルーツを辿ると「但馬牛」にまで遡ります。

 

しっかりとした赤身の旨味と綺麗な霜降りの甘さと、上質な味わいが口の中に溢れます。

 

 

人気の「稲吉コース」梅11,000円、竹15,400円、松18,700円（各税込）は、メインをステーキ、しゃぶしゃぶ、すき焼きから選ぶスタイル。

先付け5種盛、前菜、スープ、カツサンド、揚げもの（松コースのみ）、シチュー（松、竹コースのみ）、サラダ、メイン、ご飯もの、甘味という献立です。

 

京都牛のカツサンドが付いていたり、ご飯ものは京都牛のスパイシーカレー、京都牛のハヤシライス、京都牛のしぐれ茶漬けから選べるのも新感覚。

 

なお、すき焼きは2名からのオーダーとなり、別途サービス料10%がかかります。

 

 

京都の夏の風物詩、鴨川の納涼床（5月～10月）でのお食事も風情があっておすすめ。

「稲吉」では、川べりで涼をとりながら、京都牛を主役とした美味しい料理が楽しめます。

 

納涼床は小学生以下のお子様の利用はできません。（店内個室席のみの案内）

また、別途サービス料が10%かかります。

 

 

2. 京料理 箔

 

 

「京料理 箔」は、鴨川沿いに佇む完全個室の料亭です。

 

土佐藩藩士・武市半平太が上洛の際に拠点とした幕末の料亭「四国屋丹虎」の跡地を改装した店内は、和の趣溢れる贅沢な空間。

1階の座敷には幕末当時の姿を残す床板や床柱、隠し階段などが残され当時を偲ぶことができます。

 

全室個室なので、接待やご家族でのお祝い事などのご利用にもおすすめ。

世界的な庭園デザイナー石原和幸氏監修の坪庭や、窓の外に鴨川が広がるお部屋など、幕末ロマンの風情を残す隠れ家空間でイノベーティブな京料理が楽しめます。

 

 

「和牛すき焼き会席」24,200円（税サ込）は、先付け、おもてなし椀、和牛すき焼き、食事、香の物、水菓子という献立。

すき焼きは、お店の方が目の前で調理して、絶妙の食べごろで提供してくれます。

 

料理長特製の割り下の味わいは格別。

料亭の個室ですき焼きを味わう、という大人な時間を過ごしたい方におすすめです。

 

 

3. 十二段家 本店

 

 

祇園は花見小路からすぐ、日本のしゃぶしゃぶの発祥の店と言われている「十二段家」本店。

十二段という店名は、歌舞伎好きの初代店主が、十一段まである演目「忠臣蔵」を観劇した後に、次の幕として訪れて欲しいという思いから付けられました。

 

名物のしゃぶしゃぶは、厳選された黒毛和牛のサーロインを、炭火で加熱する古い銅鍋を使った創業以来のスタイルで提供。

自家製の胡麻ダレをつけて、芳醇な旨味を堪能することができます。

 

 

しゃぶしゃぶで有名なお店ですが、すき焼きも絶品だと評判。

 

夕食なら「京都牛特選黒毛和牛すきやきコース」19,800円（税サ込）。

先付け、前菜6種、すき焼き（京都産特選黒毛和牛リブロース150g）、野菜盛り、ご飯、漬物、デザートがついた人気コースです。

 

お昼には「京都牛特選黒毛和牛 すきやきセット」13,200円（税サ込）というお得なセットがあり、先付け、すき焼き（京都産特選黒毛和牛リブロース150g）、野菜盛り、ご飯、漬物、デザートが付いています。

 

オードリーヘップバーンをはじめとするハリウッドスターや、各界のの著名人も訪れたという「十二段家」で、ちょっと贅沢な時間を過ごしてみるのも良いですね。

 

 

 

 

京都ですき焼きが美味しいお店を予算別にご紹介しました。

 

古くから牛肉文化が発展してきた京都のすき焼きは全国に誇れる味わい。

京都らしい歴史を感じるお店も多く、特別な雰囲気の中でいただくすき焼きは格別です。

 

次の旅行の際は、ぜひ京都のすき焼きを味わってみてください。

 

 

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