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京都
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観光スポットが集まっていて、修学旅行の行き先としても定番の京都市内。
祇園祭や紅葉の時期はもちろんですが、平日、週末問わず多くの観光客で賑わっています。
せっかくだから京都らしい食べ物を味わいたいと思っても、あまりにもお店が多く、場所によっては敷居が高かったりして迷ってしまいますよね。
まずは京都市内で味わえる京都名物や、ご当地グルメからご紹介します。
漬物が日本で初めて記録に現れたのは奈良時代と言われています。
その後、時代とともに人々の食のお供として発展した漬物は、和食の基本形とされる「飯・汁・菜・香の物(漬物)」にも組み込まれているほど、今では日本の食文化に欠かせない存在です。
京都では、古くから食べ物の保存技術が発達していたこと、盆地特有の気候性により質の良い京野菜がとれることが相まって、昔から漬物づくりが盛んに行われてきました。
そんな京都の漬物文化から生まれたのが「京漬物」です。
特に「京都の三大漬物」と言われている、聖護院かぶらを薄く切って昆布と漬け込む「千枚漬」、刻んだ赤紫蘇の葉で茄子やみょうがを塩漬けにした「しば漬」、乳酸発酵によって引き出される酸味が特徴の「すぐき漬」は、伝統的な京漬物として知られています。
その他、壬生菜(みぶな)や聖護院かぶら、九条ねぎ、丹波大黒本しめじなど京野菜を使ったお漬物もあるので、見つけたらぜひ食べてみてくださいね。
修学旅行などで訪れた際は、お土産に買って帰るとご家族からも喜ばれるでしょう。
祇園散策や京都東山観光のランチにおすすめしたいのが、京都の旬のお漬物でいただくお茶漬け。
京つけもの「ぎおん川勝」は、八坂神社石段下にある漬物店で、1930年創業の老舗店です。
お茶漬け専門店「お茶漬処 ぶぶ家」は、その店内にて営業しています。
ぶぶ漬けとは、京都ではお茶漬けのこと。
半ば都市伝説になっていますが、 "ぶぶ漬けでもどうですか?" と言われたら、そろそろお開きにという合図で、帰って欲しいという意味合いを含むと言われています。
江戸の小話や上方落語のネタに登場するものの、今はそんな使い方をすることはないそうなのでご安心ください。
こちらのおすすめは、お漬物11種が主役の「ぶぶ漬」1,815円(税込)という定食です。
お漬物の種類は季節によって変わるため、いつも旬を味わうことができます。
お櫃に入ったホカホカ炊き立てご飯は2回までおかわりできるので、心ゆくまでお漬物とご飯を堪能できますね。
まずはそのままお漬物とご飯を楽しんで、最後の一杯を熱々のほうじ茶でお茶漬けにするのがおすすめです。
住所 : 京都府京都市東山区祇園町北側297 ぎおん川勝内
マップ : Googleマップ
アクセス : 「祇園」バス停から徒歩2分
電話番号 : 075-561-1745
定休日 : 水曜日
営業時間 : 11:00~18:00(L.O.17:30)
予算 : 1,000~2,000円
キャッシュレス決済 :
禁煙・喫煙 : 全席禁煙
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ
豆腐というものが日本に伝えられたのは仏教伝来の頃、つまり奈良時代の頃だと言われています。
長い間、僧侶や貴族など特権階級の人々の食べる物だったと考えられており、初めて文献に登場したのは平安時代。
奈良春日神社の供物帖に「唐符とうふ」の文字が登場しています。
その後、鎌倉時代の書簡には「すり豆腐」の文字が、南北朝時代から室町時代にかけては、寺院の書物の中に豆腐に関する記録が急激に増えました。
このことから、肉食が禁じられた僧侶にとって、貴重なたんぱく源であった豆腐が精進料理として広まっていったと推察できます。
室町時代以降は、茶道の広まりとともに精進料理が一般にも浸透し始め、水が良い京都で豆腐が盛んに作られるようになりました。
そして、京都の南禅寺の精進料理の1品として生まれたのが「湯豆腐」だと言われています。
その湯豆腐発祥の南禅寺の門前に店を構えるのが「順正」です。
趣のある風景を眺めながらゆったりとお食事を楽しみめる、特別な場所と言えるでしょう。
夜には国の登録有形文化財である順正書院や回遊式庭園がライトアップされ、幻想的な姿を見せてくれます。
一見敷居が高そうに見えますが、お昼の予算は3,000円~なので、味はもちろんですが、お店の雰囲気を加味するとかなりお値打ちです。
おすすめコースの「ゆどうふ 花」3,630円(税込)は、ゆどうふ、田楽、野菜天ぷら、小鉢、焚合せ、ご飯、香物の7品から構成されています。
国産大豆と京の名水で作られたお豆腐は、コクがあって豆の香りがしっかりしている木綿豆腐。
木綿なのに、絹ごし豆腐のような滑らかな舌触りが特徴です。
「順正」自慢の京会席を贅沢に楽しむなら、個室利用も可能な「ゆどうふ会席」12,100円〜(税サ込)がおすすめですよ。
住所 : 京都府京都市左京区南禅寺門前
マップ : Googleマップ
アクセス : 地下鉄東西線 蹴上駅から徒歩5分
電話番号 : 075-761-2311
定休日 : 不定休
営業時間 : 11:00~21:30(L.O.20:00)
予算 : 3,000~4,000円
キャッシュレス決済 : カード可(VISA、Master、JCB、AMEX、Diners)
禁煙・喫煙 : 全席禁煙
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ
お店の歴史は江戸時代初期まで遡り、1635年に創業した「総本家ゆどうふ 奥丹清水」。
清水寺から徒歩10分という立地なので、清水寺観光のランチにおすすめです。
客間から見える約600坪の美しい庭園には小川が流れていて、水の流れる音を感じながら食事が楽しめます。
メニューは、硬めの木綿豆腐「昔どうふ」と柔らかな絹ごし豆腐「おきまりどうふ」の2種類です。
お店の庭園の地下には豆腐工房があり、代々伝わる昔ながらの製法で毎朝その日の分の豆腐が造られています。
さらに、にがりも自家製で、塩から抽出する天然もの。
天然にがりは市販の凝固剤とは違い、まろやかでまったりとした味わいで、美味しい豆腐つくりに欠かせません。
そんなこだわりの豆腐を味わうのにおすすめなのは「昔どうふ一通り」4,400円(税込)です。
ゆどうふ、木の芽田楽、とろろ汁、胡麻どうふ、精進天ぷら、ごはん、香の物がセットになっています。
住所 : 京都府京都市東山区清水3−340
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 075−525−2051
定休日 : 木曜日
営業時間 : 11:00〜16:30(L.O.16:00) ※土日祝は17:30(L.O.17:00)まで
予算 : 3,000~5,000円
キャッシュレス決済 : 不可
禁煙・喫煙 : 全席禁煙
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ
※湯豆腐の関連記事: 京都のおすすめ湯豆腐11選!発祥地である南禅寺や嵐山などエリア別に人気店を紹介
豆腐と同じく、精進料理の一品として重宝されてきたのが「湯葉」です。
豆乳を煮たてた時に表面に張る薄い膜をそっと引き上げて1枚に仕上げたのが「引き上げ湯葉」。
まだ豆乳の温度が低いうちにすくいあげるのが、どろっとした「汲み上げ湯葉」です。
湯葉は、豆腐や生麩と並んで、京都を代表する食材であり、手間のかかった繊細な湯葉は京料理に欠かせない一品。
前述の「南禅寺順正」をはじめ、湯豆腐を提供するお店のほとんどで、湯葉のメニューがあります。
京都でぜひ味わって頂きたいのは、やはり出来立てが美味しい生湯葉です。
手作りの生湯葉専門店「上田湯葉店」がプロデュースする「ゆばんざいこ豆や」。
湯葉とおばんざいを合わせた造語 "ゆばんざい" の名の通り、珍しい湯葉料理が味わえる専門店です。
伝統的な湯葉料理に加えて、創意工夫を凝らした新しい湯葉料理の数々は、湯葉好きにはたまりません。
店内は掘りごたつ席が中心ですが、カウンター席も用意されていて、ご家族連れから一人ご飯まで幅広く利用できます。
写真は平日ランチ限定の「湯葉丼定食」1,250円(税込)です。
メインの湯葉丼に、湯葉のお造り、湯葉サラダ、小鉢、湯葉入りお味噌汁が付いています。
"京都といえば湯葉" という方もいるほど有名な食べ物ですが、どこに行ってもそれなりのお値段がするもの。
これだけ贅沢な内容で1,000円程度なのはとっても安いですね。
湯葉丼は、汲み上げ湯葉か引き上げ湯葉(あんかけ)からのチョイスで、どちらも美味しそうで悩んでしまいそうです。
湯葉のお造りは、ちょっと珍しい黒豆の湯葉を味わえます。
夜には、驚く品数のゆばんざいを楽しむことができます。
一例を挙げると、湯葉餃子ピザ、お魚と湯葉のカルパッチョ、ひとくち湯葉ステーキ、湯葉ともちの揚げだし、ごぼうと湯葉のグラタンなど30種類以上。
これに季節限定料理が加わります。
京都が誇る生湯葉を食べてみたい方は、ぜひ足を運んでみてください。
住所 : 京都府京都市中京区錦小路通東洞院東入ル リベルタス錦小路 3F
マップ : Googleマップ
アクセス : 阪急京都本線烏丸駅から徒歩5分、京都市営地下鉄烏丸線四条駅から徒歩5分
電話番号 : 075-221-7300
定休日 : 不定休
営業時間 :
予算 : [昼] 1,000~2,000円 [夜] 3,000~4,000円
キャッシュレス決済 :
禁煙・喫煙 : 全席禁煙
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ
祇園四条駅から徒歩8分の「ゆば料理 東山ゆう豆」は、長年ホテルや料亭に「美山ゆば」を卸してきたメーカーの直営店。
京都府産の大豆や丹波黒豆をふんだんに使用した、直営店ならではの本格ゆば料理が楽しめる人気店です。
ランチには、美山京地どりや京野菜が彩り豊かな豆乳鍋、平飼い卵の卵黄醤油漬けを添えた名物ゆばめしなど、老舗料理屋で腕を磨いた料理人とイタリアンで修業した洋食の料理人が創意工夫を凝らし季節ごとのメニューが提供されています。
さらに、料理に合わせたワインも豊富です。
店内には、カウンターをはじめ、落ち着いて話せるテーブル席や接待にも使える半個室のお座敷があります。
大切な人とのお食事や記念日や女子会などにも最適です。
ランチには御膳、ディナーはコースが用意されています。
夜の一番人気は「美山コース」8,300円(税込)です。
多彩な創作湯葉料理を中心に、湯葉と季節のお造りやメインの肉料理などを堪能することができます。
また、ちょっと面白のが朝限定の「食べ放題朝食」1,800円(税込)。
汲み上げ湯葉と平飼い卵、食べ放題の白ご飯、季節野菜の石蒸しなど、ボリューム満点な朝食が味わえます。
京都府美山町のできたて湯葉は、名物の湯葉飯でいただきましょう。
住所 : 京都府京都市東山区祇園町南側570-218
マップ : Googleマップ
アクセス : 祇園四条駅から徒歩7分
電話番号 : 075-532-1019
定休日 : 木曜日
営業時間 :
予算 : [昼] 3,000~4,000円 [夜] 6,000~8,000円
キャッシュレス決済 :
禁煙・喫煙 : 全席禁煙
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ
京都の夏を代表する味「鱧(はも)」。
その昔、海から遠い内陸にあたる京都の中心地では、新鮮な魚を手に入れるのは難しいことでした。
ところが生命力が強い鱧は、輸送技術や冷蔵技術がままならない中でも、生きたまま京都まで運ぶことができたのだそう。
そのため、梅雨明けから7~8月頃に旬を迎える鱧は夏の京都に欠かせない味覚となったのです。
ちなみに鱧が旬を迎える時期に開催されるということで、日本三大祭りの祇園祭には鱧祭という別称もあるそうです。
関西では夏になると居酒屋でも登場する鱧ですが、その消費量は関東の10倍近くにのぼります。
鱧は小骨が多く硬いので、皮一枚を残して小骨を細かく切る "鱧切り" と呼ばれる作業が必要です。
一寸(約3.3cm)に25回の包丁を入れる鱧切りには、専用の包丁だけでなく技術も欠かせません。
夏に京都を訪れたなら、刺身、湯引き、鱧しゃぶ、天ぷら、鱧寿司、鱧丼など様々な鱧料理にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
京都を代表する鱧料理の名店と言えば、1863年創業の老舗「堺萬(さかいまん)」です。
元は仕出しの料理屋でしたが、四代目が「鱧」に目をつけ「鱧づくし」を考案。
その美味しさがたちまち評判となり、谷崎潤一郎など、多くの文豪たちに愛され、著名人も多く訪れました。
純和風の店内には、掘りごたつの個室が用意されています。
お店は完全予約制なので、事前にお店に連絡をしてから足を運びましょう。
メニューの中では「鱧づくし会席」13,000円(税込)が人気です。
鱧の薄造りから、鱧落とし、骨で出汁を引いたお吸い物、柳川風鱧鍋まで、全8品の料理で余すことなく鱧を堪能できます。
特に皮一枚を残す伝統の骨切り技に定評があり、特によそではなかなかお目にかかれない鱧の薄造りは絶品だと高評価を得ていますよ。
5月から10月までの期間限定コースなので、京都旅行を計画している方はこの時期に予定を合わせてグルメ旅行出かけてみてはいかがでしょうか。
なお、高級感のある価格帯ですが、カード支払いができないのでお気を付けください。
住所 : 京都府京都市中京区二条通室町西入大恩寺町248-2
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 075-231-3758
定休日 : なし
営業時間 : 12:00~14:30/17:00~20:30
予算 : 15,000~20,000円
キャッシュレス決済 : 不可
禁煙・喫煙 : 全席喫煙可
備考 : 完全予約制
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ 一休.comレストラン
質の良い鱧が集まる京都では、鱧料理は高級食材に入ります。
そんな中でも、比較的リーズナブルに一流の鱧料理を楽しめるお店が、1934年創業の「寿司割烹 三栄」です。
仲買人がせり落としやすいよう前日に仕入れ本数を予約することで単価を抑えるという方法で、かなりお値打ちに鱧を提供できているのだそう。
店内は、カウンターとテーブル席、お座敷からなるこぢんまりとした造りです。
特に鱧の季節には予約で満席になることも多いため、早めの予約は必須ですよ。
7月~9月の限定ランチが「鱧旬菜御膳」。
鱧落とし、京野菜の炊き合わせ、骨せんべい、鱧の天麩羅、鱧しゃぶ小鍋、鱧小袖寿司など全8品のコースです。
カウンターに陣取って、目の前で店主が鱧切りをする様子を眺めながらいただくのがおすすめです。
特筆すべきは鱧しゃぶ小鍋。
鱧、豆腐、九条ネギ、ごぼう、水菜が入ったお鍋にすだちを絞っていただきます。
鱧の頭でとった出汁と昆布出汁を合わせたスープが、具材本来の味を引き出していて絶品だと評判です。
アツアツの天ぷらも、見ても楽しめる美しい京野菜の炊き合わせも、鱧寿司も全てに店主の鱧を調理する技術と丁寧な仕事が活かされています。
鱧好きならば、鱧しゃぶがメインとなる「鱧しゃぶコース」や、品数の増える「鱧づくしコース」も良いですね。
住所 : 京都府京都市下京区河原町四条下ル二筋目東入ル
マップ : Googleマップ
アクセス : 祇園四条駅から徒歩5分
電話番号 : 075-351-6992
定休日 : 月曜日
営業時間 : 11:30~14:30(L.O.13:30)/16:30~22:00(L.O.20:00)
予算 : [昼] 3,000~5,000円 [夜] 8,000~15,000円
キャッシュレス決済 :
禁煙・喫煙 : 全席禁煙
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ 一休.comレストラン
TV番組 "秘密のケンミンSHOW" で取り上げられてから、ぐんと知名度がアップした「衣笠丼」。
細く切った油揚げとネギを出汁で炊き、卵でとじてご飯にかけるという簡単かつ素朴な家庭料理です。
ちなみに、油揚げの代わりにかまぼこを使うのが木の葉丼、揚げとネギですが、卵で閉じないのがきつね丼と呼ばれています。
驚くほどシンプルな一品ですが、京都の油揚げは肉厚なので、ちょっと甘めの出汁がじゅわっと浸み込んでいてとっても美味しいです。
もちろん、ネギは甘みのある柔らかな九条ネギ。
うどん屋さん、そば屋さん、定食屋さんなどで衣笠丼の文字を見かけたら、一度は食べてみてください。
1465年創業、尾張の国から京都へ移り商売を始めた「尾張屋」は、江戸時代から蕎麦屋をはじめて現在は16代目という老舗です。
雰囲気抜群な本店は京都御所の近くにあります。
水質の良い地下水に恵まれている京都では、豆腐、湯葉、生麩など水が命という食べ物が豊富。
蕎麦出汁も然りで、「尾張屋」では比叡山水系の地下水を井戸から汲み上げ麦飯石でろ過させたものを、出汁、蕎麦打ち、菓子作りに使っています。
写真は「衣笠丼」1,265円(税込)です。
もっちりしたお揚げに青みを残したネギ、絶妙な半熟加減の卵とじ。
お肉が入っていないのに食べ応えがあるのは、これらのバランスが秀逸だからこそでしょう。
出汁の美味しいお蕎麦屋さんならではの、出汁の香る上品な丼です。
住所 : 京都府京都市中京区車屋町通二条下ル仁王門突抜町322
マップ : Googleマップ
アクセス : 烏丸御池駅1番出口から徒歩2分
電話番号 : 075-231-3446
定休日 : 1/1~2
営業時間 : 11:00~15:30(L.O.15:00)※お菓子販売は9:00~17:00
予算 : 2,000~3,000円
キャッシュレス決済 :
禁煙・喫煙 : 全席禁煙
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ
京都を歩くと、あちこちで見かける「おばんざい」の文字。
京都旅行では、名物のおばんざいを食べたいとリサーチする方も多いのではないでしょうか。
おばんざいとは、京都の家庭の夕飯に出てくるような、ひじきの煮物やじゃこ万願寺、鶏と大根の炊いたん(炊いたものという意味)などを指します。
いつしかメディアの力によって "京のおばんざい" がブランド化されたような感じですが、実は地元京都の人は、おばんざいという名前に違和感を持つ人も少なくありません。
"おばんざいという言葉は使ったことがない、おかずって言う" という声が圧倒的多数です。
そうとは言いつつも、とにかく美味しい京都の家庭料理を食べたい方は、おばんざいと銘打っているお店に行きましょう。
京野菜や、京都ならではの食材を使っているお料理が多く、和食っていいなあと再認識できるはずです。
ちなみに、皆さんは京野菜をいくつご存知でしょうか。
代表的なのは、万願寺とうがらし、九条ネギ、聖護院だいこん、聖護院かぶ、壬生菜(みぶな)、堀川ごぼう、賀茂なす、京みず菜など。
おばんざいのメニューにこれらを見つけたら、ぜひ食べてみてくださいね。
北は三条通、南は建仁寺を結ぶ約1kmが花見小路。
明治初期に作られた道で、平成13年(2001年)に、電線が地中に埋められ、石畳が敷かれより京都らしい風情がある人気の通りです。
小路の両側にはお茶屋さん、小料理屋さん、町家カフェなどの飲食店が並び、海外からの観光客をはじめ多くの人で賑わっています。
夕方になるとお座敷に向かう舞妓さんや芸妓さんに出会うかもしれません。
そんな花見小路にある「祇園きらら」は、女性に人気のおばんざいが美味しいお店。
カウンター9席と小上りに3卓という小さな店内は、上品かつ家庭的な雰囲気で、初めてでも落ち着いてお食事を楽しめます。
料理には、京都の野菜を味わって欲しいという料理長が自ら仕入れる都野菜(京野菜という限定された品種ではなく、京都の農家で作られた野菜)がふんだんに使われています。
写真はランチメニューの「彩(いろどり)御膳」2,500円(税込)です。
季節のおばんざい十種類以上と、天ぷら、旬野菜のサラダが大きなお皿に大集合しています。
季節の炊き込みご飯と赤だしも付いていますよ。
1品1品手が込んでいて、ちょっとずつ色々な料理を味わいたい方に人気のメニューです。
住所 : 京都府京都市東山区祇園町南側570-232
マップ : Googleマップ
アクセス : 京阪祇園四条駅から5分
電話番号 : 075-531-3636
定休日 : 不定休
営業時間 : 11:30〜14:00(L.O.)/17:30~21:00(L.O.19:30)
予算 : [昼] 2,000~3,000円 [夜] 6,000~7,000円
キャッシュレス決済 :
禁煙・喫煙 : 全席禁煙
予約サイト・口コミ・クーポン : 一休.comレストラン
京都きっての観光スポット、嵐山にある「ぎゃあてい」。
ぎゃあていとは、般若心経の一節で "思うがままに行きなさい" という意味があり、 "好きなものを思うがまま食べてほしい" という思いを込めて名付けられました。
お店は嵐山駅のすぐ隣という抜群の立地で、ランチタイムのみの営業ということもあってかなり混み合います。
店頭のタブレットで予約を取りスマホで順番がわかるシステムなので、店頭に並ぶ必要はなく周辺の散策をしながら待つことができますよ。
また、嵐山の醍醐味である食べ歩きを楽しめるようにと、生麩田楽やドリンクなどテイクアウトメニューも用意されています。
メニューは1種類のみ。
「ぎゃあてい御膳」2,800円(税込)は、季節の彩りおばんざいが小鉢で12品用意されています。
全体的に上品で優しい味わいで、出汁はしっかり効いているのに薄味で滋味深いという、まさに京都らしい味付けです。
汲み上げ湯葉や国産牛西京漬けローストビーフといった人気メニューに、時期によってはハモ落としや冷製メロンスープなど、季節感のあるメニューも加わります。
白ご飯はプラス400円で湯葉丼に変更可能。
湯葉丼未体験の方はぜひオーダーしてみてください。
住所 : 京都府京都市右京区嵯峨天龍寺造路町19-8
マップ : Googleマップ
アクセス : 嵐山駅から徒歩1分
電話番号 : 075-862-2411
定休日 : 水曜日、その他不定休あり
営業時間 : 11:00〜14:30(L.O.)
予算 : 2,000〜3,000円
キャッシュレス決済 :
禁煙・喫煙 : 全席禁煙
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ
※おばんざいの関連記事: 京都でおばんざいがおすすめのお店10選!ランチの人気店から隠れ家まで♪
一般的に錦糸丼と言われているのは、名前通り、丼の上に錦糸卵がのせられその上かその下に鰻や穴子、鱧、ニシン、鶏肉などを乗せたもの。
今回ご紹介する「うなぎのきんし丼」とは、鰻の蒲焼の上にだし巻き卵が乗せられたもので、滋賀県大津市の「かねよ」が発祥と言われています。
なんでも、最初は錦糸卵を使っていたのですが、忙しくて玉子をさまして切る時間がなく、玉子焼きのまま鰻丼の上に乗せたのが始まりなのだそう。
最初は驚かれたものの、迫力があって良いとか切らない方が美味しいなど高評価だったので、そのままのスタイルになったと言われています。
大正初期創業時の佇まいを色濃く残す「京極かねよ」。
周辺には近代的な建物が並ぶので、ここだけタイムスリップしたかのような独特の雰囲気を醸し出しています。
京極かねよの鰻の蒲焼は、鰻を背開きして白焼きし、蒸してからタレをつけて本焼きをするという関東流。
100年注ぎ足し一子相伝の秘伝のタレは、さらりとしていて甘みがあり、国産鰻との相性抜群です。
「きんし丼」並 3,200円・上 4,000円(各税込)。
鰻丼の上にはみ出るサイズの大きな京風の出汁巻玉子がどーんと乗っています。
ふんわりと上品な出汁の香りがする出汁巻玉子と鰻を交互に食べると、お互いが味を引き立てあっていてたまらない美味しさです。
お酒も一緒に楽しみたい時は「ちょっといっぷくビールセット」2,650円(税込)がおすすめ。
名物のきんし丼に、ヱビス樽生(小)、うざく、お新香付きというお得なメニューです。(ただし正月、祇園祭、土用の丑の日を除く)
ちょっと贅沢がしたい観光中のランチや歩き疲れた夜に、うなぎのきんし丼を頬張りながらビールを流し込むのは至福ですね。
住所 : 京都府京都市中京区六角通新京極東入ル松ヶ枝町456
マップ : Googleマップ
アクセス : 京都市役所前駅から徒歩7分
電話番号 : 075-221-0669
定休日 : 不定休
営業時間 :
予算 : 2,000~4,000円
キャッシュレス決済 :
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ ホットペッパーグルメ
京都が発祥と言われている「にしんそば」。
京都ならではの上品なお出汁に、身欠きにしんの脂が溶けだす事でコクと旨みが生まれます。
ちょっと甘辛いにしんとシンプルな蕎麦、たっぷりの九条ネギをのせるのが定番です。
「総本家にしんそば松葉」の二代目が考案して以来、あっという間に人気となり、京都中に広まっていきました。
現在は、京都のお蕎麦屋さんの定番メニューになっています。
京都でにしんそばと言えば「総本家にしんそば松葉」。
京都南座のすぐ隣にあり、一度は目にしたという方も多いのではないでしょうか。
1861年、今は無き北座の芝居茶屋として開業した松葉の二代目が、1882年に考案したにしんそば。
四方を山に囲まれている京都の人々にとって海産物は貴重品だったので、身欠きにしんは人気の食べ物でした。
何とかもっと美味しく食べる事ができないかと試行錯誤を重ねて誕生したのが、にしんそばです。
「にしんそば」1,870円(税込)。
甘辛く煮つけられたにしんは、お箸をつけるとホロホロと崩れるほど柔らかく、臭みなどを心配している方は杞憂に終わることでしょう。
鰹出汁のさっぱりしたつゆに、にしん、喉越しの良い蕎麦、甘味のある柔らかな九条ネギが良いアクセントになっています。
店頭では、にしんそばのセット(にしん、そば、つゆ入り)が販売されています。
にしんの甘露煮やにしんの昆布巻きもあるので、食通の方へのお土産におすすめです。
新幹線京都駅の構内にも 支店 があるため、食べ忘れた方や、京都を離れる前にもう一度という方はぜひどうぞ。
住所 : 京都府京都市東山区川端町192 松林ビル
マップ : Googleマップ
アクセス : 四条河原町駅から徒歩5分
電話番号 : 075-561-1451
定休日 : 水曜日(祝日の場合は営業)※季節により変動あり
営業時間 : 10:30~21:00(L.O.20:30)
予算 : 1,000~2,000円
キャッシュレス決済 : カード可(VISA、Master、JCB、AMEX、Diners)
禁煙・喫煙 : 全席禁煙
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ
京都南座の向かいにある「やぐ羅 本店」は、1900年創業の老舗蕎麦店です。
名物は、しっかりと味付けされたにしんの姿煮と、蕎麦、だしの相性が抜群のにしんそば。
にしんは、干すことにより魚本来の旨みを逃がさずに閉じ込めているという理由で、生ではなく身欠きにしんが使用されています。
こちらが「にしんそば」1,380円(税込)。
創業時から継ぎ足し継ぎ足しで使用されている秘伝のだしで炊かれたにしんは柔らかく、しっかりとした味付けが特徴です。
蕎麦はにしんそばに合うように、国内産そば粉と小麦粉が配合されています。
おそばの出汁はあっさりと仕上げられているので、にしんとの相性が良く、飲み干せる美味しさだと評判です。
暑い夏には、さっぱりとした「冷やしにしんそば」1,380円(税込)がおすすめですよ。
住所 : 京都府京都市東山区中之町211
マップ : Googleマップ
アクセス : 祇園四条駅から徒歩1分
電話番号 : 075-561-1035
定休日 : 不定休
営業時間 : 11:30~21:00(L.O.20:45)※土日祝は11:00~
予算 : 1,000~2,000円
キャッシュレス決済 : 不可
禁煙・喫煙 : 全席禁煙
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ
「からしそば」は、京都の "鳳舞系(ほうまいけい)" と呼ばれるお店でしか提供されておらず、まさに京都でしか食べられない食べ物です。
発祥は、1924年創業の老舗「志那料理ハマムラ」で料理長を務めた店主が開業した「鳳舞」とされています。
京風中華を広めた店として大変人気がありましたが、2009年に惜しまれつつ閉店しました。
ちなみに京風中華とは、出汁が効いていて薄めの味付けのあっさりした中華料理のこと。
花街で働く芸妓さんや舞妓さんが食事の後にお座敷に行っても大丈夫なように、ニンニクなど匂いの強い食材を控えているのが特徴です。
「鳳舞」の人気メニューだったのが、からしが入ったタレに絡めた麺に野菜たっぷりの餡をかけたあんかけ麺「からしそば」。
和がらしとお酢が入ったタレは鼻にツンと抜けるちょっと大人向けの味として評判でした。
京都には「鳳舞」での修行経験者が独立して開いたお店が何軒かあり、今でも少しずつ具材や味付けの違う一杯を味わうことができます。
「鳳舞楼(ほうまいろう)」の店主は、16歳の頃から鳳舞に住み込みで修行していたという筋金入りの直系弟子です。
鳳舞から独立した人のお店には「鳳」の文字が使われていることが多いのですが、こちらのお店は鳳舞という字が丸ごと入っています。
お店から譲り受けた食器類や調度品も飾られていて、鳳舞の味を懐かしむ人たちを喜ばせていますよ。
「からしそば」1,200円(税込)の具は、海老、椎茸、ネギ、鶏肉、そしてシャキシャキ感を残すために最後に炒めるたっぷりのレタス。
辛味は控えめなので、とっても食べやすいのが特徴です。
からしそばのお供には、鳳舞直伝の「焼売」4個 600円~(税込)もぜひどうぞ。
粗みじんにしたクワイが入っていて、お肉の中にシャキッとした食感が楽しめる人気の一品です。
住所 : 京都府京都市上京区今出川町333 第2高橋ビル 5F CD
マップ : Googleマップ
アクセス : 今出川駅から徒歩1分
電話番号 : 075-451-5000
定休日 : 火曜日
営業時間 : 11:30~15:00(L.O.14:30)/17:00~21:00(L.O.20:30)
予算 : [昼] 1,000~2,000円 [夜] 2,000~3,000円
キャッシュレス決済 : カード可(VISA、Master、JCB、AMEX、Diners)
禁煙・喫煙 : 全席禁煙
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ 一休.comレストラン
なぜ普通に玉子サンドではなく、「コロナの玉子サンド」なのか。
人気洋食店「コロナ」の人気メニューだった玉子サンドは、厚切り玉子サンドイッチの草分け的な存在です。
メディアにも取り上げられるようになり大勢のお客さんが訪れていました。
そんな中2012年に惜しまれつつ閉店したのですが、その美味しさを自らの店で復活させたのが「喫茶マドラグ」のオーナーです。
元店主に直伝された「コロナ」のレシピを元に改良を加えお墨付きをもらえたものが、現在「コロナの玉子サンド」として提供されています。
どこか外国のカフェを思わせるような独特な雰囲気が特徴の「喫茶マドラグ」。
全18席のこぢんまりとした空間ながら、玉子サンドを求めて連日多くのお客さんが訪れます。
モーニングもランチも予約ができるので、事前に席を確保しておくと安心でしょう。
運ばれてきた瞬間に、おおっと声が出てしまいそうな迫力のある「コロナの玉子サンドイッチ」990円(税込)。
卵4個にたっぷりのミルクを使ってふっくらと蒸し焼きにされたオムレツは、なめらかでふるふるっとしています。
パンにはデミグラスソースやビネガー、マスタードなどを加えたマヨネーズソースが塗られていて良いアクセントに。
「コロナ」の常連さんたちの意見を聞いて独自のアレンジを加えた味で提供されています。
住所 : 京都市中京区押小路通西洞院東入ル北側
マップ : Googleマップ
アクセス : 二条城前駅から徒歩6分
電話番号 : 075-744-0067
定休日 : 日曜日
営業時間 : 8:00~11:00/12:00~18:00
予算 : 1,000~2,000円
キャッシュレス決済 : 不可
禁煙・喫煙 : 全席禁煙
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ
和食のイメージが強い京都ですが、実はパンの消費量が全国1,2を争うほどのパン好きということをご存知でしたか?
パン好きな人が多いということは、それだけ競争も激しく、当然そのレベルも上がっていくもの。
地元密着型のパン屋さんから、おしゃれなパンカフェ、こだわりのベーカリーなど、京都の街にはパン屋さんがあふれています。
京都で知らない人はいない有名ベーカリー「志津屋SIZUYA」は、昭和23年(1948年)京都河原町で創業した老舗店です。
京都府内に20店舗以上を構え、主要駅をはじめ主要な通りには必ずあるので、見かけた人も多いのではないでしょうか。
メディアにも良く取り上げられる代表メニューは「京カルネ」250円(税込)です。
ドイツのカイザーロールに似た形のふわっとしたフランスパンに、しゃきっとした玉ねぎとスライスハムが1枚挟まれています。
味付けはオリジナルのマーガリンだけというシンプルな一品です。
袋に書いてある通り、オーブントースターで焦げない程度に軽く温めるとより一層美味しくなります。
イートインスペースがある店舗で食べていくのも良いですし、テイクアウトして食べ歩きやお土産にするのも良いですね。
ちなみに京都市営地下鉄の烏丸御池駅の構内には、「志津屋」のパンが購入できる自動販売機が設置されています。
パンの自動販売機は京都の人にもちょっと衝撃的だったようで、SNSでも話題になりました。
ソウルフード的なカルネをはじめとした人気のパンが並んでいるとあれば買わないわけにはいきませんね。
パンと言えど有名なお店であれば一つ一つが高価な場合も多いですが、「志津屋」では安い価格で美味しいパンを味わえるのも長年親しまれている所以かもしれません。
住所 : 京都市右京区山ノ内五反田町10
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アクセス : 嵐電天神川駅から徒歩15分
電話番号 : 075-803-2550
定休日 : 1/1
営業時間 : 7:00~20:00
予算 : ~1,000円
キャッシュレス決済 : カード可、電子マネー可
禁煙・喫煙 : 全席禁煙
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ
京都では和スイーツを食べなければ1日は終われません。
お茶の産地である宇治のお茶屋さんがプロデュースする甘味処が京都市内にもたくさんあり、全国展開しているお店も多数。
老舗店からおしゃれカフェまで、とにかく抹茶やほうじ茶を使った目でも楽しめるスイーツに溢れています。
あまりにお店が多すぎて、どこが良いのか悩みますよね。
今回は、旅行者にも便利な京都市中心地で楽しめる抹茶スイーツの人気店をご紹介します。
「濃茶モンブラン」800円(税込)、もうこれはアートですね。
上質な抹茶ならではの、深い味わいとほろ苦さを楽しんでください。
やさしい味のクリームの中には、ふっくらと炊いた丹波の黒豆が隠れています。
「和カフェ季の音」は、四条河原町の交差点からすぐのビルの4階にあるので、お買い物の休憩にぴったりな立地。
宇治の老舗「丸久小山園」から取り寄せる抹茶、玉露、ほうじ茶などを使ったスイーツは、和パフェ、あんみつ、パウンドケーキ、かき氷など種類も豊富です。
住所 : 京都府京都市中京区河原町通四条上ル米屋町384 くらもとビル 4F
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アクセス : 阪急電鉄 河原町駅から徒歩2分
電話番号 : 075-213-2288
定休日 : 火曜日
営業時間 : 12:00~18:30(L.O.18:00)
予算 : 1,000~2,000円
キャッシュレス決済 :
禁煙・喫煙 : 全席禁煙
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ
清水寺の産寧坂という超観光スポットにある「MACCHA HOUSE抹茶館 京都清水産寧坂店」。
築90年の町家をリノベーションした京都清水産寧坂店には日本庭園もあり、ゆっくりとスイーツタイムが楽しめます。
四条河原町の 本店 は整理券が出る程の行列店ですが、京都清水産寧坂店は席数が多く穴場です。
清水寺観光の休憩に立ち寄ってみてください。
こちらは「宇治抹茶のティラミス」800円(税込)。
ヒノキの升に入れられたティラミスに、宇治茶の老舗「森半」の抹茶がたっぷりとかけられた逸品です。
スプーンを入れるととろりと柔らかなマスカルポーネチーズのクリームが顔を出します。
さらに、中には抹茶のスポンジケーキが入っているので、また違った食感を楽しめますよ。
マスカルポーネチーズのクリームと、香りが強く苦みのある抹茶の絶妙なバランス、見た目の美しさは格別です。
濃厚な抹茶を使用したドリンクやソフトクリームも用意されているので、テイクアウトして食べ歩きを楽しむのも良いですね。
住所 : 京都府京都市東山区清水3-337
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 075-532-5630
定休日 : 無休
営業時間 : 11:00~18:00(L.O.17:30)
予算 : ~1,000円
キャッシュレス決済 : カード可、電子マネー可(交通系IC)
禁煙・喫煙 : 全席禁煙
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ
ミシュランガイド関西2020年度版で、3つ星を獲得した老舗料亭「菊乃井 本店」。
より多くの人に本物の和食を気軽に味わって欲しいという思いから、2017年にオープンさせたのが「無碍山房」です。
今回は抹茶スイーツが味わえるスポットとしての紹介ですが、完全予約制の「時雨弁当」5,500円(税込)も人気があります。
喫茶部門は11:30~17:00(L.O.)の営業です。
こちらは「無碍山房濃い抹茶パフェ」1,980円(税込)です。
抹茶アイスに、小豆、白玉、生姜風味のカステラ、抹茶ゼリーが詰まった夢のようなパフェ。
その名の通り濃い抹茶に驚くかもしれません。
ミシュラン3つ星獲得料亭プロデュースのデザートが美味しくないわけはないですよね。
人気店なので、予約をしてから行きましょう。
住所 : 京都府京都市東山区下河原町通高台寺北門前鷲尾町524
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アクセス : 京阪祇園四条駅から徒歩15分
電話番号 : 075-561-0015
定休日 : 火曜日、年末年始
営業時間 : 11:30~18:00(L.O. 17:00)
予算 : 1,000~2,000円
キャッシュレス決済 : カード可(VISA、Master、JCB、AMEX、Diners)
禁煙・喫煙 : 全席禁煙
備考 : 6歳未満のお子様は入店不可
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ
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せっかくなら京都でしか食べられない和スイーツも堪能したいという方には「あぶり餅」がおすすめ。
京都市北区の今宮神社、右京区嵯峨の清凉寺、金沢市の神明宮の参道にある和菓子店で食べられる焼き餅です。
一般的には親指大の餅を竹串に刺して炭火であぶった後に、白味噌のタレが塗られています。
今宮神社の参道には、道の両側に「かざりや」と「一文字家和輔(いちもんじやわすけ)」があります。
どちらも今宮神社に奉納された斎串を使っており、食べることで病気、厄除けの御利益があるとされているんです。
店頭で焼くあぶり餅の芳ばしい良い香りがしてくるので、どちらで食べるかが悩ましいところですね。
両店ともに1人前13本 600円(税込)、持ち帰りは3人前から可、賞味期限は当日中です。
見た目はそっくりですが、味の違いがあるのかないのか、気になる方は食べ比べをしてみてはいかがでしょうか。
13本といっても、1つが親指大なのでぺろりといけますよ。
まずは創業400年の老舗「かざりや」のあぶり餅。
ちぎったお餅にきな粉をまぶし、備長炭の炭火でこんがりと焼いて焦げ目がついたら半透明の白味噌のタレをかけていただきます。
店の前の縁台席と奥には座敷もあり、ゆったりと味わうことができますよ。
住所 : 京都府京都市北区紫野今宮町96
マップ : Googleマップ
アクセス : 京都市バス46系統「今宮神社前バス停」から徒歩2分
電話番号 : 075-491-9402
定休日 : 水曜日(1日、15日、祝日の場合は営業し、翌日休業)、12/16~31
営業時間 : 10:00~17:00
予算 : ~1,000円
キャッシュレス決済 : 不可
禁煙・喫煙 : 全席禁煙
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ
続いて創業1000年という日本最古の和菓子屋さんとも言われるのが「一文字家和輔」です。
略して一和(いちわ)と呼ばれています。
平安時代に当時流行していた疫病を鎮めるために、一条天皇により建立された今宮神社。
同じ時期にこの場所で創業して現在まで続いているというのはすごい歴史ですよね。
千利休が茶菓子に「一和」のあぶり餅を使ったというお話もあるそうです。
住所 : 京都府京都市北区紫野今宮町96
マップ : Googleマップ
アクセス : 京都市バス46系統「今宮神社前バス停」から徒歩2分
電話番号 : 075-492-6852
定休日 : 水曜日(※1日、15日、祝日が水曜の場合は営業し、翌日休業)、年末に長期休業あり
営業時間 : 10:00~17:00
予算 : ~1,000円
キャッシュレス決済 : 不可
禁煙・喫煙 : 全席禁煙
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ
京都市内を北上して、丹波地方、丹後地方のご当地グルメをご紹介します。
天橋立 で知られる丹後地方は、美味しい魚介類の宝庫。
夏には海水浴や釣りを楽しみに、冬には温泉やグルメを楽しみに多くの人が訪れる人気のエリアです。
全国的にB級グルメとしてのご当地焼きそばが人気ですが、京都ではB級グルメ自体がちょっと珍しい存在。
そんな中で登場したのが、京都府福知山市のB級グルメとしてメディアに登場することも増えた「ゴム焼きそば」。
1950年代に創業したお好み焼き店の店主が、戦時中に中国で食べた広東麺の味が忘れられず、地元の製麺所とその麺を再現したのが始まりです。
独特の麺で作った焼きそばはあっという間に地元の人気となり、スーパーでも麺が販売されるほどになりました。
福知山市の高見製麺所が作る焼きそば麺は、普通の焼きそば麺の10倍という30~40分かけて蒸しあげています。
蒸したての熱い麺に油をまぶして手でほぐせば、ゴム焼きそば麺の完成。
かつてはいくつかの製麺所で作られていましたが、現在は高見製麺所のみで、福知山市内のお好み焼き店5店で味わうことができます。
そのネーミングから、ゴムのように伸びるの?と思いそうですが、実は焼きそば麺が茶色の輪ゴムのように見えることと、ちょっと硬めの食感がゴムっぽいからというのが正解です。
福知山駅北口からすぐのところにある「粉もの屋」は、その名の通り粉ものが食べられるお店です。
名物のゴム焼きそばの他、お好み焼きメニューも並んでいます。
「ゴム焼きそば」680円(税込)は一番注文の多い看板メニュー。
「粉もの屋」のゴム焼きそばは、トマトソースのかかったイタリアンテイストなのが特徴です。
ソース焼きそばが苦手な方でもペロリといけるさっぱりとした味わいですよ。
複数人で訪れる場合は「ゴムオムそば」や「ゴムそば飯」や、お好み焼きの「ゴムそばモダン」を注文してシェアするのもおすすめです。
住所 : 京都府福知山市字天田251
マップ : Googleマップ
アクセス : 福知山駅 北口から徒歩すぐ
電話番号 : 0773-22-0032
定休日 : なし
営業時間 :
予算 : ~1,000円
キャッシュレス決済 : 不可
禁煙・喫煙 : 店舗にお問い合わせください
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全国のB級グルメ、ご当地グルメの定番ともいえる焼きそば。
「宮津カレー焼きそば」のルーツは、戦後まもなく宮津に移り住んだ台湾出身の料理人、王さんが開いた今は無き「平和軒」にあります。
中華料理がベースながらも、カレースパイスを加えた独特なスープを使った麺料理は、当時の若者に人気となりました。
それが、カレー味のラーメンのような焼きそばのような味で、ボリューム満点のカレー焼きそばです。
1990年頃まで営業していたという「平和軒」ですが、当時の若者たちが親になった今、あの忘れられない味をもう一度という話から持ち上がったのが宮津カレー焼きそばの復活。
宮津市内の十数店の飲食店がメニューに取り入れるようになり、独自のレシピを開発しました。
その結果、ドライタイプと「平和軒」の味に近いウェットタイプが登場し、新たに宮津のご当地グルメとなったのです。
宮津商工会議所は 宮津カレー焼きそば会 を発足させ、様々なPR活動を行っています。
1979年創業の「カフェ・レスト絵梨奈」。
お店は宮津駅から徒歩10分ほどの場所にあります。
「カレー焼きそば」780円(税込)は、汁たっぷりのウェットタイプと、普通の焼きそばのようなドライタイプの2本立てです。
豚でとったスープに、数種類のスパイスを効かせて仕上げた「カレー焼きそば」はかなりスパイシーです。
キャベツ、玉ねぎ、ピーマンなどの野菜とハムが入っています。
ウェットタイプをオーダーし、スパイシーなスープを残してライスを投入し、絡ませながら食べるのが常連さんの間で人気です。
住所 : 京都府宮津市万年1015-1
マップ : Googleマップ
アクセス : 宮津駅から徒歩10分
電話番号 : 0772-22-2727
定休日 : 第2・4日曜日
営業時間 : 10:00~24:00
予算 : [昼] ~1,000円 [夜] 2,000~3,000円
キャッシュレス決済 : 不可
禁煙・喫煙 : 店舗にお問い合わせください
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丹後半島の東端に位置する伊根町は、船の収納庫の上に住居を構えた舟屋で知られる景勝地です。
舟屋というものは江戸時代中期から存在していると言われ、現在は230棟余りがずらりと並び、重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。
この伊根の名物と言えば、寒ブリ。
富山県氷見市、長崎県五島列島と並び、日本三大ブリ漁港に数えられ、晩秋から冬にかけて脂ののったブリが水揚げされます。
丹後地方で出世魚であるブリは、縁起物としてお正月やお祝い事にブリを食べる習慣があり、中でも人気が高いのが「ブリしゃぶ」です。
昆布だしを沸騰させた鍋にブリの切り身をさっとくぐらせて霜降りになったところを、ポン酢やゴマダレで食べると口の中でとろける旨さ。
冬になると伊根の旅館、民宿、料理屋には、ブリしゃぶをはじめ、刺身、海鮮丼、塩焼き、照り焼き、カマ焼きなど美味しいブリ料理を求めて食通が集まります。
伊根町観光協会の2階にある「舟屋食堂」。
窓側の席では舟屋を眺めながらお食事を楽しめるという絶好のロケーションが人気です。
伊根で獲れたブリをはじめ、地魚や郷土料理を、気軽にお手頃な値段で味わえます。
ブリしゃぶを味わうなら、ランチの「鰤丼定食」2,500円(税込)をぜひどうぞ。
ブリしゃぶ、ブリ刺身、ブリの焚き物、ブリの照り焼き、ブリの昆布締めなどまさにブリ尽くしです。
こちらは11~3月の期間限定メニューとなっています。
伊根で獲れた魚を一度に楽しみたいなら、7~8種類の旬の魚介が乗った「海鮮丼」1,800円(税込)も良いですね。
住所 : 京都府与謝郡伊根町平田491
マップ : Googleマップ
アクセス : 丹海バス「平田」バス停から徒歩2分
電話番号 : 0772-32-0800
定休日 : 木曜日
営業時間 : 8:30~9:30/11:00~16:00(L.O.15:00)
予算 : 2,000~3,000円
キャッシュレス決済 : 不可
禁煙・喫煙 : 全席禁煙
備考 : 朝食は利用日の1週間前までに事前予約が必要
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ
地方によって呼び方が変わるずわい蟹。
丹後、山陰地方では松葉蟹、福井県や石川県では越前蟹、その他の地方ではそのままずわい蟹と呼ばれています。
近年は各漁協によって水揚げされた漁港の名前を付けた蟹のブランド化が進み、漁港ごとに色分けしたタグを蟹に付けるようになりました。
中でも京都府の丹後半島の間人港で水揚げされた蟹は「間人(たいざ)ガニ」と呼ばれ、最高級の幻の蟹として知られています。
それでは、なぜ幻の蟹と言われるのか。
間人漁港から30~40km沖合、水深約270mが蟹の漁場。
わずか5隻の小型底引き網船での日帰り漁のため、少しでも海が荒れると出航できない上に、一度の漁での水揚げもそう多くないために幻の蟹と呼ばれています。
また、セリにかけられる前に、地元漁師が蟹の大きさ、身の入り方、指の揃い方などを細かくチェックし約50段階に選別することで、最高級品質を保っているのです。
丹後半島の沖は、北からの寒流と南からの暖流にのって、蟹の餌となるプランクトンが大量に流れつきます。
豊富なプランクトンを食べて育つ間人ガニは、身が甘く香りもしっかりしていて弾力があるんです。
なお、間人ガニを初めて食べる方は注意が必要です。
一度この味を知ってしまうと、もう他の蟹には戻れなく恐れがあります。
季節になると京都市内の料理屋さんでも提供されますが、鮮度が命の間人ガニをいただくなら、やはり間人に行くのが王道でしょう。
間人にはたくさんの料理宿があり、間人蟹をはじめ、間人漁港で水揚げされた新鮮な地魚を味えるのが醍醐味です。
1日8組限定の小さなお宿「寿海亭」は、日本海を望む高台に位置しているので、全ての部屋にオーシャンビューの窓があり、絶景を楽しむことができます。
美しい夕日を眺めながら、何もしない贅沢な時間を過ごしたい方にぴったりの大人向けのお宿です。
2019年4月にリニューアルされ、全室に展望風呂が付いたのは嬉しいポイント。
間人は温泉ではないので、お部屋のお風呂の有無や綺麗さは重要ですよね。
夏にはイカ釣り漁船の漁火が幻想的です。
11~3月頃限定のお楽しみでもある間人ガニは緑のタグが目印です。
「寿海亭」のご主人は間人漁港の仲買人でもあるので、目利きは一流。
新鮮さにこだわりぬいて自らセリ落とした魚介類は、食通を唸らせるものばかりです。
間人ガニのほか、素潜り漁で揚がったアワビやサザエ、赤ウニや、舞鶴港で揚がる岩ガキなど高級なご馳走もいっぱい揃います。
お食事プランは間人ガニのフルコースから北洋ズワイガニまで様々なので、ご予算に合わせて選んでください。
間人ガニはかなり値がはりますが、奮発しても後悔する事はない極上の美味しさです。
プランの詳細については、 予約サイト をチェックしてくださいね。
住所 : 京都府京丹後市丹後町間人3778
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アクセス : 京都丹後鉄道 網野駅から車で約20分
電話番号 : 0772-75-0168
営業時間 : チェックイン 15:00 / チェックアウト 10:00
予約サイト・口コミ・クーポン : 楽天トラベル
定番の名物から京都以外の方はあまり知らないようなご当地グルメ、お土産に最適な食べ物までご紹介しました。
ほぼ和食というラインナップになりましたが、やはり京都には和食が似合います。
京都リピーターの方は、ぜひ丹後地方にも足をのばして美味しい魚介類を味わってみてください。
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最終更新日 : 2024/11/25
公開日 : 2019/12/24