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気温が高くなってくると、冷やし中華を食べたくなってきませんか?
暑くてたまらない季節には、ひんやり冷たい麺やたれが喉を通っていく感覚に癒されます。
つるんと喉ごしの良い冷やし中華は、食欲が落ちていても食べやすいですよね。
色々な具材をのせれば栄養バランスも良くなるので、夏の栄養補給にもおすすめです。
冷やし中華は名前に「中華」と入っているため、中国発祥の料理と思われがちですが、実は日本で誕生しました。
上海の料理「涼拌麺」をヒントにして作られたと言われています。
今や日本の夏を代表する料理として、すっかり定着していますね。
今回は、夏の定番料理である冷やし中華のレシピをご紹介します。
基本の冷やし中華のレシピはもちろん、ピリ辛坦々麺風レシピ、つけめん風レシピも取り上げます。
冷蔵庫にある具材で自由にアレンジして、夏の食事を楽しんでください。
まずは、基本の冷やし中華の作り方を知っておきましょう。
冷やし中華といえば、色とりどりの具材が細切りにされて、きれいに並べられたものを思い浮かべませんか?
ほとんどの具材は切るだけで用意できるので、冷やし中華は意外と簡単に作れます。
薄くきれいに作るのが大変なイメージのある錦糸卵も、失敗なく手軽に作れる方法があります。
このレシピでお伝えするので、ぜひ参考にしてください。
冷やし中華の定番、しょうゆと酢をベースにしたたれのレシピも紹介します。
たれも具材もしっかり冷やして、おいしい冷やし中華を食べてください。
【2人分】
<錦糸卵>
<たれ>
1. きゅうりは両端を切り落とし、斜めに薄くスライスしてから千切りにする。
2. トマトはへたを切り落とし、1/2個を6等分のくし切りにする。
3. ハムを半分に切り、3〜5mm幅の細切りにする。
4. 卵をよく溶き、砂糖と塩を加えて混ぜる。
5. 直径20cmほどの小さめのフライパンにサラダ油を引き、加熱する。キッチンペーパーなどでフライパンの端まで油をなじませる。
6. 4の半量を流し入れ、すぐにフライパンを動かして卵液を全体に広げる。火を止め、ふたをして2分置き、余熱で火を通す。
7. ふたを取り、卵の表面が乾いて火が通っていればフライパンから取り出す。同様にもう1枚作る。
余熱で火を通すこの薄焼き卵の作り方は、両面を焼くために熱々の薄焼き卵をひっくり返す必要がありません。
薄焼き卵を焦がす心配もないのでおすすめです。
8. 7を2枚重ねて3等分に切り、さらに重ねて3〜5mm幅の細切りにする。
9. ボウルに<たれ>の材料を入れて混ぜ合わせ、冷蔵庫で冷やす。
砂糖が溶けるように、よく混ぜましょう。
10. 大きめの鍋にたっぷりの水(分量外)を入れて沸かし、中華麺を袋の表記通りの時間でゆでる。
中華麺は、ゆでる前に軽くほぐしましょう。
ゆでている間も、菜箸でときどき軽くほぐしてください。
11. ざるに上げて流水で冷まし、水気をよく切る。
手で麺をざるに押さえつけて、水気を押し出すようによく切ってください。
麺に残った水気で、たれの味が薄まるのを防ぎます。
12. 冷やした皿に中華麺をこんもり盛り付ける。
13. 具材を麺に立てかけるようにして、彩りよく盛り付ける。好みでマヨネーズや練りからしを添える。
14. 食べる直前にたれをかける。
さっぱりした味わいの冷やし中華ですが、マヨネーズをつけるとコクが加わります。
味のアクセントになる練りからしもおすすめです。
冷やし中華の定番たれのひとつに、ごまだれがあります。
風味豊かなごまだれも、簡単に手作りできます。
このレシピではごまだれを豆乳ベースで作りますが、豆乳臭さはなく、ごまのコクがありながらあっさりとした味わいです。
味噌を加えているため、味に奥行きが感じられます。
さらに、ごまだれに肉そぼろを合わせて、坦々麺風の冷やし中華に仕上げました。
肉そぼろは豆板醤を加えてピリ辛に仕上げており、ごまの香ばしい風味に加えて、辛味が食欲をそそります。
暑い季節にピリ辛で濃厚な冷やし中華を食べて、元気をつけてはいかがでしょうか。
【2人分】
<合わせ調味料>
<ごまだれ>
1. トマトはへたを切り落とし、1cm角ほどのさいの目切りにする。
2. 青ねぎを小口切りにする。
3. 長ねぎをみじん切りにする。
4. しょうがとにんにくをみじん切りにする。
5. <ごまだれ>の味噌と鶏がらスープのもとに、無調製豆乳を少量加えてよく溶かす。
6. 残りの無調製豆乳、白すりごま、しょうゆを加えて混ぜ合わせ、冷蔵庫で冷やす。
7. <合わせ調味料>の材料を混ぜ合わせる。
8. ごま油を引いたフライパンを火にかける。しょうがとにんにくを加えて加熱し、ふつふつと泡が出てきたら弱火にする。
9. しょうがとにんにくの香りが立ってきたら、豚ひき肉を加え、中火でほぐしながら炒める。
10. 豚ひき肉の色が変わり、肉から出た脂が透明になったら<合わせ調味料>を加え、全体になじませるように炒める。
11. 長ねぎを加えて、汁気がなくなるまで炒める。
12. 大きめの鍋にたっぷりの水(分量外)を入れて沸かし、中華麺を袋の表記通りの時間でゆでる。
中華麺は、ゆでる前に軽くほぐしましょう。
ゆでている間も、菜箸でときどき軽くほぐしてください。
13. ざるに上げて流水で冷まし、水気をよく切る。
麺を手でざるに押さえつけて、水気を押し出すようによく切ってください。
麺に残った水気で、たれの味が薄まるのを防ぎます。
14. 冷やした皿に中華麺を盛り付ける。
麺が少し平らになるように盛り付けると、トッピングをのせやすくなります。
15. 11、トマト、青ねぎの順番で盛り付ける。
16. 食べる直前に<ごまだれ>をかけ、好みでラー油を回しかける。
ごまのコクや香り、肉そぼろの辛味が効いたパンチのある味わいですが、トマトの酸味で口の中がさっぱりします。
辛いものを好む方はラー油をかけて、ごまの濃厚さが好きな方はすりごまを増量して食べてみてください。
ラーメンで人気のつけ麺は、冷やし中華にもアレンジが可能です。
冷たい麺と温かいつけ汁のレシピもありますが、今回は暑い季節に食べやすい、麺とつけ汁をどちらも冷たくして食べるレシピを紹介します。
つけ汁には梅肉と大根おろしを加えて、さわやかに食べられる味わいです。
梅や大根おろしと相性がよい、豚肉となすを具材にしました。
豚肉はゆでて余分な脂を落とし、さっぱりと食べやすく仕上げています。
梅の酸味や大根おろしの辛味、しその香りが食欲をそそり、ボリュームがある具材もあっさり食べられるでしょう。
食欲が落ちてしまいがちな暑い季節におすすめの、アレンジ冷やし中華です。
【2人分】
<梅おろしつけ汁>
1. 大葉を重ねて軸を切り落とし、丸めて端から千切りにする。
2. 梅干しの種を取り除き、果肉を包丁でたたいてペースト状にする。
3. 大根の皮を厚めにむき、おろし金ですりおろす。
4. 3の水気を軽く切り、器に盛る。
水気を切り過ぎて、ぱさぱさにならないようにしてください。
5. 大根おろし以外の<梅おろしつけ汁>の材料をボウルに入れて、よく混ぜ合わせる。冷蔵庫で冷やしておく。
よく混ぜて、砂糖をしっかり溶かしましょう。
梅干しの塩分濃度によって味の濃さが変わるので、冷水やしょうゆの量で調整してください。
6. なすのへたを切り落として縦半分に切り、1cm幅で斜めにスライスする。
7. フライパンにサラダ油を引き、なすに火が通るまで炒める。
8. 鍋にしゃぶしゃぶ用の湯を沸かし、料理酒を加えて、豚ロース肉を色が変わるまでさっとゆでる。
料理酒には、豚肉の臭みを消す効果があります。
9. 8をざるに上げて、自然に冷ます。
水っぽい仕上がりになってしまうため、豚肉を冷水にとって冷ますのはおすすめしません。
10 .大きめの鍋にたっぷりの水(分量外)を入れて沸かし、中華麺を袋の表記通りの時間でゆでる。
中華麺は、ゆでる前に軽くほぐしましょう。
ゆでている間も、菜箸でときどき軽くほぐしてください。
11. ざるに上げて流水で冷まし、水気をよく切る。
麺を手でざるに押さえつけて、水気を押し出すようによく切ってください。
麺に残った水気で、つけ汁の味が薄まるのを防ぎます。
12. 冷やした皿に中華麺を盛り付け、1、7、9をのせる。
13. <梅おろしつけ汁>を器に入れる。大根おろしと大葉をつけ汁に入れて、中華麺や豚肉、なすをつけながら食べる。
梅肉や大根おろしが、麺や具材によくからみます。
ボリュームがありますが、このつけ麺風冷やし中華はさっぱりと食べられるでしょう。
以上、冷やし中華のおすすめレシピをご紹介しました。
冷やし中華は手軽に作れる家庭向けの料理ですが、味に飽きてしまいがちです。
今回のレシピを参考にしながら、好みの具材やたれを用意して、様々な冷やし中華を楽しんでください。
最終更新日 : 2023/05/01
公開日 : 2023/05/01