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ウィークエンドシトロンは、フランスで古くから親しまれてきたレモンを代表とする柑橘系のケーキです。
レモンをたっぷり使ったバターケーキと表面を覆う甘いグラスアローのバランスが絶妙で、食べてみて初めて感じる甘酸っぱさが人気の秘密。
日持ちするケーキなので、何日かに分けていただくと楽しみが増えますね。
ウィークエンドシトロンは、別名「ウィークエンド」「ケーク・オ・シトロン」とも呼ばれています。
ウィークエンドシトロンという名前の意味は諸説ありますが、一番有名なのは「週末に大切な人たちと食べるケーキ」という意味。
平日は学校や仕事ですれ違いが多くても、週末はケーキを食べながらゆっくりおしゃべりをしましょうという気持ちが込められているんです。
家族を大切にするフランスならではの素敵な発想ではないでしょうか。
他にも、週末だけ郊外で過ごすライフスタイルが流行した時期に、ウィークエンドシトロンを持って行っていたという説もあります。
どちらにしても「週末に大切な人と食べるケーキ」という意味には変わりないのですね。
ウィークエンドシトロンの特徴といえば、ケーキの表面にたっぷりとかかった甘く爽やかな風味のグラスアローです。
表面を全て覆うのが一般的ですが、最近ではあえて側面はたらしたままだったりポイントで乗せたりと、グラスアローのかけ方にもバリエーションが出てきました。
また、バターケーキにもグラスアローにもたっぷりのレモンが使われており、口いっぱいにレモンの風味を感じられるのも特徴のひとつです。
見た目はとても甘そうですが、レモンの爽やかさが勝るケーキと言っても良いでしょう。
ウィークエンドシトロンを作る際に欠かせないのが、パウンドケーキ型とグラスアローを手早く塗り伸ばす為のパレットナイフです。
本記事内でも使用しているおすすめのパウンドケーキ型とパレットナイフをご紹介します。
選び方の参考にしてみてくださいね。
おすすめのパウンドケーキ型は「ガラス製」です。
パウンドケーキ型には、ステンレス、鉄(テフロン加工)、ブリキ、ガラス、シリコン…など様々な素材があることをご存知ですか?
筆者はガラス製以外にも使用してきましたが、以下の理由から今ではガラス製のパウンドケーキ型しか使用していません。
鉄(テフロン加工)もお手入れが楽で焼き上がったケーキを取り出しやすいことから人気がありますが、何度も使用しているうちにテフロン加工が剥げてきてしまうのが難点です。
ガラス製は内側に紙を敷かなくても薄くバターを塗るだけで簡単に型から外れますし、お手入れも簡単で汚れが残ることもなく衛生的的に使えるのがポイント。
また、水分にも強いので、パウンドケーキ以外にもゼリーやプリンなど冷菓での使用が出来るのも魅力のひとつです。
価格:610円(税込)
サイズ:18cm用(外寸23×10×6.5cm)
ケーキの表面全体にグラスアローを塗る場合は、パレットナイフを用意しておくと良いでしょう。
パレットナイフには様々な形や長さがありますが、ナイフの持ち手側が段差になっているものを選ぶとグラスアローやクリームが塗りやすいのでおすすめです。
ご紹介するパレットナイフは長さの違う3本セットになっており、小さなケーキから大きなホールケーキまでサイズに合わせて使い分けられます。
参考価格:2,168円(税込)
内容:6インチ、8インチ、 10インチ
それでは、ウィークエンドシトロンのレシピをご紹介していきます。
材料の分量感がイメージしやすいように、写真にそれぞれ名前を入れてみました。
材料だけではなく、必要な道具も事前に準備しておくとスムーズに作れるので、はじめに手順に目を通しておくのがおすすめです。
<バターケーキ>
<グラスアロー>
ウィークエンドシトロンの土台となるバターケーキの作り方を写真付きでご紹介していきます。
とても簡単なので、事前準備さえしておけばオーブンに入れるまで30分もかかりません。
レモンはよく洗ってしぼり、汁を濾しておきましょう。
市販のレモン汁を使用してもOKです。
皮はおろし金でレモン1個分すりおろします。
少し力が要りますが、バターケーキのポイントとなるので頑張りましょう。
この時、ケーキの上部に飾りとしてレモンの皮を使用する場合は、飾り用に皮を細くカットしておいてくださいね。
常温に戻しておいたバターとグラニュー糖をボウルに入れて、ハンドミキサーで白っぽくなるまで混ぜていきます。
白くもったりとしてきたら、溶き卵を少しずつ加えましょう。
卵を一気に入れると分離してしまう可能性があるので注意してくださいね。
粉を一度に入れてしまうとダマになってしまうので、まずは生地にならすために2割ほど入れます。
一緒にすりおろしておいたレモン皮とレモン汁も入れて、よく混ぜましょう。
3で粉が生地に馴染んだら、残りの粉を入れてゴムベラでさっくりと混ぜます。
練らないように気を付けてください。
粉っぽさが無くなったら完了です。
バターを塗っておいた型に生地を流し入れていきます。
ゆっくり優しく流し込んだら、ゴムベラで表面を平らにならしましょう。
180℃に予熱しておいたオーブンへ入れ、45分焼きます。
表面は自然にパックリ開いて割れ目が出来るのですが、焼き始めて15分ほど経った時に一度取り出して真ん中にナイフで優しく切り込みを入れると、とても綺麗な割れ目が出来るのでおすすめです。
焼き上がったら温かいうちに型から取り出し、逆さまにして網の上で冷ましましょう。
冷めたらてっぺんの山の部分をカットすることで四角形のウィークエンドシトロンになります。
カットせずに無造作にグラスアローをかけてもおしゃれな仕上がりになりますよ♪
お次はウィークエンドシトロンのポイントとなるグラスアローの作り方をご紹介します。
緩すぎても固すぎても上手くいかないので、様子を見ながら少しずつレモン汁を入れるのがポイントです。
粉砂糖を入れたボウルにレモン汁を加えてよく混ぜます。
レモン汁の量でグラスアローの固さが変わるので、「少しずつ入れて固いようならレモン汁を足す」を繰り返すのがおすすめです。
ホイッパーですくい上げた時にしっかりと絡みつくくらいの固さがベストです。
緩いとケーキにかけた時に薄い仕上がりになりますが、仕上がりを想像しながらお好みで調節してみてくださいね。
固めだとグラスアローの層が厚くなり、お砂糖の味がしっかりとした甘いケーキになります。
バターケーキはカットした方を下にして網の上に乗せ、一気にグラスアローをかけましょう。
全面に伸ばさない場合はこのまま固めてしまいます。
グラスアローは時間が経つと共に固まるので、パレットナイフを使って手早く全面に塗り広げます。
何度もパレットナイフを当てていると筋が出来てまだらになってしまうので、少ない回数で仕上げるのがコツです。
均等に手早く塗り広げたら、グラスアローが固まる前に飾りを乗せてしまいましょう。
固まってから乗せるとポロポロと落ちてしまうので忘れずに乗せてくださいね。
飾りを乗せたらウィークエンドシトロンの完成です!
30分程おいて完全に固まったらお皿に移動しましょう。
ウィークエンドシトロンは型を変えたりグラスアローのかけ方を変えたりすることで全く別のイメージに仕上がります。
食べる人数やプレゼントなど、状況に合わせて色々なバリエーションで作ってみてはいかがでしょうか。
キューブ型を使うとコロンと可愛い仕上がりに♪
ついパクパクと食べてしまいそうですね。
ウィークエンドシトロンの特徴とも言えるレモンの型を使うのもおすすめです。
レモンケーキをレモン型で作るなんて、洒落ててステキですよね。
可愛くラッピングしてプレゼントにしても喜ばれるのではないでしょうか♪
クグロフ型を使うとまた一気にイメージが変わりますね。
存在感が出るのでホームパーティーなど多くの料理が並ぶ場所でも目立つこと間違いありません。
飾りの定番はグリーンのピスタチオやイエローのレモンなど、柑橘系をイメージさせるような色味ですが、あえて暖色系の飾りを使うのもおすすめです。
いくつか作る場合は何色か用意しても可愛いですね。
難しそうに見えるウィークエンドシトロンですが、意外と作り方は簡単だと思いませんか?
暑い夏にも寒い冬にも、甘いものって食べたくなりますよね。
そんな時にぴったりなのが爽やかな風味で手軽に作れるウィークエンドシトロンです。
大切な人と過ごす週末のティータイムに、ウィークエンドシトロンを用意してみてはいかがでしょうか。
最終更新日 : 2024/09/03
公開日 : 2024/09/03