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ノンカフェインのお茶をあえて選ぶ理由は人それぞれで、「寝つきが悪くなるのが嫌」「ノンカフェインの方が健康に良さそうだから」「妊娠中、授乳中だから赤ちゃんのために」など様々な背景があることでしょう。
目的があるからこそ、カフェインを徹底的に排除したいという人もいれば、低カフェインのタイプで良いという人もいるはずです。
まずはカフェインを徹底して摂りたくない時におすすめな、ノンカフェインのお茶をご紹介します。
昔からどこの家庭でも飲まれている身近な存在である麦茶は、嬉しいことにノンカフェインのお茶です。
麦茶は大麦を焙煎して作られたお茶で、よくミネラルが豊富ということで健康効果が謳われています。
特にカリウムが豊富であり、血圧を調整したり、むくみを解消したりする作用があります。
それ以外にも、麦茶には様々な栄養素や健康成分が含まれているのです。
冷蔵庫で冷やしたものを飲んでしまいがちですが、常温~温めた麦茶の方が体には優しくです。
やかんでたっぷりと沸かして、マイタンブラーで持ち歩くと良いでしょう。
製造元:伊藤園
内容量:8.0g × 54袋 x 5本
カロリー:0kcal
原材料:大麦(カナダ産)
はと麦茶はノンカフェインでありながら、「穀物の王様」と呼ばれるほど栄養価が高い飲み物です。
食物繊維、タンパク質、カリウム、鉄分、ナイアシン、コクセノイド、ビタミンB1・B2など豊富な栄養素が含まれています。
むくみ予防にも良いお茶です。
ハトムギは漢方において「ヨクイニン」と呼ばれ、生薬成分としても用いられています。
ヨクイニンは医学的には主にイボの治療薬として使われますが、美白作用や肌のターンオーバーを促す作用があり、美容目的にも飲まれています。
味にクセがなく飲みやすく、美容や健康を維持したい方にもおすすめなお茶です。
製造元:伊藤園
内容量:154g
原材料:国産はと麦
花粉症対策として飲まれている方も多い甜茶も、実はノンカフェインのお茶です。
甜茶に含まれる「甜茶ポリフェノール(GOD型エラジタンニン)」に、アレルギーの原因物質「ヒスタミン」の過剰分泌を抑制する効果と、炎症反応に関係する「シクロオキシゲナーゼ」という酵素の働きを抑制する効果があります。
この働きにより、花粉症をはじめ鼻炎や喘息、蕁麻疹などの症状を緩和する効果が期待できます。
ほんのり甘さがあるのでノンシュガーでも飲みやすく、甘いものが好きな人にとってはダイエット茶にもなります。
他にも口臭予防、虫歯予防にも役立つと注目されています。
製造元:山本漢方製薬
内容量:3g × 20袋
香ばしい香りが特徴のそば茶は、血液をサラサラにしてくれる作用が最大の特徴です。
そば茶に特有の成分である「ルチン」はポリフェノールの一種で、そばの実に多く含まれます。
ルチンには抗酸化作用があるほか、血液をサラサラにする効果があるので、脳梗塞や高血圧の予防にもなります。
妊娠中の糖尿病や高血圧を予防してくれるため、妊婦さんにもおすすめなお茶です。
特に韃靼そばというタイプには、通常のそばの実よりも約120倍ものルチンが含まれています。
そばの実の香りが優しく漂ってホッとさせてくれる味です。
ただし、そばアレルギーがある方は摂取を控えるようにしてください。
製造元:伊藤園
内容量:84g
原材料:韃靼そばの実
美容や健康に良いということで、近頃注目を浴びているルイボスティーもノンカフェインのお茶です。
南アフリカの厳しい気候の地域が原産で、「奇跡のお茶」とも呼ばれています。
ルイボスティーを語る上で外せないのは、SOD(スーパーオキシドジスムターゼ)です。
活性酸素を除去する酵素のことで、ストレスや不規則な食生活を送る現代人は活性酸素が増えすぎる傾向にあるため、十分に補いたい酵素の一つです。
抗酸化作用が高いので様々な疾患の予防や、美容にも良い効果をもたらします。
むくみや冷え対策、便秘、二日酔い対策などさまざまな目的に応用できるお茶です。
独特の香りがクセになると、リピーターも多く存在します。
製造元:伊藤園
内容量:145g
原材料:ルイボス
※合わせて読みたい: ルイボスティーはどんなお茶?美味しい淹れ方とおすすめのルイボスティーをご紹介
ハーブティーの一種であるカモミールティーも、ノンカフェインで楽しめるお茶の1つです。
ハーブティーの中にはカフェインが微量に含まれているものもありますが、カモミールティーはカフェインゼロなので安心です。
カモミールは鎮静作用やリラックス作用が高く、海外ではメディカルハーブとしても用いられているほど。
心身をリラックスさせてくれるので安眠効果もあり、おやすみ前に飲むのにぴったりです。
筋肉の痙攣や緊張を抑える作用があるハーブなので、胃痛や生理痛のときにも適しています。
カモミールティーの蒸気を吸い込むと、花粉症や鼻づまりの症状をスーッとさせてくれます。
製造元:三菱食品
内容量:81.6g
原材料:カモミール
※合わせて読みたい: リラックス効果の高いカモミールとは?その効果やおすすめの活用法をご紹介
韓国でよく親しまれているお茶で、香ばしく飲みやすく、アイスでもホットでも美味しくいただけます。
ほのかな甘みのある風味で、カリウム、ミネラル、鉄分、食物繊維、ビタミンA、ビタミンB群、ビタミンE、リノール酸など多くの栄養素が含まれています。
美肌効果、利尿作用、高血圧予防、むくみ予防、便秘対策など様々な効能のあるお茶です。
特にトウモロコシは穀類の中でも鉄分が豊富であり、妊娠中の貧血予防にも役立ちます。
カリウムも豊富に含まれているため、むくみが気になる妊娠中や産後にもぴったりです。
製造元:大象ジャパン
内容量:150g(10g × 5P × 3袋入)× 2個
原材料:とうもろこし(遺伝子組み換えでない)
黒豆の香ばしさが美味しい黒豆茶には、黒豆の皮に含まれるアントシアニンという成分が含有されています。
アントシアニンはポリフェノール成分であり、高い抗酸化作用があることが知られています。
老化を進める酸化作用を抑えて、美容や健康に良い効果をもたらします。
黒豆に含まれるアントシアニンは非常に強力であり、ブルーベリーのアントシアニンより活性が強いと言われています。
さらに、大豆由来のイソフラボンが含まれているため、女性ホルモンのバランスを調整する作用もあります。
ダイエットや更年期障害、PMSなどに悩んでいる人の日常的な飲み物としておすすめです。
製造元:山本漢方製薬
内容量:10g × 30袋
原材料:黒豆
昆布茶は茶葉を使ったお茶ではありませんが、カフェインレスのお茶の1つとして親しまれています。
昆布のだしが効いた塩気が美味しく、昆布茶が好きな人も多いのではないでしょうか。
昆布に含まれているアルギニンは、アミノ酸の1種であり成長ホルモンの分泌促進、細胞の修復促進、免疫力を高めるなどの効果があります。
また、アルギニンには便秘の改善や脂肪燃焼、コレステロール値を下げるなどの効果もあります。
お茶なので即効性は期待できませんが、健康を意識している人におすすめです。
ただし昆布茶には塩分が含まれているので飲み過ぎに気を付けながら楽しみましょう。
製造元:玉露園
内容量:95g
カロリー:1杯分2gあたり 4Kcal
原材料:食塩・砂糖・昆布・調味料(アミノ酸等)・デキストリン・コーラルカルシウム
母乳の出をよくするために飲んでいるママさんも多いのがたんぽぽ茶です。
ノンカフェインであることはもちろん、やさしい風味で誰でも飲みやすい味のお茶です。
たんぽぽの根っこでできていて、ビタミンAやビタミンCが豊富なので、美肌効果も期待できます。
むくみ解消にも必要なカリウムを補給することもできて、糖質の吸収を穏やかにして血糖値上昇を防ぐイヌリンが含まれています。
たんぽぽ茶というと授乳中のママさんだけのように思われがちですが、幅広く飲んでいただけるお茶です。
製造元:ママセレクト
内容量:60g
カロリー:1杯分2gあたり 0.9Kcal
原材料:たんぽぽの根(100%無添加)
夜のリラックスタイムにお茶を飲みたい、カフェインの利尿作用でトイレが近くなるのが困るなどの理由でカフェインをなるべく抑えたいという人には、ノンカフェインまでいかなくても低カフェインタイプを選ぶという手もあります。
全くカフェインが含まれていないというわけではありませんが、カフェインの含有量が少ないお茶をご紹介します。
南米生まれの健康茶であるマテ茶は、鉄やカルシウムを豊富に含む土壌でしか育たない植物が原材料です。
非常に多くのミネラル、ビタミンなどの栄養素に富み、古くから南米では「飲むサラダ」と呼ばれ親しまれてきました。
カルシウムや亜鉛、ポリフェノールも含まれていて、抗酸化作用があり、肥満や糖尿病予防などに役立つと考えられています。
カフェインの量はコーヒーの1/4、緑茶の半分程度ですので、「カフェインを抑えたいもののそこまで気にならない…」という方におすすめです。
製造元:国太楼
内容量:358g
原材料:マテ
事情があってカフェイン摂取を控えているけど、コーヒーが好きで飲みたいという方もいらっしゃると思います。
そこで最後に、おまけとしてノンカフェインで飲めるコーヒーをご紹介します。
タンポポコーヒーとは、タンポポの根を使ったコーヒーであり、タンポポの根は中国では漢方薬としても古くから使われてきた歴史のある植物です。
産後の体調改善に良いだけでなく、体を温めてくれる効果もあります。
たんぽぽ茶と同じ原材料ですが、タンポポコーヒーは根を焙煎しているので香ばしい香りが特徴です。
「コーヒーは飲みたいけど、体が冷えてしまうのがちょっと…」と気になっている方は、たんぽぽコーヒーに変えてみてはいかがでしょうか。
製造元:ママセレクト
内容量:1袋90g(3g×30包)
原材料:無農薬たんぽぽ根100%(中国産)
玄米コーヒーは、お茶やそのまま食することが多い玄米を原材料にしているコーヒーです。
コーヒーという名前が付いていますが、コーヒーの豆は一切使用していません。
鉄、カリウム、マグネシウムなどのミネラルに加え、亜鉛、食物繊維、ビタミンE、葉酸、イソフラボン、ポリフェノールも含まれているので、妊活中や妊娠中でも飲むことができます。
女性ホルモンの分泌を促したり、血糖値を下げるインスリンの分泌量を調整したりする働きも期待できます。
カフェインをなるべく摂りたくない夜のティータイムだけでなく、日ごろの体調管理の一環としても役に立つでしょう。
製造元:西尾製茶
内容量:5g×15袋
原材料:有機玄米
ノンカフェインのお茶は様々な種類があり、健康や美容に良い栄養素が含まれているものがたくさんあります。
カフェイン抜きといっても色々なバリエーションがあるので、飽きずに楽しむことができますよ。
いくつか試して自分のお気に入りのお茶を見つけたら、楽しく健康的なティータイムに取り入れてみましょう。
監修:薬剤師 笹尾 真波(ささお まなみ)
大学院卒業後、某内資系製薬企業にて市販薬の企画開発・マーケティングなどに携わる。
その後、都内大型門前病院前のドラッグ併設調剤薬局にて、調剤業務および市販薬のバイヤー・在庫管理・販売にも携わる。
その他、サプリメント・ハーブやオーガニックコスメ販売にも従事する。
また、外資系製薬企業にてDI業務、学術情報部門にて糖尿病や免疫関連の学術情報の検索および情報提供にあたる。
現在は非常勤薬剤師として調剤薬局で勤務する傍ら、正しい薬の使い方や医療情報、美容関係の情報提供に務める。
監修:医師 成田 亜希子(なりた あきこ)
2011年に医師免許を取得。
日本内科学会、日本公衆衛生学会、日本感染症学会、日本健康教育学会所属。
初期臨床研修修了後は、一般内科医として幅広い分野の疾患の治療に従事している。
行政機関への勤務経験もあり、健康増進や感染症対策、母子保健などの政策に医師という立場で携わっていた。
プライベートでは二児の母。
趣味は乗馬、旅行、料理。
最終更新日 : 2024/08/16
公開日 : 2024/08/16