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三重
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讃岐うどん(香川)や稲庭うどん(秋田)、水沢うどん(群馬)など、日本各地に名物うどんが存在します。
「伊勢うどん」は三重県の伊勢市中心で食べられているご当地うどんです。
モチモチした食感でコシがない麺と、濃いめの真っ黒な汁に特徴がありますが、残念なことにご当地以外ではお目にかかることはなかなかありません。
全国的な知名度はそれほど高くはありませんが、一度食べたらリピーターになること必至の絶品グルメでもあります。
この伊勢うどん、いわゆる町おこしの一環として開発されたB級グルメではなく、江戸時代の昔から受け継がれた伝統ある料理なんです。
三重県中部・伊勢湾に面した「伊勢志摩」は、国内でも有数の観光地として知られています。
そんな伊勢志摩を一番象徴する観光スポットといえば、国内にある神社の最高位・天照大神を祀る「伊勢神宮」ですね。
日本人なら一度は訪れてみたい伊勢神宮への参拝は、江戸時代の頃にも「お伊勢参り(お蔭参り)」として盛んに行われていました。
伊勢うどんは、このお伊勢参りとともに誕生し、発展してきた経緯があります。
江戸時代のお伊勢参りは、片道で江戸から15日以上、大阪からも5日以上かかる大変な長旅でした。
そんな長旅をしてきた参拝客の胃腸にやさしいエネルギー源として振る舞われたのが元祖・伊勢うどんです。
最初に提供した人は料理店「橋本屋」で、伊勢の郷土食だった地味噌のたまり(醤油)を汁に、消化がよい柔らかな麺をのせて提供しはじめたそうです。
手軽に食べられる「ファーストフード」として大好評だった伊勢うどんは地元に定着し、伊勢地方を代表する郷土料理として現在に至っています。
なお「伊勢うどん」の呼称は、このうどんを絶賛したタレントの永六輔さんが、「伊勢うどん」の名前でメディアに紹介したことがはじまりです。
お店によって違いがありますが、伊勢うどんは汁が少なめの「ぶっかけ」風で食べるのがスタンダード。
「讃岐うどん」に代表されるような、一般的なうどんの食感とは異なります。
コシの強さが美味しいうどんの条件と思われがちですが、伊勢うどんにはコシがありません。
表面はふんわり、もっちりとしており、クタクタな独特の食感があります。
これは伊勢うどんが誕生した当初、たくさんの参拝客に振る舞えるように麺を茹で続け、必要な分だけ釜あげするスタイルだったことも起因しているようです。
今でも通常のうどんの4倍以上、1時間近い時間をかけて茹で上げています。
また、麺は通常のうどんと比較しても極太で、食べ応えは充分です。
原材料の小麦粉は地元産の「あやひかり」が一番適しているといわれ、こちらを使用している麺が多数を占めています。
真っ黒で濃いめの汁は、たまり醤油をベースに鰹節やイリコ、昆布などの出汁を加えたもの。
見かけほど塩辛くなく、旨味と甘みが混じったまろかやな味わいです。
温めた汁をたっぷりかけて食べるのではなく、少量の汁に麺を絡めて食べるスタイルとなります。
風味豊かな汁と極太麺の相性は抜群です。
基本的な伊勢うどんは、トッピングする具材が少なめ。
薬味のネギや七味だけというお店も多く、花かつおや天かす、卵黄などしかトッピングされていないところも多く見受けられます。
その分、うどん本来の味をダイレクトに楽しめるということですね。
お店によっては天ぷらや肉、カレーや何とイセエビまでトッピングしているところもあります。
モチモチの極太麺に、濃いめのたまり醤油汁が特徴の伊勢うどんですが、お店によって個性がさまざま。
トッピングだけでなく、だし汁の味付けまで異なります。
ここでは、地元の人からも根強い支持を受けている名店をご紹介します。
大正6年(1917年)創業の老舗店で、伊勢神宮の最寄り駅・宇治山田駅から徒歩3分の場所にあります。
イベント会場「観光文化会館」にも近いため、伊勢を訪れる多くの有名人が御用達にしている人気店です。
タレントの永六輔さんが、当店で食べたうどんの美味しさをラジオで紹介し、「伊勢うどん」の名前が全国に広がるきっかけを作った店でもあります。
昭和5年(1930年)に移転した現在の店舗は、昭和レトロでノスタルジックな雰囲気がたっぷりです。
このお店で提供する伊勢うどんの特徴は、秘伝のタレが醸し出す真っ黒すぎるダシ汁!
鰹節や昆布などで2時間以上かけて抽出した出汁を4~5時間寝かせ、さらに1時間たまり醤油で煮詰めた後に3日間寝かせるという、とっても手間暇をかけて作られます。
これだけ漆黒のダシ汁にもかかわらず塩辛さがなく、旨味と甘みが感じられるあっさりした味わいです。
このダシ汁は極太麺との相性は抜群。
多くの有名人が絶賛した絶品に仕上がっています。
看板メニューの「伊勢うどん」は、トッピングが小ネギだけというシンプルなもの。
ほかにも卵黄や大根おろし、山かけやきつねなどトッピングメニューも豊富に揃えてあります。
地元代議士のリクエストにより誕生した「肉伊勢うどん」も人気メニュー。
こちらも当店が発祥だそうです。
伊勢うどんに天ぷらや飯物などがセットになった「伊勢うどん定食」は日替わりとなっており、リピーターでも飽きのこないメニュー設定になっています。
住所 : 三重県伊勢市岩渕1-15-11
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 0596-28-3879
定休日 : 火曜日、水曜日
営業時間 : 11:00~14:30 ※土日は16:00まで
予算 : 1,000~2,000円
キャッシュレス決済 : 不可(現金のみ)
禁煙・喫煙 : 全席禁煙
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ
大正12年(1923年)創業と100年近い歴史を持つ老舗店で、先述の「ちとせ」同様古くから地元で愛されている名店でもあります。
伊勢神宮外宮(豊受大神宮)に近く、伊勢市駅からも徒歩4分程度とアクセスも良好。
創業から変わらない絶品のうどんをリーズナブルな価格で味わえるとあって、観光客だけでなく地元の人も足繁く訪れるお店です。
こちらの伊勢うどんは、創業以来自家製麺と自家製のつゆにこだわり続けています。
麺は地元特産の小麦粉「あやひかり」を使用…毎日必要な分だけ店内にて製麺しています。
釜で1時間以上茹でて水にさらし、さらに丸一日寝かせて仕上げた麺は、とても柔らかくもっちり感がたっぷりです。
秘伝のダシ汁は、旬の時期に仕入れた紀州産宗田節、笹節ベースの出汁に、地元渡会地区のミエマン醤油のたまりと濃厚な合わせ醤油をかけ合わせたもの。
3時間以上かけて作られたダシ汁は、コクと風味がたっぷりのまろやかな味に仕上がります。
自家製の太麺に絶妙に絡み合い、一度食べたらやみつきになること必至ですよ。
定番の「伊勢うどん」は、具材にコネギをトッピングしただけのシンプルなものですが、お好みによって玉子や油揚げ、肉をトッピングしたメニューも用意されています。
なかでも特筆なのが、伊勢海老が丸ごと一匹入った「伊勢海老うどん」。
見た目も豪快ですが、海老のエキスがたっぷりしみ込んだ味も絶品。
せっかくなら豪華な「伊勢づくし」を満喫したいものですね。
住所 : 三重県伊勢市宮後2-19-11
マップ : Googleマップ
アクセス : JR参宮線/近鉄山田線・伊勢市駅より徒歩4分
電話番号 : 0596-23-2425
定休日 : 火曜日(月1回水曜休みあり)
営業時間 : 10:00~19:30
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ ホットペッパーグルメ
伊勢神宮内宮(皇大神宮)の参道にある「おはらい町」は、多くの観光客で賑わう有名な観光スポット。
そのおはらい町の一角に、江戸~明治の街並みを再現した「おかげ横丁」があります。
伊勢や三重県の物産・グルメを体験できるお店が軒を連ね、お伊勢参りの後にはぜひ立ち寄っておきたい場所です。
鬼瓦にあしらわれた福助人形が目印の「ふくすけ」は、おかげ横丁内にある伊勢うどんの名店。
タイムスリップしたかのような風情溢れる古民家風店内で、絶品のうどんを楽しめます。
店舗は江戸時代に「生きているうちに食わなければ、死んで閻魔に叱られる」とまで絶賛された名店「豆腐六(どぶろく)」をイメージしており、店名は「食べると福がある」ことに因んで名付けられました。
こちらのお店で提供する伊勢うどんは、太麺とたまり醤油のダシ汁に代表される最もオーソドックスなスタイル。
伊勢うどん初心者には最適のお店です。
麺は三重県産のブランド小麦粉を使った自家製手打ち麺も選択できます(別料金)。
ひときわ太い自家製手打ち麺はもっちろとした食感で、食べ応え充分です。
タレは熟練の職人による自家製で、カツオをベースに昆布・椎茸で香りよく仕上げた出汁に、たまり醤油を合わせた逸品。
太麺と絶妙に絡み合い、一度食べたらやみつきになること必至です。
コネギだけが具材のシンプルな「伊勢うどん」、「手打ち伊勢うどん」のほか、卵やとろろ、えび天やメカブがトッピングされたタイプなど、様々なメニューから選ぶことができます。
三重県のブランド牛である松阪牛を贅沢にトッピングした「松阪牛肉伊勢うどん」も人気があります。
うどんの美味しさだけでなく、雰囲気も満喫できる名店です。
住所 : 三重県伊勢市宇治中之切町(おかげ横丁内)
マップ : Googleマップ
アクセス : 近鉄山田線・宇治山田駅または伊勢市駅より三重交通バスにて20分(「神宮会館前」下車)
電話番号 : 0596-23-8807
定休日 : 無休
営業時間 : 10:00~17:30
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ ホットペッパーグルメ
昭和初期創業の老舗店で、地元はもちろんのこと遠方からの来訪客も絶えない名店です。
メディアにも度々登場し、このお店を御用達にしている芸能人もいるとのこと。
店内には、所狭しと有名人のサイン入り色紙が張ってあります。
創業以来引き継いでいる自家製麺と秘伝のタレが自慢です。
麺は地元三重県産のブランド小麦粉「伊勢の響」を使用し、毎日店舗で当日分だけを手打ち製造しています。
その日の温度や湿度によって水分や塩分を調整しながら作る麺は、手間がかかる分美味しさは群を抜いています。
このコンディション抜群の麺を1時間以上茹でると、ふんわり・もっちり感たっぷりの絶品に仕上がります。
秘伝のタレは、煮干しやさば節、2種類の鰹節をベースに、たまり醤油やザラメで仕上げたもので、コクのある上品な味わいが特徴です。
この極上のタレを太麺にたっぷりと絡めて食べると、何杯でも食べれそうな至福の味覚を味わえます。
定番「伊勢うどん」のほか、「松阪牛すじ伊勢うどん」など見逃せないトッピングメニューもあります。
伊勢うどんと田舎あられがセットになった「伊勢づくし」や、常連客の要望から生まれた、具材全部のせの「ごちゃいせうどん」も見逃せません。
伊勢うどんのタレをベースにした「いせそば」も、どんな味なのか気になりますね。
住所 : 三重県伊勢市宮後1-1-18
マップ : Googleマップ
アクセス : JR参宮線/近鉄山田線・伊勢市駅より徒歩4分
電話番号 : 0596-28-3856
定休日 : 木曜日(月1回連休あり)
営業時間 : 10:00~19:00
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ
伊勢神宮外宮のすぐそばに位置する「中むら」は、大正5年(1916年)創業の老舗店です。
といっても歴史はさらに古く、江戸時代から存在したうどん店を引き継ぐ形で開業したそうです。
シンプルながら、老舗ならではの味を楽しめる人気店です。
煮干しや鰹節、昆布から丁寧にとった出汁に、地元産のたまり醤油を煮込んで作ったタレは、真っ黒な見かけからは考えられないほどマイルドな味わい。
ほどよい弾力があるモチモチの極太麺との相性も抜群です。
地元の人からも絶大な支持を誇る逸品に仕上がっています。
定番の「伊勢うどん」のほか、溶き卵のまろやかな食感が絶妙な「伊勢玉子うどん」も人気があります。
変った風味の伊勢うどんが楽しめる「カレーうどん」は、地元の人に大人気です。
人気店にもかかわらず土日は休み、営業時間は15時までと短いのが残念なところ。
観光客にとってはハードルが高いかもしれませんが、そんな事情を知ったらますます食べたくなってしまいますね。
住所 : 三重県伊勢市本町12-14
マップ : Googleマップ
アクセス : JR参宮線/近鉄山田線・伊勢市駅より徒歩8分
電話番号 : 0596-28-4472
定休日 : 土・日曜日
営業時間 : 11:00~15:00
公式サイト :
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ ホットペッパーグルメ
昭和28年(1953年)創業のうどん専門店で、伊勢神宮の内宮周辺では一番人気のあるお店です。
おはらい町通りに面した立地にあり、江戸~明治の雰囲気が漂うノスタルジックな店構えが魅力的。
週末には、このお店の味を求めて開店前から行列ができることもあるそうです。
高知県産の鰹節と煮干しでとった出汁に濃厚醤油をブレンドし、一晩寝かせて作る秘伝のタレは、麺が絡みやすいようにトロミをつけているのが特徴。
色が黒くて濃いめのタレは旨味がたっぷりで、麺との相性を考えて毎日仕込んでいるそう。
また、弾力があってモチモチの極太麺は、とても食べ応えがあります。
あんかけのような絶品「伊勢うどん」のほか、「玉子入り伊勢うどん」も人気!
茹であがった麺にトロトロの溶き玉子を絡ませており、玉子のまろやかさと濃厚なタレのバランスが絶妙な絶品に仕上がっています。
創業時から常連客に愛されている「カレー伊勢うどん」は、自家製カレーと濃厚タレがハーフ&ハーフで楽しめるオリジナルメニューです。
定食メニューや丼ぶり物も充実しているので、うどんだけでは物足りなさを感じたら、ぜひ注文してみましょう。
住所 : 三重県伊勢市宇治今在家町31
マップ : Googleマップ
アクセス : 近鉄山田線・宇治山田駅または伊勢市駅より三重交通バスにて20分(「神宮会館前」下車)
電話番号 : 0596-22-4554
定休日 : 木曜日
営業時間 : 10:30~17:00
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ ホットペッパーグルメ
観光地から離れた住宅街の中にひっそりと佇む食堂ですが、地元では圧倒的な人気を誇る名店です。
店主の中村さんが子供の頃に食べた伊勢うどんの味を再現したくて、昭和62年(1987年)に創業。
30年以上の歴史を持ちます。
その懐かしの味は、伊勢市内にある伊勢うどん店を食べ歩いた末にたどり着いたもの。
常連の人も満足させる深い味わいが魅力的です。
出汁は煮干し・鰹節・昆布からとったシンプルなものですが、この出汁にたまり醤油など2種類の異なる醤油と掛け合わせ、量が半分になるまで煮詰めます。
煮詰める時間は2時間以上。
ようやく完成したタレは驚くほどの黒さですが、深いコクと仄かな甘みが感じられる、まろやかな味に仕上がります。
100℃の熱湯で1時間以上茹でる麺は、通常の伊勢うどんの麺を比べると2倍近い太さ。
ふんわりとして弾力性も抜群です。
1杯のうどんに、この超極太麺を何と1玉半も使うのだから、ボリュームも申し分ありません。
シンプルな「伊勢うどん」も食べ応え充分ですが、トッピングを加えた「山かけ伊勢うどん」や「月見伊勢うどん」もおすすめ。
特にオリジナルカレーや和牛、三重県産のネギをふんだんに使用した「肉カレー伊勢うどん」は、地元の人に大人気のメニューです。
住所 : 三重県伊勢市尾上町5-31
マップ : Googleマップ
アクセス : JR参宮線/近鉄山田線・伊勢市駅より徒歩10分
電話番号 : 0596-23-5740
定休日 : 火曜日
営業時間 : 11:00~14:00/17:00~19:00
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ ホットペッパーグルメ
伊勢市駅から約1kmの地点に位置している「河崎地区」は、昔ながらの商家や土蔵が立ち並ぶ風情ある街です。
オシャレなカフェやショップも多く、近年ではこの地区を訪れる観光客も増加傾向にあります。
そんな河崎地区で、70年以上に渡って愛され続ける伊勢うどんの名店が「つたや」です。
昭和20年(1945年)の創業以来、地元の問屋街の人たちを中心に絶大な支持を誇っています。
こちらのお店の自慢は、素材を厳選し、手間ひまかけて作られる絶品のタレです。
アジ・アゴ(とびうお)・イワシの3種類の煮干しとホンガツオ・ソウダガツオ2種類の鰹節、上質の利尻産昆布をふんだんに使用し、昔ながらの薪のかまどで5時間以上煮詰めます。
熱々の鉄板を投入して余剰なエグミなどを除去したあと、三河産たまり醤油を合わせることで完成します。
出来上がったタレは、香り豊かなでコクが深い逸品に仕上がり、モチモチの極太麺との相性も抜群です。
定番の「伊勢うどん」は、臭いもなくさっぱりとした味わいが魅力的です。
「にしん伊勢うどん」などオリジナルメニューも豊富ですが、特に人気があるのが「焼豚伊勢うどん」!
「伊勢うどんとラーメンを同時に味わいたい」との常連からのリクエストに応えて誕生したメニューで、柔らかく仕上げた自家製チャーシューがたっぷりトッピングされています。
チャーシューの程よい油とうどんのタレとの相性は抜群で、一度食べたらやみつきになる絶品です。
住所 : 三重県伊勢市河崎2-22-24
マップ : Googleマップ
アクセス : JR参宮線/近鉄山田線・伊勢市駅より徒歩15分
電話番号 : 0596-28-3880
定休日 : 日曜日
営業時間 : 11:00~17:00(売り切れ次第終了)
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ
伊勢神宮の内宮別宮・「月読宮(つきよみのみや)」の裏参道にある食堂です。
創業は昭和55年(1980年)、伊勢うどんだけでなくカツ丼もが美味しいお店として知られています。
こちらで提供する伊勢うどんは「少し甘口で醤油味のよく効いた味」。
特に地元の人には懐かしく、店主が子供の頃に食べた懐かしの味を追求しているそうです。
麺は手ごね、足踏み、手切りとすべて手作業で製造する「手打ち麺」!
素材の小麦粉は三重県北部のブランド品種「あやひかり」。
数時間かけて丁寧に下ごしらえし、半日ほど寝かせて翌朝に茹でる作業工程となります。
コシがないことで知られる伊勢うどんですが、やはり若干のコシを残さないとモッチリとした食感は期待できません。
茹でてから4時間前後はコシも残り、ベストコンディションとのことなので、朝茹でた麺は昼時が一番おいしく食べられる時間帯となります。
そのため、ランチタイムに味わう麺の食感は抜群で、たまり醤油の旨味たっぷりのタレの味もたまりません。
自慢の「伊勢うどん」は並盛のほか、半盛・大盛・特盛(麺2倍)と、空腹具合によって選べるのも嬉しいところ。
海老フライや豚カツがトッピングされた変わりダネメニューも用されています。
たまり醤油を使った「カツ丼」も人気メニューで、このかつ丼などのどんぶり物と伊勢うどんが同時に楽しめるセットメニューも充実しています。
住所 : 三重県伊勢市中村町831
マップ : Googleマップ
アクセス : 近鉄鳥羽線・五十鈴川駅より徒歩8分
電話番号 : 0596-23-5154
定休日 : 月曜日
営業時間 : 10:00~17:00
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ
二見浦といえば、絶景の海岸美を誇る全国的に有名な景勝地。
「まるはま」は、沖合に名勝・夫婦岩が鎮座する「二見興玉神社」の参道入口にある食事処です。
伊勢郷土料理と海鮮料理を提供するお店で、ボリューミーな絶品「穴子丼」が看板メニューですが、伊勢うどんも負けてはいません。
伊勢うどんは、麺が太くて柔らかめ。
鰹節と昆布から出汁をとった濃いめのタレとよく合います。
あおさやメカブなど海の幸がトッピングされたメニューもおすすめですが、松阪牛専門店「まるよし」の松阪牛肉を贅沢にのせた「松阪牛入り伊勢うどん」も人気です。
こちらのお店は伊勢うどんとのセットメニューも充実しています。
カツオの赤身を醤油漬けにした郷土料理「てこね寿司」と伊勢うどんがセットになった定食は、伊勢のグルメを一度に満喫できると好評です。
お店自慢の穴子丼、穴子天丼とのセットメニューも用意されているので、目の前に広がる二見浦の絶景を楽しみながらぜひ味わってみましょう。
住所 : 三重県伊勢市二見町茶屋569-14
マップ : Googleマップ
アクセス : JR参宮線・二見浦駅より徒歩15分
電話番号 : 0596-43-2018
定休日 : 不定休
営業時間 : 9:00~17:00
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ
一般的なうどんとは、見かけも食感も異なる「伊勢うどん」。
全国的にはまだまだ知名度が高いとはいえませんが、伊勢旅行で食べたアノ味が忘れられないと、リピーター続出の逸品です。
まだ食べたことのない人は、伊勢方面を訪れた際にはぜひ味わってみてください。
きっと虜になることでしょう。
最終更新日 : 2023/10/12
公開日 : 2021/04/09