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山形
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古くから山形県民に愛されている郷土料理といえば「芋煮」。
サトイモをベースに、ネギやキノコ、ゴボウや牛肉を煮込んだ鍋料理です。
地元産の味覚をたっぷりと具材に使用しており、山形の秋には欠かせない存在となっています。
現在の山形市が発祥と言われていますが、今では県下全域に広まっており、バラエティに富んだ味付けを楽しむことができます。
芋煮の起源は諸説ありますが、江戸時代初期に山形藩の村山地方ではじまったという説が有力です。
現在の山形市中山町(市内西北部)付近が最上川舟運の終点だったことから、船頭たちがサトイモや積み荷の棒タラなどを煮て食べたという記録が残されています。
別の説としては、「芋名月」と呼ばれた旧暦8月の十五夜にサトイモをお供えする風習があったそうで、その名残から誕生したと言われています。
今では芋煮に外すことのできない牛肉ですが、こちらが具材として使用されるようになったのは明治時代以降のことだそうです。
派手さはなく、素朴なローカルフードの芋煮は、地域によって微妙に味付けや具材が異なります。
日本海側の庄内地方では豚肉を使った味噌味ですが、内陸地方では牛肉に醤油味が主流です。
毎年秋に河川敷などで開催される「芋煮会」は、地元での親睦を深める一大イベントとなっています。
山形の秋の風物詩として知られる芋煮ですが、秋にならないと食べられないというわけではありません。
今では具材の長期保存が可能なので、年間を通して楽しむことができます。
「山形長屋酒場」は、JR山形駅の目の前という絶好の立地条件にあり、名物の芋煮のほか県下全域の郷土料理を楽しめます。
古民家風の内装は雰囲気抜群であり、ディナータイムには地元の郷土芸能「花笠音頭」が実演されるという豪華さです。
こちらの芋煮は、地域によって異なる芋煮の味を食べ比べられるのが特色です。
牛肉とサトイモを使った醤油ベースの「村山風」をはじめ、サトイモの代わりに人参や大根を使った「置賜風」、豚肉がメインの「庄内風」「最上風」と4種類の味覚を楽しめます。
小鍋を注文して、味の違いを堪能してみてください。
住所 : 山形県山形市香澄町1-8-8 山形第1ビル1F
マップ : Googleマップ
アクセス : JR奥羽本線・山形駅より徒歩2分
電話番号 : 023-633-9005
定休日 : 年中無休
営業時間 : 17:00~24:00
予算 : 4,000〜5,000円
キャッシュレス決済 : カード可(VISA、Master、JCB、AMEX、Diners)
禁煙・喫煙 : 全席禁煙
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ
「玉こん」の愛称で親しまれている、山形の名物グルメです。
県内の観光地やイベント会場などで広く販売されているので、目にする機会が多いと思います。
その名前の通り、こんにゃくを3cmほどの球状に丸めたもので、みたらし団子のように串に刺した状態になっているのが一般的。
板こんにゃくや糸こんにゃく(白滝)は全国的に普及していますが、球状になったものは山形県以外ではあまりお目にかかれません。
玉こんにゃくの一般的な調理法は、スルメイカを入れた醤油で味付けしてから炒めるだけというシンプルなもの。
そのまま食べても美味しいですが、練りからしを付けて食べても絶品です。
こんにゃくに染み込んだ、スルメの旨味と焦がし醤油の味がたまりません。
玉こんにゃくのはじまりは昭和元年(1926年)に創業した「千歳山こんにゃく店」だと言われていますが、山形とこんにゃくの関係はもっと古い時代に遡ります。
観光名所でもある「山寺(宝珠山立石寺)」が創建された平安時代初期、開祖である慈覚大師が精進料理として取り入れたことが最初とされます。
こんにゃくは周辺の住民にも普及し、やがて山形県内一帯に広まっていったそうです。
山寺周辺で販売される玉こんにゃくは「力こんにゃく」の名前で販売されており、本殿参拝までの長い階段を登るためのスタミナ源として重宝されています。
山形県のソウルフードとして県内至るところで提供されている玉こんにゃくですが、こちらは栄えある発祥のお店。
山形市のシンボル・千歳山の麓にあり、元祖玉こんにゃくの持ち帰り販売のほか、店内での飲食も可能です。
古民家風の落ち着いた空間で、100年近く愛される玉こんにゃくを満喫することができます。
こんにゃく専門店だけあってメニューも充実しています。
刺身こんにゃくがついた「こん定食」や「こんハンバーグ」、「そばこんにゃく」などユニークな料理を楽しめますよ。
名物玉こんにゃくは150円~、料理メニューも1,000円以下がほとんどとリーズナブルな点も嬉しいです。
住所 : 山形県山形市松山3-14-1
マップ : Googleマップ
アクセス : JR奥羽本線・山形駅より車で10分 千歳山登山道そば
電話番号 : 023-623-6669
定休日 : 月・火曜日
営業時間 : 9:00~18:00
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ ホットペッパーグルメ
意外に思われるかもしれませんが、山形県は日本一のラーメン大国で、ラーメンの消費量が全国で一番なんです。
特色あるご当地ラーメンの数も多く、旅先で魅力的なラーメンに出会える確率が高いかもしれません。
「冷やしラーメン」は、文字通り麺もスープも冷たいラーメンです。
冷やし中華とどこが違うの?と思われるかもしれませんが、スープの量は普通のラーメンと同じで、冷やし中華のような酸味はありません。
醤油味ベースが圧倒的ですが、お店によっては塩味やとんこつ味などのバリエーションが存在します。
主に山形市を中心に食べられています。
冷やしラーメンは、昭和27年(1952年)に山形市内にある「栄屋本店」の初代店主が開発したと言われています。
「夏の暑い日には冷たい蕎麦を食べるのだから、ラーメンも冷たいのが食べたい」という常連客の一言がきっかけとなり、試行錯誤の末1年の歳月をかけて完成したそうです。
東北地方にあるため夏でも涼しいと思われがちですが、盆地にある山形市は夏の暑さがとても厳しいところです。
1933年7月25日に観測された40.8℃は、2007年に埼玉県熊谷市と岐阜県多治見市に越されるまで、74年間に渡って日本最高温度を保持していたほど。
暑い夏の日には、暑さを吹き飛ばす爽やかな冷やしラーメンをぜひ味わいたいものですね。
昭和7年(1932年)創業の老舗で、冷やしラーメン発祥店でもあります。
発祥のエピソードは既に述べた通りですが、スープを冷たくすれば脂肪分が固まって油っこくなってしまうため、商品化するまでに大変な労力を費やしたと言われています。
今では知名度は全国区に広がり、昼時には行列必至の名店となっています。
こちらで提供する冷やしラーメンは、「冷やしらーめん」と平仮名表記をして、商標登録をしています。
麺はストレートの中太麺を使用し、澄みきったスープは醤油味ベースのさっぱりとした味付けです。
トロトロな食感のチャーシューと、もやしと胡瓜のシャキシャキ感がたまらない一品に仕上がっています。
冷やしらーめんのほか、オリジナルの具がたくさんトッピングされた「栄ラーメン」、山形牛バラ肉と山菜を使用した「山形ラーメン」もおすすめです。
住所 : 山形県山形市本町2-3-21
マップ : Googleマップ
アクセス : JR奥羽本線・山形駅より車で5分
電話番号 : 023-623-0766
定休日 : 毎週水曜日 ※1月、8月は不定休
営業時間 : 11:30~20:00 ※冬期は19:30閉店
予算 : ~999円
公式サイト : 栄屋本店
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ
新庄市は山形県北部・最上エリアの中心都市です。
ご当地ラーメンが多い山形県にあって、こちらの街にもユニークな麺が存在しています。
鶏のモツを具材とした「とりもつラーメン」で、全国的にみても類似するラーメンは少ないかもしれません。
「愛をとりもつラーメン」というロマンチックなキャッチフレーズで、新庄市および最上エリアの特産品としての熱い注目を浴びてきています。
一般的にあっさり系の鶏がら醤油味スープと、中太のちぢれ麺が特徴。
具材にはしっかりと煮込んだハツ(心臓)やキンカン(卵巣)、砂肝などを使用しています。
鳥もつのコリコリとした食感がたまらなく、スープとの相性も抜群です。
新庄市を中心に10店舗近くで提供されており、お店により特色の異なったラーメンを楽しむことができます。
内陸部の豪雪地帯にある新庄一帯では新鮮な魚介類は入手しづらく、昔から鶏肉が貴重な栄養源でした。
鶏を飼育する農家も多く、村に祝い事があった際には、鶏を一羽捌いてモツ煮などを提供する習慣があったそうです。
また、地元の居酒屋などでも、鶏のモツ煮込は定番料理として人気がありました。
そんな食習慣があったからこそ、ラーメンに鳥もつというカップリングが実現したのでしょう。
今では、とりもつラーメン目当てに遠方から訪れる人も多いそうです。
昭和25年創業の老舗店で、とりもつラーメン発祥のお店でもあります。
「支店」と謳っている以上「本店」もあるのですが、こちらではとりもつラーメンは扱っておりません。
とりもつラーメンのおすすめ店では必ず名前が挙がるほどの人気店で、ランチタイムには行列を覚悟しなければならないほどです。
自慢のとりもつラーメンは、あっさりとした鶏がらスープに、水分多めのみずみずしい中太ストレート麺。
具材のとりもつは砂肝や皮、キンカンなど様々で、鮮度が良いものを使用しているため、臭みはほとんどありません。
もつの旨味がスープに凝縮され、一度食べたらやみつきになる味わいです。
住所 : 山形県新庄市下鉄砲町10-3
マップ : Googleマップ
アクセス : JR奥羽本線・新庄駅より徒歩10分
電話番号 : 0233-22-2377
定休日 : 月曜日
営業時間 : 11:00~14:30/16:00~18:00
予算 : 〜1,000円
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ
「赤湯」とはかつて山形県南東部にあった町の名前で、現在は南陽市に編入されています。
この南陽市はラーメン大国である山形県の中でも激戦区として知られ、市内全域で多種多様なラーメンを楽しむことができます。
「赤湯からみそラーメン」は旧赤湯町が生んだご当地ラーメンで、激辛風味の濃厚スープが大人気の一品です。
このラーメンを世に送り出したのは。昭和33年創業の老舗「龍上海」!
醤油ベースの中華そばが評判のお店でしたが、当時はラーメン食が一般的ではなく、スープが売れ残ってしまうことが多かったそうです。
余ったスープに味噌を入れて夕食の際に消費していたそうですが、その味噌味スープにラーメンを入れてみようと発案し、試行錯誤の末、昭和35年(1935年)に商品化に成功しました。
味噌ラーメンといえば札幌を連想するかもしれませんが、札幌の「味の三平」が味噌ラーメンを開発したのが昭和36年(1936年)と言われ、ほとんど同時期です。
両店に交流や情報の流通もなかったようなので、偶然同じタイミングで発生した「味噌ラーメンの元祖」と言えるのかもしれません。
赤湯からみそラーメンは、考案した龍上海の登録商標であり、同店の系列店以外では食べることができません。
山形県内には赤湯本店を含め6店舗が営業しています。
首都圏では唯一新横浜の「ラーメン博物館」に店舗を構えているので、ご存知の方も多いことでしょう。
最寄り駅(JR赤湯駅)から徒歩20分とアクセスが良好とは言えませんが、週末には1~2時間の行列待ちは当たり前の大繁盛店です。
アクセントとなる辛味噌は、江戸時代から続く赤湯地方の特産品「石焼南蛮」で、辛さだけでなく深い味わいにも特徴があります。
トッピングされた辛味噌を溶かしながら食べるのですが、一度に溶かしてしまうと激辛になってしまいます。
少しずつとスープに染み込ませながら、ニンニクの効いた風味豊かな味わいを楽しみましょう。
麺は中太のちぢれ麺を使用、すべて自社の工房で製造しており、基本的には当日の朝に作った麺しか使わないそうです。
からみそラーメンのほか、創業以来の醤油味ラーメンも好評!
からみそシリーズには、具材たっぷりの「からみそチャーシューメン」や「冷やし中華」もあるので、こちらも試してみてください。
住所 : 山形県南陽市二色根6-18
マップ : Googleマップ
アクセス : JR奥羽本線・赤湯駅より徒歩20分
電話番号 : 0238-43-2952
定休日 : 水曜日
営業時間 : 11:30~19:00
予算 : 〜1,000円
公式サイト : 龍上海
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ ホットペッパーグルメ
山形県南部にある米沢市は、上杉謙信の流れを組む米沢藩の城下町として栄えた歴史ある街。
上杉氏ゆかりの史跡のほか、温泉やスキー場など観光資源が豊富なところです。
そんな米沢を代表するグルメといえば「米沢牛」。
日本を代表するブランドとして「四大和牛」のひとつに数えられています。
米沢牛といっても、米沢市だけで作られた牛肉というわけではありません。
米沢市を含む県南部・置賜エリアの3市5町(米沢市・南陽市・長井市・高畠町・川西町・飯豊町・白鷹町・小国町)で生産された牛肉が対象です。
他にも米沢牛と認定されるには、下記の厳しい条件を満たさなければなりません。
とてもハードルが高いのですが、上記条件をクリアして初めて「米沢牛」の証明書を発行してもらえるのです。
置賜地方は周囲を高い山々に囲まれた盆地であり、雪が多く酷寒の冬や、湿気が高くて蒸し暑い夏の温度差が激しい環境にあります。
この気候条件と豊かな大自然が、健康で栄養のある良質な肉牛を生み出すと言われています。
米沢牛の美味しさは、明治初頭に藩校であった「興譲館」で教鞭をとっていたイギリス人貿易商、チャールズ・ヘンリー・ダラスによって広まられたといわれます。
牛肉を恋しくなったダラスが米沢の牛を食べてみたところ、あまりの美味しさに感激!
米沢を離れる際に1頭の牛を横浜まで連れて帰り、友人たちに振る舞ったところ大好評で、やがて全国的に広まったそうです。
霜降りできめ細かい米沢牛は、柔らかくて甘みもたっぷり。
ステーキやしゃぶしゃぶ、すき焼きなど、どんな料理にしても深い味わいがあります。
米沢牛の繁殖から販売まで手掛ける「米澤佐藤畜産」直営の食事処です。
使われる牛肉も自社牧場で飼育されたものなので、安全な肉をリーズナブルな価格で楽しめるのが嬉しいところ。
米沢駅の目の前にあるというロケーションも魅力的です。
最高級のシャトーブリアンのステーキからすき焼き、牛鍋などあらゆる料理が楽しめますが、ランチタイムは特におすすめ。
米沢牛をたっぷり使用した「名物うし丼」が、味噌汁やサラダまで付いて990円(税込)と大変リーズナブルな価格設定です。
憧れの米沢牛がこの金額で味わえるなら、食べない理由はありませんね。
住所 : 山形県米沢市東3-1-50 米澤佐藤畜産驛前店2F
マップ : Googleマップ
アクセス : JR米沢駅より徒歩1分
電話番号 : 0238-40-0629
定休日 : 水曜日
営業時間 : 11:00~14:00/16:30~21:00
予算 : [昼]〜1,000円 [夜]4,000〜5,000円
公式サイト : 米澤佐藤畜産
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ
「三元豚(さんげんとん)」とは、3種類の純粋種を交配してつくり出した一代限りの品種のこと。
各品種のメリットが引き出せるので、純粋種よりも品質も栄養価も高い豚肉を作り出すことができます。
使われる純粋種には明確な定めはなく、生産者の志向によって一番的確と思われるものを選んでいるそうです。
「平牧三元豚」は酒田市にある平田牧場で生産される三元豚のことで、とろけるような食感が魅力的です。
昭和39年(1964年)創業の平田牧場は、豚の品種開発や子豚生産、肥育、流通加工から販売に至るまで自社で行っています。
こちらで肥育する三元豚は、ランドレース種とディロック種を交配した豚に、バークシャー種を交配した「LDB種」です。
中型で脂がのりやすく、繊維質がきめ細やかで脂の質がよいという特徴を持っています。
一般の豚肉よりもイノシン酸やオレイン酸が多いためヘルシーで、肉質がとても柔らかいといったメリットもあります。
一般的な飼育期間(約150~180日)よりも長い期間(約200~250日)をかけ、山形米など植物性飼料を餌として大切に育てられる「平牧三元豚」。
一流の料理人からも高い評価を受けています。
平田牧場が直営するとんかつ専門店です。
とんかつは肉質がきめ細かく、弾力があってとってもジューシーな味わい。
サクサクな衣の食感も抜群で、ご飯がとても進みます。
とんかつ膳にはご飯と味噌汁、自家製の漬物が付いており、ご飯と味噌汁はお替わり自由です。
自慢の平牧三元豚も絶品ですが、金華豚もおすすめ。
中国浙江省金華地区原産の希少な最高品種で、高級食材「金華ハム」の原料豚としても知られています。
その品質を損なうことなく改良した「平田牧場金華豚」は、繊細な肉質と上品な甘みがたまりません。
住所 : 山形県酒田市みずほ2-17-8 ガーデンパレスみずほ1F
マップ : Googleマップ
アクセス : JR羽越本線・酒田駅より車で7分
電話番号 : 0234-23-8011
定休日 : 不定休・年末年始
営業時間 : 11:;00~15:00/17:00~20:30
予算 : [昼]〜1,000円 [夜]2,000〜3,000円
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ ホットペッパーグルメ
山形県は牛肉・豚肉だけでなく、鶏肉も美味しいところです。
「やまがた地鶏」は山形県最北部・遊佐町で飼われていた希少種・赤笹シャモをルーツに誕生しました。
赤笹シャモと名古屋コーチンの交雑鶏を父鶏に、米国原産「横斑プリマスロック」を母鶏として交配を重ね、3年の歳月を経て作られたものです。
肉質・肉量とも優れ、鶏臭さもなく、うまみ成分であるグルタミン酸も多く含む最高品質の鶏肉に仕上がっています。
鶴岡市や遊佐町など庄内エリアのほか県内全域で飼育され、その味わいを楽しむことができます。
地元で人気のフレンチ・イタリアンレストランです。
西洋割烹という新しいジャンルで、地元庄内産の食材をふんだんに使った「和洋折衷」料理を提供しています。
やまがた地鶏をフレンチ風にアレンジしたソテーなど、ちょっぴり豪華な地鶏料理を楽しむことができます。
住所 : 山形県酒田市こがね町2-25-10
マップ : Googleマップ
アクセス : JR羽越本線・酒田駅より車で7分
電話番号 : 0234-25-3966
定休日 : 水曜日
営業時間 : 11:30~14:00/17:00~21:00
公式サイト : 西洋割烹
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ ホットペッパーグルメ
山形といったら「さくらんぼ」。
山形県のシンボルでもあります。
全国で収穫されるさくらんぼの7割を山形県産が占め、そのうち東根市は生産量日本一を誇ります。
国内での生産量が最も多い「佐藤錦」は東根市発祥の品種で、甘さと酸味のバランスが絶妙な初夏の風物詩となっています。
東根市のほか、周辺の寒河江市や天童市、村山市などが代表的な生産地です。
山形県は昼と夜の寒暖差が大きく、盆地に位置しているために、夏と冬の温度差も激しいという気候条件があります。
この温度差が果樹の生育に好影響を与え、甘みが強いさくらんぼを育てます。
また、収穫期にあたる梅雨時の降水量が少なく、日照時間が長いことも好条件です。
奥羽山系の乱川扇状地をはじめとした水はけの良い土壌も、さくらんぼ栽培に最適とされています。
自然環境や気候、土壌がさくらんぼ栽培に適しているだけでなく、高度な技術と愛情のこもった栽培が、美味しいさくらんぼ生産に欠かせないことはいうまでもありません。
実割れを防ぐための雨除け施設の設置や、収穫は基本的に手作業になるなど非常に手間がかかります。
さくらんぼが「赤い宝石」と称されるほどの高級果実になっている理由も頷けますね。
トップブランド「佐藤錦」のほか、より濃厚な甘みを楽しめる「紅秀峰」、「紅さやか」が主流品種として知られています。
とてもデリケートな果実・さくらんぼは、収穫してすぐに食べるのが一番おいしいです。
初夏のトップシーズンには、県内生産地にある観光果樹園で「さくらんぼ狩り」が楽しめるので、ぜひ獲れたてのさくらんぼを満喫してみましょう。
東根市内にある「槙農園」では、通年6月初旬から7月初旬にかけて、さくらんぼ狩りが開催されます。
スタンダードなもぎ取りコース(60分)のほか、高級さくらんぼが楽しめるスペシャルコースも設置されています。
観光のあとにのんびりと楽しみたい人には夜間開催のナイターコースもあります。
他にも山形名物・玉こんにゃくの無料サービスがあったり、種とばしのイベントがあったりと満足度が高い農園です。
住所 : 山形県東根市中央東3-8-25
マップ : Googleマップ
アクセス : JR奥羽本線・さくらんぼ東根駅より車で5分
電話番号 : 0237-53-6345
定休日 : 不定休 ※さくらんぼ狩りは6~7月初旬
営業時間 : 9:00~16:00(ナイター19:30~21:00)
予算 : 大人 1,500円(税込)、小学生以上 1,200円(税込) ※スペシャルは倍額
公式サイト : 槙農園
「ラ・フランス」の正式名称は「クロード・ブランシェ(Claude Blanchet)」。
1864年にこの品種を発見したフランス人の名前に因んでいます。
日本では発見された国名を品名にしていますが、面白いことに本国フランスではほとんど栽培されていません。
日本には明治36年(1903年)に導入されましたが、見た目の悪さと栽培に手間がかかることなどから、授粉用に利用されるだけだったと言われています。
そんなラ・フランスが脚光を浴びはじめたのは、グルメブームが到来した1970年代のこと。
芳醇な香りと滑らかな食感に注目が集まり、生食用として本格的に生産されるようになったのです。
今では山形県が全国収穫量の8割を占め、山形の秋を彩る「果実の女王」の地位を確立するまでになりました。
上品な甘みが魅力のラ・フランスですが、収穫直後の実は固くてまずいです。
常温で10日~2週間追熟しなければ生食として食べることができません。
果皮の色がほとんど変化しないことから、外観だけで食べごろを判断するのが難しい欠点もあります。
生食の他にもジャムなどの加工品、料理の材料としても利用されています。
鶴岡木村屋は、明治20年に開業した山形県初のパン販売店です。
初代店主が銀座木村屋で修業したことから「木村屋」屋号の暖簾分けを認められました。
今では和菓子から洋菓子まで多くの菓子を手掛け、地元で根強い人気を誇る名店でもあります。
ダブルチーズ(ラ・フランス)は、2層のチーズケーキに特産のラ・フランスをサンドした逸品。
とろけるようなチーズケーキの食感とラ・フランスの芳醇な香りと甘さがたまらない美味しさです。
「やまがたふるさと食品コンクール」で最優秀賞を受賞した実績があります。
住所 : 山形県鶴岡市山王町9-25
マップ : Googleマップ
アクセス : JR羽越線・鶴岡駅より徒歩14分
電話番号 : 0235-22-4530
定休日 : 不定休
営業時間 : 9:00~18:00
予算 : ダブルチーズ 1,575円(税込)など
予約サイト・口コミ・クーポン : 鶴岡木村屋
ビールによく合うツマミとして、暑い夏の時期に恋しくなる枝豆。
今や海を越えて、欧米諸国でも大人気だそうです。
「枝豆」という品種はなく、収穫時期や調理・加工方法が異なるだけで、実際には一般的な大豆と同じもの。
山形県はそんな枝豆の収穫量でもトップシェアを占め、県内に多くの独自ブランドを抱えています。
「だだちゃ豆」は、庄内地方の特産である枝豆の品種です。
江戸時代に越後(新潟県)から伝わったとされ、100年以上に渡り鶴岡周辺で栽培されています。
さやの毛が茶色でクビレも深く、見かけがよいとはいえませんが、豊かな香りと濃厚な甘みがあります。
「だだちゃ」とはオヤジという意味で、献上された枝豆の味に感激した庄内藩の殿さまが「どこのだだちゃが作った豆か?」と尋ねたことがネーミングの由来だそう。
だだちゃ豆の栽培は難しく、長い間産地以外で見かけることはほとんどありませんでした。
栽培する土地の土壌が合わないと味が落ちてしまうため、生産地は鶴岡の一部地域のみに限られていました。
また、収穫期も短く保存も難しいといったこともあったようです。
今では輸送や保存技術も進み、全国的にも流通するようになりました。
だだちゃ豆は今では全国的に流通しているとはいえ、収穫時期も8月からの1か月間と短く、生産量も少ないのが現実。
その味を年間を通じて味わうのなら、冷凍品を購入するのもおすすめです。
清川屋は、山形県の特産品を扱っている老舗食品店。
こちらでは厳しい基準で厳選しただだちゃ豆を、独自の技術で製法・冷凍することにより限りなく旬に近い味わいを楽しめます。
日本海から汲み上げた海水でじっくりと釜炊きし、マイナス45度で急速冷凍しているので、一般家庭でも本格的なだだちゃ豆を味わうことが可能です。
住所 : 山形県鶴岡市末広町5-1 鶴岡駅前マリカ西館1F
マップ : Googleマップ
アクセス : JR羽越本線・鶴岡駅より徒歩1分
電話番号 : 0235-22-7111
営業時間 : 9:00~18:00
予算 : 冷凍特選だだちゃ豆 300g 980円(税込)
公式サイト : 清川屋
正式名称は「延命楽」という食用菊のことです。
山形県は食用菊の栽培が盛んで、花そのものを食べる品種については全国第1位、6割のシェアを誇ります。
「もってのほか」は明るい紫色の花びらが特徴で、独特の香りと味の良さから『食用ぎくの横綱』と称されています。
菊といえば皇室の紋章と同じ。
そんな菊を食べるなんで「もってのほか」ということから命名されたそうです。
ちなみに、同じ品種を新潟県では「かきのもと」や「おもいのほか」と呼んでいます。
もってのほかの旬は秋、10月下旬頃がベストシーズンで一番おいしいといわれています。
酢の物やお浸しなどに利用され、シャキシャキした食感とほのかな甘み、ほろ苦さに特徴があります。
食物繊維と葉酸を豊富に含み、リラックス効果も期待できるという健康食材です。
山形市のほか、県内全域で栽培されています。
もってのほかは晩秋に旬を迎えます。
この時期には料理のアクセントとして利用されることも多いですが、花びらをほぐしてお浸しなどにしても美味しいです。
直売店などで販売されているので、食べたことのない人は一度お試しください。
販売時期 : 10月下旬~11月
金額: 1パック 80g 800円(税込)程度
販売場所:農協直売所・道の駅など
かつては桃の節句の時期に作られていた新庄・最上地方の郷土菓子です。
「くぢら」といっても鯨肉が入っているわけではなく、久しく日持ちの良い食べ物ということで「久持良」になったという説もありますが、はっきりした語源はわかりません。
米粉を水で練り、くるみや砂糖などを加えて蒸し上げた菓子で、「ゆべし」のようなものです。
味噌味や塩味、餡などバリエーションが豊富にあり、今では一年を通して購入することができます。
くぢら餅の起源については諸説ありますが、今から300年ほど昔の江戸宝永年間の頃、新庄藩第3代藩主・戸沢正庸が兵糧食として採用したのがはじまりとする説が有力です。
また、朝鮮通信使の接待にも出された由緒あるお菓子とも言われています。
やがて雛人形にくぢら餅を供えるという習慣がはじまり、くぢら餅は桃の節句には欠かせないアイテムとなったのです。
作りたてのくぢら餅は柔らかくて羊羹のような食感で、上品な甘さがあります。
日にちが経つにつれて固くなりますが、ホットプレートなどで焼いて食べてみましょう。
くるみの香ばしさが高まり、違った味わいを楽しめますよ。
尾花沢市を拠点に展開する㈱明友は、銀山温泉を中心とした山形県特産品を取り扱っているお店です。
こちらのくじら餅は、赤砂糖・白砂糖・黒砂糖の3種類のフレーバーがラインナップされています。
どの商品もくるみのカリカリした食感と醤油の旨味が絶品で、弾力のある歯ごたえがたまりません。
黒砂糖は一番甘く、赤砂糖が一番甘辛いといった印象があります。
レトロなパッケージも味わいがあり、お土産にも最適です。
商品: 赤砂糖・黒砂糖・白砂糖の3種(各410g)
価格: 738円(税込)
賞味期限: 60日間
販売店:
銀山温泉はいからさん通り店(尾花沢市銀山新畑451・0237-28-3888)
銀山めいゆう庵(尾花沢市銀山温泉438-2・0237-28-2588)
公式URL : 明友
地元では圧倒的な支持を得ているものの、他の地域ではほとんど見かけることのない「おしどりミルクケーキ」。
県南東部・高畠町に本社を置く日本製乳㈱が、大正8年(1919年)に製造を開始した伝統あるお菓子です。
ケーキといっても洋菓子のようなスポンジケーキではなく、キャンディとよぶにふさわしい固いバー状になっていることに特徴があります。
練乳を凝縮した濃厚な味わいで、ミルクセーキのような味。
パリッとした食感と口のなかに広がるミルクの風味がやみつきになります。
名前の「おしどり」は山形県の県鳥、「ケーキ」は通常のケーキのことではなく、「高い密度に固めたもの」を意味するそうです。
牛乳を原材料にしていることもあり、タンパク質とカルシウムが豊富な栄養食品でもあります。
ベーシックなミルク味のほか、山形の特産サクランボやラ・フランス、シールド乳酸菌入りなど13種類のラインアップが販売されています。
山形のお土産としても喜ばれる一品です。
商品: ミルク、さくらんぼ、ラ・フランス、抹茶、いちごなど13種類
内容量:ミルク9本入り、さくらんぼ、ラ・フランスなど8本入(商品により異なる)
住所 : 216円(税込)
マップ: Googleマップ
公式URL : 日本製乳
山形のソウルフード「どんどん焼き」は、イベント会場やお祭りの屋台などで定番中の定番フード!
お好み焼きを箸をくるっと巻いたような形状で、食べ歩きするにも便利な食べ物です。
山形のオリジナルと思いきや、実は東京が発祥と言われています。
昭和6年(1931年)頃に東京の屋台や縁日などで提供され、とても評判だったようです。
その名前の由来は、販売している屋台が「どんどん」と太鼓を鳴らしながら売っていたからという説や、作るたびに「どんどん」売れたという説などがありますが、真相はわかりません。
それほど大好評だった東京の「どんどん焼き」ですが、戦後になるとすっかり廃れてしまいました。
しかし、当時東京で修業した職人たちの手で東北地方に伝わり、各地でローカル色の強いどんどん焼きが生き残ることになったのです。
山形には昭和13年(1938年)頃、東京から帰省した大場亀吉という人によって伝えられたと言われています。
小麦の生地を長く引き伸ばし、海苔・青海苔・魚肉ソーセージなどをのせたものを販売していました。
東京では醤油味が主流だったようですが、普及しはじめたばかりのソース味に切り替え、さらに食べやすいように割りばしに巻きつけて販売したそうです。
このスタイルは地元で大評判となり、今でも忠実に受け継がれています。
仙台や岩手にもどんどん焼きは存在しますが、醤油味が基本で棒付きではありません。
提供するお店によっても具材や味付けが少し違ってきますので、ぜひ食べ比べてみたいものですね。
どんどん焼きはファーストフードの仲間。
お祭りやイベント会場などの屋台で食べる機会が多い食べ物と言えます。
「CoCo夢や」は、そんな場所での屋台販売やケータリングカーでの移動販売を行っているお店です。
取扱っているどんどん焼きの種類も多く、きっとお気に入りの味が見つかるはず。
ピングのケータリングカーを見つけたら、ぜひ注文してみましょう。
通信販売も行っているので、遠方の人でも気軽に楽しめますよ。
取扱商品 :どんどん焼き 220円(税込)、もち明太子どんどん焼き 340円(税込)など
公式URL : CoCo夢や
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