地元民が厳選！神戸・三宮の絶品おすすめカレー10選

【目次】地元民が厳選！神戸・三宮の絶品おすすめカレー10選

 

＜欧風カレー＆名物カレー編＞

1. サヴォイ

2. カレーの店ぷりずむ

3. 神戸浪漫

4. サトナカ

5. AYUMUNYA（あゆむんや）

＜インド・ネパール・パキスタンカレー編＞

1. アリズハラールキッチン

2. ナマステガネーシャマハル三宮店

3. クスム本場家庭料理

＜スパイスカレー編＞

1. エースパイス＆ビーツ（A SPICE & BEATS）

2. 神戸カレー食堂 ラージクマール

 

 

＜欧風カレー＆名物カレー編＞

 

神戸には、流行りのスパイスカレーとは違う、インドカレーとも違う、いわゆる "昔ながらのカレー" を提供しているお店が多くあります。

 

まろやかでコクがあるどろっとしたルーが特徴のカレーを欧風カレーと呼ぶことがありますが、これはヨーロッパとは関係なく、東京・神保町にある  ボンディ  が発祥と言われる日本生まれのカレー。

そんな欧風カレーや神戸ならではの名物カレーのお店からご紹介します。

 

ほとんどのお店が、三宮駅周辺の地下街である三宮センタープラザと、これに繋がる三宮さんプラザに集中しているので、食べ比べや、お目当てのお店が混んでいたりお休みだった場合の代替えも楽々ですよ。

 

1. サヴォイ

 

 

神戸で美味しいカレー屋さんと言えば、真っ先に名前が上がるお店があります。

 

昭和63年（1988年）に開業したSAVOY（サヴォイ）は、ビーフカレー1本で勝負して30年以上という老舗店。

創業オーナーが家庭で作っていたカレーを以前のお店で出したところ評判が良かったので、カレー専門店を開くようになったんだそう。

 

2019年に人手不足から閉店の危機に直面した際には、常連さん達が従業員募集をSNSで拡散して協力。

長年据え置きだった値段を50円アップし、営業時間も短縮することで存続が決まり、今に至ります。

 

場所は三宮センタープラザの地下1階。

カウンターのみの小さなお店はランチタイムには行列ができるので、時間をずらして行くと良いでしょう。

 

 

メニューは「ビーフカレー」800円（税込）のみで、ターメリックライスは小・中・大からチョイス。

 

ベースとなるスープを仕上げて、16種類のスパイス、牛すじ、ビーフ、たっぷりの野菜を煮込んで作るカレーは、ドロドロとサラサラの中間といった食感です。

ビーフもしっかり煮込まれているため、ルーに溶け出しているような状態です。

 

毎日でも食べられる飽きの来ないカレーを目指しているというカレーは、辛いけど辛すぎない。

シンプルだけど味わいがあり、また食べたいと思わせてくれる味わいです。

 

お好みで生卵のトッピング50円（税込）をどうぞ。

テーブルには、福神漬け、らっきょ、きゅうりピクルス、人参ピクルスが並んでおり、もちろんトッピング自由です。

 

 

2. カレーの店ぷりずむ

 

 

こちらも三宮センタープラザ地下1階、「サヴォイ」は目と鼻の先という場所にある「カレーの店ぷりずむ」。

 

カウンター12席のみのこじんまりとしたお店で、「オリジナルカレー」500円（税込）は、なんとワンコインでいただけます。

お店の入り口にある「国産鶏挽肉を27時間煮込んだ神戸オリジナルカレー」の文字の通り、しっかり煮込まれた鶏挽肉と野菜が溶け込んだルーは、コクがあって辛さは中辛程度。

 

大盛はプラス200円で、ルーもご飯も5割増しになるので、がっつり食べたい方におすすめです。

 

 

お店の名物は「ジャンボチキンカレー」880円（税込）。

ライスは白米か十五穀米から選べます。

 

揚げたて熱々、ザクザク食感のチキンカツは柔らかくてジューシー。

タルタルソースも運ばれてくるので、チキンカツにつけてカレーにくぐらせると、コクが増して違った味わいが楽しめます。

 

卓上に置かれたキャベツのピクルス、らっきょう、福神漬けはもちろん無料で好きなだけ。

激辛パウダーは本当に激辛なので、かけすぎには注意してください。

 

 

3. 神戸浪漫

 

 

まだまだ三宮センタープラザ地下のお店が続きます。

 

「神戸浪漫」は、人気天ぷら定食屋さん「まきの」の隣にある洋食・カレーのお店。

洋食といっても単体のメニューはなく、ハンバーグや海老フライ、コロッケといった洋食メニューがカレーにトッピングされています。

 

店内は昭和の喫茶店といった雰囲気で、カウンター席とテーブル席があり、壁には懐かしいレコードやCDがずらりと並べられています。

 

 

人気の「ロースカツカレー」800円（税込）。

 

神戸浪漫のカレーは、じっくりと炒めた淡路島産の玉ねぎと様々な野菜の甘味が特徴。

三日間寝かせて熟成させる事でコクとまろやかさが生まれます。

 

卓上に置いてあるオリジナルのガラムマサラを少しずつ加えて、自分好みのスパイシーさにするのがおすすめです。

 

 

4. サトナカ

 

 

JR三ノ宮駅から徒歩約12分、磯上公園からすぐという中心地から少し離れた場所に位置している「サトナカ」はカウンターのみ8席という小さな人気店です。

 

メニューはチキンカレーのみ。

店主のこだわりが詰まったチキンカレーには根強いファンが多く、連日賑わっています。

 

 

「チキンカレー」並 800円（税込）。

基本がスパイシーで、はちみつを加えたマイルドも選べます。

辛いのが苦手という方は、生卵 50円か半熟味付卵100円（各税込）をトッピングするのがおすすめです。

 

サトナカのチキンカレーは、ややシャバシャバ感がありスパイシー。

化学調味料不使用、小麦粉不使用、鶏がら、昆布、干し椎茸を煮込んで作るスープを一日寝かせ、カシューナッツと牛乳を加えることで、辛さの中にもまろやかさが生まれます。

 

低温調理された鶏胸肉は、しっとりとしていてジューシー。

カレーと煮込んでしまうと固くなってしまうので、盛り付け時にカレーと合わせるというこだわりも。

独自ブレンドのスパイスも煮込んでしまうと味や風味が飛ぶので、最新の注意を払って使っています。

 

中毒性があると噂のチキンカレーを、ぜひ味わってみてください。

 

 

5. AYUMUNYA（あゆむんや）

 

 

牛すじカレーが美味しい店「あゆむんや」。

三宮駅からは海側の東側、神戸三宮ユニオンホテルの向かい側に位置しています。

 

ご夫婦で経営されているカウンター席のみの小さなお店はアットホームな雰囲気。

店名は、ご主人のニックネームである「あゆむん」から名付けられています。

 

神戸では牛すじは名物のぼっかけ（牛すじ煮込み）でも知られているポピュラーな食材。

そんな牛すじを使ったオリジナルカレーが味わえるお店です。

 

 

あゆむんやのメニューは4つと非常にシンプルです。

 

「ド定番！あゆむんやカレー」650円（税込）。

「唯一無二！すじミンチ特製ドライカレー」750円（税込）。

 

そして、この2つがのった「欲張りコラボ！相がけ」800円（税込）。

「濃厚！キーマハヤシライス」800円（税込）の4種類で、それぞれにミニサラダとヨーグルトが付いています。

 

11種類の野菜、スパイス、たっぷりの牛すじを煮込んでいるのでまろやかな中にコクがあり旨味たっぷり。

トッピングには、牛すじ150円、温泉たまご100円、生たまご50円、チーズ50円、クリスピーフライドオニオン50円（全て税込）があります。

 

ぜひ名物の牛すじをトッピングして味わってみてください。

 

 

 

＜インド・ネパール・パキスタンカレー編＞

 

昔から外国人が多い神戸では、多国籍なレストランも多く、そのどれもが本格的。

中でもインド人商人は、開国後に貿易港として栄えた横浜と神戸に定住するようになりました。

 

関東大震災で被災した横浜のインド人商人が神戸へ移動したことにより、在日インド人社会は神戸への一極集中になったと言われています。

こうした理由から、神戸にはインド人コミュニティーがあり、美味しいインド料理店が多いんです。

 

今回はたくさんあるインド料理のお店から、人気のある特徴的なカレーを提供するレストランを厳選してご紹介します。

 

1. アリズハラールキッチン

 

 

神戸モスクの向かいにあるパキスタン料理店「ナーンインNAAN INN」でシェフを務めていたアリ氏がオープンさせたのが「アリズハラールキッチン」です。

ハラールとは、アラビア語で「許されている」という意味で、イスラム教徒が口にする食べ物もハラールでないといけません。

 

日本で手に入るハラール食材を使用しているので、イスラム教徒の方も安心。

在神戸パキスタン人をはじめとするイスラム教徒の間でも有名なお店なので、日本人用にアレンジしていない本場の味が魅力です。

 

 

おすすめは金曜日のランチ。

イスラム教徒にとっての休日は金曜日なので、金曜日には特別なランチが提供されています。

 

「Friday special」1,540円（税込）。

マトンマサラ＆ベジタブルカレー、チキンティッカ＆マライティッカ、チキンビリヤニ or プラオ、ナン、サラダ、ホットチャイ、スイーツという豪華版です。

 

スパイスの使い方を熟知しているシェフの作り出す本格的なカレーを、ぜひ食べてみてください。

 

 

2. ナマステガネーシャマハル三宮店

 

インドカレー初心者なら「ナマステガネーシャマハル」がおすすめ。

 

三宮店は、三ノ宮駅からラウンドワン方面に進み、南下して約5分。

ナマステガネーシャマハルは、三宮店の他、神戸ハーバーランド、神戸駅前、灘、芦屋など神戸周辺に多店舗展開しているので見かけた方も多いのではないでしょうか。

 

カウンター席、テーブル席、ソファ席、そしてディナータイムにはライトアップされるテラス席があり、一人ランチでも、デートでも、家族連れでも入りやすい雰囲気です。

 

フードメニューは何と約120種類。

タンドール窯もあるので、本格的なインド・ネパール料理が楽しめます。

 

 

人気は「ラニセット／Rani set」1,050円（税込）。

 

サラダ・スープ・プレーンナン（ハーフ）・パパド・タンドリー手羽元・カレー1種（日替わりカレー or チキンカレー）・ドリンク。

これだけ付いて1,050円というお得なセットです。

 

ディナータイムでもオーダーできるのが嬉しいですね。

 

 

3. クスム本場家庭料理

 

 

三ノ宮駅から山側へ、ハンター坂に面した異人館プラザビルの中にあるのが「クスム本場家庭料理」です。

 

1階はインド料理の食材店で、特にスパイスが豊富。

見ているだけでも楽しい品揃えなので、合わせて覗いてみてください。

 

店名の通り、オーナーの奥様であるクスムさんの家庭料理が味わえるお店なので、日本人用のアレンジはなくインドそのまま。

 

ミニマムの接客で、ほぼ日本語は通じない…

まるでインドにいるかのようなタイムスリップ感も楽しみの一つです。

 

 

「食べ放題ランチ」1,400円（税込）は、カレー、チャパティ、ライスがお代わりし放題。

お代わり不要な場合は「ランチA」1,200円（税込）をどうぞ。

 

まずはサラダ、そして絶品と評判のアツアツなサモサ、そしてカレー2種、ダル（豆料理）、ライスとチャパティ（薄いパン）のお盆が運ばれてきます。

ベジタリアンのお店なので肉類はなしですが、たっぷりの野菜やチーズなどが入っているので満足感あり。

 

スパイス使いのプロとも言えるインドのお母さんが作るごく一般的な料理がたまりません。

食後には黙っていてもチャイが運ばれてきて終了。

 

カレー好きなら一度は食べてみるべき、本場の家庭料理です。

 

 

 

＜スパイスカレー編＞

 

大阪でブームとなったスパイスカレーですが、神戸では大阪ほどは浸透していません。

その理由は老舗カレーやインドカレーの名店が多いからと言われていますが、それでも最近ではスパイスカレーの人気店も増えてきています。

 

ここでは、神戸のカレー好きが足繁く通う人気店をご紹介します。

 

1. エースパイス＆ビーツ（A SPICE & BEATS）

 

 

A Spice & Beats、通称エースパは、三宮の山側（北側）の北野坂を登って北野坂Fビルを左折、そこからはマップを確認して探して下さいと言うしかないちょっと分かりづらい場所にあります。

お店自体も路地の奥にあるので、道に出している看板を見逃さないように進んでください。

 

カウンターのみ4席という小さなお店で、店の2階が待合場所になっています。

 

 

毎日のメニューは  Instagram  で公開されています。

 

定番となっているのは、チキンカレーと茄子マトンキーマカレーで、ブラウンポークカレーや牛すじカレーなどが日替わりで登場します。

 

丁寧に仕事をされているのが良くわかる一皿は、これぞスパイスカレーという味わいなので、スパイスカレー初心者でも大丈夫。

色々食べてみたい方は、2種あいがけ、3種あいがけがおすすめ。

 

インドのピクルス、アチャールや豆、サラダなどが所狭しと乗っているのでボリューム満点です。

 

 

2. 神戸カレー食堂 ラージクマール

 

 

最初は趣味で始めたというカレー作りから、脱サラしてカレー屋さんを目指したという店主。

最初は週末のみ場所を借りての「間借りカレー」として、ラージクマールをスタートさせました。

 

2年の間借り営業を経て、2019年に現在の店舗をオープン。

古着屋さんや雑貨屋さんといったおしゃれなお店が並ぶ神戸トアウェストにあり、女性一人でも入りやすい雰囲気です。

 

大好きなカレーを神戸の名物に加えたいという想いから、Xでは「  #神戸をカレーの街に 」というハッシュタグで情報を発信し続けています。

 

 

おすすめは「3種あいがけカレー」1,200円（税込）。

こちらは、定番メニューの「3種ナッツの香ばし鶏キー」、「3種チーズのコク旨ポークキーマ」、そして週替わりカレーの3種類がワンプレートになっています。

 

早めに訪れることができるなら、数量限定の「ランチプレート」1,200円（税込）もおすすめ。

定番カレーから1つチョイス、レンズ豆カレー、スパイスを使った野菜副菜4種の合計6種類の盛り合わせプレートです。

 

辛すぎることなく、スパイスのバランスが絶妙。

一品一品こだわって丁寧に作られているのが一口食べたらすぐにわかる、そんな美味しいカレーをぜひ試してみてください。

 

 

 

県外の方からすると、神戸でカレーというイメージはないかもしれませんが、実は名店揃い。

筆者のおすすめは、三ノ宮駅の地下街、センタープラザ＆さんプラザに点在する昔ながらのカレー店です。

 

三宮を訪れた際には、ぜひ足を運んでみてくださいね。

 

 

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