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日本橋/茅場町/人形町
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たいめいけんは、1931年に現在の中央区新川に創業しました。
初代シェフの茂出木心護氏が「西支御料理処 泰明軒」にて修行し、その後「泰明軒」の屋号を引継ぎ独立したものです。
「西支御料理処 泰明軒」には洋食だけではなく中華料理もあり、東京で初めてシューマイを提供したお店と言われてます。
そのため、現在のたいめいけんでも、洋食店としては珍しくラーメンを提供しており、その頃の味を楽しめます。
また、初代シェフの「皆様のお料理のお役に立ちたい」という思いから「お料理110」を始め、料理に関する相談を無料で受けるサービスを始め、今なお続いています。
1978年には茂出木雅章氏が二代目シェフとして就任し、食料品の販売や、趣味で始めた凧のコレクションを展示する「凧の博物館」など多角的な事業を展開しています。
現在は、三代目となる茂出木浩司氏がシェフを務め、テレビや雑誌などの出演で広く知られています。
洋食の歴史とともに長く愛され続けている「たいめいけん」。
今回は、2020年に日本橋室町に移転した新店舗に伺いました。
新店舗へのアクセスや小皿料理の仕組み、定番のタンポポオムライスの魅力を徹底的にご紹介します。
今回は、日本橋駅B10番出口から伺いました。
日本橋駅B10出口を出て左に向かうと日本橋が見えてくるので、信号を超えて橋を渡ります。
三越前駅B6出口を通り過ぎ、右の道に進みます。
20mほど進みます。
まっすぐ進むと、右手に「日本橋 たいめいけん」が見えてきます。
「日本橋 たいめいけん」は、1階と2階に分かれています。
1階と2階では、メニューが異なり値段も違うので、あらかじめ選んでおきましょう。
1階はカジュアルな洋食レストランになっており、定番のオムライスやハヤシライス、ラーメンなどをリーズナブルに楽しめます。
子供から大人まで、家族連れやデートで来ている方や一人で食事している方も入りやすくなっています。
2階は、本格的なレストランとして楽しめるようになっています。
1階のメニューよりもさらに手間暇かけて作られており、素材や味付けにとことんこだわっています。
また、1階メニューにはない「小皿料理」があるのが特徴。
小皿料理は、「たくさんの料理を少しずつを食べたい!」という常連客の声から生まれたメニューで、丁寧に作られた絶品料理を少しずつ乗せた御膳になっています。
小皿料理は2種類あり、「ムール貝のマリネ」や「鮑の酒蒸し 肝ソース」などの「一の膳」8,800円と、「国産牛ローストビーフ」や「牛タンシチュー」などの「二の膳」8,800円(各税込)から選ぶことができます。
前菜からデザートまで存分に味わいたい方は、「たいめいけん スペシャルコース」11,000円(税込)もおすすめ。
特別な日にぜひ注文してみてはいかがでしょうか。
現在(2022年1月時点)の営業時間は上記の通りです。
1階と2階で営業日が異なるので、あらかじめ確認することをおすすめします。
筆者が伺ったのは土曜日の13:00過ぎで、1階で待っていたのは2名ほどでしたが、その後10名ほどの列ができました。
今回は20分ほどで案内していただきましたが、通常はもっと混んでいるようなので注意が必要です。
早速、たいめいけんのおすすめメニューをご紹介します。
今回筆者は1階で取材をしてきました。
たいめいけんに行ったら外せないのが、「タンポポオムライス」 1,700円(税込)。
通常のオムライスはチキンライスを卵で包んでいますが、タンポポオムライスはチキンライスの上にオムレツを乗せたメニューです。
映画監督の伊丹十三の「タンポポ」という映画に登場したオムライスをイメージして作られたのが、この「タンポポオムライス」だそうです。
また、2012年にはJALの国際便でも提供されていたそう。
これは長年たいめいけんの名物として愛されたオムライスが、日本を訪れる海外の方に知られるきっかけとなりました。
タンポポオムライスはチキンライスの上にオムレツを乗せているので、ふわふわトロトロの卵を楽しめます。
つるんとして滑らかなオムレツは、まるでホテルの朝食で食べるオムレツのようです。
キチンライスの上に乗っているオムレツは、ぜひ熱いうちにナイフで開いてください。
絹のようにきめ細やかな表面のオムレツは、中を開くとトロトロの半熟卵になっています。
オムレツは、バターの豊潤なコクが広がります。
滑らかでトロッとした舌触りは絶品。
老舗洋食店ならではの熟練の技を感じます。
チキンライスは、甘いケチャップの香りが食欲をそそります。
具は、キチンやグリンピースなどが入っており昔ながらの定番の味です。
卵のコクと、チキンライスの甘酸っぱさは相性抜群!
洋食の歴史と共に多くのお客様から愛されたオムライスは絶品です。
たいめいけんのタンポポオムライスは、ケチャップがたっぷり付いてくるのも特徴。
洋食らしくソースポットに入ったケチャップをシルバーのスプーンですくうと特別な気分になります。
ケチャップは、定番の甘酸っぱいスタンダードな味。
絶品オムライスに好きなだけかけてお召し上がりください。
オムライスと合わせて食べたいのが、「コールスロー」50円(税込)です。
こちらは、創業当時から変わらず50円で価格で提供している定番メニュー。
通常のコールスローと異なり、マヨネーズを使わずさっぱりした味に仕上がっています。
少し粗めにカットされたキャベツと、薄切りの玉ねぎ、千切りのにんじんをお酢や砂糖、塩でシンプルに味付けしています。
生野菜本来のシャキシャキとした食感が存分に味わえる逸品は、50円とは思えないコストパフォーマンスの高さ!
主食の口直しとしてぴったりですよ。
コールスローと同じく、50円で提供されている定番メニューが「ボルシチ」50円(税込)。
このボルシチも、50円とは思えないほど本格的で美味しいと話題です。
ボルシチはロシアの定番料理で「食べるスープ」と呼ばれ、たっぷり入った野菜が柔らかく煮込まれています。
キャベツやにんじんをはじめ、ビーツやじゃがいもなど野菜の種類も豊富で満足感たっぷりです。
透明なスープは具材の旨味がギュッと凝縮した特別な味。
オムライスとも相性抜群です。
オムライスと同じくらい人気なのが、「ラーメン」850円(税込)。
初代シェフの茂出木心護氏が修行していた「西支御料理処 泰明軒」で提供されていたのが、このラーメンです。
醤油ベースの透明なスープにストレートの中麺が特徴で、老舗ならではの洗練された上品な味わいです。
鮮やかに色付けされたチャーシューや、メンマなどの定番のトッピングもどこか懐かしさを感じます。
今では洋食の老舗として有名なたいめいけんですが、昔ながらの中華料理も絶品なので、ぜひ一度ご賞味あれ。
住所 : 東京都中央区日本橋1-8-6
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 :
定休日 : 【1階】月曜日【2階】日曜日、月曜日、祝日
営業時間 :
予算 : 1,000~2,000円
禁煙・喫煙 : 全席禁煙
キャッシュレス決済 : カード可(VISA、MasterCard、JCB、AMEX、Diners、MUFG、DC、NICOS)
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ
たいめいけんの歴史やおすすめのメニューをご紹介しました。
歴史を感じる老舗洋食店の味をぜひご堪能ください。
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最終更新日 : 2022/02/04
公開日 : 2022/02/04