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中華料理のひとつである餃子は、肉だねを皮で包み、家庭で手作りすることが多い一品です。
いつもはスーパーで購入している餃子の皮を、手作りしてみてはいかがでしょうか。
今回は、小麦粉から作る餃子の皮のレシピを紹介します。
手作りすると皮の大きさを調整できるので、とても大きな餃子を作ったり、一口サイズのミニ餃子を作ったりすることも可能です。
皮から丁寧に作った餃子は、とりわけおいしく感じることでしょう。
餃子を作ったときに困りがちなのが、余った餃子の皮の使い道です。
本記事では、余った餃子の皮で作れるアレンジレシピも紹介します。
身近な材料を使った、気軽に作れるレシピばかりです。
餃子の皮が残ってしまったときに参考にして、皮を無駄なく使い切ってください。
余った餃子の皮のアレンジレシピは、市販の餃子の皮で作ることをおすすめします。
今回ご紹介した手作りの餃子の皮を使うと、異なる仕上がりになるので注意してください。
よくある餃子の皮の手作りレシピは、薄力粉と強力粉の2種類の小麦粉を使い、弾力のある皮に仕上げます。
薄力粉を常備している家庭は多いですが、強力粉を購入してもなかなか使い切れませんよね。
そこで、薄力粉だけで作る餃子の皮のレシピを紹介します。
パンのように発酵させる必要はなく、生地をこねて薄く伸ばすだけなので意外と簡単です。
生地がくっつきやすいので、打ち粉をしっかりふるって作業することがポイントです。
皮にコシがないので、肉だねをきれいに包むのは難しいのですが、焼くとあまり気になりません。
好みの肉だねを用意して、皮から作る餃子にぜひ挑戦してみてください。
【大判15枚分】
薄力粉:100g
熱湯:60g
塩:少々
打ち粉用薄力粉:適量
1. ボウルに薄力粉・熱湯・塩を入れ、菜箸で混ぜる。
2. 手で触れられる程度に温度が下がったら、生地を手でこねる。
3. 生地がなめらかな状態になったら、生地をラップで包み、室温で1時間休ませる。
生地を休ませている間に、餃子の皮で包む肉だねを仕込んでおきましょう。
4. ラップをはずし、生地をこねる。
5. 生地を棒状にする。
生地がくっつきやすいので、打ち粉をふると良いです。
6. スケッパーなどで生地を15等分する。
7. 手のひらで転がして、生地を丸く整える。
丸く成形したら生地が乾燥しないように、湿らせたキッチンペーパーとラップを被せてください。
8. 生地と麺棒に打ち粉をふって、生地を薄く伸ばす。
生地のふちは薄くして、中心に厚みを持たせるのがポイントです。
伸ばした生地は乾燥しないよう、上にラップを被せておきましょう。
生地を重ねる場合は皮同士がくっつかないよう、打ち粉をしっかりふるってください。
9. 完成した餃子の皮で肉だねを包み、焼く。
市販の皮を使った餃子と同じように焼いてください。
薄力粉のみから作った餃子の皮を焼くと、噛みごたえたっぷりで存在感のある皮に仕上がります。
きれいな円形に整えるにはコツが必要ですが、肉だねを包むと皮の形はわからなくなるので、気楽に作ってみてください。
餃子の皮をそのまま焼いて、クリームやディップソースをつけて食べられるチップスにしました。
シンプルな味なので、クリームやディップソースの味を邪魔しません。
薄くて軽い食感で、いくらでも食べられそうなチップスです。
【作りやすい量】
餃子の皮:6枚
サラダ油:小さじ2
1. 餃子の皮を6等分にカットする。
2. フライパンにサラダ油をひいて加熱し、1を並べて焼く。
3. 両面に焼き色がついたら、フライパンから取り出す。
焼いた餃子の皮を割って、サラダのトッピングにするのもおすすめです。
餃子の皮を使ったミニピザは、アレンジレシピの定番です。
ここでは、ツナマヨとミニトマトをトッピングするレシピを紹介します。
ツナマヨにこしょうをたっぷり加えると、ピリッと刺激を感じる、おつまみにぴったりな一品に。
ミニトマトは彩りになるだけでなく、酸味をプラスして味わいのアクセントになります。
皮に余白を残すように、トッピングを餃子の皮の真ん中にのせることがおいしく作るコツです。
かりっと焼けた皮の、パリパリ食感を楽しんでください。
【6枚分】
1. ミニトマトを縦4等分にカットする。
2. 油をきったツナ缶をボウルに入れて、マヨネーズとこしょうを加えて混ぜ合わせる。
お酒に合わせておつまみにするなら、こしょうをたっぷり加えるのがおすすめです。
3. 餃子の皮に1・2をのせる。
4. 上にピザ用チーズをのせて、230℃のトースターで3分加熱する。
チーズが溶けて、餃子の皮に焦げ目がついたら出来上がりです。
ツナマヨのうまみが後を引く、お酒にぴったりのおつまみです。
餃子の皮の軽い食感が楽しくて、つい手が伸びてしまうでしょう。
ラザニアは、平らなシート状のパスタを使ったイタリア料理です。
ラザニアのパスタを、形がよく似た餃子の皮で代用してみましょう。
本来はパスタ・ミートソース・ホワイトソースを交互に重ねて作りますが、今回紹介するのはミートソースだけを使った簡単レシピです。
通常トマト缶を使って大量に作るミートソースを、今回はケチャップを活用して少量だけ作ります。
レシピでは餃子の皮は1層だけですが、ミートソースの量を増やして2層、3層と作るとよりおいしく食べられます。
スキレット以外の、グラタン皿などの耐熱容器でも作れるので、気軽に作ってみてくださいね。
【15cmスキレット1個分】
1. 玉ねぎをみじん切りにする。
2. フライパンにオリーブオイルをひいて加熱し、豚ひき肉を炒める。
3. 肉の色が変わったら、1の玉ねぎを加えてさらに炒める。
4. 玉ねぎに火が通ったら、チューブ入りにんにく・ケチャップ・顆粒コンソメ・こしょうを加えて、全体に味をなじませる。
5. スキレットに4の半量を入れて平らにならす。
6. 5の上に餃子の皮を並べる。
7. 6の上に4の残り半量を入れて平らにならし、ピザ用チーズをのせる。
8. 200℃に予熱したオーブンで、チーズが香ばしく焼けるまで10分程度焼き、パセリをふる。
餃子の皮を使っているとは思えない仕上がりで、メイン料理にもおすすめします。
餃子の皮のおかげでしっかり食べごたえがある、満足度の高い一品です。
サモサは、スパイスで味つけしたじゃがいもなどの具材を、小麦粉から作った皮で包んで揚げたインド料理です。
現地では屋台などで売られており、スナックのような感覚で親しまれています。
餃子の皮を使って、簡単なサモサ風料理を作ってみましょう。
ぱりっと揚がった皮と、ほくほくしたじゃがいもの食感がたまりません。
レシピではケチャップやウスターソース、カレー粉を使っているので、スパイシーながら食べやすい味わいです。
子どもが食べるのであれば、カレー粉の量を控えめにすると良いでしょう。
【10個分】
1. じゃがいもの皮をむいて1cm角に切り、5分ほど水にさらす。
2. じゃがいもの水をきり、耐熱ボウルに入れてふんわりラップをかけて、600wの電子レンジで2分加熱する。
3. ケチャップ・ウスターソース・カレー粉・顆粒コンソメを、ボウルに混ぜ合わせる。
4. 3のボウルにじゃがいもとコーンを入れてよく混ぜ、塩・こしょうで味を整える。
5. 餃子の皮の中心に4をのせて、皮のふち全体に水(分量外)をぬる。
6. 餃子の皮の3点を真ん中で合わせるようにして包む。
はじめから真ん中で皮を合わせようとするのではなく、ひとつの角から合わせていくことが成形のコツです。
7. 180℃に熱した油で、こんがり色づくまで3分ほど揚げる。
油は、サモサの高さ程度の量があれば大丈夫です。
8. 網に上げて、油をきる。
油で揚げずに、230℃のトースターで5〜6分焼くのもおすすめです。
餃子の皮で上手く包めなかったり皮が破れたりしたものは、揚げると油がはねてしまうので、トースターで焼くと良いでしょう。
トースターで焼くと油を使わずに済むので、あっさりとした仕上がりになります。
餃子の皮は、お菓子作りにも活用できます。
焼くと薄くパリパリになる餃子の皮の特徴を活かして、パイ生地のように使ったレシピを紹介します。
こちらは餃子の皮と板チョコがあれば簡単に作れる、チョコパイ風のお菓子です。
餃子の皮で作ると、ざくざくと食べごたえのある食感になります。
火を使わず簡単に作れるので、子どものおやつにおすすめです。
【8個分】
1. 餃子の皮を1.5cm幅くらいで端から折りたたむ。
2. 230℃のトースターで、皮がパリパリになるまで4分程度焼き、冷ましておく。
3. アーモンドを刻むなど、トッピングがあれば用意しておく。
4. 板チョコを刻む。
5. 4を耐熱容器に入れて、600wの電子レンジで1分加熱する。
6. 5を電子レンジから取り出し、スプーンなどで混ぜて余熱でチョコを溶かす。
7. 2に6のチョコレートをコーティングし、トッピングをつけて冷蔵庫で冷やし固める。
餃子の皮をトースターで焼くと膨らむことがありますが、膨らんだ方が皮が薄くなり、パリッとした食感をより楽しめます。
ホワイトチョコレートやストロベリーなど、好みのチョコレートで作ってみてください。
パイ生地を使ったスイーツの定番であるアップルパイも、餃子の皮で作れます。
パイの中に詰めるりんごのフィリングから手作りすると、手間も時間もかかって大変ですが、りんごジャムを使えば簡単です。
さらにこのレシピでは、りんごのフィリングと一緒にクリームチーズを包みます。
まろやかなクリームチーズとりんごジャムが合わさると、絶妙な味わいで手が止まらなくなります。
ジャムやクリームチーズが出てこないよう、餃子の皮をしっかり接着するのがポイントです。
一口サイズで見た目もかわいいアップルパイを作って、コーヒーや紅茶のお供にしてみてください。
【9個分】
1. 餃子の皮にりんごジャムと、クリームチーズをちぎってのせる。
ポーションタイプのクリームチーズ1個を、9等分して使います。
2. ジャムとクリームチーズを包むように、餃子の皮の両端を折りたたみ、皮が重なる部分に少量の水(分量外)をつけて接着する。
3. 皮の端に水をつけて折りたたみ、接着する。
隙間が空いていると、揚げているときに中身が出てきて油がはねる原因になります。
餃子の皮をしっかり接着するようにしてください。
4. 180℃に熱した油で、こんがり色づくまで2〜3分揚げる。
5. 網に上げて油をきる。
6. 皿に盛りつけて、シナモンパウダーをふる。
油で揚げて作るため餃子の皮の食感が軽くなり、よりパイ生地に近くなります。
シナモンの香りが心地よく、餃子の皮で作ったとは思えないスイーツになるでしょう。
以上、餃子の皮の手作りレシピと、余った餃子の皮で作れるアレンジレシピをご紹介しました。
餃子の皮は、案外簡単に手作りすることができます。
たまには餃子の皮を買ってくるのではなく、手作りしてみてはいかがでしょうか。
また、餃子の皮は様々な料理に変身させて楽しめる食材です。
餃子の皮が余っても、使い道に困ることはありません。
今回取り上げたアレンジレシピを参考にして、余った餃子の皮を有効活用してくださいね。
最終更新日 : 2022/10/18
公開日 : 2022/10/18