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肉そばとは、蕎麦に肉類をトッピングした麺料理です。
甘辛く味つけした牛肉や豚肉、鶏肉を加えることで、あっさりした蕎麦が食べ応えのある料理に変わります。
山形県の郷土料理にも、肉そばが存在します。
蕎麦に鶏肉で作ったチャーシューをトッピングして、冷たくした状態で食べるのが山形県の肉そばの特徴です。
冷たい肉そばは名物料理として、地元で愛されています。
本記事では、肉そばのレシピをいくつかご紹介します。
温かい蕎麦に甘辛く味つけした豚肉をのせて仕上げるのが、基本の肉そばのレシピです。
他にも、豚肉をつゆで煮込んで作る簡単レシピや、牛肉を使った食べ応えのある肉そばレシピ、山形県の肉そばをアレンジしたレシピを取り上げます。
ぜひ実際に作って、肉そばの味わいを体験してみてください。
しょうゆや砂糖で甘辛く炒めた豚肉を、蕎麦にのせて作る肉そばです。
豚肉のトッピングと蕎麦つゆを別々に仕上げることで、味にめりはりがつき、最後までおいしく食べられます。
豚肉のうまみがつゆに溶け出て、少しずつ変わっていくつゆの味わいも楽しんでください。
コツは豚肉を炒めるときに水分をしっかり飛ばし、豚肉と調味料をよく絡めること。
豚肉のトッピングとつゆを別々に作るので、手間がかかりそうと思うかもしれませんが、少ない材料で意外と簡単に作れます。
【2人分】
<調味料>
<つゆ>
1. 長ねぎを5mm幅のななめ薄切りにする。
2. 豚ロース肉を3cm幅に切る。
3. フライパンにサラダ油を引いて加熱し、豚肉を炒める。
4. 豚肉の色が変わったら<調味料>を加える。
5. ときどき混ぜながら、汁気が少なくなるまで2分ほど炒め煮にする。
調味料を豚肉に絡めるように炒めてください。
6. 鍋に<つゆ>の材料を合わせて煮立たせる。
7. 6に1の長ねぎを加えて、長ねぎがくったりするまで3分ほど中火で煮込む。
8. 別の鍋にたっぷりの湯(分量外)を沸かし、蕎麦を袋の表示時間通りにゆでる。
9. 水気を切った8を器に盛りつけ、7のつゆをかける。
10. 5の豚肉をのせる。
豚肉の甘辛い味つけがクセになり、箸が止まらなくなる肉そばです。
お好みで、一味唐辛子をかけて食べてくださいね。
肉そばをもっと手軽に味わいたいときは、このレシピを試してみてください。
蕎麦つゆは、市販のめんつゆを使って作るので、だしを取る必要がありません。
豚肉は蕎麦つゆで煮込んで加熱するため、別で調理する手間がかからず、すぐに作れます。
美味しく仕上げるポイントは、あらかじめ豚肉を調味料に漬け込んでおくこと。
豚肉に味がついているため、つゆで煮込んだだけでも濃厚な味わいを楽しめます。
フライパンで炒めなくて良いので、洗い物が少なくて済むのも嬉しいですね。
思い立ったらすぐに作って食べられる、簡単レシピです。
【2人分】
<調味料>
<つゆ>
1. 細ねぎを小口切りにする。
2. 豚こま肉に<調味料>をもみ込む。
3. 鍋に<つゆ>の材料を合わせて煮立たせる。
4. 3に2の豚肉を加えて、豚肉に火が通るまで3分ほど中火で加熱する。
かたまりになってしまうので、豚肉はほぐしてから加えてください。
豚肉からあくが出てきたら、取り除きましょう。
5. 別の鍋にたっぷりの湯(分量外)を沸かし、蕎麦を袋の表示時間通りにゆでる。
6. 水気を切った5を器に盛りつけ、4のつゆをかけて1の細ねぎをのせる。
つゆで煮込んだだけですが、下味のおかげで豚肉にしっかり存在感があります。
市販のめんつゆを使うため、味がすぐに決まるのも助かります。
牛肉の濃厚な味わいが楽しめる、うまみたっぷりの肉そばです。
牛肉におろしにんにくを加えることで、味にパンチを効かせています。
さらに甘みや食感のアクセントが楽しめるよう、玉ねぎを加えているのもポイントです。
作り方は基本の肉そばと同じで、味をつけて炒めた牛肉を蕎麦にトッピングして作ります。
蕎麦でもお肉をしっかり食べたい時におすすめのレシピです。
【2人分】
<調味料>
<つゆ>
1. 細ねぎを小口切りにする。
2. 玉ねぎを1cm幅のスライスにする。
3. 牛薄切り肉を食べやすい大きさに切る。
4. フライパンにサラダ油を引いて加熱し、2の玉ねぎを炒める。
5. 玉ねぎのふちが透明になってきたら、3の牛肉を加えて炒める。
6. 牛肉の色が変わったら<調味料>を加える。
7. ときどき混ぜながら、汁気が少なくなるまで2分ほど炒め煮にする。
調味料を牛肉に絡めるように炒めてください。
8. 鍋に<つゆ>の材料を合わせて煮立たせる。
9. 別の鍋にたっぷりの湯(分量外)を沸かし、蕎麦を袋の表示時間通りにゆでる。
10. 水気を切った9を器に盛りつけ、8のつゆをかける。
11. 7の牛肉をのせて、1の細ねぎをちらす。
甘辛い味つけで、牛肉のうまみがより引き出されます。
牛肉の味わいがしみ出たつゆも、堪能してください。
しっかり牛肉を味わえる、食べ応え抜群の肉そばです。
辛味を足したい時は、ラー油をかけるのがおすすめです。
しっかり辛く、牛肉の味わいに負けない刺激を楽しめます。
山形県の郷土料理である、鶏肉を使った肉そば風にアレンジしたレシピです。
一般的に、スーパーなどでは身がやわらかい若鶏が販売されています。
しかし、山形県の肉そばは、こりこりとした歯ごたえのある親鶏を使います。
また、冷たくして提供されることも、山形県の肉そばに見られる特徴です。
その理由は、肉そばをつまみにゆっくりお酒を飲むために、冷たくして蕎麦を伸びにくくしているからと言われています。
今回のレシピでは、手に入りやすい若鶏のもも肉を使ってかまいません。
鶏肉を煮込み、うまみが溶け出たつゆでそばを食べます。
冷たくしてから食べるので、あっさり仕上がるよう、鶏肉を一度ゆでておくことがポイントです。
手間と時間はかかりますが、郷土料理の味わいを家庭でも試してみてください。
【2人分】
<つゆ>
1. 長ねぎを小口切りにする。
2. 鶏もも肉の脂を取り除き、2等分にカットする。
3. 鍋に湯(分量外)を沸かして2を入れ、表面の色が変わるまで30秒ほどゆでる。
一度ゆでることで、余分な脂を落とします。
完全に火を通さず、表面をさっとゆでるだけで大丈夫です。
4. 鶏肉を湯から上げて、キッチンペーパーで軽く水気を拭き取る。
5. 鍋に<つゆ>の材料を合わせて煮立たせる。
6. 5に4の鶏肉を加えて弱火にし、5分ほど煮込む。
鶏肉からあくが出たら、取り除いてください。
7. 火を止め、粗熱が取れたら冷蔵庫で1時間以上冷やす。
8. 冷えたら鶏肉を取り出し、1cm幅のそぎ切りにする。
このとき、つゆや鶏肉の表面に固まっている脂を取り除くと、あっさりとした仕上がりになります。
9. 鍋にたっぷりの湯(分量外)を沸かし、蕎麦を袋の表示時間通りにゆでる。
10. ゆで上がった蕎麦を冷水で締めて、水気を切る。
11. 10を器に盛りつけ、冷やしたつゆをかける。
12. 8の鶏肉、1の長ねぎをのせる。
鶏肉を一度ゆでて余分な脂を落として作る、さっぱりした味わいの肉そばです。
鶏肉のだしがしみ出したつゆも、味わってください。
以上、肉そばのレシピをご紹介しました。
うまみがたっぷりつまった肉をトッピングすることで、蕎麦の満足度が高まります。
食べ応えのある蕎麦を味わいたい時に、ぜひ作ってみてください。
最終更新日 : 2023/01/18
公開日 : 2023/01/18