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さわやかな酸味と香りが心地よい梅干し。
しっかり塩気のある味わいもくせになる、日本の伝統的な食べ物です。
特に蒸し暑い季節に梅干しを食べると、爽快な味わいで気分がすっきりしますね。
梅干しはそのままでもおいしいご飯のお供になりますが、味に飽きてしまうという人は少なくないでしょう。
そのような人は、梅干しを料理に使ってはいかがでしょうか。
調味料として料理に加えると、食材の味を引き立てつつ、梅の香りや酸味が料理に華やかなアクセントを添えてくれます。
スーパーなどで完熟梅を目にするようになったら、梅干しを作るタイミングです。
梅雨の初めから梅雨が明けるまで、と完成までには少々時間がかかります。
しかし、愛情込めて作った自家製梅干しのおいしさはひとしおでしょう。
ぜひ一度、梅干し作りに挑戦してみてください。
【作りやすい量】
1. 完熟梅を洗い、3時間ほど水に浸してあくを抜く。ざるに上げて水を切り、水気を拭いたら、つまようじや竹串でヘタを取り除く。
2. 梅全体にホワイトリカーをまぶす。梅を漬ける容器の底に梅用の塩を少しふり、梅を隙間ができないように並べて、その上に塩をふる。この作業を繰り返して梅を容器に収める。
3. 5〜6kg程度の重しをのせる。容器にふたをして、冷暗所で保存する。
4. 1週間ほどたって水分(梅酢)が上がってきたら、重しを2kg程度に減らす。
5. 赤じそを洗い、葉をつみ取る。赤じそ用の塩の半量をまぶして、もみ込む。しんなりとしたら手で水気を絞る。
6. 5の赤じそに、残りの塩を加えてもみ込む。同様に水気を絞る。
7. 梅を漬けている容器にたまった梅酢を、梅が頭までしっかり浸る程度まで取り出す。
8. 取り出した梅酢を6の赤じそに加えてほぐし、梅の上に赤じそをまんべんなく広げてのせる。
9. 重しとふたをして、梅雨が明けるまで冷暗所で保存する。
10. 梅雨が明けて晴天が続きそうな日に、天日干しを行う。赤じそを取り出し、ざるに上げて梅と梅酢を分ける。
11. 平らな竹ざるなどに、梅と赤じそを重ならないように並べて、天日に干す。朝から干して、夕方には取り込む。これを3日間繰り返す。
12. 天日干しを終えたら、梅を梅酢にくぐらせて保存容器に入れ、赤じそを上にのせて保存する。
梅干しはできあがればすぐに食べられますが、3ヶ月ほど寝かせると塩味の角が取れて食べやすくなります。
ご飯のお供に、料理のアクセントに、色々な方法でおいしく食べてくださいね。
さっぱりした味わいのきゅうりと長芋は、梅干しによく合う人気の食材です。
梅干しのさわやかな風味は、きゅうりと長芋の歯切れのよい食感と好相性です。
このレシピは、千切りにしたきゅうりと長芋を、梅肉入りの調味料と混ぜ合わせるだけで作れます。
長芋特有の粘りで、食材と調味料がしっかり絡みます。
つるっとのどごしもよく、食欲のないときでも食べやすい料理です。
手間なく短時間で作れるため、食卓にあと一品ほしいときのおかずや、お酒のおつまみにおすすめします。
【2〜3人分】
1. きゅうりは斜めに薄くスライスしてから、細切りにする。
2. 長芋は皮をむき、5cmほどの長さの細切りにする。
3. 梅干しは種を取り除き、果肉を包丁でたたく。
4. 大きめのボウルに梅干し・しょうゆ・はちみつ・ごま油を入れて混ぜ合わる。
梅干しの塩分量によって、しょうゆの量を調整してください。
5. きゅうりと長芋を加えて、混ぜ合わせる。
あまり混ぜすぎると長芋が折れてしまうので、気を付けてください。
時間が経つと食材から水分が出てくるため、食べる直前に混ぜ合わせましょう。
6. 器に盛り付け、白炒りごまをふる。
梅の風味でさっぱりしているこの一品は、箸休めにぴったりです。
ほのかに感じるごまの香りが、食欲をそそります。
梅干しには酸と塩分が含まれているため、作り置きのおかずにもぴったりです。
料理に梅干しを加えれば、強い酸と塩分で保存性が高まります。
梅干しを使って、豚肉となすで作り置きできるおかずを作ってみましょう。
調味料には、梅干しに加えて味噌を使い、奥行きのあるしっかりとした味わいに仕上げます。
味が濃いので、ご飯が進むおかずになりますね。
作り置きできるので、時間があるときに調理しておきましょう。
忙しいときに助かるうえに、おいしくご飯が食べられる一品です。
【2人分】
1. 梅干しは種を取り除き、果肉を包丁でたたく。
2. 梅干し・味噌・みりん・酒を混ぜ合わせる。
3. 青じそは千切りにする。
青じそを丸めると、千切りにしやすくなります。
4. なすはへたを切り落とし、縦半分に切る。
5. 皮目に5mm幅くらいで浅く斜めに切り込みを入れ、3等分に切る。
6. 皮目にハケなどで薄くサラダ油(分量外)を塗る。
なすが色よく仕上がりますが、この工程は手間であれば省いてもかまいません。
ペーパータオルにサラダ油をしみ込ませて、なすに塗っても良いでしょう。
7. 豚ロース肉を3〜4cm幅に切り、片栗粉をもみ込む。
8. フライパンにサラダ油小さじ2を引いて加熱する。豚肉を入れて中火で炒める。
9. 豚肉の色が変わり、火が通ったら一度フライパンから取り出す。
10. フライパンが汚れていたら、ペーパータオルで汚れを拭き取る。サラダ油小さじ2を入れて中火で加熱し、なすを皮目から入れてふたをする。
11. 3分ほど焼いたらふたを取り、上下を返して2分ほど焼く。
12. 豚肉を戻し入れ、2を加えて炒め合わせる。塩で味を整える。
13. 器に盛りつけ、青じそをのせる。
じっくり焼いたなすがとてもジューシーで、梅と味噌によく合います。
なすを色よく仕上げる工程はひと手間ですが、鮮やかな紫色は食欲をかき立てるので、ぜひ試してみてください。
大根おろしに梅肉を加えると、さっぱりとした味わいのソースになります。
ぴりっと刺激のある大根おろしの辛味と梅干しの酸味で、口の中をすっきりさせながら食べ進められるでしょう。
今回は、梅おろしソースをソテーした鶏肉にかけるレシピを紹介します。
レシピでは、鶏肉の皮をパリッと焼くコツもお伝えするので、チェックしてくださいね。
じっくり火を通すので、鶏肉もジューシーに焼き上がります。
鶏肉のソテーほかに、鶏のから揚げや豚しゃぶ、焼きなすにもよく合うソースです。
いろいろアレンジして、おいしく食べてください。
【1人分】
1. 梅干しは種を取り除き、果肉を包丁でたたく。
2. 大根の皮をむき、すりおろして大根おろしにする。
3. 大根おろしを一度ざるに上げて、水分を切る。
手で絞ると水分を絞りすぎるので、ざる上げして水分を切るようにしてください。
4. 梅干し・大根おろし・ポン酢しょうゆ・砂糖を混ぜ合わせる。
5. 鶏肉は白い脂を取り除き、身の厚い部分に切り込みを入れて火の通りをよくする。
6. 皮の面を上にして、包丁の刃先で数カ所穴をあける。
鶏の皮が縮むのを防ぎます。
7. 鶏肉の両面に塩、こしょうをふり、10分ほど置く。
8. フライパンにサラダ油を引いて加熱し、皮目を下にして鶏肉を入れ、弱めの中火にする。
9. 鶏肉の上にオーブン用シートを敷き、その上に適量の水を入れた鍋を置いて7分ほど焼く。
重しをして焼くことで均一に火が通り、皮がパリッと焼き上がります。
10. 鍋とオーブン用シートをはずし、鶏肉を裏返して中火で2〜3分ほど焼いて火を通す。
11. フライパンから取り出して器に盛りつけ、4のソースをかける。
ソースを作って鶏肉を焼くだけでとても簡単に作れるのに、満足度の高い一皿です。
梅おろしソースで、ボリュームのある鶏肉もさっぱりと食べられます。
梅干しを使った料理のなかでは、ご飯ものも人気があります。
今回紹介するのは、お米といっしょに梅干しを丸ごと炊飯して作る、梅干しの炊き込みご飯です。
作り方はとても簡単!
お米やだし汁、調味料に梅干しを加えて炊飯し、仕上げにしらすを加えて混ぜるだけで作れます。
梅の風味にしらすのうまみがアクセントになり、食べ始めると止まらないおいしさです。
やさしい味わいなので、おかずといっしょに食べても食べ疲れません。
梅の香りに食が進むので、夏バテぎみのときにもおすすめの炊き込みご飯です。
【2合分】
1. 細ねぎを小口切りにする。
2. 米を洗い、一度ざるに上げて水を切り、1時間ほど置く。
3. 米を炊飯器へ移し、だし汁を加える。炊飯器の内釜に記載された水分量に足りなければ、水(分量外)を足す。
4. みりんを加えて全体を混ぜ、梅干しをそのままのせて通常炊飯する。
5. ご飯が炊けたら、梅干しの種を取り除く。
6. しらすを加えて梅干しの果肉を崩しながら、しゃもじで全体をさっくり混ぜる。
味見して塩味が足りなければ、塩(分量外)を加えてください。
7. 器に盛りつけ、1の細ねぎをふる。
梅干しをいっしょに炊いているので、どこを食べても梅の香りを感じます。
ほんのりピンク色に染まった、見た目もかわいらしい炊き込みご飯です。
梅干しは、パスタにも使える万能調味料です。
このレシピでは、梅干しのほかにみょうがや白だしを使って、和風パスタに仕上げます。
さわやかな風味のある梅干しと、独特の清涼感と苦味のあるみょうがは、相性の良い食材です。
梅干しに加えてみょうがを使うことで、清々しさを感じるパスタができあがります。
フライパンでソースを作ることなく、ボウルの中でパスタを和えるだけで完成するのも、このレシピのポイントです。
パスタをゆでるとき以外は火を使わないので、暑い季節にうれしいレシピですね。
休日やリモートワークのランチに、手早く作っておいしく食べてください。
【1人分】
1. 細ねぎを小口切りにする。
2. 梅干しは種を取り除き、果肉を包丁でたたく。
3. みょうがは乾燥している断面や穂先を切り落とす。縦半分に切り、斜め薄切りにする。
4. 大きめのボウルに梅干し・みょうが・油を切ったツナ缶・白だし・オリーブオイルを入れて混ぜ合わせる。
5. たっぷりの湯に塩(分量外)を入れて、スパゲティを袋の表示時間通りにゆでる。
6. ゆで上がったスパゲティを4のボウルに移し、混ぜ合わせる。
7. 器に盛りつけ、1の細ねぎと刻みのりをふる。
梅干しやみょうが、白だしといった和の味わいの中に香る、オリーブオイルがアクセントです。
ツナのうまみがあるので、食べごたえも十分です。
梅干しを使った料理レシピと、梅干しの作り方を紹介しました。
暑い季節にさっぱりとした食事を摂りたいときは、梅干しがぴったりです。
日々の料理に梅干しを取り入れて、元気に夏を迎えて充実した日々を過ごしましょう。
最終更新日 : 2023/07/06
公開日 : 2023/07/06