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様々な料理に使えて、比較的日持ちするにんじんは、便利な野菜です。
甘みがあって美味しく、彩りも良いため、毎日のように食卓に上っている家庭もあるでしょう。
にんじんは、栄養をたっぷり含んだ優秀な食材でもあります。
にんじんの鮮やかなオレンジ色は、「βカロテン」という色素に由来します。
βカロテンは強い抗酸化作用を持ち、体の酸化を防いで老化を防止する栄養素です。
また、βカロテンの一部は体内でビタミンAに変換されて、目や肌の健康維持や免疫力向上に役立ちます。
にんじんには他にも、むくみや高血圧に効果的なカリウムや、整腸作用がある食物繊維などが含まれています。
このように、栄養豊富でおいしいにんじんですが、毎日のように使っていると料理がマンネリになりがちです。
そこで本記事では、にんじんを使ったおすすめのレシピをご紹介します。
にんじんとごぼうはどちらも根菜であり、相性がよい食材です。
せん切りにしたにんじんとごぼうを、さっとゆでてマヨネーズで和えたサラダは、スーパーのお惣菜売り場でもよく見かけますね。
定番の副菜もひと工夫すると、おしゃれなデリ風サラダに変わります。
にんじんとごぼうのサラダがデリ風になる秘密は、粉チーズです。
マヨネーズに粉チーズを加えると、コクが出てよりおいしくなります。
チーズの風味も加わって、サラダの雰囲気が一気に変わるでしょう。
時間が経っても水分が出にくい副菜なので、作り置きにもおすすめ。
食卓の人気者になること間違いなしの一品を、ぜひ作ってみてください。
【作りやすい量(約4人分)】
1. にんじんは皮をむき、3mm幅の斜め薄切りにしてからせん切りにする。
2. ごぼうは包丁の背などで皮をこそげ落とす。3mm幅のななめ薄切りにしてからせん切りにして、水にさらしておく。
3. 鍋に湯を沸かし、ごぼうを入れて2分ほどゆでる。
4. 同じ鍋ににんじんを加えて、さらに2分ほどゆでる。
5. にんじんとごぼうをざるに上げる。できるだけ広げて、余熱で水気をとばしながら冷ます。
水っぽくなるため、流水にさらすのは避けましょう。
水気が残っていれば、ペーパータオルで軽く抑えてください。
6. ボウルにマヨネーズ、粉チーズ、しょうゆ、砂糖を入れて混ぜ合わせる。
7. にんじんとごぼうを加えて和え、器に盛りつける。
マヨネーズと粉チーズの量は、味を見て調整してください。
素朴な味わいのサラダが、粉チーズで格上げされます。
にんじんの甘みとごぼうの歯ごたえがクセになり、箸が止まらなくなるでしょう。
さっぱりとしていながら甘みがあって食べやすい甘酢漬けは、にんじんでも作れます。
甘酢に漬けるだけで手軽に作れることも嬉しいポイントです。
時間が経つほどに味がなじんで美味しくなるため、作り置きにもおすすめします。
にんじんだけでも作れますが、このレシピでは玉ねぎも加えています。
玉ねぎの白色とぴりっと刺激のある辛味が、見た目と味のアクセントになるでしょう。
箸休めにぴったりの副菜なので、常備菜として作ってみてはいかがでしょうか。
【作りやすい量(3〜4人分)】
<甘酢>
1. にんじんは皮をむき、3mm幅の斜め薄切りにしてからせん切りにする。
2. 玉ねぎは繊維に沿って3mm幅の薄切りにする。
3. ボウルににんじんと玉ねぎを入れ、塩を加えてよくもみ込み、5分ほど置く。
4. 別のボウルに<甘酢>の材料を入れて、よく混ぜ合わせて砂糖を溶かす。
5. にんじんと玉ねぎを手で絞って水気をきり、<甘酢>と混ぜ合わせる。
6. 全体をよく混ぜ合わせてしばらく置き、味をなじませる。
野菜は塩をもみ込むだけなので、生のにんじんの歯ごたえが楽しめます。
にんじんの甘みが、甘酢でより一層引き出されるでしょう。
常備菜としてたっぷり作り、時間の経過とともに変わる味を楽しんでみてください。
和食の定番である白和えに、にんじんと小松菜を加えた彩りの良い一品です。
白和えは少し手間がかかるように思われがちですが、材料を混ぜ合わせるだけで作れます。
さらに今回ご紹介するのは、電子レンジを活用して豆腐の水切りから野菜の加熱までを行う手軽なレシピです。
和え衣には、すりごまと味噌を加えてしっかり味を付けているため、ご飯のおかずにもなります。
食卓に和の副菜がほしいと思ったときに、この白和えを作ってみてください。
【3人分】
1. 豆腐をペーパータオルで包み、600wの電子レンジで1分加熱する。粗熱が取れたら、ペーパータオルごと手で水気を軽く絞る。
2. にんじんは皮をむき、2mm幅の斜め薄切りにしてからせん切りにする。
3. 小松菜は3cm幅に切る。
4. 耐熱容器に、にんじんと小松菜を入れてふんわりラップをかける。600wの電子レンジで2分30秒〜3分ほど加熱する。
5. 流水にさらして冷まし、水気を絞る。
6. ボウルに豆腐を入れて、泡立て器などで細かく崩す。
7. 白すりごま、味噌、しょうゆ、砂糖を加えて、ヘラなどでよく混ぜ合わせる。
味噌が均一に混ざるように注意してください。
8. 7のボウルににんじんと小松菜を加えて和え、器に盛りつける。
和えてから時間が経つと、野菜や豆腐から水分が出て水っぽくなるので、食べる直前に和えてください。
和え衣のなめらかさや、にんじんと小松菜のしゃきしゃきとした歯触りなど、食感が楽しい一品です。
豆腐とすりごま、味噌の素朴な味わいに、思わず心がほっと落ち着くでしょう。
ごぼうでおなじみのきんぴらを、にんじんで作るレシピです。
きんぴらの味付けは甘辛くてご飯が進みますが、色が地味になりがちです。
しかし、にんじんとピーマンで作れば、色鮮やかに仕上がります。
弁当に入れると、彩りを添えるおかずになりますね。
作り方は簡単で、細く切った食材を炒めて味を付けるだけ。
小さい子どもに食べさせる場合は、一味とうがらしを抜いてください。
日持ちするので、作り置きにもぴったりな副菜です。
【2人分】
1. にんじんは皮をむき、3mm幅の斜め薄切りにしてからせん切りにする。
2. ピーマンはヘタと種を取り除き、縦半分に切って、横に3mm幅の細切りにする。
3. フライパンにごま油を引いて加熱する。にんじんを加えて中火で1分ほど炒める。
4. ピーマンを加えてさっと炒め合わせる。
5. みりん、しょうゆ、砂糖を加えて、汁気がなくなるまで炒める。
6. 白炒りごまと一味とうがらしを加えてさっと混ぜ合わせ、器に盛りつける。
しょうゆと砂糖の甘辛い味付けは、にんじんとよく合います。
ごまの風味と一味とうがらしの辛味がアクセントになり、飽きのこない味わいです。
ごろっと大きめにカットしたにんじんを使った、食べごたえのある一品です。
にんじんは、どのような味付けにもよく合うところが魅力です。
このレシピでは味噌で味付けして、ご飯が進むおかずに仕上げました。
さらに、味噌と相性がよいなすを加えています。
にんじんになすを加えると彩りも豊かになり、食欲がそそられますね。
大きくカットしたにんじんは火が通りづらく、調理に時間がかかりがちです。
しかし、あらかじめ電子レンジで加熱しておくので、あとはフライパンでさっと炒め合わせるだけで完成します。
このレシピでは野菜だけで作っていますが、鶏肉や豚肉を加えてメインのおかずにするのもおすすめです。
【2人分】
1. にんじんは皮をむいて、小さめの乱切りにする。
2. 耐熱容器に入れてふんわりラップをかけ、600wの電子レンジで1分30秒加熱する。
3. なすはへたを切り落とし、一口大の乱切りにする。
4. しょうがチューブ、味噌、酒、みりんを混ぜ合わせ、味噌をよく溶かしておく。
5. フライパンにサラダ油を引いて加熱する。なすを加え、しんなりするまで5分ほど炒める。
サラダ油がなすの皮によく絡むように炒めると、皮の紫色が鮮やかに仕上がります。
6. にんじんを加えて、さっと炒め合わせる。
7. 合わせ調味料を加えて、汁気がなくなるまで炒めて器に盛りつける。
仕上げに小口切りにした青ねぎをのせると、さらに彩りがよくなります。
大きくカットしたにんじんは、噛むごとに甘みを感じます。
また、くったりやわらかくなったなすとの食感の違いも楽しめるでしょう。
味噌だけでは味が単調になりがちですが、しょうがのさわやかな風味を加えているので、最後までおいしく食べられます。
肉や魚と組み合わせると、にんじんはメインのおかずにも使えます。
今回はにんじんと豚肉を使った、ご飯のお供にぴったりな一品を紹介します。
手が込んでいるように見えますが、実際はにんじんに豚肉を巻きつけて焼くだけと簡単です。
にんじんは電子レンジで加熱しておくため、「火が通っていなくて固い」という心配はありません。
スティック状なので弁当箱に詰めやすく、写真のようにカットして断面のにんじんを見せると、彩りを添えるおかずにもなります。
肉を食べている満足感が十分ありながら、野菜も摂取できるため、子どもの食事にもおすすめです。
夕飯や弁当のおかずに、ぜひ作ってみてください。
【2人分】
1. にんじんは皮をむいて長さ5cmに切り、1cm角ほどの拍子切りにする。
2. 耐熱容器に入れてふんわりラップをかけ、600wの電子レンジで1分30秒加熱する。
3. にんにくチューブ、みりん、しょうゆ、砂糖を混ぜ合わせ、砂糖をよく溶かしておく。
4. にんじんの粗熱が取れたら、にんじん1本ずつに豚ロース肉をしっかり巻きつける。
5. フライパンにサラダ油を引いて加熱し、豚肉の巻き終わりを下にして中火で焼く。
6. 巻き終わり部分が焼けたら、全体に焼き色が付くように面を変えながら焼く。
7. 余分な脂をペーパータオルで拭き取り、3を加えて、転がしながら全体に絡める。
8. 汁気がなくなったら、器に盛りつける。
大きくカットしたにんじんを巻き込んでいるため、調味料の味付けに負けないにんじんの甘みを感じます。
にんじんと豚肉だけで作れるにもかかわらず、食べごたえたっぷりのおかずです。
以上、にんじんを使ったおすすめレシピを紹介しました。
にんじんは彩りがよく甘味もあり、どのような食材ともよく合う万能な野菜です。
様々な調理法や味付けでアレンジして、にんじん料理のバリエーションを増やしてみてください。
最終更新日 : 2024/04/22
公開日 : 2023/10/23