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ラーメン好きの人々の間では、知らない人はいないほど有名な「喜多方ラーメン」。
このラーメンのふるさと・喜多方市は、福島県西部・会津地方の最北端に位置しています。
「蔵のまち」として知られ、昔ながらの情緒溢れる土蔵が4000軒近く建ち並ぶ景観は、ノスタルジックな雰囲気たっぷりで訪れる人を魅了してやみません。
そんな喜多方で生まれた喜多方ラーメンは、札幌ラーメン、博多ラーメンとともに「日本三大ラーメン」にも数えられる名物ご当地グルメです。
喜多方市内には提供店が120店舗近く存在し、こちらは人口あたりの店舗数としては日本一を誇ります。
喜多方ラーメンは、太めの平たいちぢれ麺で、コシが強くモチモチとした食感が特徴です。
この麺は幅約4cmの太麺で、水分を多く含ませてじっくり熟成させて作ることから「熟成多加水麺」と呼ばれており、基本的に多くの店に共通しています。
スープは醤油ベースが主体ですが、お店によって味噌味や塩味など千差万別です。
具材はチャーシューを中心に、メンマやねぎ、なると巻などシンプルな構成になっています。
喜多方ラーメンの美味しさの秘訣は、地元の飯豊山がもたらす良質な伏流水によって支えられていると言えます。
この伏流水は硬度13と超軟水の源泉となっており、「平成の名水百選」にも選ばれているほどの名水で、美味しいラーメンスープを作る味の決め手となっています。
そして「蔵のまち」喜多方は、昔から醤油や味噌など醸造業が盛んで、スープの味付けとなる極上の素材が豊富にあることも原因に挙げられています。
大正時代末期に中国から渡ってきた青年が、チャルメラを引きながら売り歩いた屋台がルーツと言われる喜多方ラーメン。
喜多方が観光都市としての知名度が挙がるのに伴い、徐々に全国的に知られる存在となってきました。
今では市内にある120軒以上の飲食店で、個性的な味を楽しむことができます。
昭和33年(1958年)創業の老舗で、数ある喜多方ラーメン有名店の中でもトップクラスの人気・知名度を誇ります。
グルメ番組や雑誌などでもしばしば取り上げられ、平日でも早朝から行列ができることも珍しくありません。
全国にチェーン展開している「喜多方ラーメン坂内」は直営ではありませんが、暖簾分けしたもので、こちらの味を基本としています。
こちらのラーメンは、塩味ベースの透き通った黄金スープが特徴。
後を引く塩味と濃厚な旨味が魅力的で、やみつきになる味わいです。
一番の人気メニューは、創業時より変わらない「肉そば」で、トロトロ肉厚のチャーシューが丼ぶり一面を覆うほどの贅沢さ。
これだけでもお腹いっぱいになりそうですね。
住所 : 福島県喜多方市字細田7230
マップ : Googleマップ
アクセス : JR磐越西線・喜多方駅より徒歩15分
電話番号 : 0241-22-0351
定休日 : 木曜日
営業時間 : 7:00~18:00
予算 : ~1,000円
キャッシュレス決済 : 不可(支払いは現金のみ)
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ
※喜多方ラーメンの関連記事: 福島のおすすめご当地グルメ10選!あの絶品ラーメンから心温まる郷土料理まで
喜多方ラーメンと並んで、福島を代表するご当地ラーメンとして知られる「白河ラーメン」。
福島県南部にある白河市は、今も昔も東北の玄関口です。
「白河の関」が設置された古代より交通の要衝であり、今でも東北地方に入ることを「白河の関を超える」と形容することもありますね。
白河ラーメンは、そんな白河市一帯で提供される名物ご当地ラーメンです。
市内には約100店舗の提供店があり、白河市の重要な観光資源のひとつになっています。
白河ラーメンは、喜多方ラーメンと同じように平太のちぢれ麺が特徴で、スープは豚骨・鶏がらベースのすっきり醤油味が基本型。
スープの味付けは喜多方よりも濃い目であり、伝統の手打麺を提供しているお店も多く見られます。
具材はワンタン、ナルト、昔ながら赤縁のチャーシューなど、懐かしい昔ながらのラーメンです。
木の棒を使って麺を打つ「手打ち麺」が伝統的なスタイルですが、現在では一部店舗を除いて減少傾向にあります。
白河ラーメンのはじまりは昭和10年頃、現在の「とら食堂」の創業者・竹井寅次さんがはじめた屋台のラーメンがルーツとされています。
この手打ちラーメンの味が評判となり、竹井さんに弟子入りする修業者も多かったとか。
竹井さんの元で技術を習得した弟子たちがやがて独立し、竹井流の「醤油味・平手打ち麺」スタイルの白河ラーメンが市内に普及することになったそうです。
今では白河市内だけでなく、首都圏にまで提供店が進出するなど認知度が高まりつつあります。
このお店を抜きに白河ラーメンは語れません。
「とら食堂」は白河ラーメン発祥店であり、総本山でもあります。
現在は創業者のご子息が受け継いでおり、伝統の味を守りながら今風のアレンジを加えたメニューが評判です。
化学調味料を一切使わずにダシを取り、麺は完全手打ち麺というスタイルは、創業以来続く伝家の掟。
すべて手作業で行うため、1時間に50食分しか作れないそうです。
化学調味料を使用しないで作るスープは、丸鶏と鶏ガラ、ブタのゲンコツと胴ガラから丁寧に出汁をとっています。
最寄駅から遠く離れた田園地帯にお店を構え、アクセスは不便ですが連日行列ができる繁盛店です。
住所 : 福島県白河市双石滝ノ尻1
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 0248-22-3426
定休日 : 月曜日
営業時間 : 11:00~14:30/16:00~18:00
予算 : ~1,000円
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ
太平洋に面した小さな漁師まち・浪江町。
江戸時代から続く伝統の焼物「大堀相馬焼」の産地ですが、これまで全国的にこの町のことを知っている人はほとんどいなかったはず。
そんな浪江町が一躍日本中に知られることになったのは、皮肉にも平成23年(2011年)に発生した東日本大震災以降のこと。
津波による被害で町は壊滅的な打撃を受け、さらに福島第一原子力発電所の事故が追い打ちをかけました。
震災から10年以上経った今でも、一部を除いて「帰還困難地域」に指定され、多くの旧町民が町外での避難生活を余儀なくされています。
なみえ焼きそばは、震災前の平成20年(2008年)に地元の商工会青年部により開発されたご当地グルメです。
元々の歴史は古く、昭和30年(1955年)に浪江駅前にあった居酒屋「縄のれん」が、肉体労働者向けに腹持ちのよい極太麺の焼きそばを提供したのがはじまりとされています。
震災直前の平成22年(2010年)には、町内における提供店舗は21店舗に至るなど、浪江のご当地焼きそばとしての地位を不動のものにしていました。
そんな「なみえ焼きそば」の快進撃は震災後に始まります。
震災からわずか2年後の平成25年(2013年)、愛知県豊川市で開催された「B-1グランプリ」で悲願のグランプリを獲得し、全国にその名前を轟かすに至ったのです。
なみえ焼きそばの特徴は、通常の3倍もある極太麺!
具材は豚肉とモヤシだけというシンプルなもので、旨味たっぷりの濃厚ソースを絡めて食べます。
なみえ焼きそばの認定を受けたお店では、浪江町伝統の相馬焼「馬九行久(うまくいく)」の皿で提供するのがお決まりのスタイルです。
現地で味わうのは難しい状況下にありますが、周辺の市町村を含めて提供店が増えつつあります。
浪江町で本場の「なみえ焼きそば」を味わえる貴重なお店です。
浪江復興のシンボルとして令和2年(2020年)8月に始動したばかりの、「道の駅なみえ」内にあります。
地元・請戸漁港で水揚げされたシラスなど海鮮料理をはじめ、名物なみえ焼きそばも味わえます。
極太麺にオリジナルソースを絡めた「なみえ焼きそば」は食べ応えたっぷりの看板メニュー。
単品のほか、ミニ海鮮丼やしらす丼が一緒になったセットメニューもおすすめです。
住所 : 福島県双葉郡浪江町幾世橋知命寺60 道の駅なみえ内
マップ : Googleマップ
アクセス : JR常磐線・浪江駅より徒歩15分
電話番号 : 0240-23-7121
営業時間 : 10:00~18:00
予算 : ~1,000円
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ
福島県南西部・南会津地方は、神奈川県とほぼ同じ面積を有する広大なエリア。
総面積の93%が森林地帯という大自然に囲まれ、雄大な自然美と素朴でどこか懐かしい景観が魅力的です。
その南会津・下郷町にある「大内宿」は、江戸時代に栄えた会津西街道の宿場町跡。
現在でも当時の雰囲気を残した情緒たっぷりの茅葺集落が立ち並び、福島県を代表する観光スポットとして知られています。
大内宿を訪れたなら、ぜひ味わっておきたいユニークなご当地グルメが存在します。
箸の代わりにネギ1本を使い、そばに絡め食べるという「高遠ねぎそば」です。
この他に例をみない独特の食べ方も魅力的ですが、そばの名産地・信州直伝のそばの味も絶品!
箸代わりに使うネギは、途中で齧りながら食べることによって薬味にもなります。
高遠そばの名前が示すように、このそばのルーツは、桜の名所としても知られる長野県のそば処・高遠町(現・伊那市)。
そばつゆに辛味大根の汁を使うという辛口味が特徴ですが、この高遠そばが会津に入ってきたのは江戸時代初期のことです。
3代将軍・徳川家光の異母弟で有力なブレーンであった保科正之は、信州高遠3万石の藩主から会津23万石の有力大名に転封してきました。
その際、高遠そばの美味しさを転封先でも楽しめるよう、現地のそば職人を会津に連れてきたのがはじまりとされています。
なお、ネギを1本まるごと使う理由については、「切る」ことは縁起が悪いからだとか、子孫繁栄を願う古くからの風習からだとか諸説あります。
大内宿の高遠ねぎそばは、つゆの味付けなどに多少の変化が加わりつつも、基本的には当時の装いを保ちながら現在に至っています。
宿内にある複数の古民家で、個性豊かなねぎそばを楽しむことができます。
大内宿の入口付近に位置する名店で、囲炉裏がある雰囲気たっぷりの環境で「ねぎそば」を堪能することができます。
ねぎそばを含む南会津地方の郷土料理が楽しめるほか、雪中で100日寝かせた「雪中百姫」などの銘酒も楽しめます。
休日にはその味を求めて行列ができるほどの超人気店なので、できれば事前にネットで予約をしておくことをおすすめします。
こちらで提供するそばは、そば粉のみで作った貴重な十割そば。
近隣の三島町や金山町で採れた「あさぎ大根」を使用したそばつゆは、深い味わいが魅力的です。
定番の「高遠そば」のほか、会津地方の珍しい「水そば」も用意してあり、こちらもネギで食べることができます。
冬期(12~3月)限定で、ネギを追加注文することも可能です。
住所 : 福島県南会津郡下郷町大字大内字山本26-1
マップ : Googleマップ
電話番号 : 0241-68-2927
定休日 : 1月4日~1月7日
営業時間 : 9:30~16:00
予算 : 1,000~2,000円
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ
ラーメンのイメージが圧倒的に強い喜多方ですが、とても美味しいと評判の絶品そばも存在します。
今は喜多方市の一部になった、飯豊山麓に位置する旧山都(やまと)町特産の「山都そば」です。
中でも宮古地区が主たる産地となっているため、「宮古そば」とも呼ばれています。
標高400mの高地にある当地域は冷涼な気候で、日中と朝晩の温度差が大きい特徴があります。
また、積雪が多い飯豊連峰から伏流水が豊富で、水はけのよい黒ボク土壌が多いなど、美味しいそばを作るための条件に恵まれているんです。
「幻のそば」とも言われる山都そばは、通常のそばと比べて透明感があり、やや白っぽい色をしているのが特徴です。
つなぎを一切使用しない「十割そば」で、飯豊山の雪解け水からなる清水や伏流水を使ってそば打ちをしています。
晩秋に味わう新そばの味は最高です。
雪室に貯蔵して旨味を増した「雪室そば」や、寒風にさらした「寒晒しそば」も絶品。
コシが強くて独特の歯ごたえが魅力の山都そばですが、その本来の味を確かめるには、至ってシンプルな「水そば」スタイルで食べるのが一番かもしれません。
水そばとは、そばつゆを使わず、水に浸したままの状態で食べる方法のこと。
他の地域ではあまり見られない食べ方で、そば自体の品質が優れており、旨みとコシがしっかりしていることが大前提となります。
そんな貴重な「水そば」を楽しめる地域が、山都駅から車で30分ほど離れた宮古地区の「宮古そばの里」。
新潟県との県境に近いこの地区では、自宅を開放したそば店が8店舗営業しており、水そばを含む山都そばや郷土料理を楽しむことができます。
「宮古そばの里」内にあるそば店です。
このエリア内にあるそば店は、基本的に組合が決めた均一料金で提供されますが、料理の内容やそばつゆの種類などはお店によって異なります。
そば1杯は700円~、コースは1,500円から3,500円まで設定されており、川魚の塩焼きや天ぷら、山菜などの料理が提供されるほか、そばはお替わり自由になっているケーズはほとんど。
予約制になっているお店が多く、こちらの「とのや」も原則として事前予約が必要です。
こちらで提供される山都そばは、金臼挽きの自家製粉で、つなぎは使わず清水で打っています。
そばつゆは鰹出汁で、水そばも一緒に提供されます。
美味しい湧水にさらされた細めのそばは、のど越しも歯ごたえもしっかりしており、そば本来のおいしさをたっぷりと堪能できます。
住所 : 福島県耶麻郡山都町大字蓬莱字殿屋敷3376
マップ : Googleマップ
アクセス : JR磐越西線・山都駅より車で30分
電話番号 : 0241-38-2598
定休日 : 不定休
営業時間 : 11:00~17:00(随時予約時間に従う)
予算 : 2,000~3,000円
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ
餃子で有名な街といえば、宇都宮や浜松の名前が真っ先に思い浮かびますよね。
他にも全国に個性的な「餃子のまち」が存在しますが、福島県の県庁所在地・福島市もそのひとつ。
皿にまん丸く円盤状に盛って提供されることから、「円盤餃子」とも呼ばれています。
「浜松の餃子も円盤状じゃないの?」と思われるかもしれませんが、こちら福島市は異なる円型。
浜松は中心部にモヤシを加えるのに対して、福島市は中心部まで餃子を盛って提供されるんです。
「ふくしま餃子の会」によれば、福島市内には円盤餃子を提供するお店が14店舗近く存在します。
中には50年以上営業している老舗店も数軒存在しているほど。
福島市における餃子文化のルーツは、戦後に満洲から引き揚げてきた人々が、生活の糧とするために、現地で覚えた餃子を提供したのがはじまりとされています。
たくさんの餃子を一度に焼けるようフライパンに沿って円状に並べ、焼きあがったらそのまま皿に移したことから、今の円盤スタイルに定着したそうです。
一般的には手練りの皮に野菜たっぷりの餡を包み、パリパリになるまで焼いたもので、1人前20~30個とボリュームたっぷりです。
多めの感じがしますが、あまりの美味しさに完食してしまう人がほとんど。
提供店によって味付けが異なるので、食べ比べてみるのも楽しいかもしれません。
昭和28年(1953年)創業の老舗で、先代店主が「満洲で食べた味」を再現したと言われる、福島円盤餃子発祥店のひとつです。
先代からの味を守り続け、皮はすべて手練りのうえ、具材も熟成された白菜を中心に使用するなど徹底したこだわり。
地元の人にも大人気のお店で、売れ切れ次第閉店となってしまうので、なるべく早めの来店がおすすめです。
自慢の円盤餃子は一皿30個!
具材の旨味がぎっしりと凝縮された餃子は小振りで、あっという間に完食できてしまいます。
タレにもこだわりがあり、自家製の辣油と千葉産の酢、そして喜多方産の醤油の順に加えて食べるのがおすすめだそうです。
住所 : 福島県福島市仲間町1-24
マップ : Googleマップ
アクセス : JR東北本線 福島駅より徒歩15分
電話番号 : 024-521-3787
定休日 : 火・水曜日
営業時間 :
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ
かつ丼といえば、卵とじにしたトンカツを醤油味に仕上げたものが一般的ですね。
しかし全国にはソースで味付けをするという、一見変わったかつ丼が存在します。
「ソースかつ丼」は、福井や山梨、群馬など各地に見られますが、会津若松市にも名物「ソースかつ丼」が存在しています。
大正時代にまで起源が遡るとされる会津若松のソースかつ丼は、市内だけでも100か所以上の飲食店で提供されている極めてポピュラーなものです。
会津若松ソースかつ丼は、丼ぶり飯の上に千切りキャベツを敷き、その上に揚げたてカツをのせて、オリジナルソースで絡めたものです。
オリジナルのソースは、ウスターソースをベースに、お店によってトマトケチャップや酒などを加えて作ります。
ソースの旨味と熱々のトンカツ、シャキシャキしたキャベツの食感がたまらない逸品に仕上がっています。
また、通常のソースかつ丼とば別に、あらかじめカツをソースで煮込んで卵とじにした「煮込みソースかつ丼」も存在します。
こちらは会津特有のグルメで、かなり濃厚な味付けになりますが、一度食べたらやみつきになる逸品です。
今の会津若松では当たり前の存在となったソースかつ丼ですが、その起源ははっきりしていません。
大正時代に若松市内で営業していた洋食店のコックが賄い食として完成した説のほか、昭和になってから東京で流行っていたソースかつ丼をアレンジした説など様々です。
全国的にも発祥の地がどこなのか諸説あって不明ですが、キャベツを加えたソースかつ丼は会津が初めてとされています。
会津若松市内にあるソースかつ丼専門店のなかでもトップクラスの人気店です。
昭和47年(1972年)の創業以来継ぎ足して使用している「特製手作りソース」は、とんかつの肉汁と脂の旨みがソースにたっぷり溶け込んでいる逸品。
この秘伝のソースと、極上のエゴマ豚の相性は抜群です。
かつ重は、通常のソースかつのほかに、煮込みソースかつ丼のメニューも用意されています。
エゴマ豚のロース肉を使った「こだわり丼」をはじめ、馬肉を使った「八重うまっソースカツ丼」もおすすめです。
ボリュームも満点で、食べ応えたっぷり。
地元民に大人気なのも頷けます。
住所 : 福島県会津若松市天寧寺町1-11
マップ : Googleマップ
アクセス : JR磐越西線・会津若松駅より車で15分
電話番号 : 0242-27-2191
定休日 : 月曜日
営業時間 : 11:00~14:00/17:00~20:00
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ
福島県のほぼ中央に位置する郡山市は、県下最大の都市。
東北地方全体を見ても、仙台市に次ぐ第2番目の規模を誇る大都市です。
「こおりやまグリーンカレー」は、その郡山市発のご当地グルメとして、平成22年(2010年)5月4日の「みどりの日」に登場しました。
現在郡山市内にある複数店舗の飲食店で提供されています。
グリーンカレーといえば、タイカレーに代表される激辛エスニック風味を連想しますが、実際にはそうではありません。
辛口である必要はなく、またカレールーが緑色でなくても良い訳です。
元々は農産物が豊富な郡山市をPRする目的で考案されたこともあり、郡山産の野菜など緑色の食材を使用すれば条件を満たすことになります。
地元産のほうれんそうや米銘柄「あさか舞」、その他四季折々のブランド野菜をふんだんに使った、ヘルシーな地産地消グルメと言えます。
また、名前の由来は、緑のGreenだけでなく、郡山出身のボーカルグループ「GReeeeN」にも因んでいるそうです。
まだ提供する店舗数も少なく、知名度も決して高いとはいえないグルメですが、その上品な味わいは愛好家に大人気。
洋食レストランでの提供が中心となっていますが、中国料理店や定食屋などでも個性的な「グリーンカレー」を提供しています。
郡山駅の目の前と、抜群の立地条件に恵まれた欧風バルです。
オーナーシェフの鈴木さんは、ヨーロッパの三ツ星レストランで修業し、イギリス王室の食事を作った経験もある達人!
出身地の郡山で、地産地消にこだわった本格的なフレンチ&イタリアン料理を提供しています。
こちらで提供する郡山グリーンカレーは、妥協を許さない本格派です。
地元・酪王乳業の牛乳を使ったホワイトソースをベースにココナッツミルクと地産ほうれん草を加えたルーは鮮やかな緑色!
2層になったライスを中心に 柔らかいヒレカツやつくねも味わいも絶品です。
住所 : 福島県郡山市駅前2-6-4 富士舘ビル1F
マップ : Googleマップ
アクセス : JR東北本線・郡山駅より徒歩5分
電話番号 : 024-934-8899
定休日 : 火曜日
営業時間 : 11:30~14:00、18:00~22:00
予算 : グリーンカレー(1100円・税込み)
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ
「郡山グリーンカレー」に続き、福島で親しまれているご当地カレーをご紹介します。
「日本百名山」にも指定されている活火山・安達太良山は、福島県を代表する山のひとつです。
古くは鬼婆伝説の舞台として知られ、今では登山やトレッキング、そして温泉が楽しめる魅力的な観光地でもあります。
そんな安達太良の名湯「岳温泉」を中心とした、二本松市内で提供されているご当地カレーが「安達太良カレー」です。
市内にある17店舗のドライブインや飲食店で楽しむことができます。
安達太良カレーの定義は、きわめてシンプル。
二本松産を主とした福島県産の食材を使うことのみが条件となっているので、カレーの具材は肉でも野菜でも何でも良いわけです。
そのため、各提供店が工夫を凝らしたオリジナリティ溢れる「安達太良カレー」を味わえます。
そばやのカレーや欧風カレー、なかにはスリランカカレーの「安達太良カレー」まで多種多彩なところが楽しいです。
エゴマ豚や安達太良ポーク、福島牛などの特産肉類や、旬の特産野菜などをふんだんに使用した地産地消型のカレーでもあります。
岳温泉を含む安達太良高原一帯は、昔から安達太良山への登山客で賑わう地。
体力を消耗する登山のため、手軽に補給できるスタミナ源としてのカレーは古くから親しまれてきた存在でした。
ご当地グルメとして登場した「安達太良カレー」は、今では登山客だけでなく、安達太良を訪れる多くの観光客を魅了しています。
二本松岳温泉街にある、昭和23年(1948年)創業の老舗定食屋です。
大ボリュームのソースかつ丼で有名なお店ですが、ご当地グルメ「安達太良カレー」も絶品と高い評価を受けています。
カレーは創業以来の人気メニューで、当時はスキー場近くにあった分店まで馬そりで運搬した時期もあったそうです。
カレーメニューは、カレーライスとカツカレーの2種類!
ターメリックをたっぷり効かせたスパイシーな味わいで、ボリュームも満点です。
具材には地元の安達太良ポークを使用し、野菜サラダ付きで提供されます。
住所 : 福島県二本松市岳温泉1-115
マップ : Googleマップ
アクセス : JR東北本線・二本松駅より車で20分
電話番号 : 024-24-2412
定休日 : 火曜日
営業時間 : 11:30~15:00/17:30~21:00
予算 : 安達太良カレー(1000円・税込み)安達太良カツカレー(1500円・税込み)
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ
いわき市の小名浜漁港は、福島県下最大の漁港です。
太平洋に面した豊かな海域では、四季を通じてサンマやカツオ、アンコウなど様々な魚が水揚げされます。
中でも市の魚に指定されている「メヒカリ」は、小名浜漁港における冬の風物詩のひとつで、この時期の美味しい味覚となっています。
全国的にはあまり知られていないメヒカリという魚は、正式名称「マルアオメエソ」と呼ばれる深海魚です。
その名前の通り、大きな目が青く光っていることから「メヒカリ」と呼ばれています。
青森から鹿児島までの太平洋沿岸の水深100~300mの深海域に広く棲息していますが、小名浜を含む常陸沖が一番の漁場。
福島や茨城の水揚げ地以外ではほとんど知られていなかった魚ですが、最近では少しずつ知名度が増して高級食材の仲間入りをしつつあります。
いかにも深海魚といった風貌に似合わず上品で淡白、ふんわりとした食感が魅力的です。
特に福島産のメヒカリは脂のノリも良く、皮まで柔らかい特徴を持ちます。
唐揚げや天ぷら、干物のほか、新鮮なものは刺身にしても美味しいです。
真冬の小名浜漁港周辺には、獲れたて新鮮なメヒカリ料理を味わえるお店がたくさんあります。
小名浜漁港近くにある人気海鮮料理店です。
旬の魚介類を楽しめる海鮮丼や定食をはじめ、新鮮な魚料理をボリュームたっぷり、リーズナブルな価格で楽しむことができます。
鮮魚店直営なので、目利きも鮮度もバッチリです。
こちらのメヒカリ定食は、メヒカリの唐揚げのほか刺身や小鉢がセットになった豪華な内容。
サクサク柔らかい唐揚げの食感がやみつきになります。
住所 : 福島県いわき市小名浜字小屋ノ内33-9
マップ : Googleマップ
アクセス : JR常磐線・泉駅より車で10分
電話番号 : 0246-54-2476
定休日 : 不定休
営業時間 : 8:30~15:00
予算 : 1,000~2,000円
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ
福島には、心がほっこり温まるグルメがたくさん存在します。
美味しいラーメンやそば、海や山の幸、長い間受け継がれてきた郷土料理まで、どこか懐かしい「ふるさとの味」がいっぱいです。
今回ご紹介したグルメの「ご当地」には、震災や原発、そしてコロナの影響で、未だ厳しい状況下にある地域もあります。
美味しいグルメを楽しみながら、ぜひ復興を支えていきたいものですね。
最終更新日 : 2024/02/25
公開日 : 2022/04/07