岩手の名物わんこそばができるおすすめ店舗6選！わんこそば発祥のお店や盛岡・花巻の有名店も

【目次】岩手の名物わんこそばができるおすすめ店舗6選！わんこそば発祥のお店や盛岡・花巻の有名店も

わんこそばの特徴

岩手県でわんこそばを食べられるおすすめのお店

【盛岡】東家 本店

【盛岡】直利庵

【盛岡】初駒

【花巻】嘉司屋

【花巻】やぶ屋総本店

【平泉】そば処義家

わんこそばの特徴

岩手が誇る名物グルメのわんこそば。

一口分のそばを小分けにして提供し、食べたら給仕さんが同量のそばをお椀に入れてくれるエンターテインメント感も味わえるわんこそばは、岩手の郷土料理として愛されています。

空になった器を横に積んでいくため、どんどん高くなっていく様子に、達成感を感じられるのが人気の理由の一つ。

お蕎麦が美味しい以外にも、わんこそばの楽しみ方は様々あります。

高くそびえ立つ器を眺めるだけでなく、元気な給仕さんの掛け声も「楽しめる」と話題なんですよ。

「はいどんどん」「はいじゃんじゃん」という給仕さんのエネルギッシュな声と共に、タイミングよく蕎麦のおかわりをお椀に入れてくれます。

満腹になったら、お椀に蓋をするのが終了の合図です。

わんこそばをするのであれば、限界までたくさん食べてみたいですよね。

わんこそばをたくさん食べるコツは、大きく2つあります。

1つ目は、薬味を入れて味変をすること！

お店によって様々な薬味が同時に提供されるため、自分なりに味変を楽しんで食べていきましょう。

2つ目は、汁は飲み干さずに汁入れに戻すこと。

汁まで飲んでしまうとすぐに満腹になってしまうため、どのお店も机に「汁入れ」の用意があります。

汁を残して、胃がパンパンになってしまうのも防ぎましょう。

わんこそばの平均杯数は男性で60杯、女性で40杯と言われています。

平均10杯程度でかけそば1人前としているお店が多いので、事前にお店に容量を確認してチャレンジするのがおすすめです。

わんこそばは、400年以上前から提供されていたとされる歴史のある料理。

江戸時代に「南部利直公」という大名が花巻で食べた一口サイズのそばを気に入り、広まったとされています。

ぜひ本場岩手の地で、思い出にもなるわんこそばを体験してみてくださいね。

岩手県でわんこそばを食べられるおすすめのお店

岩手県民に昔から愛されているわんこそば。

わんこそばは岩手県内の多くの店舗で提供されていますが、特に盛んなのが盛岡市と花巻市です。

この2つの市にあるおすすめのお店と、平泉式と呼ばれる変わり種のわんこそばを提供しているお店をご紹介します。

地元の人だけでなく、観光客からも人気のおすすめ店ばかりなので、ぜひ行きたいわんこそばのお店を見つけてみてくださいね。

【盛岡】東家 本店

盛岡駅より車で10分の「東家 本店」。

創業100年以上という岩手きっての老舗蕎麦屋さんで、名物のわんこそばが体験できます。

岩手県民の多くが「わんこそばをするならここ！」と太鼓判を押すだけあって、平日でも多くの人が訪れます。

店内には整理券発券機があるため、来店したらまずは整理券を取りましょう。

筆者が来店した日は平日でしたが、午前の部の発券が10:00には終了してしまうほど。

気になる人は早めの来店がおすすめです。

店内は広々としており、落ち着いた老舗蕎麦屋さんらしい空間。

給仕さんは整理券発券時から退店まで明るく丁寧に対応してくれるため、待ち時間も苦ではありません。

2階建てのお店になっていますが、1階と2階で使用用途が異なります。

1階は通常のそばメニューを味わう人用、2階はわんこそば専用のスペースになっているため、整理券を発見する際はわんこそばを利用する旨を伝えましょう。

「わんこそば」3,980円（税込）は、刺身とたっぷりの薬味がつく大満足のメニュー。

こちらでは15杯で通常のかけそばの1杯分になるんだとか。

一口サイズのそばは、蕎麦粉の香りが引き立っているのが特徴です。

ほんのり香るつゆの香りが絶妙で、薬味なしでも十分美味しい蕎麦が味わえます。

薬味は全部で8種類あるので、自分好みに味変をしていきましょう。

筆者おすすめは「とろろ」です。

とろろの粘り気がそばと絡んでツルッと喉を通り、よりお蕎麦が食べやすくなります。

付け合わせで提供されるマグロの刺身は醤油漬けしてあるため、箸休めに挟むのも良いでしょう。

100杯以上食べると記念に手形がもらえるのも、食べる意欲を引き立ててくれるおすすめポイントです。

100杯食べられなかった人も名前記載の「證明書」がもらえるので、ぜひ記念に残るわんこそば体験をしてみてくださいね。

【盛岡】直利庵

北仙台駅から車で5分の「直利庵」は、創業明治17年の老舗蕎麦屋さん。

お昼時などの混雑時は店外にまで行列ができるほどの人気店となっています。

このお店は通常のそばメニューのほか、わんこそばを用意。

わんこそばを注文する場合、並ぶ列が異なるため注意が必要です。

また、年末年始や長期休暇期間においては事前予約が必須とのこと。

事前に  公式HP  の確認をしてから、足を運んでみてくださいね。

わんこそばメニューだけでも3種類あるという、種類の豊富さがこのお店の特徴です。

そばだけでなく、薬味や天ぷら、フルーツがつくメニューがあるため、最後まで飽きずにわんこそばを堪能できますよ。

メニューは「普通」3,050円から「得」5,400円（各税込）まで値段も様々。

特に「得」になると事前予約が必須のため、事前にどのコースを選択するか考えておきましょう。

オーソドックスな「普通」3,050円（税込）は、お刺身2切れに山菜、薬味などが乗ったコース。

一般的なネギやもみじおろしなどの薬味のほか、なめこや茎わかめ、おしんこまで味わえるため、最後まで飽きずに楽しめます。

わんこそば体験ができるだけでなく、そば自体も美味しいのがこのお店のすごいところ。

蕎麦粉は地元岩手県産のものを、鰹節は老舗問屋さんから直接仕入れており、細かいところまでこだわりが詰まっています。

また、そばを作る時は蕎麦粉だけでなく水も重要だという理念を創業から突き通し、新鮮な池水を使用しているのもこのお店ならでは。

岩手県内の蕎麦粉とお水を使ったそばは絶品！

喉越しがいいため、わんこそばを啜る箸が止まりません。

もちろん、薬味にも産地より直送のこだわりの食材を使っているので、味は折り紙付き。

わんこそば発祥の店と言われる「直利庵」で、楽しいひと時を過ごしてみてくださいね。

【盛岡】初駒

北仙台駅から車で5分のところにある「初駒」。

建物は大きく3階建てとなっており、店正面に大きく「わんこそば」と書かれているため、すぐに見つかることでしょう。

看板メニューのわんこそばは事前予約が必須です。

わんこそばを予約後、お店に訪れると2階席に通され、個室でわんこそばを味わうという贅沢なひと時が過ごせます。

個室完備のため、大人数でも安心ですね。

1960年創業という老舗蕎麦屋さんらしく、料理はもちろん接客対応も素晴らしいのがこのお店のおすすめポイントです。

給仕さんは明るく気さくな対応で、始まる前にわんこそばの説明やおすすめな食べ方を事細かく説明してくれるため、初めての人も安心です。

コースは大人用のコースが3種類の他、30杯限定コースや幼児用コースなどさまざま用意。

少食な人でわんこそばの雰囲気だけを楽しみたいという人は、このお店特製の「30杯コース」1,980円（税込）を選ぶと良いでしょう。

オーソドックスなのは、6種類の薬味に刺身がつく一番お得な「梅コース」2,640円（税込）。

来店した多くの人はこの「梅コース」を試すそうですよ。

給仕さんの元気な掛け声が特徴的なこのお店。

お客さんの顔色、杯数を見て掛け声のボリュームや抑揚を変えてくれるため、常に新鮮な気持ちで挑めると好評なんです。

もちろん、そばの味も絶品！

水水しいそばは柔らかい噛み応えですが、これがわんこそばにはベスト。

このちゅるんとした食感が、100杯超えの人が多くいる理由の一つかもしれません。

このお店は、わんこそば15杯でかけそば1杯分の量になります。

100杯以上の完食で手形がもらえるのも嬉しいポイントですね。

ぜひ初駒で美味しいお蕎麦を味わいつつ、気さくな給仕さんとの掛け合いを楽しんでみてください。

【花巻】嘉司屋

花巻駅より徒歩12分の「嘉司屋」をご紹介します。

古民家風の古き良き趣が残るこのお店は、お昼時には混雑必至の蕎麦屋さん。

人気の理由は、わんこそばを提供していることだけでなく、そばの味がピカイチだからなんだそう。

わんこそばという体験を楽しみつつも、そばの味をしっかり感じられると観光客だけでなく地元の人も多く訪れるお店です。

地元の人はほとんど通常のかけそばを注文し、観光客がわんこそばを体験している様子。

「わんこそば」3,500円（税込）は、始まる前に給仕さんから丁寧な説明があります。

このお店では食べ終えた器を目の前に重ねることはなく、事前に準備されているマッチの本数で食べた杯数を計算するスタイル。

マッチ箱には30本のマッチが入っているので、お椀にそばが入れられる前にマッチを外に出して数えていきます。

食べる直前にマッチを動かすことで、数えミスを無くすんだそう。

このお店の特徴はわんこそば一杯のそばの量。

他店舗の3倍ほどの量が提供されるため、こちらではわんこそば7杯でかけそば1杯分になります。

男性30杯、女性20杯程度がこのお店の平均杯数のようなので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

わんこそばは出来立ての熱いそばが提供されます。

夏でも熱いそばをいただくことになりますが、この温かさが食欲を増進させる引き金に！

細いそばと太いそばをミックスしていて、食べ応えも抜群です。

事前に準備されるマッチと前掛けはお持ち帰り可能。

ぜひ持ち帰って、思い出話に花を咲かせてみてください。

【花巻】やぶ屋総本店

花巻駅より徒歩7分の「やぶ屋総本店」は、商店街の一角に位置する昔ながらの蕎麦屋さん。

岩手を誇る著名人「宮沢賢治」さんもよく足を運んでいたというこのお店を一目見ようと、観光客で賑わう評判のお店です。

創業100年というこちらでは、テーブル席や座敷、カウンター席などさまざまな席タイプを用意。

わんこそばは座敷のみになるため、混雑を避けたい場合は事前予約がおすすめです。

「わんこそば」3,800円（税込）は、付け合わせの種類が豊富なのが嬉しいポイントです。

オーソドックスなとろろやもみじおろしの他、漬物、汁物まで提供されるため、味変にぴったり。

汁物を飲むことでそばを流しやすくする効果もあるようなので、満腹時に飲んでみるのも良いでしょう。

岩手県産の岩手早生のみを使用した二八そばは、蕎麦粉の風味につゆの旨みが染み渡り絶品です。

そば粉だけでなく、つゆに使用している水も岩手県奥羽山脈の名水なんだとか。

美味しいそばが食べ放題で味わえると好評なお店になっています。

このお店は10杯で通常のそば1杯の計算になります。

ぜひ老舗蕎麦屋さんで美味しいお蕎麦を味わってみてくださいね。

【平泉】そば処義家

わんこそばで有名なのは盛岡市や花巻市ですが、平泉にも独自のわんこそば文化があるのをご存知でしょうか。

「そば処義家」では、平泉特有の方法でわんこそばが味わえます。

平泉地方では「盛り出し式わんこそば」が主流で、わんこそばの提供方法が異なるのが特徴。

最初に12杯分そばが並べられ、これを食べていくスタイルです。

給仕さんがつかずに食べていくため、自分なりのスピードで食べられるのが盛り出し式わんこそばの利点です。

こちらのお店は12杯分のそばにおかず、薬味がついて1,550円（税込）。

追加注文すると12杯分提供され、料金は800円（税込）となります。

食べ終えるごとに追加注文するか検討できるため、コスパよくわんこそばが味わえますよ。

12杯分が一気に机に並べられた姿は圧巻！

ボリュームたっぷりにも思えますが、そば自体は細麺になっており、あっさりとしています。

また、蕎麦つゆが美味しいことでも話題なんです。

カツオの風味がよく、濃いめの味付けになっているため、たっぷりそばにつけても最後までカツオの風味が失われません。

おかずだけでなく、食後のフルーツまでついてこのボリューム感とお得な価格。

世界遺産の中尊寺までの道中、坂の途中に位置するお店のため、観光ついでに足を運ぶのもおすすめです。

ぜひ手軽にわんこそばが味わいたい人は、平泉式の盛り出し式わんこそばが味わえる「そば処義家」に足を運んでみてくださいね。

岩手名物わんこそばが味わえるお店をご紹介しました。

わんこそばは岩手県民だけでなく、県外からも挑戦する人の絶えない人気グルメ。

お店によって使用している薬味やおかず、蕎麦粉へのこだわりなどが異なるのが特徴です。

「はいどんどん」「はいじゃんじゃん」と言う元気な掛け声の元食べられるわんこそばは、岩手でしかできない体験。

ぜひ本場岩手で、400年以上の歴史を誇るわんこそばを味わってみてくださいね。

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