盛岡のソウルフード「じゃじゃ麺」の人気店6選！ジャージャー麺との違いやおすすめの食べ方も

【目次】盛岡のソウルフード「じゃじゃ麺」の人気店6選！ジャージャー麺との違いやおすすめの食べ方も

盛岡三大麺のひとつ！じゃじゃ麺ってどんな食べ物？

食後に必須の「チータンタン」

1. 白龍（ぱいろん） 本店

2. 香醤（こうじゃん）

3. HOT JaJa

4. 不来方（こずかた） じゃじゃめん

5. 盛岡じゃじゃ麺 ちーたん

6. 盛岡じゃじゃめん

盛岡三大麺のひとつ！じゃじゃ麺ってどんな食べ物？

じゃじゃ麺とは、「盛岡三大麺」のひとつ。

わんこそば、盛岡冷麺と並び、盛岡の人々に愛されている麺料理です。

中国料理にも同じような名前のメニュー・ジャージャー麺（炸醤麺）が存在しますが、実はこちらを「盛岡流」にアレンジしたもの。

しかし、使用している麺のタイプや味付け、食べ方も本場のジャージャー麺とは似て非なるものになっています。

じゃじゃ麺のルーツはやはり中国にあります。

じゃじゃ麺の創始者は、戦前満州に住んでいたある日本人男性。

男性が戦後日本に引き揚げてきた際に、満州で食べた肉味噌麺「炸醤麺（ジャージアンミエン）」をもとにした麺料理で屋台を始めました。

その後、日本人の口に合うように改良を重ねながら、今日まで親しまれ続けてきたというわけです。

ちなみにこの男性こそ、今やじゃじゃ麺の超人気店「白龍（ぱいろん）」の創業者・高階貫勝さんなんですよ。

そんな盛岡じゃじゃ麺は以下のような特徴を持っている麺です。

平打ちのツルッとした麺はうどんに近い味わいですが、濃厚な味噌を使用した肉味噌がかかっており、トッピングにはきゅうりの細切りとねぎ。

お好みでラー油やおろししょうがやおろしにんにく、酢をプラスしていただきます。

本場・中国の炸醤麺が塩辛い味付けなのに対して、こちらの盛岡じゃじゃ麺はピリ辛が混ざった甘い味付けが特徴です。

食後に必須の「チータンタン」

食べ終わった後にも、定番のお楽しみが。

店員さんに「チータンタンお願いします」と声をかけましょう。

生卵がもらえるので、食べ終わった丼に割り入れて箸でよ～く溶きます。

それからまた店員さんに声をかけると、溶き卵の入った丼をいったん厨房へ持っていき、卵スープになって帰ってくるのです！

丼に肉味噌をプラスして麺のゆで汁を注ぐと、溶き卵が熱々のゆで汁でふんわりとかきたま状になり、旨味たっぷりの卵スープが出来上がるというわけ。

これは「鶏蛋湯（チータンタン）」と呼ばれ、じゃじゃ麺のシメには欠かせない食べ方です。

麺をひと口分残した状態でチータンタンにするというこだわりのある人もいます。

チータンタンにすることで、丼にこびりついていた肉味噌が取れ、皿洗いが楽になるというお店のアイデアだとも言われています。

お客さんも美味しい、お店も嬉しい。

じゃじゃ麺とは、まさにwin-winの食べ物なのです。

ここからは、そんなじゃじゃ麺がいただける盛岡市内のおすすめ店をご紹介します。

1. 白龍（ぱいろん） 本店

こちらは盛岡市民なら知らない人はいないほどの超有名店「白龍本店」。

前述の通り、満州で食べた炸醤麺を日本に持ち帰り、屋台から始めたというお店が、この「白龍」なんです。

じゃじゃ麺の元祖であることから、連日地元の人はもちろん、たくさんの観光客が訪れます。

朝9時から開店しているので、観光で早めに盛岡に着いた…なんて場合でも、朝から訪れることができるのも良いですね。

しかしながら、開店と同時にお客さんがなだれ込み、あっという間に行列ができるので覚悟してご来店を。

「じゃじゃ麺」は小 600円、中 700円、大 810円（各税込）と量を選ぶことができ、このスタイルはおおむね盛岡市内のどのじゃじゃ麺店も同じです。

もっちりとした平打ち麺には甜面醤の甘味が効いた肉味噌がかかっています。

肉味噌はしょうがの風味が感じられ、さわやかなパンチのあるお味です。

これを豪快に混ぜ合わせ、肉味噌をしっかりと麺にからめるのがコツ。

「じゃじゃ麺・小」と「チータンタン」50円（税込）で、およそラーメン1杯分です。

「じゃじゃ麺・小」と食後の「チータンタン」を合わせてもたったの650円というリーズナブルさ！

そのコスパの良さも、たくさんの人から愛される名店である所以のひとつと言えるでしょう。

ちなみに「白龍」をはじめ、多くのお店のじゃじゃ麺には赤い物体が添えられています。

これは、紅ショウガの薄切り。

丼にこびりついている肉味噌を紅ショウガでかき集め、チータンタンにするのに使うというテクニックです。

2. 香醤（こうじゃん）

上盛岡駅より歩いて10分ほどのところにある「香醤」。

こちらも盛岡市民御用達の名店で、ピークタイムには満席必至の超人気店でもあります。

深夜1:30まで営業しているので、飲み帰りのシメにジャージャー麺を食べに訪れるお客さんが多いことも特徴。

大通りに面しているので、入りやすいところも「香醤」の魅力でもあります。

こちらのじゃじゃ麺は、最高級のうどん粉「金すずらん」を使用するほか、素材の味噌や玉子にまでこだわりを追求した自慢の逸品！

「じゃじゃ麺」の値段は、小 500円、中 650円、大 900円（各税込）での提供となります。

中サイズが一般的な普通盛で約300gの麺量、小は約200g、大盛では約500gとボリュームたっぷりです。

生麺から12分かけてゆで上げる麺はコシのある平打ちで、ややちぢれが入っているので肉味噌との絡みも抜群なんです。

こちらのじゃじゃ麵の召し上がり方は、全てをよくかき混ぜて、しっかりと麺に味をなじませて食べるのが正解。

もちろんラー油や酢、しょうがなどで自分好みのカスタマイズも鉄板です。

「チータンタン」100円（税込）までいただけば、酔いもスッキリと冷めます。

おろししょうがをたっぷり入れれば体もポカポカ、おろしにんにくでスタミナを。

「香醤」のじゃじゃ麺は、お持ち帰り用もあり、中サイズ2人前で1,100円（税込）とこれまたリーズナブル。

お家で帰りを待つあの人へ、盛岡の味を届けても良いですね。

3. HOT JaJa

「HOT JaJa」は、盛岡を代表する麺料理、盛岡冷麺の有名店「ぴょんぴょん舎」を展開する中原商店直営のじゃじゃ麺専門店です。

自慢の「じゃじゃ味噌」は岩手県産味噌を含む3種類を独自にブレンドし、挽き肉や香味野菜、椎茸などを加えたこだわりの逸品で、ブレンド味噌の豊かな味わいと共に、具である挽き肉や野菜の食感もしっかり楽しめることが魅力的。

麺も自家製にこだわり、ほどよい太さと食感は、自家製じゃじゃ味噌とよく絡み、ほかに追随を許さない絶品に仕上がっています。

チータンタンにも工夫を凝らした麺のゆで汁を加えるなど、さすが冷麺の名店がプロデュースする店のプライドを感じさせます。

店舗は盛岡市を代表するショッピングモール「イオンモール盛岡」2Fのフードコート内にあります。

フードコートということもあって、女性が一人でも気軽に入店しやすいのが嬉しいところです。

また、使用している食器もかき混ぜやすいように工夫していることも優しい配慮ですね。

「HOT JaJa」のじゃじゃ麺は、小 605円、中 715円、大 880円（各税込）。

それだけではなく、ご飯や餃子とのセットメニューが充実しているのも「HOT JaJa」の魅力です。

「じゃじゃ麺とミニはみ出し豚丼セット」1,160円（税込）はじゃじゃ麺にお漬物、ミニサイズのはみ出し豚丼とチータンタンのセット。

その名前の通り、丼からはみ出すほど盛られた贅沢な豚丼と、じゃじゃ麵のハーモニーは絶品で、満足感を得られること間違いなしですよ。

4. 不来方（こずかた） じゃじゃめん

「不来方 じゃじゃめん」は、盛岡駅より徒歩5～6分、ビルの地下にあるじゃじゃ麺屋です。

不来方とは盛岡の旧称で「こずかた」と読みます。

こちらのお店は盛岡で3番目に古いじゃじゃ麺専門店だそうで、岩手県産小麦を使用した平麺と、挽肉や純正ゴマなど30種類以上の素材を使った自家製味噌が特徴です。

オリジナリティ溢れるメニューも人気の秘訣となっています。

座席はずらりと並んだカウンター席とテーブル席。

店内に入るとすぐ、食券機に出迎えられるので、食券を買って着席します。

人気店なので、特にお昼はカウンターにはぎっしりお客さんで満席になります。

「不来方じゃじゃめん」のじゃじゃ麺は普通盛で650円、大盛り750円に特盛が900円（各税込）。

レギュラーなじゃじゃ麺だけでなく、柔らかくまるでラーメン店のようなクオリティのチャーシューが4枚乗った「チャーシューじゃじゃ麺」950円や「キムチじゃじゃ麺」900円（各税込）など、オリジナリティあふれるじゃじゃ麺が豊富です。

じゃじゃ麺の肉味噌はごまの風味がよく、なめらかな舌触り。

もちもちと弾力のある麺とシャキシャキのきゅうりの食感の違いを楽しめます。

食べ方がわからない人には店員さんが親切に教えてくれる、観光客にも優しいお店ですよ。

5. 盛岡じゃじゃ麺 ちーたん

盛岡市中心部より車で15分ほど。

盛岡IC近くにあるのが「盛岡じゃじゃ麺 ちーたん」。

駐車場も広く、ドライブがてらに立ち寄る人からわざわざ「ちーたん」の味を求めて県外からやって来る人など、その客層は様々です。

店内も48席と席数も広く、てきぱきとした店員さんによって回転も速いです。

こちらのじゃじゃ麺も素材に徹底してこだわった自慢の逸品！

麺は地元製麺業者と共同開発したオリジナル麺で、餃子の皮をベースにしたモチモチ感がたまりません。

また、赤味噌をベースにしたオリジナル味噌も、手間ひまをかけてじっくり熟成したこだわりの絶品です。

「ちーたん」のじゃじゃ麺は他店に比べてねぎがドッサリ。

ほとんど麺が見えなくなるほどのねぎで、ボリューム満点です。

小 600円、中 750円、大 860円、特大 970円（各税込）まであるので、子どもや小食の女性から、大食い自慢の方までどんな人のお腹も満たしてくれることでしょう。

麺はやや幅広で、ややちぢれが入っているモチモチ麺です。

チータンタンは食後のシメであるお店も多い中、「ちーたん」のチータンタンはじゃじゃ麺と同時提供が可能なんです。

じゃじゃ麺をすすりながら、しみじみとチータンタンをすするのもまた乙。

特に、食後のチータンタンまでたどり着くことが出来ないという小食なお客さんに、この同時提供方式はとても好評です。

チータンタンの卵もまた紫波町の浅沼養鶏場のものを使用するというこだわりも。

国内にわずか6～7％しか流通していない「純国産鶏もみじ」で、頑強な卵殻、濃厚で大きい卵黄、粘性の高い卵白が魅力の希少品種です。

新鮮なこだわり卵でいただくチータンタンは絶品ですよ。

6. 盛岡じゃじゃめん

赤と黒の看板が目を引くこちらのお店は、その名も「盛岡じゃじゃめん」。

上盛岡駅などの最寄り駅から徒歩20分以上とアクセスはちょっと不便ですが、その味を求めて多くのファンを惹きつけてやみません。

店内は明るく、カウンターにテーブル席と充実しているので、家族連れやグループでの利用もできるだけでなく、一人でフラッと入ることもできます。

じゃじゃ麺は小 450円、中 550円、大 650円、特大 750円（各税込）とリーズナブルな価格設定！

その他「粗挽き味噌じゃじゃ麺」や「冷やしじゃじゃ麺」などのオリジナルメニューも用意されています。

特にさっぱりした「冷やしじゃじゃ麺」は、夏の暑い時期に恋しくなる一品ですよ。

じゃじゃ麺専門店ですが、こちらで提供しているうどんも絶品と評判です。

じゃじゃ麺とは異なる本格的なうどんを提供しており、麺には比内地鶏の玉子を練り込んでいるそう。

スモールサイズを注文して、じゃじゃ麺と食べ比べしてみるのも良いでしょう。

中国の味わいを残しつつも、見事に郷土料理として発展したじゃじゃ麺。

モチモチの麺と濃厚な肉味噌のハーモニーを楽しむだけでなく、調味料で自分好みにカスタマイズできるのも魅力です。

安い・うまい・量も選べてシメまで美味しい！

そんな魅力たっぷりのじゃじゃ麺、さすが「岩手三大麺」のひとつです。

盛岡のソウルフード・じゃじゃ麺を食べ歩く旅に出かけてみませんか？

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