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練馬/豊島園/中村橋/富士見台
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「玄蕎麦 野中」は西武池袋線「中村橋駅」から徒歩15分程のところにあるお蕎麦屋さん。
駅から離れた閑静な住宅街の中という立地にも関わらず、昼時には常に行列が出来ている人気店です。
店名になっている「玄蕎麦」とは、収穫されたままの殻つきのそばの実のこと。
黒い殻をつけたまま冷蔵保存し、お店に出す当日に脱穀して石臼で挽くことで、蕎麦の本来の香りを最大限に生かした蕎麦が作られます。
なお、玄蕎麦の「玄」には「黒色」という意味があるそうです。
駅から離れているため、今回は車で向かいました。
駐車場は店舗から1分程離れたところに、3台分確保されています。
やや分かりにくいですが、店舗入り口に駐車場への案内図が貼られているので、そちらを参照すればスムーズに辿り着けると思います。
お店の外観は閑静な街並みに溶け込む、落ち着いた雰囲気です。
入口には本日使われている蕎麦の説明があります。
2019年度産の夏の新そばで、秋田県鹿角市産の「きたわせ」という品種だそうです。
蕎麦の旬と言えば9月~11月の秋ですが、6月後半から8月に収穫される夏新そばも「香りが若くて清涼感がある」と人気があります。
店内の一部は靴を脱いで上がる座敷になっています。
座敷にもテーブルが設置されており、全体的に和モダンな雰囲気が漂います。
メニューはメインの蕎麦から一品ものまで幅広く揃い、おつまみをつまみながら飲むというシチュエーションにも最適です。
夏季限定の天ぷらそばには、加茂なす、かぼちゃ、おくら、みょうが、枝豆のかき揚げ等の夏野菜天ぷらがたっぷりと付きます。
定番のせいろは一枚650円、中には黒豆納豆そばという変わったメニューもあります。
ちなみに「玄蕎麦 野中」では飲み物として黒豆茶が供されます。
黒豆の香ばしさと蕎麦の相性が良いということなのでしょうか。
こちらは一品もののメニュー。
だしまき卵、かまぼこ、にしんの旨煮など蕎麦屋さんらしいおつまみが揃います。
当店の豆腐は秩父の湧水と伊豆大島の天然にがりを用いたこだわり仕様。
注文を受けてから作ってくれるので、出来立ての美味しさを味わえますよ。
こちらは飲み物のメニュー。
日本酒、蕎麦焼酎、梅酒が用意されています。
今回注文したのは1日10食限定の「蟻巣(ありす)の田舎蕎麦」(1,000円)と天ぷら盛り合わせ(1,700円)です。
蟻巣の田舎蕎麦は、蟻巣石という硬度の高い花崗岩で作った石臼で、玄蕎麦を挽いて作った蕎麦のこと。
蟻巣石は石の内部に無数の小さな「巣」を持つため、熱を持ちにくく、蕎麦の香りを殺さずに製粉することが出来るそうです。
この石臼は手動で製粉に大変手がかかるため、一日10食の限定となっています。
こちらの蕎麦は10割そば。
麺を近くで見てみると、大小の様々な大きさの蕎麦の粒が見えます。
田舎蕎麦とのことですが、色は綺麗な明るいグレー。
ヒゲタ醤油限定蔵出しの江戸造り醤油で作った麺つゆは濃いめで、甘さの控えられたキリっとした味わいです。
蕎麦を特製の麺つゆに少し付けて一気に啜ると、田舎蕎麦のもそもそ感は一切なく、つるっとした気持ちのよい喉越し。
しっかりしたコシのある麺を噛むと、蕎麦の豊かな香りが広がります。
締めはもちろん蕎麦湯で。
当たり前ですが、美味しい蕎麦の蕎麦湯は抜群に美味しいのです。
「蕎麦ってこんなに美味しい食べ物だったのか」と思いながら、あっという間に食べ切ってしまいました。
こちらは天ぷらの盛り合わせ(1,700円)。
具材は大きな車海老3匹、キス、エリンギ、ししとうです。
お皿は和食店には珍しく、ロイヤルコペンハーゲンです。
海老はサイズがとても大きく、さっくり揚がった衣とぷりっぷりの身の組み合わせが最高でした。
キスもふっくらとしており、レベルの高さを感じさせます。
海老の豪華さが際立つ天ぷら盛り合わせなので、海老好きの方は頼む価値ありですよ。
海老へのこだわりがない場合は、小さな天ぷら盛り合わせ(650円)もおすすめです。
玄蕎麦 野中のメニューの一部はお持ち帰りが可能です。
テイクアウトメニューは以下の通りとなっています。
なお、生そばはクール便での発送も可能です。
私が訪れたのはお盆休み中の平日。
開店直後の11時5分頃に到着したところ待つことなく入店出来ましたが、11時半頃には外に行列ができ始めていました。
休日の場合はより混雑しやすいので、早めの来店がおすすめです。
回転の速い店ではないので、並びたくなければ開店に合わせて店に行くのが良いでしょう。
2019年8月現在、平日のみ電話予約が可能となっています。
営業時間外でも電話は繋がりますが、予約は受け付けてくれないので、営業時間内に電話をかけるようにしましょう。
土日は予約出来ないようですのでご注意ください。
1992年オープン、2002年に現在の店名を改めた後も、安定した人気を保ち続けている「玄蕎麦 野中」。
今回は夏新そばを食べたので、次は秋の新そばの濃厚な味を楽しみに行きたいと思っています。
落ち着いた空間で、こだわりの詰まった絶品蕎麦を是非召し上がってみてください。
住所 : 東京都練馬区中村2-5-11
マップ: Googleマップ
アクセス : 西武池袋線「中村橋駅」から徒歩15分
電話番号 : 03-3577-6767
定休日 : 毎週月曜日、第2・第3火曜日(その他の火曜は11:00-14:30のみ営業)
営業時間 :
11:00~14:30(L.O14:30)
17:00~19:30(L.O19:30)
予算 : 【夜】¥1,000~¥1,999【昼】¥1,000~¥1,999
禁煙・喫煙 : 禁煙
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ
公開日 : 2019/08/29