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奈良
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大和茶の栽培の歴史は古く、平安時代に始まったと言われています。
お茶の産地と言えば京都や静岡のイメージが強いですが、大和高原一帯は日本でも有数の茶の産地で、現在でも全国第7位の生産量を誇っています。
茶粥は、その昔上納後に余ったお茶を使って粥を炊いたことが始まりという説と、東大寺の錬行僧に出される食事から始まったという説があります。
庶民の間にも茶粥が広まり、主に朝食に食べられるようになりました。
奈良の茶粥の特徴は水分が多くさらっとしていることで、さらさらっとお茶漬け感覚で味わえます。
ほとんどの茶粥はほうじ茶を使いますが、家庭やお店によっては緑茶を使うこともあります。
お茶の良い香りを楽しみながらいただく茶粥は格別です。
明治42年(1909年)創業の名門ホテル「奈良ホテル」。
奈良公園内の高台という抜群のロケーションからは、若草山や興福寺の五重塔などを眺めることができます。
明治、大正のクラシックな外観に、和洋折衷の内装、本当のレトロモダンな雰囲気や優雅さを楽しめる大人向けのホテルです。
奈良ホテルのメインダイニング三笠の朝食メニュー「茶がゆ定食」3,872円(税込)は、宿泊客でなくても利用可能。
緑茶でさらりと炊き上げた茶がゆは目覚め一番の胃に優しくしみ渡ります。
胡麻豆腐、焼き魚、蒸物、焚合、取り肴五種盛り、みそ汁、香の物付き。
ちょっとお値段はしますが、味と雰囲気を考えると満足度の高い朝食になるはずです。
住所 :奈良県奈良市高畑町1096 奈良ホテル本館1F
マップ: Googleマップ
アクセス :近鉄奈良駅から徒歩15分
電話番号 :0742-26-3300
定休日 :無休
営業時間 :7:00~10:00/11:30~15:00/17:30~21:00
予約サイト・口コミ・クーポン : 一休.comレストラン
日本のそうめん発祥の地と言われているのが、奈良県桜井市を中心とした三輪地方。
奈良時代に唐から伝わった唐菓子、索餅(さくべい)が原型だと言われています。
のちに、三輪の手延べそうめんの製法が兵庫県の播州地方、小豆島、長崎県の島原へと渡っていったのです。
農水省が定める手延べそうめんの品質表示基準よりもさらに厳しい基準を組合自主基準として定め、全機械化をせずに、全ての工程に人の手を加えて品質の維持に努めています。
しっかりとコシのある麺を作るには湿気は禁物なので、冬が最適。
寒風が吹く冬の空の下にそうめんが干されているのは、三輪地方の風物詩です。
完成したそうめんはすぐに出荷せずに、乾麺として木箱に保存して梅雨の時期を過ごさせます。
高温多湿の環境に置くことで、小麦に含まれるグルテンが変成してゆで耐性と歯切れの良さが増すのだそう。
夏には冷たく、冬には温かいにゅうめんでいただく三輪そうめんは、食べればわかるワンランク上の上質な味わいです。
三輪そうめんの有名店と言えば真っ先に名前があがるのが、関西では「ささのはさらさら、のきばにゆれる、三輪そうめん山本♪」のCMでおなじみの三輪素そうめん山本でしょう。
創業1717年という老舗で、手延べそうめんの味と品質は折り紙付き。
人気の「白龍」は10gあたりの線状が約130本、細さは約0.6mmとかなり細く、料亭などで高級そうめんとして重宝されています。
極限まで細さを追求した「白髪」は10gあたりの線状は何と約300本という超極細そうめんで、製造できる素麺師は限られているという貴重品です。
併設のお食事処では、白龍を使用した「冷やしそうめん」880円や、じっくりと熟成させた大小物の「土蔵囲い」を使用した「にゅうめん」880円(各税込)を味わうことができます。
他にも夏期限定で、大和芋とろろそうめんや、冬期限定で、釜あげ太そうめんや、肉にゅうめんなども。
サイドメニューには柿の葉寿司や山菜いなり寿司もあり、ランチにぴったりです。
住所 :奈良県桜井市大字箸中880
マップ: Googleマップ
アクセス :JR巻向駅より徒歩10分
電話番号 :0744-44-2001
定休日 :公式サイトの営業日カレンダーで確認してください。
営業時間 :11:00~15:00(L.O.)
公式URL : 三輪山本
時は江戸時代、熊野灘で水揚げされた鯖はしっかりと浜塩され、背負い籠に詰められて色々なルートで東熊野街道沿いの村々へ運ばれていました。
浜塩とは、鯖の腹に大量の塩を詰め込んで魚が傷むのを遅らせる保存方法。
熊野灘から峠を越えて2日ほどかけて運ばれた鯖はちょうど良い塩鯖になっていました。
この塩鯖を薄く切ってご飯にのせて柿の葉でくるみ、四角い木の寿司桶に詰めて重石をかけて一か月ほど熟成させて作った、なれずしが柿の葉寿司の始まりです。
柿の葉には抗菌作用や防腐作用があり、魚の身をしめるという作用もあるため、ちょうど良く発酵し、独特の酸味と柿の葉の香りがついた美味しい柿の葉寿司が出来たのです。
現在の柿の葉寿司は、鯖にもシャリにも酢が使われ、ネタも鯖だけではなく、鮭や鯛を使われるようになりました。
発酵させる必要がなくなっても、柿の葉の風味がネタにもシャリにもつくように昔ながらの木桶に詰めて重石を置いて、一晩寝かせて作るのが一般的です。
江戸時代末期、1864年創業の「平宗」。
路面店も多く、京都駅や上本町駅、なんば駅など駅中店や有名百貨店に出店しているので、知名度抜群の老舗です。
本店は吉野郡吉野町。
伊勢街道筋にある上市村は、伊勢詣、高野詣、山上詣の人々や吉野杉の集積地として材木市がたつため買い付け人たちで賑わっていました。
明治に入り平宗は料理旅館を営むようになり、アユ料理や山菜料理を提供するようになり、吉野の家庭料理でもあった柿の葉寿司も振舞うようになり、徐々に吉野名物という認識が広がり、商品化が進んでいったのです。
本店のある吉野は旅行者にとってはちょっと遠いので、興福寺の五重塔を眺める絶景ポイント、猿沢池のすぐそばにある奈良店がおすすめ。
昭和43年(1968年)にオープンした奈良店では「柿の葉寿司盛り合わせ」1,340円(税込)の他に、茶粥や三輪そうめんと柿の葉寿司のセットや奈良の郷土料理が楽しめます。
お持ち帰りの柿の葉寿司も各種類取り揃えているので、定番の鯖や鮭意外に、金目鯛や穴子もぜひ試してみてください。
柿の葉寿司は、本来お醤油をつけずにそのまま食すのが伝統的な食べ方です。
住所 :奈良県奈良市今御門町30-1
マップ: Googleマップ
アクセス :近鉄奈良駅から徒歩10分
電話番号 :0742-22-0866
定休日 :月曜日(祝日の場合は営業し、翌日休み)販売(テイクアウト)は無休
営業時間 :10:00~20:00(L.O.)
公式URL : 平宗
奈良漬とは白瓜やきゅうり、西瓜、生姜などの主に夏野菜を塩漬けにしてから、酒粕に漬け込んで作るお漬物。
平城京の時代から、奈良漬の原型ともいえる、かす漬けが食べられていたと言われる歴史のある一品。
酒粕のふわっとした香り、カリカリっとした食感に旨味と甘味という他のお漬物にはない味わいがあります。
奈良を旅すると、どこのお土産屋さんでも奈良漬を見かけますが、その味はお店によって千差万別。
みりんなどを加えて短いと6か月から1年くらいで促成させた奈良漬は甘めで食べやすく、奈良漬初心者向け。
3年から10年以上もかけて熟成させた奈良漬は、風味が強く味わい深いツウ好みの味と言えるでしょう。
奈良漬けの専門店ではどこも試食が置いてあるので、色々と試して好みの奈良漬けを見つけてください。
江戸時代末期創業の老舗「今西本店」。
奈良漬けならここと決めている地元の人も多い人気店です。
材料は国産のみ、甘味料、保存料、着色料などを一切使わずに、清酒粕だけを使用。
今西本店は、全国観光土産品公正取引協議会より日本で唯一「純正奈良漬」の呼称が許されています。
瓜で3年以上、キュウリや西瓜は5年、最長で19年熟成させているものも。
その間、5回6回と酒粕を漬け替えることで、塩分と水分を抜くという伝統的製法を守り続けています。
そのため、一般的な奈良漬けに比べると色が濃く、ほぼ真っ黒で塩分はほとんどありません。
切ってすぐ食べると味がきつく感じるので、冷蔵庫で3日~5日置くのが美味しい食べ方です。
酒粕の芳醇な香りと自然の甘みと旨みがしっかりと感じられる本物の味。
促成で安価な奈良漬けとはお値段もかなり違いますが、せっかくならば本物の味をお土産にしたいもの。
近鉄奈良駅からすぐ、お土産屋さんも多い三条通にあるので、ぜひ足を運んでみてください。
住所 :奈良県奈良市上三条町31番地
マップ: Googleマップ
アクセス :近鉄奈良駅より徒歩3分
電話番号 :0742-22-2415
定休日 :水曜及び第三日曜日他随時休日あり
営業時間 :
【月火・木金・日】9:30~18:45
【土】9:30〜18:00
公式URL : 今西本店
飛鳥鍋は奈良県飛鳥・橿原地方の郷土料理で、飛鳥時代に唐から来た僧侶が寒さを凌ぐために山羊の乳で鍋料理を作ったのが始まりと言われています。
現在の飛鳥鍋は、鶏ガラ出汁に牛乳と白味噌、醤油、砂糖を加えて、鶏肉と豆腐、しらたきと野菜類を煮込むのが一般的。
そのまま食べるか、すき焼のように溶き卵につけるかはお好みでどうぞ。
鶏ガラの出汁と合わせているので、牛乳の匂いはありません。
古代の宮廷でも食べられていたという飛鳥鍋をぜひ発祥の地で味わってみてください。
飛鳥を代表する古墳の一つ、日本最大級の横穴式石室を持つ「石舞台」のすぐそばにある「夢市茶屋」。
地産地消をモットーに、村内で採れた季節の野菜や古代米を使い、地元のお母さんたちが調理するお食事処です。
野菜や古代米を中心に作るメニューはどれも優しい味付けでほっこり。
「飛鳥鍋御膳」1,250円(税込)は、12月上旬から3月上旬限定メニュー。
牛乳と鶏ガラスープで、地元の冬野菜と鶏肉を煮込んだ飛鳥鍋が一人鍋でいただけます。
野菜のおかず、古代米がセットになっていて、冬の人気メニューです。
石舞台公演を眺めながら、のんびりとしたランチタイムはいかがでしょうか。
住所 :奈良県高市郡明日香村島庄154-3
マップ: Googleマップ
アクセス :石舞台古墳の西隣
電話番号 :0744-54-9450
定休日 :無休(年末年始以外)
営業時間 :
【月〜金】11:00〜16:00
【土・日】11:00〜17:00
公式URL : 農村レストラン夢市茶屋
奈良のご当地ラーメンと言えば天理ラーメン。
その名の通り、奈良県天理市が発祥で、豚骨と鶏ガラベースのスープに、炒めた白菜、豚肉、ニラ、ニンニクなどがたっぷり入ったパンチが効いたスタミナラーメンです。
その2大勢力が、どちらも屋台からスタートしている「彩華ラーメン」と「天理スタミナラーメン(天スタ)」で、それぞれに熱いファンを持つ人気店です。
奈良県民は「彩華」「天スタ」と呼び、天理ラーメンを食べるとは言わないので、天理ラーメンという呼び方自体は県外の人向けの呼び方と言えます。
一定期間が空くとまた食べたくなるという不思議な中毒性がある天理ラーメン。
運ばれてきただけで、かなりのニンニクの香りが漂うので、匂いが気にならない日限定でどうぞ。
昭和43年(1968年)に屋台から創業し、現在は奈良県内、大阪府、兵庫県、京都府、愛知県に直営店とフランチャイズ店合わせて14店舗を展開しています。
たっぷりの白菜、人参、ニラ、豚肉を炒めて唐辛子の本場、四川省から取り寄せている辣醤(らーじゃん)で辛味をつけます。
屋台からスタートしたという初心を忘れないために、最初の場所からは移転しているものの、屋台店を残しており、その独特の雰囲気を楽しみたいというファンが連日詰めかけています。
屋台店は夜のみの営業で、メニューも「サイカラーメン」小800円、大1,050円、特大1,350円(各税込)とトッピングの追加のみ。
小といっても1玉、大は2玉、特大は3玉なので、普通は小で十分でしょう。
辛さが苦手な方は、生卵のトッピングで味をまろやかにするという手もあり。
昔はよくあったという、家から鍋を持ってきて持ち帰ることも可能です。
屋台店は夕方からの営業で、昼間はやっていないので注意してください。
住所 :奈良県天理市別所町223 プライスカット天理北店駐車場内
マップ: Googleマップ
定休日 :無休
営業時間 :
【月〜金】17:30~24:00
【土日祝】16:30~24:00
公式URL : 彩華ラーメン
黄色い派手な看板が目印の天理スタミナラーメンは、地元では天スタと呼ばれ親しまれています。
奈良を中心に三重、大阪、兵庫、滋賀に合わせて20店舗、ミャンマーとバンコクに3店舗を構える人気店です。
天スタの看板メニューは、なんといっても「スタミナラーメン」並750円、大970円(各税込)です。
長時間煮込んだこってり豚骨スープに、野菜の旨味と甘味が溶け込んだオリジナルスープには、卵入りの自家製麺が良く合います。
豚肉、白菜、ニラ、人参、ニンニクを炒めてピリ辛豆板醤を絡めた具材はかなりパンチがありますが、まだ物足りない方は卓上の豆板醤やおろしニンニクをどうぞ。
餃子、唐揚げ、黒豚春巻き、海鮮春巻き、豚キムチ、スパムむすび、焼きめしなどサイドメニューも美味しいと評判です。
天理市の本店や屋台店をはじめ、各地に支店がありますが、観光中に訪れやすい近鉄奈良駅前店の詳細を紹介しておきます。
住所 :奈良県奈良市西御門町27-5
マップ: Googleマップ
アクセス :近鉄奈良駅4号出入口からすぐ
電話番号 :0742-22-3100
定休日 :無休
営業時間 :
【月〜木・日】11:00〜22:30
【金・土】11:00〜22:00
公式URL : 天理スタミナラーメン
※天理ラーメンの関連記事: 奈良のご当地ラーメン「天理ラーメン」食べるならここ!実際に人気店を食べ比べてみた
「柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺」という正岡子規の俳句にもあるように、奈良は古くから柿の産地として知られ、栽培面積は全国3位、収穫量は全国2位、ハウス柿の出荷は全国1位を誇ります。
奈良では主力品種である「刀根早生(とねわせ)」が出荷され、次いで「平核無(ひらたね)」、そして「富有(ふゆ)」と12月までが柿のシーズン。
五條市西吉野では、最盛期には1日200トンもの柿が出荷されます。
温度差のある気候や風土が柿づくりに適しているため、大玉で甘味が強いのが奈良の柿の特徴です。
奈良を訪れると、お土産屋さんに溢れる「柿」の文字。
そんな柿のお菓子、スイーツを専門にしている珍しいお店が「柿の専門いしい」です。
直営店はJR奈良駅店と、三条通店、京都伊勢丹店の3店舗。
中でもおすすめは近鉄京都駅からすぐ、三条通りとやすらぎの道の交差点角にある三条通店です。
シンプルな外観で見過ごしそうな小さなお店ですが、清潔感のある店内に入ると美しくディスプレイされた柿のあれこれがいっぱい。
お店の看板商品「柿もなか」、水は一滴も使わず柿の果汁だけで作る「柿羊羹」、完熟柿を吉野葛で包んだ「柿こーり」。
富有柿をスライスして乾燥させた「柿日和」、吉野の種無し柿を干した「蜜珠柿」など手の込んだ見るからに美味しそうなお菓子がずらりと並びます。
他にも、柿バターに柿ジャム、柿酢、柿の葉茶など、さすが柿の専門だけあるバラエティ豊かな逸品揃い。
パッケージも女性好みでお土産に喜ばれること間違いなしなので、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。
住所 :奈良市上三条町27-1 村田ビル1F
マップ: Googleマップ
アクセス :近鉄奈良駅から徒歩5分
電話番号 :0742-22-8835
定休日 :無休
営業時間 :10:00~19:00
公式URL : 柿の専門いしい
美しい花で知られる葛はマメ科のツル性植物で、秋の七草のひとつに数えられています。
葛の根に含まれる澱粉を、吉野の極寒期に地下水のみで繰り返し精製する「吉野晒し」という製法で出来た良質な葛は「吉野本葛」と呼ばれてます。
1kgの葛根から最終的に吉野本葛になるのは、わずか100gでとても貴重なもの。
繊細で滑らかな食感と、コシや粘りが強く、透明感があるのが特徴で、葛切り、葛湯、葛餅の他、葛うどんなどの和食にも使われます。
吉野と冠する事ができるのは、吉野地方またはその近辺で精製されたもののみ。
ちなみに、吉野本葛と吉野葛の違いは、吉野本葛は前述の通りの吉野晒で精製したもので、葛を使ったお土産品などでの一括表示には「葛でん粉」または「くず粉」と記載されます。
吉野葛は、葛でん粉を主原材料にし、従原材料にはさつま芋から採取したでん粉を混合したもの。
商品の一括表示には、「葛でん粉・甘しょでん粉」を記載されます。
吉野葛と吉野本葛では価格も違うので、気になる方はチェックしてみてください。
吉野本葛天極堂は1870年創業の葛専門店です。
伝統工法、吉野晒を駆使して作る上質な吉野本葛の美味しさを味わえるのは、葛の製造メーカーならでは。
「葛もち」660円(税込)は出来立ての、ぷるるん、とろりの食感が楽しめます。
「葛もち抹茶セット」1,100円(税込)でまったりとしたお茶タイムもいいですね。
ちなみに、関東のくず餅とは材料も製法も味も全く違う別物です。
ランチタイムにはうどんの麺に葛が練りこまれ、葛あんがたっぷりかかった吉野うどんもおすすめ。
もっと本格的に葛料理を食べたい方は、「葛づくしコース」3,520円(税込)はいかがでしょうか。
葛酒、胡麻豆腐、葛きり、葛うどん、季節のご飯、香の物、葛餅、抹茶かコーヒーか紅茶という豪華版です。
普段なかなか食べる事がない葛料理や葛を使ったスイーツですが、古都奈良の雰囲気の中でいただくと格別ですよ。
住所 :奈良県奈良市押上町1-6
マップ: Googleマップ
アクセス :近鉄奈良駅から徒歩10分
電話番号 :050-5868-3062
定休日 :火曜日(祝日の場合は翌日)
営業時間 :10:00~19:30
公式URL : 吉野本葛 天極堂
奈良には和スイーツのお店がたくさんあって目移りしますが、やはり欠かせないのは伝統的な和菓子。
葛餅やわらび餅は、素朴な味わいが しっとりとした奈良の町に良く合います。
奈良のわらび餅の代名詞的な存在なのが、「千壽庵吉宗」のわらび餅です。
天日干しした自然の甘藷でんぷんと国産わらび粉を使ったわらび餅はフルフルとした柔らな質感で口どけの良さは格別。
大豆の皮を剥いて炒った微粒パウダーのようなきめ細かいきな粉は、わらび餅の味をより引き立ててくれる名わき役です。
今まで食べてきたわらび餅とは全然違う味わいに驚く方も多いでしょう。
賞味期限3日という生わらび餅は、ぜひ併設の茶寮で出来立てを食べてみてください。
持ち帰りの場合は、冷蔵庫で冷やさずに常温で食べるのがポイントです。
知る人ぞ知る、本わらび100%で作られる「純本生わらび餅」は毎月1日、奈良総本店のみでの販売になります。
住所 :奈良県奈良市押上町39-1
マップ: Googleマップ
アクセス :近鉄奈良駅より徒歩12分
電話番号 :0742-23-3003
定休日 :店舗 元日、茶寮 水曜日、木曜日
営業時間 :店舗 9:00〜18:00/茶寮 10:00〜16:30(受付終了)
公式URL : 千壽庵吉宗
自治体や地域団体などが強力プッシュする町おこし的なご当地グルメはほぼ無い奈良。
そのため、今まで爆発的ブームになるようなグルメは見当たらなかったのですが、ここ数年人気急上昇中のグルメがあるのをご存知でしょうか。
それは、「かき氷」なんです。
奈良でかき氷とは意外かも知れませんが、さすが歴史の深い奈良、ちゃんといわれがあります。
奈良公園の隣接する「氷室神社」は、その名の通り氷の神様を祀る神社。
創建1300年と言われる古社で、厳寒に結氷させた氷を氷室に貯えて、平城京へ献氷する慣わしがありました。
氷の神様とあって、製氷、冷蔵、冷凍業に携わる業者の方がお参りに訪れたり、何とアイススケートファンの人が訪れたり。
この氷室神社が2014年から開催している「ひむろしらゆき祭」では、かき氷が神様に奉納され、奈良県内のかき氷店がブースを出すようになりました。
そういう経緯もあり、いつしか奈良はかき氷の聖地として知られるようになり、全国から有名かき氷を目当てに奈良を訪れる人まで出てきたほど。
お店側も、かき氷を夏季限定ではなく通年提供にしたり、SNS発信をしたり、新たなお店が開店したりと、ちょっとした激戦区になっています。
上記の写真は、わらび餅でご紹介した千壽庵吉宗の「乙女のミルク氷」。
中には濃厚なイチゴソースと、粒あんがたっぷり入っていて、トップには香川県の縁起菓子「おいり」がトッピングされています。
別で名物のわらび餅をトッピングすることもできます。
今やたくさんのお店で定番から工夫を凝らしたかき氷が提供されるようになりましたが、人気ナンバー1と名高いのが「kakigoriほうせき箱」です。
2018年に移転し、現在は近鉄奈良駅から徒歩8分ほどの餅飯殿センター街の中にあります。
まるでパウダースノーのようなエスプーマ氷を関西に広めた先駆者的な存在で、その食感はまるで綿菓子のよう。
写真は「リトマス試験紙氷」970円(税込)で、酸性を加えると色が変わるハーブティーを使用しているので、別添のレモンを絞ってかけるとさーっと色が変わるという変わり種。
氷の中にはヨーグルトのエスプーマと季節の果物が入っているので、外側と内側の味の違いを楽しみましょう。
ほうせき箱では通年かき氷が楽しめますが、人気店なのでWEB予約制というスタイルをとっています。
公式サイトは期間限定のかき氷やイベント情報などが満載なので要チェックです。
住所 :奈良市餅飯殿町47
マップ: Googleマップ
アクセス :近鉄奈良駅より徒歩8分
電話番号 :0742-93-4260
定休日 :木曜日
営業時間 :10:00〜11:50/13:00〜17:00
公式URL : ほうせき箱
ちょっと大人向けの奈良のご当地グルメ。
和スイーツのお店も増え、味のレベルも高く見逃せません。
奈良観光の際の参考にしていただけたら幸いです。
最終更新日 : 2024/02/12
公開日 : 2019/12/13