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千葉県は、意外にも「B級ご当地グルメ」の数が少ない県です。
しかしながら、B級ご当地グルメの祭典である「B-1グランプリ」で優勝し、全国の食通に知られる貴重なグルメが存在します。
それが、太平洋に面した外房の漁師まち・勝浦市発祥の「勝浦タンタンメン」です。
タンタンメンといっても、中国料理の「担々麺」とは一線を画するオリジナリティ溢れる中華麺!
知名度のわりに勝浦市以外ではほとんど見かけることはありません。
中国・四川料理が発祥の「担々麺」は、一般的に花椒や唐辛子を使用した辛めの味付けで、ゴマベースのスープが主流です。
全国にある「ご当地担担麺」もまた、同様の味付けをアレンジしたものが多数派ですが、勝浦のタンタンはひと味違うシロモノ。
ゴマベースではなく、辣油をたっぷり使用した醤油味ベースのスープで、茶系ではなく色鮮やかなオレンジか赤が基本形となっています。
具材に挽肉を使用する点は共通していますが、担々麺の味の決め手となるゴマや芝麻醤は使っていません。
とにかく辛い味付けが特徴ですが、辛さの度合はお店によっても異なります。
勝浦タンタンメンが誕生したのは、今から70年ほど前のこと。
昭和29年創業の中華料理店・「江ざわ」の初代主人が考案したとされています。
当初四川担担麺を自店のメニューに加えようとしましたが、肝心なゴマの風味を出す「芝麻醤」が入手困難という問題に直面。
そのため、試行錯誤の末、辣油や唐辛子を使用した独自の「担々麺」を考案したことが、元祖・勝浦タンタンメンのはじまりとされます。
温暖な気候の外房・勝浦とはいえ、冬の時期の漁は身体に堪えます。
勝浦タンタンメンは、寒い冬の海仕事の後に、冷え切った身体を温めるメニューとして地元の漁師さんや海女さんの間で広まっていきました。
平成23年(2011年)に「B-1グランプリ」に初参加で入選したのを皮切りに着々と実績を重ね、平成27年(2015年)大会で遂にグランプリを獲得したことは先述の通りです。
今や勝浦の地域ブランドとして、市内および周辺エリアの飲食店30店舗以上で提供されています。
勝浦タンタンメン発祥のお店は、今も勝浦の地に健在です。
その伝説の味を求めて連日行列ができるほどの繁盛店であり、その人気の高さがうかがえます。
具材は刻み玉ねぎと挽肉、白髪ねぎで、辣油たっぷりの真っ赤なスープが印象的!
この辣油は自家製でピリ辛、お好みに合わせて「中辛」や「大辛」も選択できます。
このお店のスープは二重構造になっていて、辛い辣油の下にはちょっぴり濃厚な醤油ラーメンが潜んでいます。
そのため、よくかき混ぜて食べるのが鉄則です。
辛さも中和され、玉ねぎの甘さも加わって独特の味わいあるスープに変身します。
「チャーシュータンタンメン」や「もつ煮タンタンメン」など、お好みに合ったメニューが多いのも特徴です。
住所 : 千葉県勝浦市白井久保296-8
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 090-4410-5798
定休日 : 毎週月曜日(臨時休業あり)
営業時間 : 11:30~18:00
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ
富津市を中心とした内房エリアで食べられている「ご当地ラーメン」です。
発祥店を含む提供店が富津市内の竹岡漁港地区に集結しているため、「竹岡式ラーメン」あるいは単に「竹岡ラーメン」と呼ばれています。
地元以外ではあまり普及していないため、一般的には知られざる存在ですが、素朴ながらどこか懐かしい味わいが人気です。
竹岡式ラーメンは、真っ黒なスープに、こんもり盛られたチャーシューと玉ねぎのトッピングが特徴です。
なんの変哲もない醤油味のチャーシューメンに見えないこともありませんが、実はその製法がとっても個性的なんです。
まず厳密にいえば、「専用」のスープを作らないこと。
スープらしきものは、麺を茹でる際に使用したお湯をそのまま丼に入れ、具材のチャーシューを煮込んだ際にできる醤油ダレを加えただけのものです。
麺もまた生麺を使わず、インスタントラーメン風の乾麺を使用しています。
乾麺の旨味を引き出すために、炭火の七輪で茹でているもの特徴です。
具材には脂身たっぷりの肉厚チャーシューと刻みネギをたっぷり。
他に焼きのりやメンマを加えるお店も多くあります。
乾麺の食感はインスタントラーメン感バツグンですが、昔懐かしい味わいが楽しめると人気です。
肉の旨味が滲みこんだ濃厚でこってりしたスープと、トロトロのチャーシューもやみつきになります。
竹岡式ラーメンの発祥と呼ばれるお店は、竹岡地区にある「梅乃家」と「鈴屋」。
どちらも甲乙つけがたい名店で、行列必至の人気店でもあります。
両店の味を伝える「亜流」のお店が、内房エリアを中心に続々増えてきています。
昭和29年(1954年)創業の老舗食堂で、竹岡式ラーメン発祥店のひとつとされるお店です。
創業はライバル店の「鈴屋」の方が古いそうですが、竹岡式ラーメンはこのお店の味付けが発端となって普及したと言われています。
最寄り駅からも遠くアクセス良好とは言い難いですが、その味を求めて平日から行列が絶えません。
こちらの具材は、肉厚チャーシューと刻み玉ねぎがドッサリ!
シンプルながら奥の深い味わいが人気の秘訣です。
自慢のチャーシューがマシマシになった「大チャーシューメン」もおすすめですよ。
住所 : 千葉県富津市竹岡401
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 0439-67-0920
定休日 : 火・水曜日
営業時間 : 10:00~19:00
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ
日本国内にたった2店舗、それも千葉県中部・長生郡の山奥にしか存在しないにも関わらず、ラーメン好きを唸らせる幻の絶品ラーメンが存在します。
その名前も風変わりな「アリランらーめん」。
初めて聞く人も少なくないかもしれません。
ところが千葉県内では知名度が高く、すでにご紹介した勝浦タンタンメン、竹岡式ラーメンとともに千葉の「三大ご当地ラーメン」にも数えられています。
いったいどんなラーメンなのか気になりますね。
「アリラン」とは朝鮮半島の神話に登場する伝説上の峠のことで、韓国の有名な民謡のタイトルとしても知られています。
そのアリランから名前をとったラーメンとすれば、キムチたっぷりとか冷麺風の味付けとか「韓国風」のイメージが浮かびますが、実際はそうではありません。
玉ねぎをベースに、豚肉やニラ、にんにくやネギなどを独自の製法により調理した、ピリ辛風味のスタミナラーメンです。
それではなぜ「アリラン」なのかといえば、発祥店舗のある場所が同じ「峠」だったことから。
峠越えは非常に体力を使うので、ここでスタミナを補充して「アリラン峠」を超えるくらいの精力をつけてほしいという意味が込められています。
このラーメンを世に送り出したのは、長生郡長柄町の鼠坂にある中華食堂「八平の食堂」です。
現在アリランラーメンが食べられるお店は、こちらの「八平の食堂」と、隣接する長南町にある「らーめん八平」のみ。
どちらのお店も交通の便がよくない山奥にあり、辿りつくのも容易ではありません。
そんな秘境の幻ラーメンですが、一度食べたらリピーターになること間違いない逸品です。
公共交通機関がほとんどなく、車でないとアクセスが難しいアリランラーメンの「聖地」です。
開店前から行列ができることが日常的で、2時間以上待つことも珍しくありません。
注文があるたびに玉ねぎを切り、ニンニクをすりおろすというこだわりの製法を貫徹しているため、どうしても待ち時間が長くなるんです。
使用する麺だけでなく、味噌や辣油、一部の野菜まで自家製。
ニンニクやニラが放つスパイシーな香りと、こってり濃厚な醤油ベースのスープが食欲を刺激します。
千葉県産の豚肉を使った、トロトロのチャーシューも絶品です。
住所 : 千葉県長生郡長柄町山根1201(鼠坂)
マップ : Googleマップ
アクセス : JR外房線・新茂原駅より車で約20分
電話番号 : 0475-35-2467
定休日 : 水曜日
営業時間 : 11:30~19:00
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ
駅のホームにある立ち食いそば店のみでしか提供していないにも関わらず、地域を代表する当地グルメとして愛されている名物メニューが存在します。
JR我孫子駅および天王台駅構内に店舗を構える「弥生軒」が提供している「唐揚げそば」です。
唐揚げそば自体は珍しい存在ではありませんが、圧巻なのはその唐揚げの大きさ!
一個あたりに鶏モモ肉の半分を使うという贅沢さで、通常の唐揚げと比較すると3個以上に換算する大きさがあります。
こちらの唐揚げを2個トッピングしたら、そばが隠れて見えなくなるほどです。
この唐揚げは大きいばかりではありません。
肉の美味しさを引き立てるため衣は薄く、とっても柔らかくてジューシーな食感が魅力的!
しかも生姜醤油でしっかり味付けされているため、一度食べたらやみつきになってしまうほどの絶品に仕上がっています。
この唐揚げが鰹出汁ベースで濃いめのつゆと相性が抜群なんです。
太めでコシが強い麺も食べ応え充分です。
立ち食いそばということもあり、待ち時間も短く、しかも安く味わえることも嬉しいところ。
駅利用者だけでなく一般市民の間でも評判の人気グルメで、我孫子駅だけでも多い時には一日1500杯近く売り上げることもあるそうです。
まさに途中下車しても食べたくなる絶品のそばです。
「唐揚げそば」が食べられる唯一のお店で、JR我孫子駅ホームに複数店舗のほか、隣駅の天王台駅でも営業展開しています。
昭和3年(1928年)に駅弁屋として開業し、この当時には「裸の大将」こと山下清画伯が勤務していたこともあるそうです。
現在営業している店舗のメニューは全て共通しています。
看板メニューの唐揚げそばは、自慢のジャンボ唐揚げ1個または2個での提供となります。
唐揚げ単品での販売もしているので、そばを食べた後でのお土産にも最適です。
住所 : 千葉県我孫子市本町2-4-3 JR我孫子駅構内
マップ : Googleマップ
電話番号 : 04-7182-1239
定休日 : なし
営業時間 : 7:00~23:45
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ
ホワイト餃子といっても、真っ白な餃子というわけではありません。
千葉県野田市発祥のご当地餃子で、全国的な知名度は低いのですが、千葉県民の間では知らない人がいないと言われるほど深く浸透した存在。
餃子といっても、普段見慣れている餃子とは姿形も、その味わいも異なる不思議なグルメです。
最近ではこの餃子を販売する店舗が全国的に増え、その知名度が広まりつつあります。
ホワイト餃子とは、野田市に本店を構える餃子専門店「ホワイト餃子店」が製造販売している餃子のこと。
気になる名前の由来は、色彩の白ではなく、人の名前にルーツがあります。
この会社の創業者が、満洲で白(パイ)という名前の中国人に、この餃子の原型となる料理法を教わったことがはじまりと言われています。
帰国後して店を開く際、当初は「パイ餃子」にしようとしましたが、色気がないので英語のホワイト(白)餃子に決めたそうです。
今では野田市の本店を拠点に、北は宮城から南は鹿児島まで、全国に26店舗を営業展開するまでに成長しました。
ホワイト餃子の外見は、餃子というよりも、こんがりキツネ色に焼き上がた稲荷寿司のように見えます。
モチモチとした分厚い皮はカリカリと芳ばしく、中身の餡は肉汁たっぷりのジューシーな食感がたまらない逸品となっています。
ボリューム満点にも関わらず一人前8個からの提供となりますが、あまりの美味しさにあっという間に平らげてしまうほど!
餃子の美味しさに加えて、肉まんや小籠包の食感まで楽しめる魅力度抜群のグルメなんです。
野田の絶品グルメ・ホワイト餃子の総本山。
最寄り駅から離れた場所にありますが、その味を求めて連日大行列ができるほどの人気店です。
午前中は持ち帰り用の生餃子販売のみですが、販売開始早々から売切れになってしまうことも日常的。
店内での飲食は夕方からのスタートとなります。
本店で扱っているメニューは、焼きホワイト餃子のみ。
具材となる豚肉は指定業者から一頭買いしたものを使用しており、1週間熟成して旨味を凝縮しています。
こちらの飲食コーナーも早々売切れとなることがあるので、早めの来店をおすすめします。
なお、追加料金となりますが、2階部分に個室も用意されているので、ゆっくりと味わいたい人は利用してみてください。
住所 : 千葉県野田市中野台278
マップ : Googleマップ
アクセス : 東武野田線・愛宕駅より徒歩15分
電話番号 : 04-7124-2424
定休日 : 水曜日、年末年始 ※店内飲食は土日祝日休み
営業時間 :
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ
※合わせて読みたい: 【実食レポ】1日2万個売れる大人気の「ホワイト餃子」!味や気になる込み具合まで教えます
あまりの美味しさから、食べ終わったあとの皿まで舐めたくなる!
そんなことから「なめろう」と名付けられたといわれる、房総半島沿岸域に古くから伝わる漁師料理です。
黒潮の高波が洗う不安定な船上で、獲れたての鮮魚を手際よく調理するために考えられたと言われています。
今では漁師料理の枠を超え、千葉県を代表する郷土料理として、県内の定食屋や居酒屋などで広く提供されています。
なめろうとは、青魚を使った叩き膾(なます)の一種です。
年間を通じて漁獲されるアジを使用するのが一般的ですが、季節によってイワシやサンマ、トビウオなどのほか、イカやバカガイなどを使うことがあります。
素材の魚を包丁などで粘り気が出るまで叩いて膾状にし、ネギやショウガ等の薬味、味噌等を加えて作ります。
醤油ではなく味噌を使うのは、波が高い船上で醤油を使えばこぼれてしまう危険があるので味噌を使うようになったと考えられています。
保存が利かないので、調理したら新鮮なうちに味わうのが一般的です。
そんな「なめろう」をベースにした進化形グルメも沿岸域各地に存在します。
「さんが焼き」は、なめろうをホタテやアワビなどの貝殻にのせ、ふんわりと焼きあげた料理で、なめろうとはやや異なる絶品の食感を味わえます。
「孫茶」は、なめろうをお茶漬け風に仕上げたものです。
なめろうとともに、南房総など産地周辺で広く提供されています。
千倉漁港の目の前にある、明治2年創業の超老舗店です。
南房総や千倉で水揚げされた新鮮な地魚を使った寿司や魚料理のほか、マンボウやクジラなどの珍しい料理も体験できます。
店名の由来は、初代店主が「徳さん」という大柄な女性だったから命名されたそうです。
こちらのお店で提供する「なめろう」は、創業以来150年以上に渡って受け継がれたレシピを充実に再現したもの。
旨味を限界まで引き出す「叩き」の熟練した技術により、抜群の粘りと濃厚な味わいを楽しめますよ。
なお、当代店主は南房総なめろう研究会の初代会長を歴任しています。
住所 : 千葉県南房総市千倉町南朝夷1079
マップ : Googleマップ
アクセス : JR内房線・千倉駅より車で5分
電話番号 : 0470-44-1229
定休日 : 火曜日(祝日にあたる場合は翌水曜日)
営業時間 : 12:00~15:00/17:00~21:00
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ ホットペッパーグルメ
「はかりめ」とは聞き慣れない言葉ですが、富津の市場用語で「アナゴ」のこと。
細長い体に規則正しい点々模様があるアナゴの姿が、魚市場で使う「棒はかり(ハカリメ)」に似ていることから名付けられた別称です。
房総半島南部に位置し、東京湾沿いの長い海岸線に恵まれた富津市は、良質な国産アナゴの特産地でもあります。
東京の高級料亭でも提供されることもある、そんなアナゴを贅沢に使った穴子丼が「はかりめ丼」です。
穴子丼といえば、煮アナゴに醤油ベースのタレを加えたタイプが一般的ですが、アナゴ料理の本場・富津ではバリエーションに富んだ丼ぶりが楽しめます。
白焼きにしたものや、刺身丼などほかではあまり見かけない穴子丼も提供されています。
丼のほかにも、うな重ならぬ「はかりめ重」や「はかりめそば」など、富津ははかりめ料理の宝庫です。
アナゴはウナギに比べて低カロリーで高タンパク、EPAやDHA、各種ビタミンも豊富な栄養価に優れた食材でもあります。
マザー牧場や鋸山、富津岬など、富津は観光資源が豊富な都市です。
富津を訪れたら、竹岡式ラーメンとともに自慢のはかりめ丼にも舌包みを打ちたいものですね。
大貫海岸を望む、昭和43年(1968年)創業の老舗寿司・活魚料理店です。
厳選された鮮度抜群の素材を用いた料理が自慢の人気店ですが、特に富津名物「はかりめ丼」が美味しいお店として知られています。
市場を通さず、仲買から直接仕入れるアナゴ(はかりめ)は最高品質です。
「はかりめ丼」は上品に柔らかく煮たアナゴに、創業以来継ぎ足している秘伝のタレを絡ませた逸品。
このはかりめ丼と、天然塩とレモン・シソの葉でさっぱりと味付けした「さわやか丼」がセットになった「はかりめ2色丼」は毎日10食限定のベストセラーです。
他にも「はかりめ天重」や「はかりめひつまぶし」など、絶品アナゴ料理が豊富に揃っています。
住所 : 千葉県富津市岩瀬993-4
マップ : Googleマップ
アクセス : R内房線 大貫駅より徒歩10分
電話番号 : 0439-65-3535
定休日 : 月曜日
営業時間 : 11:00~14:00/17:00~21:00
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ
鴨川シーワールドや鯛の浦など見どころも多く、南房総エリアを代表する観光都市として君臨する鴨川市。
この鴨川の街中を散策していると、所々で「おらが丼」と謳った幟旗を見かけます。
「おらが」とは鴨川周辺の方言で「我が家」という意味。
即ち「我が家(鴨川)」の自慢の丼という意味です。
鴨川のご当地グルメとして平成17年(2005年)に登場した「おらが丼」は、現在地元の商工会に加盟する39店舗で提供されています。
おらが丼を名乗るには、原則として下記の掟を遵守しなければなりません。
新鮮な海産物を具材とした海鮮丼が多い傾向にありますが、鴨川産の具材であれば牛肉や鹿肉等を使用したものなど、どんな丼ぶりでも構わないわけです。
また、和風丼ぶりに限らず、中華風でもイタリアンでもエスニック風でも問題ありません。
鴨川を訪れた季節に応じて、その時期に一番美味しい旬の食材を、各店舗が工夫を凝らして提供する丼ぶり飯ということになります。
市内にある多くの飲食店が参加しているので、色々と食べ比べてみたいものですね。
海鮮丼タイプが圧倒的に多いなかにあって、こちらは珍しい洋食レストランで提供する「おらが丼」です。
地元産の食材を中心に使用した本格的なイタリアン&ハワイアン料理を満喫できます。
こちらで提供する「おらが丼」は、地元鴨川にある高梨牧場の「かずさ和牛」のステーキに、イクラやホタテなどの海産物を贅沢にちりばめた贅沢な逸品。
見た目もオシャレで食欲を刺激します。
抜群の焼き加減で提供されるステーキは、自家製ソースのほかワサビ、グリーンマスタード等お好みで味わえますよ。
住所 : 千葉県鴨川市貝渚125 Sビル2F
マップ : Googleマップ
アクセス : JR内房/外房線・安房鴨川駅より徒歩10分
電話番号 : 04-7099-2012
定休日 : 月曜日 他不定休
営業時間 : 12:00~22:00 ※日祝は21:00閉店
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ ホットペッパーグルメ
九十九里浜は、旭市の刑部岬からいすみ市の太東岬まで続く、全長約66kmにも及ぶ国内最大級の砂浜です。
この沖合に流れる黒潮は、水温や塩分濃度、餌となるプランクトンが豊富なことなど、イワシが生活するには最高の環境となっています。
そのため、江戸時代からイワシ漁が盛んに行われ、当時の漁獲量は全国の1/3にも及ぶ日本一のイワシ漁場でした。
今でも九十九里浜一帯は国内有数の漁獲量を誇り、獲れたて新鮮なイワシ料理を楽しむことができます。
九十九里浜のほぼ真ん中に位置する九十九里町は、特にイワシ漁が盛んで、「イワシの町」としても知られています。
身近な存在であるイワシを使った郷土料理のレパトーリーも多く存在し、片貝漁港周辺を中心に提供店が集中しています。
他の地域ではあまり見かけないイワシの刺身やタタキ、イワシ丼まで、イワシ料理のフルコースを満喫できるお店も多数あり。
鮮度が落ちやすく、水揚げ港周辺でないと味わえない多種多様なイワシ料理をぜひ体験してみてください。
九十九里でイワシ料理といえば、真っ先に名前が挙がる名店です。
九十九里浜の片貝海岸近くに店舗を構えています。
蒲焼やなめろう、天ぷらなど、扱っているイワシ料理の種類も盛り沢山。
せっかくなら一度に味わってみたいと思う人には、「いわしセット」がおすすめです。
刺身や蒲焼、さんが焼きやだんご汁まで、まさにイワシ三昧の味覚を楽しめますよ。
住所 : 千葉県山武郡九十九里町片貝6928
マップ : Googleマップ
アクセス : JR東金線・求名駅より車で10分
電話番号 : 0475-76-1755
定休日 : 水曜日・年末年始
営業時間 : 11:00~21:00
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ
今ではほとんど見かけることがなくなった鯨肉ですが、昭和の頃までは身近な食材として知られていました。
昭和62年(1987年)の商業捕鯨中止により捕獲量が激減し、一般的な市場に出回ることが少なくなってしまったのです。
現在国内に設置されている捕鯨基地はわずか4か所に過ぎず、捕獲時期と頭数の制限を受けながら細々と漁を行っている状況となっています。
南房総市の和田漁港は、その貴重な捕鯨基地のひとつで、毎年6月末〜8月末にかけて26頭のツチクジラが水揚げされます。
捕獲されたクジラは漁港で解体され、その肉は和田における郷土の味覚として広く食されているのです。
食べた経験がある人も少なくなった鯨肉ですが、全体的には脂が多く、甘みと旨味がたっぷりの濃厚な味わいが特徴。
何よりも、栄養度の高さが魅力的です。
牛肉や豚肉、鶏肉と比較しても低カロリーで、タンパク質や鉄分が豊富に含まれています。
昔からクジラの町として知られるだけあって、和田で味わえるくじら料理のレパートリーは驚くほど豊富。
鯨肉を特製のタレに漬け込み天日干する「くじらのたれ」をはじめ、刺身や竜田揚げ、鯨ベーコンなど絶品料理が盛り沢山です。
多彩なくじら料理を満喫できる和田にて、知られざる懐かしの味に触れてみてください。
元々はくじら漁師の定宿として知られていたお店です。
今では多彩なくじら料理を味わえる専門店として、くじら好きの人の間で高い支持を受けています。
地元で水揚げされるツチクジラをはじめ、調査捕鯨で捕獲されたミンク・ニタリ・イワシ・ナガスなど様々な鯨肉を使った料理を楽しめます。
刺身や竜田揚げ、焼肉など9種類の味が味わえる「花嫁街道御膳」をはじめ、単品料理も充実。
リーズナブルなカレーメニューや定食も用意されています。
くじら料理を気軽に味わってみたい人にはぜひおすすめです。
住所 : 千葉県南房総市和田町仁我浦114
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 0470-47-4446
定休日 : 不定休
営業時間 : 11:00~15:00/17:00~18:30
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ
海の幸が豊富な千葉県では美味しい海鮮丼が期待できますが、こちらのスケールは度肝を抜かれる圧巻ぶり!
豪華な地元産の海産物が、これでもか!って思うほどテンコ盛りなんです。
房総半島最南部に位置し、東京湾と太平洋に面した館山市は、年間を通じて豊富な魚介類が水揚げされる「水産のまち」。
その利点を最大限に活かすべく登場した新ご当地グルメが、超豪華な「館山炙り海鮮丼」です。
どこが豪華かといえば、館山産の海産物を何と8種類も具材として使用し、特製の三段丼ぶりにて、趣の異なる絶品グルメを三種も味わうことができるんです。
1番上の器はサザエやさんが焼き、日替わり3種の魚介類を使った「炙り膳」、特製炙りタレや塩で味付けし、七輪で炙りながら食べます。
2番目はワラサやスズキ、カンパチなど旬の肉厚魚3種をお造りにした「刺身膳」で、上記「さんが焼き」で使用した魚の「なめろう」を付けます。
館山は海鮮だけでなく野菜王国でもあるので、地元産野菜を使ったカルパッチョサラダを添えることも必須です。
そして、一番下の器は地場産食材を使った、各店オリジナルの海鮮押し寿司&野菜巻き寿司となっています。
8種類の魚介類を使用するのは、館山ゆかりの「南総里見八犬伝」に因んだもので、魚種は地元産の旬の魚介類なら何でも構いませんが、サザエは必ず加えなければなりません。
米も地元館山で収穫されたものを使用します。
セットメニューとして、地元産天草を使用したデザート(ところ天など)と、季節の海鮮汁も提供されるなど、とても充実した内容となっています。
この豪華なご当地グルメは、館山市内にある4店舗にて、原則ランチタイムのみで提供されています。
全店均一で2,500円(税込)と、比較的リーズナブルな価格設定も魅力的です。
「おしゃれ鮨」の名前通り、店舗の外装も提供する料理も、とってもオシャレなお店です。
自前の漁船と定置網を保有しており、直送される地魚は新鮮そのもの。
館山駅の目の前にあり、アクセスも抜群です。
こちらで提供している「炙り海鮮丼」もまたルックス抜群の逸品!
時期にもよりますが、サワラやカマス、カンパチなど旬の一番美味しい魚をふんだんに使用しています。
色彩も美しい3膳目の「花ちらし」も絶品です。
住所 : 千葉県館山市北条2903-101 館山駅西口マラガモール1階
マップ : Googleマップ
アクセス : JR内房線・館山駅西口より徒歩1分
電話番号 : 0470-25-5151
定休日 : 木曜日
営業時間 : 11:15~15:00/17:00~22:00
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ
「白樺派」とは、大正期の日本文壇を牽引した文学者や芸術家の一派を指します。
当時流行った大正デモクラシーの自由な空気を背景に、理想主義・人道主義・個人主義的な作品を制作し、文芸同人誌「白樺」に発表しました。
志賀直哉や武者小路実篤、有島武郎らの作家、柳宗悦や高村光太郎らの美術家が主たるメンバーとして知られています。
うち志賀直哉や柳宗悦らの重鎮は、風光明媚な我孫子市の手賀沼湖畔に邸宅を構え、執筆・創作活動に専念しました。
我孫子市のご当地グルメ「白樺派のカレー」誕生の秘話は、そんな過去に由来しています。
手賀沼の邸宅で柳宗悦の妻・兼子がカレーライスを食べていた時のことです。
その様子を見ていたのは、柳宅内に同居していたイギリス人陶芸家・バーナード・リーチ。
「カレーのなかに味噌を入れたらもっと美味しいのでは?」と提案したので、実際に作って友人に振る舞ってみたところ大好評!
やがて白樺派の文化人の間で人気を博したことが、「白樺派のカレー」誕生のきっかけとなりました。
長らく幻の味だった「白樺派のカレー」が再び脚光を浴びることになったのは、平成17年(2005年)の頃。
大正初期に発行された料理指南書のレシピを参考に再現され、我孫子のご当地グルメとしての役割を担うことになったのです。
「白樺派のカレー普及会」の定義によれば、下記の条件を満たす必要があります。
他にも香辛料以外の食材は国産や地元産を使うなどの条件がありますが、味付けやアレンジは提供店のオリジナルで構いません。
市内にある複数の飲食店で味わうことができるほか、レトルトパックとして食品店やスーパーマーケット等でも販売されています。
障害福祉サービスを展開する「社会福祉法人つくばね会・はるか」が運営しているレストランです。
障がい者のスタッフがサポートを受けながら、調理・配膳等を行っています。
白樺派ゆかりの地・手賀沼湖畔にある生涯学習センター「アビスタ」の1階に店舗を構えています。
こちらの「白樺派のカレー」は、贅沢に国産牛を使ったビーフカレー。
はじめの舌触りはまろやかですが、後から辛さが伝わってくる本格的なカレーに仕上がっています。
スープ&サラダがセットになって提供され、100円増しでライス大盛りに変更することができます。
なお、大正ロマンたっぷりのランチョンマットは持ち帰り自由ですよ。
住所 : 千葉県我孫子市若松26-4 我孫子市生涯学習センター アビスタ1F
マップ : Googleマップ
アクセス : JR成田線・我孫子駅より徒歩11分
電話番号 : 04-7182-0515
定休日 : 月曜日(祝日に当たる場合は翌日)
営業時間 : 11:00~16:00
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ
今ではすっかり高級果実の仲間入りを果たした感がある「びわ」。
昔から親しまれてきた果物のひとつですが、一般的に高値で取引されることが多く、なかなか口にする機会がないかもしれませんね。
びわが全国の市場に流通する機会が少なく、高価格になる理由としては下記の要因が挙げられます。
びわは非常にデリケートな植物で、栽培するのにも手間がかかります。
年間を通じて温暖な気候でないと育たないうえ、実が成熟するまで10年近い歳月を要します。
害虫や病気、強い日差しにも弱いこともあり、生産者がひとつひとつの実に袋をかけて育てなければなりません。
また、傷みやすくて、収穫してからの保存できる期間が短いということ大きな要因です。
寒さに弱いびわを生産できる地域は温暖な地域に限定されます。
「茂木びわ」のブランドで知られる長崎県が全国シェアの43%とトップを誇り、千葉県の南房総エリアは堂々の第2位!
「房州びわ」として重宝される千葉産びわの生産地は、旧富浦地域を含む南房総市での栽培が約86%を占め、館山市と鋸南町が続きます。
大粒でみずみずしい特徴を持つ房州びわは高品質で、皇室献上品に指定されているほどです。
房州びわは5月~6月の初夏に旬を迎えるので、この時期に新鮮な味覚をたっぷりと堪能してみてください。
南房総市の富浦地区は、房州びわの県内生産量が全体の8割強を占める大産地。
その富浦にあって、特産のびわをたっぷり楽しめる施設が、その名もズバリ「枇杷倶楽部」です。
旬の時期には生鮮びわの販売をはじめ、通年を通じてびわを使ったグルメを味わったり、加工品やコスメグッズなどのショッピングが楽しめます。
中でも一番人気は、枇杷倶楽部オリジナルの人気商品・「びわソフト」。
自社工場にて毎朝、びわシロップ漬と地元産牛乳をブレンドして製造しています。
びわの仄かな甘みと濃厚なミルクの味わい、滑らかなソフトクリームの食感はたまらない逸品となっています。
住所 : 千葉県南房総市富浦町青木123-1
マップ : Googleマップ
アクセス : JR内房線・富浦駅より徒歩12分
電話番号 : 0470-33-4611
定休日 : 年中無休
営業時間 : 10:00~17:00 ※土日祝は9:15開店
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ
菜の花・びわとともに千葉県を代表する農作物といえば、「落花生」が知られていますね。
国内で生産される落花生のうち、千葉県産が占める割合は全体の何と8割!
中でも県中部にある八街市は、日本一の生産量を誇る「落花生(ピーナッツ)大国」です。
八街を中心とした北総台地の土壌は、関東ローム層の火山灰地のため、落花生の生育に最適な土地だと言われています。
明治時代中期に栽培が開始されて以来、現在に至るまでトップブランドを維持してきました。
落花生は収穫後に1か月程度「野積み」して乾燥させることにより、甘みが増すそうです。
八街周辺で見られる野積みの光景は「ボッチ」とよばれ、収穫期に当たる秋口の風物詩となっています。
特に八街はこの時期に強いからっ風が吹くことで知られ、この風がほかの地域よりも甘い落花生を生み出すと言われています。
八街で栽培される品種は、おおまかに「千葉半立」と「ナカデユタカ」。
千葉半立は「落花生の王様」ともいわれる最高級品種で、小粒ながら濃厚な甘みとコクが特徴です。
ナカデユタカは八街で最も栽培されている品種で、大粒であっさりとした味わいが魅力的!
栄養価も抜群の八街産落花生は、定番の煎り豆として味わうほか、ピーナッツバターなど加工品としても流通しています。
八街産落花生をお土産として考えている人にはピッタリの直売店です。
テレビ番組などメディアで取り上げられることが多く、連日たくさんの来客で賑わいます。
取扱っている品種も多く、お菓子やピーナッツバターなどの加工品も豊富に取り扱っています。
こちらで販売している落花生は、伝統的な「天日干し」製法にこだわった極上の品質が自慢です。
何よりも嬉しいのは、試食用の落花生が食べ放題なこと。
自分に一番お気に入りの商品がきっと見つかるはずです。
住所 : 千葉県八街市八街ろ-26
マップ : Googleマップ
アクセス : JR総武線・榎戸駅より車で7分
電話番号 : 043-443-0155
定休日 : 火曜日
営業時間 : 9:00~18:00
公式サイト : ますだの落花生
煎餅なのに濡れていて、掟破りのシケったような食感。
そんな今までの常識を覆した不思議な食べ物が「ぬれ煎餅」です。
煎餅を焼きたての熱いうちに醤油に漬け、しんなりと濡れた状態にします。
今では全国的にも抜群の知名度を誇り、銚子の名物グルメとして欠かせない存在となっています。
その発祥は古く、1960年頃に銚子市内の米菓店「柏屋」の第2代目店主が考案し、規格外のおまけ品を経て商品化したのがはじまりとされています。
銚子は米の名産地であると同時に、「ヤマサ醤油」に代表される日本一の醤油名産地。
この両者をタイアップした「ぬれ煎餅」は銚子市内で浸透し、今では複数の業者が工夫を凝らした独自商品を販売しています。
市外では無名の存在だった「ぬれ煎餅」が一躍全国的に知られるようになったのは、銚子市内を走るローカル線・銚子電鉄(銚子電気鉄道)の存在抜きには語れません。
銚子鉄道は、千葉県最東端である銚子~外川駅間を6.4kmで結ぶ小さなローカル鉄道。
大正11年(1922年)の開業以来、市民や観光客の足として利用されてきましたが、平成18年(2006年)に経営不振による運転資金不足から倒産の危機に直面しました。
この危機を打開し、運転資金を捻出すべく一躍を担うことになったのが「ぬれ煎餅」だったのです。
既に副業として、敷地内で細々と製造・販売はしていましたが、今回は社運を賭けてウェブサイト上で購入を呼び掛けたところ、奇跡的に注文が殺到することに。
この様子をマスコミが大々的に報道したことがきっかけで、銚子電鉄とぬれ煎餅の名が全国的に広まることになりました。
遊び心たっぷりの銚子電鉄ですが、実際にこんな鉄道駅は存在しません。
銚子電鉄直営の土産店で、その名前の通り名物「ぬれ煎餅」のほか、県内の特産品や全国のあられや揚げ餅等を販売しています。
銚子電鉄の歴代ポスターが店内に掲示され、駅限定グッズを販売されているなどファンにはたまらない空間です。
店内にはバラエティに富んだ味付けの「ぬれ煎餅」のラインナップが豊富に取り揃えてあります。
甘口や濃口、薄口など、ぬれ煎餅の奥深さに感嘆すること間違いありません。
有料の手焼きコーナーも設置しており、貴重な体験を楽しむこともできますよ。
住所 : 千葉県銚子市小浜町1753
マップ : Googleマップ
アクセス : 銚子電鉄・犬吠駅より車で15分
電話番号 : 0479-26-3852
定休日 : 火曜日(祝日の場合は翌日)
営業時間 : 10:00~17:00
公式サイト : 銚子電気鉄道
豊かな海に囲まれ、温暖な気候に恵まれた千葉は食材の宝庫。
美味しい海の幸や農作物が盛りだくさんで、美味しい料理が期待できます。
また、心和むご当地グルメも健在で、訪れる人の舌を満足させること間違いないでしょう。
東京都心からも気軽に訪問できる千葉県で、お気に入りのグルメを見つけてみませんか?
最終更新日 : 2022/04/08
公開日 : 2022/04/07