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上海ガニを食べられる東京のおすすめ店を紹介!美味しい食べ方や旬の時期も解説




世界中の美食家を魅了する「上海ガニ」。

主に秋冬の味覚として楽しまれている中国の高級食材です。
日本のカニとは違う甘く濃密な味わいで、雌と雄で別の楽しみ方ができるのも魅力ですよね。

しかし、食べたことのない方にとっては「上海ガニってそもそも何?」「どうやって食べるの?」など、知らないことも多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、上海ガニの概要や美味しい時期、おすすめの食べ方などを解説します。
また、東京都内で絶品の上海ガニを食べられるおすすめ店も取り上げているので、ぜひ最後までご覧ください。

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【目次】上海ガニを食べられる東京のおすすめ店を紹介!美味しい食べ方や旬の時期も解説

 

上海ガニとは

上海ガニの旬はいつ頃?

上海ガニの美味しい食べ方

姿蒸し(蒸し蟹)

酔蟹(酔っ払い蟹)

カニ味噌小龍包

カニ味噌和え

東京都内で上海ガニが楽しめるおすすめ店

新世界菜館

蟹王府

上海小吃

 

 

上海ガニとは

 

上海ガニとは

 

上海ガニとは、中国や朝鮮半島の淡水域で獲れ、上海から出荷されるカニのこと。

正式名称を「チュウゴクモクズガニ」と言い、日本に生息しているモクズガニの同属異種です。

中国では「大閘蟹/大闸蟹(ダージャーシエ)」と呼ばれています。

 

上海ガニは日本のカニのように海で暮らしているのではなく、海と川の間にある汽水域で生まれた後、淡水域で成長します。

楽しみ方も通常のカニと少し違い、カニ身よりもカニ味噌や卵をメインで味わう食べ物です。

 

上海ガニのカニ味噌は黄金色で濃厚な味わいがあり、ねっとりと舌に絡みつくような食感から、ウニに例えられることもあります。

 

 

上海ガニの全長は7cm〜8cmほど。

手のひらサイズで、深い緑色の甲羅を持つ小ぶりなカニです。

 

重さは150g~250gが標準ですが、なかには「蟹王」と呼ばれる400gほどの大きな上海ガニも。

また、ハサミ・爪の部分には藻のような毛がふさふさと生えており、脚にもハケのような毛が生えているため、「毛蟹」や「老毛蟹」と呼ばれることもあります。

 

上海ガニの主な産地は揚子(長江)下流域の江蘇省や浙江省、上海の崇明島など。

なかでも蘇州近くの陽澄湖(ヤンチェンフー)でとれる上海ガニは大きくて身や味噌がぎっしり詰まっており、特に美味しい最高級品として有名です。

リーズナブルに楽しみたいなら、太湖産の上海ガニや養殖のものがおすすめです。

 

中国では中秋節(9月)に上海ガニの捕獲が解禁され、暴れないように紐で十字に縛って出荷されます。

 

 

上海ガニの旬はいつ頃?

 

上海ガニの旬はいつ頃

 

上海ガニは  9月〜翌年1月  が食べごろ。

秋から冬にかけての繁殖期および冬眠前に栄養を蓄え始めるタイミングが最も美味しくなります。

日本のカニよりも少し早い時期から楽しめるのが上海ガニの特徴です。

 

正確には雌と雄でベストシーズンが異なり、濃厚なオレンジ色の卵を抱えた  雌は9月〜10月の秋真っ盛りの時期が旬。

11月以降  になると卵がやや硬くなるため、今度はねっとりとした白子を豊富に抱えた  雄が旬の時期  を迎えます。

 

中国では上海ガニの旬の時期を「九雌十雄(=旧暦の9月は雌・10月は雄)」や「九圆十尖(=9月はお腹の“丸”い雌・10月はお腹に“尖”った切れ込みのある雄)」と表現したりもします。

 

 

上海ガニの美味しい食べ方

 

 

上海ガニは蒸しても、茹でても、炒めても美味しい極上の食べ物。

カニ身も甘くてしっとりとしていて美味しいですが、小ぶりのカニなので、濃厚なカニ味噌や旨みの詰まった卵、深い味わいを持つ白子などを楽しむのが上海ガニならではの醍醐味です。

 

ここでは、そんな上海ガニの美味しい食べ方をご紹介します。

 

ちなみに、医食同源の考え方が根付いている中国では、上海ガニは「陰(=体を冷やす)の食べ物」と言われています。

陽(=体を温める)の食べ物である生姜や黒酢とともに食したり、食後に砂糖を入れた甘い生姜茶・生姜湯や温めた紹興酒を飲んだりして、上海ガニで冷えた体をポカポカと温めましょう。

 

姿蒸し(蒸し蟹)

 

 

上海ガニの最もメジャーな食べ方といえば「姿蒸し」。

最もシンプルに、かつ丸ごと上海ガニの風味を楽しむための王道の調理法です。

蒸すことで緑がかった甲羅がキレイな赤色に変化し、身や味などに詰まった旨味がぎゅっと凝縮されます。

 

蒸した上海ガニはすり下ろした生姜を入れたお酢や黒酢につけて食べるのがおすすめ。

姿蒸しなら雌と雄どちらも美味しく食べられるので、好みや時期に合わせて選ぶと良いでしょう。

 

 

雌と雄の見分け方は簡単で、甲羅の腹側が丸い形でボーダー状になっており、開くとオレンジ色の卵が詰まっている方が雌。

蒸すと卵が赤く固まってホクホクとした食感になります。

 

雌よりもサイズがやや大きい雄は、縦線のあるお腹に三角形をした生殖器の蓋板が付いており、開くと半透明の白子や味噌が詰まっています。

蒸した雄の上海ガニはとろけるような味と食感が魅力です。

 

酔蟹(酔っ払い蟹)

 

 

お酒好きな方には、卵が美味しい雌との相性バツグンな調理法「酔蟹」がおすすめ。

香港や広東で生まれた「酔っ払いエビ・踊りエビ」から派生した食べ方です。

香辛料や香味野菜を入れた紹興酒に上海ガニを生きたまま漬け込み、1週間ほど経ってから殻ごとちゅるりといただきます。

 

酔蟹は香り高い紹興酒が全体に染み込み、とろっとした食感を楽しめる料理。

ただし、火を通さないので体の弱い方や小さな子どもは避けた方が良いでしょう。

 

 

似たような食べ方に「蟹王府特製氷結蟹」があります。

紹興酒ではなく、中国の高級な蒸留酒・白酒をベースにしたオリジナルソースに漬け込み、マイナス40℃で瞬間冷却する調理法です。

旨味が凝縮された上海ガニをシャーベット感覚で食べられます。

 

他にも、甲羅に紹興酒を注いで蟹みそを溶かす「甲羅酒(カニ味噌酒)」という食べ方も人気ですよ。

 

カニ味噌小龍包

 

 

上海ガニの食べ方として最近人気を集めているのが「カニ味噌小龍包(蟹粉小籠包)」。

小籠包に濃厚なカニ味噌をたっぷり入れ、ジューシーな肉汁と共にいただきましょう。

 

カニ味噌小龍包は外側から見ても中のカニ味噌がオレンジ色に透けていて、食欲がそそられます。

手を汚すことなく食べられるのも魅力的ですね。

 

カニ味噌和え

 

 

「蟹粉豆苗」や「蟹粉豆腐」もイチオシの食べ方。

上海ガニの味噌や身をたっぷり入れた餡を、サッパリとした豆苗や豆腐に和えて炒める…という贅沢な調理法です。

濃厚なカニ味噌の旨味をダイレクトに、心ゆくまで堪能できますよ。

 

似たような食べ方として、上海ガニ数杯分の味噌と卵で作った餡を麺に絡めて食べる方法もあります。

 

 

東京都内で上海ガニが楽しめるおすすめ店

 

中華レストランならシーズンでなくても1年を通して上海ガニを食べられます。

 

調理法や味付けはお店によって様々。

ぜひ色々と食べ比べてみてはいかがでしょうか。

 

最後に、東京で上海ガニを楽しめる人気の飲食店をご紹介します。

 

新世界菜館

 

 

上海ガニと紹興酒に定評のある老舗の上海料理店「新世界菜館」。

厳選した上海ガニを自社輸入しているため、大きくて美味しい上海ガニをリーズナブルに楽しめます。

180席ある広い店内では、多い日で1日に150杯〜200杯もの上海ガニが提供されているそうです。

 

こちらのお店では、上海ガニの蟹味噌を使った料理を1年中楽しむことが可能。

家族や友達とシェアできる「上海蟹みそチャーハン」2,750円や、極上の組み合わせの「上海蟹みそとフカヒレのスープ」1,980円(各税込)など、多彩なメニューが揃っています。

 

 

9月中旬〜翌年3月上旬には上海ガニを丸ごと使ったメニューも登場します。

 

ストレートに味わうなら「活き上海蟹の姿蒸し」3,850円〜6,600円(税込)一択!

ねっとりとした濃厚なカニ味噌と引き締まったカニ身を存分に堪能できるでしょう。

 

こだわりの紹興酒を使った「雌上海蟹の老酒漬け」3,080円(税込)も人気です。

 

新世界菜館


住所 : 東京都千代田区神田神保町2-2 新世界ビル

マップ : Googleマップ

アクセス : 神保町駅A3出口から徒歩1分、九段下駅から徒歩3分

電話番号 : 03-3261-4957

定休日 : 年末年始

営業時間 : 11:00~15:00(L.O.14:40)/17:00~22:00 (L.O.21:20)

予算 : [昼] 1,000円〜1,999円 [夜] 6,000円~7,999円

禁煙・喫煙 : 全席禁煙(2階に喫煙室あり)

キャッシュレス決済 :

カード可(VISA、Master、JCB、AMEX、Diners、銀聯)
電子マネー不可、QRコード決済不可

予約サイト・口コミ・クーポン : ホットペッパーグルメ

 

蟹王府

 

 

東京で1年中上海ガニを食べられるお店といえば、日本橋にある「蟹王府(シェワンフ)」。

本場上海で60年以上の歴史を持つ名店・成隆行 蟹王府の味を楽しめるラグジュアリーな雰囲気のお店です。

 

ランチで訪れるなら人気No.1の「ランチスペシャルコース」18,150円(税込)を。

カニ肉入りのフカヒレスープやカニ味噌入り車海老のチリソース、雄ガニの胸肉炒め、豆腐のカニ肉煮込み、上海ガニ肉炒飯など、上海ガニを「これでもか」というほど味わえますよ。

 

 

特別な日には「蟹味コース」30,250円(税込)がおすすめ。

夫婦カニ味噌ソースかけご飯やカニ味噌酸辣スープ、蟹肉の甲羅詰め キャビアのせ、カニ肉入り小籠包など名物料理が入った贅沢なコースです。

 

まるでホテルのラウンジのような落ち着いた雰囲気の店内で一流のカニ料理を味わう時間は、忘れられない極上のグルメ体験になるでしょう。

 

蟹王府


住所 : 東京都中央区日本橋室町2-1-1 三井二号館 1F

マップ : Googleマップ

アクセス : 三越前駅A7番出口・A8番出口直結、新日本橋駅から徒歩3分

電話番号 : 050-5869-8682

定休日 : 不定休

営業時間 : 11:00~15:00/17:00~23:00

予算 : [昼] 3,000円~3,999円 [夜] 20,000円~29,999円

禁煙・喫煙 : 全席禁煙

キャッシュレス決済 :

カード可(VISA、Master、JCB、AMEX、DINERS、Discover、銀聯)
電子マネー可(楽天Edy、Suica、PASMO、ICOCA)
QRコード決済可(PayPay、楽天ペイ、LINE Pay、支付宝/Alipay、微信支付/WeChat Pay)

予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ ホットペッパーグルメ

 

上海小吃

 

 

歌舞伎町にある「上海小吃(シャンハイシャオツー)」は、調理法にこだわった上海ガニを味わえる庶民的な雰囲気のお店です。

蘇州・陽澄湖産の活上海ガニを現地から空輸しているため非常にリーズナブル。

家庭料理の味がそのまま再現された本場の味を楽しめます。

 

仕入れ先自体は高級店と同じですが、大量に仕入れて捌かずにそのままの姿で提供しているため安いのだそう。

 

 

「酔っ払い上海蟹」1,296円(税込)は、一度食べたらクセになること間違いなし!

紹興酒がじんわりと染みており、ぎっしり詰まった濃厚な味噌が口の中でトロけます。

半分に切って提供されるので、ほじるだけでOKです。

 

他にも「上海蟹スープ」1,944円や「上海蟹と糯米」4,104円(各税込)などたくさんのメニューがあり、その数なんと600種。

中国料理調理師の最高位資格「国家特級厨師」を持つシェフが腕を振るいます。

 

細い路地の奥にある雰囲気バツグンのディープなお店で、上海旅行気分を味わってみてはいかがでしょうか。

 

上海小吃


住所 : 東京都新宿区歌舞伎町1-3-10

マップ : Googleマップ

アクセス : 新宿駅東口から徒歩8分、西武新宿駅から徒歩6分

電話番号 : 03-3232-5909

定休日 : 無休

営業時間 : 18:00~5:00 ※日祝は2:00閉店

予算 : 5,000円〜5,999円

禁煙・喫煙 : 喫煙席あり(分煙)

キャッシュレス決済 :

カード可(VISA、Master、JCB、AMEX、Diners)
電子マネー不可、QRコード決済不可

予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ ホットペッパーグルメ

 

 

上海ガニは中国料理の代表で、日本でも年々人気が高まっています。

その味を一度知ってしまうとシーズンが来るたびに食べたくなるほどの絶品です。

 

本記事をきっかけに、ぜひ大人のご馳走を味わってみてくださいね。

 

※カニの関連記事:  冬といえばカニ!食べられるかにの種類から、蟹の美味しい食べ方、おすすめの入手方法まで徹底解説


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