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2. エンサラーダ・デ・ノパリートス(Ensalada de nopalitos)
1. ソパ・デ・トルティーヤ(Sopa de tortilla)
2. ソパ・デ・アホ・イ・バカ(Sopa de ajo y vaca)
1. ウアチナンゴ・ア・ラ・ベラクルサーナ(Huachinango a la veracruzana)
2. ペヘラガルト・アサード(Pejelagarto asado)
2. アロス・コン・レチェ(Arroz con Leche)
メキシコ料理のルーツは、数千年前から受け継がれた先住民の食文化に遡ります。
マヤ・アステカ文明を経て、やがて当地を支配したスペイン料理と融合して完成しました。
近年ではアジア料理の影響も受けており、様々な食文化が混合したユニークな料理となっています。
2010年には、「メキシコの伝統料理」としてユネスコの無形文化遺産に登録されました。
例えば、メキシコの主食であるトルティーヤは、トウモロコシの粉を原料としています。
トウモロコシは、遥か先史時代より先住民の食生活に欠かせない食材でした。
メキシコ料理の代表格・タコスも、トルティーヤに具材を挟んだ料理です。
一口にメキシコ料理といっても、広い国土を持つ国だけあって地域差があります。
特定の地域でしか食べられない料理もあって、これもメキシコを旅行する楽しみのひとつかもしれません。
メキシコ本国ばかりでなく、隣国のアメリカ合衆国も有力なメキシコ料理の拠点です。
メキシカンなファーストフードも人気があり、テキサスやカリフォルニアでは独自の進化を遂げたメキシコ料理を味わうことができます。
トウモロコシとともにメキシコ料理を代表する食材が、唐辛子です。
唐辛子はメキシコが原産地と言われており、その歴史はなんと紀元前6000年前まで遡るとされています。
現在でも数百種類以上の品種が栽培されており、様々な料理のアクセントとなっています。
ハラペーニョやハバネロなど激辛系が有名ですが、あまり辛くない品種も流通しています。
ちなみに、米国の激辛調味料・「タバスコ」は、メキシコ・タバスコ州原産の唐辛子であるタバスコペッパーが原料です。
唐辛子をベースに、各種野菜などとブレンドしてつくられるサルサソースは、メキシコの食卓には欠かせません。
トルティーヤとは、トウモロコシの粒をすり潰して焼きあげたクレープのことです。
メキシコで最も愛されている主食であり、揚げたりスープの具材にしたりと食べ方も豊富にあります。
メキシコ料理の定番中の定番であるタコスは、トルティーヤに具材を挟んで2つ折りにした食べ物です。
タコスという言葉自体が軽食を意味している通り、メキシコでは最もポピュラーな存在となっています。
具材は牛肉や豚肉のほか、チーズやレタスなど何でもあり、サルサソースやワカモーレ、ライム等で味付けして食べます。
お店によってはトルティーヤと具材が別々に提供され、自分で好みの具材をトッピングできる場合もあります。
具材は地域によってバラエティが豊富なので、いろいろな旅先で違った具材にチャレンジしてみましょう。
コンビニの商品名として日本でも知られた存在ですが、今度はトルティーヤに具材を巻いた食べ物です。
メキシコ北部・チワワ州の伝統料理で、同じメキシコの中南部よりもアメリカ合衆国南西部で広く食べられています。
ブリトーの生地はトウモロコシではなく、小麦粉が使用されているのが特徴です。
牛肉のBBQ・バルバコア(barbacoa)やインゲン豆、レタス、チーズなど具材の種類も様々です。
ブリトーとは「ロバの耳」を意味し、その形がロバの耳に似ていることから命名されたと言われています。
アメリカではファーストフードとして、すっかり定着した存在となっています。
チラキレスとは、トルティーヤチップスにソースをかけて煮込んだ伝統料理のことです。
こんがりと焼いたトルティーヤチップスは、お菓子の「ドンタコス」のようなイメージで、カリッとした食感がたまりません。
こちらを小さくカットし、赤または緑のサルサソースやモーレ(ソース)をたっぷりとかけ、トルティーヤが柔らかくなるまで煮込みます。
鶏肉や玉子など具材をトッピングし、サワークリームやチーズを被せたら完成です!
元々は、余って固くなってしまったトルティーヤとサルサソースを無駄なく再利用するためのレシピだったとか。
今やメキシコの朝食やブランチでの定番メニューとなっています。
ケサディーヤとは、少し大きめのトルティーヤに肉やチーズ、野菜などの具材を入れて二つ折りにし、鉄板で調理した食べ物です。
ケサディーヤはスペイン語で「小さなチーズのもの」という意味で、チーズをメインとした屋台でも気軽に食べられる料理です。
見た目はタコスにも似ていますが、タコスは調理済みの具材をトルティーヤに乗せて完成するのに対し、ケサディーヤは具材をトルティーヤの中に入れた後に鉄板で調理します。
地域やお店によって具材が異なり、チチャロン(豚の皮を油で揚げたもの)やひき肉、きのこ、インゲン豆のペーストなど様々。
定番メニューのケサディーヤは食堂や屋台でもよく見られるので、街歩きで小腹が空いた時にもおすすめです。
色鮮やかな南国野菜やシーフード使ったサラダは、とてもヘルシーで爽やかです。
食材に恵まれたメキシコの海の幸・山の幸をたっぷりと満喫できます。
日本国内に流通しているアボカドは、ほとんどがメキシコから輸入されたものです。
そんな本場のアボカドをたっぷりと味わうことのできるディップが「ワカモーレ」です。
アボカドをメインベースに、玉ねぎやトマト、唐辛子にライムの搾り汁を混ぜ合わせてすり潰し、ペースト状にしています。
クリーミーな食感が魅力で、トルティーヤの具材や肉料理の調味料としても利用されています。
アボカド好きの人は絶対食べておきたい逸品です。
「サボテンって食べられるの?」と思われるかもしれません。
エンサラーダ・デ・ノパリートスは、メキシコのシンボル・サボテンを使用したサラダです。
ウチワサボテンの若葉を焙ってトゲや表皮を除き、細かくスライスしたサラダで、トマトやタマネギ、香辛料で和えて食べます。
メカブのようなネバネバした食感が魅力で、一度食べたら病みつきになること必至です。
サボテンは、コレステロール値改善や消化不良・動脈硬化の予防などの有効成分を多く含み、健康効果も抜群。
日本では滅多に食べられないサボテンのサラダを、ぜひ味わってみてください。
セビーチェは、主に太平洋に面した地域で食される魚介のマリネです。
細かく捌いた白身魚の刺身に、エビやタコ、ホタテなどを一口大に切り、トマトやタマネギ、コリアンダーやライム等の調味料を加えて作ります。
そのまま食べるスタイルがメインですが、トルティーヤに挟んで食べることもあります。
さっぱりとした食感がクセになります。
肉や魚介、野菜やチーズなど、メキシカンスープの具材はバラエティが豊富です。
寒い時期はもちろんのこと、身体も心もジーンと温まる飛び切りのスープをご紹介します。
トルティーヤを具材にした、メキシカンスープの王道です。
タマネギ、ニンニク、トマト、コンソメスープでトマトスープを作り、揚げたトルティーヤを加えたら完成です。
スープの上にチーズをトッピングしたり、お店によっては肉やアボカド等を加えることもあります。
とてもシンプルな料理ですが、「これを語らずして、メキシコ料理を語るな」とも言われるほどの定番料理となっています。
スペイン語で「アホ」はにんにく、「バカ」は牝牛のことです。
直訳すれば、にんにくと牝牛のスープということになります。
にんにくと牛肉をオリーブオイルで炒め、牛骨でとったスープで煮込んだ料理です。
日本語では奇抜なネーミングですが、味も濃厚で栄養満点。
旅の疲れは、アホとバカに癒してもらいましょう。
ポソレは、アステカの時代から続くメキシコの伝統料理です。
簡単にいえば、豚肉を煮込んだコーンスープということになります。
しかし、一般的なコーンスープとは異なり、特殊なトウモロコシの品種を使用した豚骨汁のような代物です。
具には「cacahuacintle(カカワシントレ)」と呼ばれる大粒の白トウモロコシを、石灰水で特殊加工して使用します。
骨付きの豚肉と一緒にじっくりと煮込み、キャベツの千切りやみじん切りの玉ねぎ、スライスしたラディッシュをトッピングしたら完成です。
お好みで揚げたトルティーヤを砕いて入れたり、オレガノを入れたりする食べ方もあります。
旨味の染み出したスープと食感の良いトウモロコシの相性は抜群で、意外とあっさりした食感です。
ポソレはバラエティ豊富で、ベーシックな白ポソレのほか、パクチーやハラペーニョを使用した緑のポソレ、チリペーストが入った赤のポソレがあります。
地域やお店によってスープの種類や具材が異なるので、お気に入りのお店を見つけて伝統料理・ポソレを楽しんでみましょう。
原材料である白トウモロコシは日本で入手することは難しいので、本格的なポソレは現地でしか食べることができない貴重な料理です。
カルド・デ・ポロは、鶏肉から出汁をとったシンプルなスープに、お米やパスタ、鶏肉が入っているスープで、「鶏のコンソメスープ」とも言われています。
コンソメスープの雑炊というような優しい味なので、食欲がない時やお腹の調子が良くない時にもおすすめ。
お店によってはスープとトルティーヤがセットになって出てくることもあり、トルティーヤをスープに浸して食べたり、具材の鶏肉をトルティーヤに巻いて食べたりなど、食べ方は様々です。
胃袋が疲れた時にぜひ食べておきたいメニューのひとつです。
メキシコ料理のメインディッシュは、何といっても肉料理です。
牧畜も盛んで、牛肉・豚肉・鶏肉のほか、羊肉や山羊肉など扱う素材もたっぷり。
地元野菜等を使用した味付けも絶品です。
カルネ・アサードとは、スペイン語で「焼肉」を意味します。
薄切りにスライスした牛肉をグリルし、レモンや香辛料、唐辛子などで味付けして焼きあげます。
同様の料理はアルゼンチンなど中南米各国に存在しますが、メキシコでは放牧が盛んな北部・西部を中心に食べられています。
この料理はメインディッシュとして食べることが多いのですが、タコスやブリトーの具材に利用されることもあります。
家族や親しい友人が集まるBBQなどで提供されることが多いようです。
バルバコアとは、牛肉や豚肉、羊肉などに味付けして、じっくりと蒸し焼きにした料理です。
この言葉はスペイン語でバーベキューを意味するものであり、先住民タイノ族の言葉で「丸焼き用の木枠(Barabicu)」を表していました。
現在広く普及している「バーベキュー」は、この言葉が語源となっています。
この料理もまたタイノ族の伝統的な調理法がルーツです。
地面に穴を掘り、焼けた炭や石を入れた上にマゲイ(リュウゼツラン)の葉を敷き、肉を密閉してじっくり蒸し焼きにしていました。
主な具材は牛の頭を利用するのものでしたが、地域によって山羊肉や羊肉、豚肉を使うケースが増えてきました。
そのまま食べるほか、香辛料やワカモーレを加えてタコスやブリトーの具材としても利用されています。
モーレとは、ソースで肉を煮込んだ料理のことです。
モーレの名前は、先住民・ナワ族の言葉で「ソース」全般を意味しています。
ソースの原料となる素材によって、赤、緑、茶色や黒などカラーバリエーションが豊富です。
先述したワカモーレも、アボカドのソースを意味しています。
メキシコ中部・プエブロ州発祥のモーレで、今ではメキシコを代表するモーレのレシピとなっています。
ポブラーノやパシーヤなど各種唐辛子にゴマやアーモンドを加え、何とチョコレートまで混ぜ合わせて作ります。
玉ねぎやニンニク、調味料を加えて、茹でた鶏肉や七面鳥の肉を軽く煮込んだら完成です。
最初はチョコレートの甘さ、その後じわじわくる唐辛子の辛さが特徴で、一度食べたら病みつきになります。
「緑のモーレ」の意味で、素材からくる緑色のソースが特徴です。
材料にはロメインレタス、パセリ、トマティーリョ(唐辛子の一種)、エパソーテなどグリーン系のものを使用しています。
アヒルの肉や豚肉を煮込んだら完成です。
メキシコ南部・オアハカ州の郷土料理で、真っ黒なソースが特徴です。
カカオをベースにワヒーヨなど数種類の唐辛子、約30種類の材料を混ぜ合わせてソースを作ります。
最後にメキシコ産チョコレートと鶏のゆで汁を加え、鶏肉や七面鳥の肉を軽く煮込んだら完成です。
軽い甘さの後にくるピリ辛と苦みが特徴で、オアハカを旅行したらぜひとも食べたい料理です。
アルメンドラドとはアーモンドのことで、アーモンドベースモーレのこと。
茶色のモーレで、アーモンドをたくさん使用していることからまろやかで少し甘みがあるのが特徴です。
辛みや苦みがなくクセのない味なので、モーレが初めての人でも食べやすいでしょう。
太平洋とカリブ海に面したメキシコは、新鮮な魚介類を豊富に食べられるところです。
日本でも馴染みのある魚もありますが、ここはメキシコ、初めて見るような珍しい魚料理も存在します。
特に海に近い中南部エリアでは魚料理が充実しています。
メキシコ湾に面したベラクルス州の名物料理です。
「ウアチナンゴ」とはメキシコ湾に生息するフエダイの仲間で、レッドスナイパーとも呼ばれ、真っ赤な体色に特徴があります。
このウアチナンゴを、トマト、ニンニク、オリーブや唐辛子で炒めたソースで蒸し焼きにした料理が「ウアチナンゴ・ア・ラ・ベラクルサーナ 」です。
ウアチナンゴは真鯛やスズキに似た淡白な味で、ちょっとピリ辛のソースとの相性は抜群、とても上品な味がします。
グアテマラと国境を接するメキシコ南部・タバスコ州の食文化は、ほかの地域にはない特異なものです。
長年外部から孤立してきた地域のため、野生動物の肉やこのエリア独自の植物を利用した料理が残っています。
見た目も異様な「ペヘラガルト・アサード」は、ガーを丸焼きにした料理です。
熱帯魚店や水族館で見かけるガーフィシュは、アメリカ大陸原産の古代魚で長い吻に特徴があります。
この魚はタバスコ州ではポピュラーな食用魚で、丸焼きのほか、煮込み料理、串焼きなどで食されています。
日本では食べることのできない怪魚の丸焼きに、勇気をもって挑戦してみましょう。
国際的な観光地・カンクン周辺の名物料理で、アイナメの丸揚げです。
魚を油で揚げただけのシンプルな料理で、ライスとサラダの盛付が付いてワンプレートで提供されます。
お好みにより添えてあるライムを搾って食べますが、カリッとして美味な逸品です。
唐辛子をふんだんに使った料理に慣れたメキシコ人は、辛いものしかお気に召さないはず…?
いいえ、メキシコ人は甘いものも大好きで、激甘なスイーツもたくさんあります。
フランとはカスタードプリンのことで、メキシコで最も人気があるデザートのひとつです。
お店で食べるだけでなく、一般の家庭でも普通に作って食べられています。
メキシコのプリンは、日本の洋菓子店で見かけるカスタードプリンとは異なります。
表面が凸凹しており、通常のカスタードプリンより固めです。
日本のスーパーやコンビニでも販売されている焼きプリンに、味や食感が似ているかもしれません。
フランは、材料に生クリームや牛乳を使っていません。
その代わり、缶入りコンデンスミルクと缶入りエバミルクとをふんだんに使用しています。
隠し味として酢を使うこともあります。
こうして完成したフランは、カスタードプリンよりもずっと濃厚な味で、カロリーもたっぷりです。
アロス・コン・レチェ とは、米と牛乳をベースに煮込んだプディングで、メキシコでも人気のデザートです。
米、牛乳のほか、シナモン、砂糖、レモンの皮などを香りつけに使うことがあります。
どちらかというと子供のおやつのイメージが強いですが、ブランデーやワインを含めて「大人用」としても楽しめます。
アイスでもホットでも美味しいデザートです。
マンゴーやパパイヤ、パッションフルーツなどのトロピカルフルーツが豊富に採れるメキシコ。
鮮度抜群の果物を使ったシャーベットアイスはとても甘く、産地ならではの贅沢を実感します。
しかし、ここまでは他の南の国でも経験できるかもしれません。
チャモヤーダは、この甘いアイスにちょっとした隠し味を加えた、メキシコならではのデザートです。
チャモヤーダとは、「チャモイ」というチリソースをかけたアイスのことです。
チャモイは、杏などの酸っぱい果物の果汁にチリソースを加えたソースで、梅干しにタバスコをかけたような味がします。
このチャモイを、何と甘いシャーベットアイスにかけて食べてしまうのです。
トロピカルアイスの甘さと、杏の酸っぱさ、チリソースの辛さが絶妙にマッチした不思議な味覚です。
こんな奇妙なアイスはメキシコでしか食べられません。
チュロスは元々スペイン発祥の食べ物ですが、メキシコでは日常的に食べられている定番スイーツのひとつです。
その昔メキシコはスペインの植民地だったことこともあり、スペインの影響を強く受けていることからメキシコでもチュロスを食べる文化が広まったのだそう。
メキシコシティの市内にはチュロス専門店が数多くあり、大きな釜で揚げた本格的なチュロスを食べることができます。
揚げたてのチュロスをハサミでカットし、シュガーまたはシナモンシュガーをまぶしたら完成。
揚げたてのチュロスは外はカリッ、中はモチっとしてしているのが特徴で、以外にもペロッと食べられます。
メキシコ流のチュロスの食べ方は、ホットチョコレートと一緒に食べるのが定番です。
メキシコのホットチョコレートはシナモンが入っているのが特徴で、ドロッと濃厚なのもからあっさりして甘さ控えめのものなど、お店によって様々な種類のホットチョコレートを扱っていることもあります。
ホットチョコレートにディップして食べたり、トッピングのチョコレートソースにディップして食べたりなど、食べ方は人それぞれです。
お気に入りの食べ方でチュロスを味わってみてください。
美味しい料理は、美味しいお酒を飲みながら楽しみたいものです。
メキシコを代表するお酒といえば、テキーラとコロナビール。
絶品のメキシコ料理に舌鼓を打ちながら、情熱の酒に酔いしれてください。
メキシコへ旅行したら、ぜひとも本場のテキーラを味わってみたいものですね。
テキーラは、メキシコのハリスコ州とその周辺で栽培される、特定のリュウゼツランのみを原料として醸造されるスピリッツです。
アルコール度数は40%以上と強い酒であり、長い期間をかけて樽で熟成させたものほど高級になります。
テキーラの故郷は、ハリスコ州にある町・テキーラです。
昔この街で山火事が発生し、焼けてしまったリュウゼツランから芳醇な香りが漂っていたことから、テキーラ酒が誕生したと言われています。
メキシコ本国では、そのまま飲むか、ライム果汁と塩を加えながら味わいます。
各種有名なカクテルのベースとしても有名です。
不慮の死を遂げた恋人の名前から命名された話は有名です。
テキーラにホワイトキュラソー、ライムジュース(またはレモンジュース)をシェイクし、スノースタイルの塩を注ぎます。
爽やかな柑橘の味覚が特徴です。
映画や歌の題名にもなった有名カクテルです。
テキーラにオレンジジュース、グレナデンシロップをシェイクして作ります。
オレンジジュースの果汁感が爽快です。
メキシコのモデール社が製造するビールの銘柄で、日本の輸入ビールブランドで首位をキープする人気商品となっています。
アルコール度数は4.5%と比較的軽めで、ライトな飲み心地が特徴です。
ジョッキに注いで飲むのではなく、キンキンに冷やしてラッパ飲みするのがメキシコ流。
ライムや塩を加えたり、ジンジャーエールやトマトジュースで割って飲んでも爽快な味わいです。
日本とメキシコは、距離的にも文化的にも遠い国です。
しかし、近年ではメキシコの食べ物や野菜、お酒などの流通が増え、ぐっと身近な国になってきました。
気軽に旅行できる国ではありませんが、訪ねる機会があったら、名物メキシコ料理をたっぷり楽しんでみてください。