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ギリシャ料理のおすすめ15選!エーゲ海と神々の国・ギリシャ観光で味わいたい絶品グルメを紹介




パルテノン神殿をはじめとした悠久の古代遺跡、紺碧のエーゲ海など魅力的な観光資源に恵まれたギリシャ。
日本でも人気が高い憧れの旅行先のひとつです。

そんなギリシャを訪れたら、現地で美味しいグルメも満喫したいもの。
日本では馴染み深いとはいえないギリシャ料理ですが、魚介類を使ったメニューが多く日本人の舌にもピッタリ!
しかも野菜やオリーブオイルを使用した料理が中心ということもあり、とってもヘルシーなんです。

本記事では、ギリシャに行ったら味わいたい絶品メニューを厳選してご紹介します。

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【目次】ギリシャ料理のおすすめ15選!エーゲ海と神々の国・ギリシャ観光で味わいたい絶品グルメを紹介

 

ギリシャ料理の特徴と魅力

日本人の味覚にもピッタリ!

<ギリシャのおすすめ家庭料理>

ムサカ(μουσακάς / moussaka)

イェミスタ (γεμιστά / gemista)

ドルマ(ντολμάς / dolma)

<ギリシャのおすすめサラダ>

タラモサラタ(ταραμοσαλάτα / taramosalata)

ホリアティキ・サラタ(χωριάτικη σαλάτα / horiatikisalata)

<ギリシャのおすすめ乳製品・加工料理>

フェタチーズ(φέτα / feta)

ギリシャ・ヨーグルト(γιαουρτι / Greek yogurt)

ザジキ(τζατζίκι / tzatziki)

サガナキ(σαγανάκι / saganaki)

<ギリシャのおすすめ海鮮料理>

カラマラキア・ティガニタ(καλαμαράκια τηγανητά / kalamarakia tiganita)

<ギリシャのおすすめ肉料理>

スブラキ(σουβλάκι / souvlaki)

ギュロス(γύρος / gyro)

クレフティコ(κλέφτικο / kleftiko)

<ギリシャのおすすめスイーツ>

バクラヴァ(μπακλαβάς / baklava)

ルクミ(λουκούμι / loukoumi)

 

 

ギリシャ料理の特徴と魅力

 

ギリシャ

 

古代文明発祥の地・ギリシャ。

ヨーロッパ人にとっては心のふるさとであり、神話や文化など多くの遺産が今もなお受け継がれています。

 

歴史が古い国なので、さぞかし頑固に守り続ける独自の食文化が息づいているのかと思いきや、実際にはそうではありません。

 

この国は栄光に満ちた古代の時期を除けば、他国に支配されたり抑圧されていた期間が長い、苦難の歴史を辿っています。

そのため、食文化も他国の影響を受けたものが多く、とりわけ400年近く支配されたトルコ(オスマン帝国)の影響が色濃く残っています。

 

また、イタリアやフランス、イギリスなどの食文化も加わり、独自の料理体系を確立してきました。

 

ギリシャ

 

南ヨーロッパの東端に位置し、3方を海(エーゲ海・イオニア海・地中海)に囲まれたギリシャの食文化は、地理的要因からも大きな影響を受けています。

温暖な気候に恵まれているため農産物の収穫量も多く、野菜やハーブをふんだんに使用した料理がたくさんあります。

 

特にオリーブオイルは欠かせないアイテムのひとつです。

 

ギリシャ

 

海に囲まれているため、海産物を使ったメニューが多いことにも特徴があります。

各種魚料理だけでなく、イカやタコ、貝類や魚卵などバラエティーに富んだ海の幸を楽しむことができます。

 

ギリシャ

 

他のヨーロッパ諸国では主流となっている肉料理が少ないことも特徴です。

 

これは「ギリシャ正教会」の戒律により、肉食が禁じられていた期間が長かったことが原因だそう。

鶏肉や牛肉も使用しますが、こちらもトルコなどの影響からか羊肉を使った料理が多く見受けられます。

 

乳製品の消費量が多いことも特徴のひとつです。

 

チーズも絶品ですが、忘れてはならないものがヨーグルト。

濃厚な味わいが特徴のギリシャヨーグルトは、日本国内でも市販されているのでご存じの方も多いと思います。

ギリシャに行ったら、ぜひ本場の味を体験したいものですね。

 

ギリシャ

 

こんな特徴を持つギリシャ料理は、広義では「地中海料理」に分類されています。

 

地中海料理は、イタリア料理やスペイン料理、モロッコ料理とともに、2010年ユネスコの無形文化遺産に指定されました。

オリーブオイルを中心に摂取し、魚介類や穀物、乳製品や野菜・果物をバランスよく食べる伝統的な食生活が評価されたものです。

 

日本人の味覚にもピッタリ!

 

オリーブ

 

日本ではまだ認知度が低いギリシャ料理なので、果たして自分の口に合うのかどうか不安になりますね。

 

結論からいえば、日本国内で馴染みのある食材を多く使用しているうえ、香辛料少なめのさっぱりした味付けが中心のため日本人の味覚にもピッタリといえます。

野菜やオリーブオイル、乳製品をたっぷりと使っているから、とってもヘルシーで栄養満点。

同じ海洋国家同士、シーフードメニューが充実しているところも嬉しいです。

 

最近では日本国内でもギリシャ料理を提供するレストランが増えつつあります。

 

 

<ギリシャのおすすめ家庭料理>

 

ギリシャ

 

一口にギリシャ料理といっても、地域によって違いがあります。

北部のマケドニアやエーゲ海諸島などでは、首都周辺とは異なるローカルメニューがたくさん存在します。

 

ここでは、首都アテネを中心としたエリアで食べられている定番の家庭料理をご紹介します。

 

ムサカ(μουσακάς / moussaka)

 

ムサカ

 

ギリシャ料理と聞いて真っ先に思い浮かぶ、代表的な家庭料理のひとつです。

そうといってもギリシャだけでなく、トルコや北アフリカ、地中海沿岸で広く食べられており、その名前もアラビア語の「ムサッカア(冷やしたもの)」に由来しています。

 

各国によってスタイルは異なりますが、ギリシャではトマトソースで煮込んだラムの挽肉、オリーブオイルで揚げたナスとジャガイモを交互に重ねて作ります。

ナス以外にもズッキーニやマッシュルームを使うこともあります。

 

幾層にも重なった具材をベシャメルソースで絡め、オーブンで焼きあげれば完成です。

 

ムサカ

 

フランス料理の「グラタン」のようなイメージですが、野菜の風味が爽やかな素朴な味わいです。

 

「おふくろの味」の代表格だけに、各家庭やお店によって微妙に見た目や味付けが違ってくるので、食べ比べてみるのも楽しいかもしれません。

具材に野菜や肉がたっぷりと入っているため栄養も満点です。

 

イェミスタ (γεμιστά / gemista)

 

 

創作料理のひとつとして、日本でも似たものが提供されることがありますが、ギリシャでは大人気の家庭の味。

 

イェミスタとは、野菜をそのまま「容器」として利用し、オーブンで焼きあげた料理のことです。

具体的にはピーマンやパプリカ、トマトやナスなどの中身をくり抜き、抜いた中身をミキサーにかけてペースト状にします。

ペースト状になった中身をオリーブオイルで炒め、米や挽肉、トマトソースなどを合わせて野菜に戻します。

 

そして、オーブンで焼きあげたら、ギリシャ人の大好きなイェミスタ の完成です。

 

 

ギリシャの野菜は、日本で流通している野菜よりも大きめなので食べ応えも充分!

じっくりと焼きあげているから、素材の旨味が凝縮して濃厚な味に仕上がります。

しかも野菜をまるごと食べられるとあって、とってもヘルシーです。

 

パン食が主流のヨーロッパにあって、具材に米を使用していることも、我々日本人にとって親しみを感じますね。

 

ドルマ(ντολμάς / dolma)

 

 

具材を葉っぱで包んだ、日本風に表現すれば「ちまき」や桜餅のような食べ物。

こちらもギリシャだけでなく、トルコや中東、バルカン半島諸国などで広く食べられている料理です。

 

ドルマという名前はトルコ語で「詰め物(dolmak)」を意味していることから、かつてのオスマン帝国支配地域に広まったようです。

似たような姿のロールキャベツもまた、ドルマがヨーロッパ各地に伝わって結果誕生したといわれています。

 

 

地域によってバラエティ豊富なドルマですが、ギリシャではブドウ(キャベツのケースもあり)の葉っぱに、炒めた挽肉、野菜、米などを包んで蒸しあげたもの。

ワインの特産国・ギリシャだけに身近な存在のブドウの葉っぱですが、日本では食材にすることがないかもしれませんね。

 

現地では春先は生の葉っぱを、それ以外のシーズンでは塩漬けにされたものを使用するようです。

葉っぱ自体はクセがなく、酸味のあるさっぱりとした味付けとなっています。

 

 

具材は地域やお店によっても違いがありますが、オリーブオイルで炒めた挽肉、ハーブライスにレモン果汁やチーズなどを加えたものが中心です。

 

レモンとハーブの味付けが爽快で、ブドウの葉っぱとの相性も抜群。

飽きのこない味に仕上がっています。

 

「ドルマデス」や「ドルマダキア」ともいわれることがありますが、上記イェミスタもドルマと呼ばれることもあるので複雑ですね。

通常は温菜として食べられますが、肉が入っていないドルマもあり、こちらは冷菜として提供されています。

 

 


<ギリシャのおすすめサラダ>

 

ギリシャ

 

メインディッシュと比べれば国による特色が少ないサラダですが、ギリシャでは国外でも知られたサラダメニューが存在します。

日本においても知名度が高いメニューもあり、現地に行ったらぜひ本場の味を楽しみたいものです。

 

タラモサラタ(ταραμοσαλάτα / taramosalata)

 

 

「タラモサラ 」として日本国内でも知名度が高いタラモサラタ。

日本では生タラコ(タラコのふりかけのケースもあり)をマッシュポテトに混ぜ合わせたサラダを指しますが、本場ギリシャでは全く異なる代物です。

 

魚卵(taramo)を使うところまでは一緒ですが、鱈ではなく、鯉やボラなどの塩漬け卵巣をほぐして使用します。

日本と同じようにマッシュポテトを使うだけでなくパン粉も使用し、レモン汁やすりおろしニンニク、オリーブオイルなどで味付けしています。

 

ギリシャ料理の代表格として知られていますが、ルーツはトルコで、こちらでも日常的に食べられている料理です。

 

 

タラモサラタはクリーミーなペースト状の食べ物で、一般的には肌色か淡いピンク色をしています。

 

日本でのタラモサラダを連想して注文してみると、予想外の食べ物が出てくるので要注意!

まず、しょっぱすぎてそのままで食べることができません。

注文すると付いてくるパンに塗って食べる方法が一般的です。

 

タラモサラタの塩辛さと酸味がパンの風味と合い、絶妙な食感を楽しめます。

 

ホリアティキ・サラタ(χωριάτικη σαλάτα / horiatikisalata)

 

サラダ

 

日本ではほとんど知られていませんが、ヨーロッパ各国では「ギリシャサラダ(Greek salad)」として有名なサラダです。

「ホリアティキ」とは田舎風という意味で、サラダ料理のレパートリーが多いギリシャ料理の中でも最も一般的なメニューとなっています。

 

一見すると変哲のない野菜サラダと変わらないような気がしますが、最大の特徴は山羊乳の「フェタチーズ」がトッピングされていること。

フェタチーズはねっとりとした食感で、強い塩味が特徴のギリシャ特産品です。

 

サラダ

 

ホリアティキ・サラタに使用される野菜は、普通の野菜サラダのものとほとんど変わりません。

トマトやキュウリ、ピーマンや紫玉ねぎなど、日本でも日常的に普及している野菜が中心です。

オリーブの実やアンチョビ、ゆで卵などがトッピングされることもあり、全体をオリーブオイルや塩胡椒、ハーブ油等で味付けします。

 

野菜のシャキシャキした食感もたまらないのですが、フェタチーズの塩分が絶妙に絡み合い、絶品のサラダに変貌します。

 

サラダ

 

ギリシャ国内ではどこでも食べることができるサラダですが、それだけに地域やお店によって味わいは異なってきます。

色々と食べ比べてみるのも楽しいですね。

 

 

<ギリシャのおすすめ乳製品・加工料理>

 

ギリシャ

 

ギリシャ料理の醍醐味といえば、日本でもお馴染みとなった絶品の乳製品!

すっかり知名度がアップしたヨーグルトをはじめ、特産チーズも逸品揃いです。

 

直接味わうのもよし、また手を加えた加工料理も味わってみましょう。

 

フェタチーズ(φέτα / feta)

 

feta

 

ホリアティキ・サラタの項でも触れたフェタチーズは、ギリシャ特産のフレッシュチーズです。

羊や山羊の乳を原料として作られ、真っ白い豆腐のような形をしています。

 

歴史はとても古く、古代ギリシャの時代にアテネ郊外の羊飼いが作り始めたといわれる世界最古のチーズです。

製法は古代からほとんど変わっていないといわれ、原始的な姿を留めています。

 

同じような製法で作られるチーズは周辺各国にもありますが、現在ではギリシャ産以外は「フェタチーズ」の名称で販売できなくなっています。

 

フェタ

 

ギリシャ語で「スライス」を表すフェタチーズは、外皮はなく表面に不均一な孔がたくさん開いています。

 

ぼろぼろとした木綿豆腐のような組織となっており、通常は塩漬けにされて保存されています。

そのため、食べる前に充分な塩抜きをする必要がありますが、それでも食感に塩辛さが残ってしまいます。

 

そうとはいっても、塩味の中にほのかな酸味もあり、意外とさっぱりとした味わいが特徴です。

 

フェタ

 

ギリシャでは、ホリアティキ・サラタのほか、パイやリゾットの具材としても利用されています。

製造したばかりの時には、生で食べることもあるようです。

 

日本国内ではほとんど流通しておらず、コストコなど一部店舗でしか販売されておりません。

 

ギリシャ・ヨーグルト(γιαουρτι / Greek yogurt)

 

ヨーグルト

 

スーパーなどでも市販され、日本でもすっかりお馴染みとなったギリシャ・ヨーグルト。

通常のヨーグルトと比べて固めで、濃厚な味わいが特徴です。

 

トルコやブルガリアなど周辺各国でもヨーグルトの生産が盛んですが、ギリシャの製法は独自性が保たれ、特有の味を楽しむことができます。

 

 

ギリシャでのヨーグルト製造の歴史は古く、古代ギリシャ文明より遥か昔の遊牧民時代にまで遡ります。

牧畜が盛んだった当時のギリシャにおいて、長期保存できる乳製品として開発されたと考えられています。

 

通常のヨーグルトは乳を温めて発酵させるのですが、ギリシャではさらに「水切り」の行程を加え、過剰な水分や乳清を取り除いてしまうのです。

その結果、濃厚でクリーミーな食感に変貌するそうです。

 

 

ギリシャヨーグルトは、例えるのならチーズとミルクの中間点のようなイメージです。

タンパク質が凝縮しているうえに、脂肪分やカロリーが低い健康食品として、全世界的に注目を浴びつつあります。

 

そのまま食べるのはもちろん、様々な料理のソースとしても利用されています。

 

ザジキ(τζατζίκι / tzatziki)

 

 

ヨーグルトを使用したディップで、ギリシャ料理の定番のひとつです。

こちらもトルコ料理が発祥であり、名前の語源はトルコ語の「ジャージュク」、地中海沿岸各国で広く食べられています。

 

代表的な前菜(メゼ)料理で、他の料理のソースやパンに塗って食べる方法が一般的なので、このザジキだけを食べることは少ないかもしれません。

 

 

ザジキはギリシャヨーグルトをベースに作られますが、ほかに欠かすことのできない具材がキュウリ。

キュウリをすりおろして水気を搾り、ヨーグルトとレモン、ディルなどを加え、オリーブオイルや塩胡椒で味を整えながら作ります。

 

爽やかなキュウリの味わいとレモンとヨーグルトの酸味が絶妙で、肉料理や野菜などあらゆる料理との相性が抜群です。

特に肉料理の脂っこさを軽減するため、スブラキ(後述)のディップソースとして欠かせない存在となっています。

 

 

日本では馴染みの薄い料理ですが、使い勝手の良さとほどよい固さ、クリーミーで滑らかな食感が世界中で愛されつつあります。

健康志向が強い米国でも人気があり、キュウリソース(cucumber sauce)の名前で親しまれている逸品です。

 

サガナキ(σαγανάκι / saganaki)

 

 

こちらも代表的な前菜(メゾ)のひとつで、フライパンでチーズを焼きあげた料理です。

 

ピザやハンバーガーなど具材のチーズに熱を通した料理は多数ありますが、チーズ本体をまるごと油で焼きあげたものは少ないかもしれませんね。

強いていえば串揚げにある「チーズ揚げ」に似ていますが、こちらとは少し違った食感が楽しめます。

 

 

サガナキに使われるチーズは前述のフェタの場合もありますが、一般的には「ケファログラヴィエラ」という舌をかみそうな名前のチーズを使用します。

 

このチーズは山羊と羊の混合乳で、風味豊かで塩気があり、食感がしっかりしている特徴があります。

ケファログラヴィエラチーズの表面に小麦粉をまぶし、オリーブオイルとレモン汁を加えて焼きあげるだけで完成します。

 

ちなみに、サガナキとはギリシャ語で「取っ手の2つあるフライパン」を指す「サガニ」が由来となっています。

 

 

気になるサガナキの味ですが、とろっとした表面とシャキシャキした中身が絶妙で、一度食べたらやみつきになる美味しさです。

搾りたてのレモン果汁を加えれば、さらに爽やかな食感を楽しめますよ。

 

 


<ギリシャのおすすめ海鮮料理>

 

エーゲ海

 

エーゲ海や地中海などの海に囲まれ、多くの離島を抱えるギリシャは海産物が豊富に採れる国です。

魚料理だけでなく、イカやタコ、貝類などさまざま海産グルメを楽しむことができます。

 

紺碧の海を眺め、潮風を感じながら食べる海鮮料理の味は、バカンス気分を最高潮に引き立ててくれます。

 

カラマラキア・ティガニタ(καλαμαράκια τηγανητά / kalamarakia tiganita)

 

 

ギリシャ人は、日本人と同じようにイカが大好き。

特に「カラマラキア・ティガニタ」は絶大な人気を誇るメニューで、ギリシャにある海鮮居酒屋や食堂(タベルナ)のほとんどで味わうことができます。

 

カラマラキア・ティガニタとはイカの唐揚げのことで、カラマラキアはギリシャ語で小さなイカ。

つまり「小さなイカの唐揚げ」という意味です。

 

 

イカの唐揚げなら、日本を含めてどこの国でも食べられそうな気がしますが、ギリシャで味わうこの料理は特に絶品と高い評価を受けています。

 

作り方はわりと簡単。

イカの胴体を輪切りにした「イカリング」やゲソに小麦粉をまぶし、塩や黒コショウ、にんにくやレモン汁でしっかりと味付けしておきます。

使用する具材はお店により違ってきますが、この段階で隠し味としてギリシャヨーグルトを加えるお店もあるそうです。

 

下拵えをしたイカをたっぷりのオリーブオイルで揚げ、仕上げにパセリやオレガノチップ等を添えたら完成です。

 

 

このように「カラマラキア・ティガニタ」の美味しさの秘訣は、下拵え時の味付する具材・製法にあります。

 

手軽な料理ではありますが、その味付けがお店の腕の見せ所。

色々なお店で食べ比べてみたいものですね。

 

 

<ギリシャのおすすめ肉料理>

 

彫刻

 

宗教上の戒律などの理由により、ギリシャでは長いこと肉食が普及していませんでした。

しかし、食生活の変化や魚介類価格の高騰などにより、近年では肉食文化が急速に広まっています。

 

ギリシャでの肉料理は、牛肉や鶏肉、豚肉などのメニューもありますが、羊肉の人気と需要が一番高いようです。

特に歴史的に関係の深い隣国・トルコの影響を受けた料理が多い傾向があります。

 

スブラキ(σουβλάκι / souvlaki)

 

 

ギリシャで最もポピュラーな肉料理のひとつ・スブラキ。

日本でもお馴染みの「やきとり」にそっくりな、肉の串焼きです。

 

串焼きにしてあれば、具材が魚や野菜であってもスブラキと呼ぶそうですが、やはり肉が中心となります。

牛肉や豚肉、鶏肉などの肉全般のスブラキが楽しめますが、羊肉が圧倒的なシェアを占めます。

 

 

スブラキは肉(あるいは野菜など)を串に刺し、炭火やグリルで焼きあげるだけの至ってシンプルな料理。

 

ただ、下拵えや焼き加減によって、完成した味が違ってくるのは日本の「焼き鳥店」と同じ。

お店の腕の見せ所です。

 

炭火などでじっくりと焼きあげたスブラキはとってもジューシーで、多くの人が病みつきになってしまう理由も頷けます。

そのまま食べても美味しいですが、先述の「サジキ」を絡めて食べる味も絶品です。

 

 

ギリシャでは多くのレストランで提供される定番メニューですが、キッチンカーや駅の売店などでも販売されているファーストフードでもあります。

ファーストフードのお店でテイクアウトする場合、串を外しピタパン(薄いクレープ状のパン)に挟んで提供されることが多いようです。

 

まさに見かけも味もケバブそのもので、スブラキが「ギリシャ風ケバブ」ともいわれる所以です。

 

ギュロス(γύρος / gyro)

 

 

「ギロ」または「ギロピタ」ともいわれています。

スブラキが「ギリシャ風ケバブ」なら、こちらはトルコ風のケバブそのものです。

 

お馴染みの「くるくるケバブ(ドネルケバブ)」のことであり、ギリシャでも大人気のグルメとなっています。

 

 

ギュロスはミンチ状あるいは薄切りにした肉を固めて串刺しにして、くるくると回転させながらロースターで焙り、焼けた部分をそぎ落として食べる料理です。

牛肉や鶏肉が使われることもありますが、ギリシャではトルコと同じように羊肉もしくは豚肉が主流となっています。

 

薄くスライスした肉とトマトや玉ねぎ、ジャガイモなどの具材をパン(ピタパン)に挟んで食べます。

ご存知「くるくるケバブ」の食べ方そっくりですね。

 

ギュロス

 

ギリシャ国内のレストランなら高い確率で食べられますが、こちらもスブラキ同様ファーストフードとして根強い人気を誇っています。

街中にキッチンカーやケバブスタンドがたくさんあり、気軽に味わうことができます。

 

ファーストフードといってもボリューム満点で、食べ応え抜群です。

 

クレフティコ(κλέφτικο / kleftiko)

 

 

ギリシャ人が愛してやまない羊肉。

その羊肉の美味しさをたっぷりと満喫したいのなら、伝統料理・クレフティコがおすすめです。

 

「ラム肉の山賊風」という意味のクレフティコは、子羊肉(ラム)を蒸し焼きにした名物料理のこと。

骨付きのラム肉をオリーブオイルとレモン汁でマリネにし、紙(アルミホイル)に包んで蒸し焼きにして作られます。

 

熱々のラム肉は、肉汁たっぷりのジューシーな味わいとなり、レモンの爽快な香りがたまらない絶品料理に仕上がります。

羊肉特有の臭みもなく、ヒツジの肉は苦手という人にもおすすめの逸品です。

 

ラム

 

この料理が誕生したのは、今からおよそ200年前のギリシャ独立戦争の頃といわれています。

オスマン帝国に反抗してゲリラ戦を展開した山賊たちが、羊を村から盗み、焙った煙で敵軍に見つからないように土中で蒸し焼きにしたことに由来するそうです。

 

この山賊たちがクレフテス。

料理名クレフティコの由来となっています。

 

 

トルコ料理がルーツのものが多いギリシャにあって、こちらは正真正銘のギリシャ発祥の料理。

山賊とはいえ、独立運動を戦った英雄が由来の料理だから祖国の誇りでもありますね。

 

ギリシャではポピュラーな肉料理として、国内の多くのレストランで楽しむことができます。

注文するとザジキがついてくることも多く、この特製ヨーグルトソースに絡めて味わうクレフティコの味も絶品です。

 

 


<ギリシャのおすすめスイーツ>

 

遺跡

 

今でこそフランスやイタリアなどの西欧食文化の影響で、一般的な「洋菓子」の需要が増えつつありますが、ギリシャの伝統スイーツは全く違う代物。

トルコや中東の影響を受けたエスニック系スイーツが中心です。

全体的に油っぽく、こってりとした甘さに特徴があります。

 

バクラヴァ(μπακλαβάς / baklava

 

ばくらば

 

見かけはごく普通にありそうなパイ生地の焼菓子ですが、その甘さは想像を絶するほど。

表面のパイ生地も甘いのですが、中味にはこってり濃厚なシロップがたっぷりと浸み込んでおり、日本人の味覚では考えられない甘さとなっています。

 

人によって好き嫌いが激しそうなバクラヴァですが、ギリシャ人にこよなく愛されているスイーツです。

 

ばくらば

 

バクラヴァの甘さの秘訣は、手の込んだその製法にあります。

薄いフィロ生地に溶かしたバターをたっぷり塗り込んでパイのように何層も重ねていき、刻んだナッツ(くるみ・ピスタチオ・ヘーゼルナッツ・アーモンドなど)を挟み込みます。

その上にさらにバターを塗り込んだフィロ生地を重ね、オーブンで焼きあげます。

 

焼きあがったら、さらに上から濃厚で甘いシロップをたっぷりとかけて完成です。

油っこくて、とてもしつこい甘みがお口いっぱいに広がります。

 

ばくらば

 

バクラヴァはトルコや中東、コーカサスなどで広く食べられている東洋系の菓子です。

その起源はとても古く、原型は10世紀に中東を支配したアッバース朝イスラム帝国にまで遡るとされています。

 

オスマン帝国時代に製法が確立され、トルコから支配地域全域に広まったようです。

各国によって特色のあるバクラヴァが受け継がれています。

 

ばくらば

 

危険なほどの甘さを備えたバクラヴァ。

そのまま食べようとすれば口に合わない人が多いかもしれませんね。

 

注文する際には、濃いめのブラックコーヒーをお忘れなく。

 

ルクミ(λουκούμι / loukoumi)

 

くるみ

 

伝統的な郷土和菓子・ゆべしに似た、柔らかい餅状のスイーツです。

弾力性のある食感で、しっかりとした甘みが感じられます。

 

トルコの菓子「ロクム」、英語では「ターキッシュ・ディライト(トルコの悦び)」といわれる有名な菓子と同じものです。

そのため、ギリシャでは「グリーク・ディライト」とも呼ばれることもあります。

 

くるみ

 

このお菓子は、トルコやギリシャだけでなく、バルカン半島や北アフリカなど地中海周辺各国でも食べることができます。

15世紀のトルコで作られていたといわれる由緒ある菓子で、オスマン帝国の発展とともに周辺各地へ広まっていきました。

 

西欧諸国や米国でも知られ、映画にもなった『ナルニア国物語』に登場するシーンがあります。

 

るくみ

 

ルクミもロクムも製法は基本的に同じです。

砂糖を水に溶かして、デンプンやコーンスターチなどを加えます。

 

飴状になったらピスタチオやくるみなどのナッツを混ぜて味付けし、冷まして固まったら完成です。

 

くるみ

 

ルクミはバリエーションがとても豊富です。

メロンやイチゴ、ブルーベリーなどのフルーツ系のほか、ハーブやチョコレート、粉砕したナッツが入ったものなど、店頭にはたくさんの種類が並んでいます。

 

シンプルな味付けのものから、とても濃厚な甘みのものまで揃っているので、色々と食べ比べてみるのも楽しいかもしれませんね。

 

 

「世界三大料理」のひとつ、トルコ料理の影響を色濃く映したギリシャの料理。

トルコだけでなく、イタリアやフランス、地中海諸国など周辺各国の要素を取り入れながら独自に発展してきました。

 

また、温暖な気候と豊かな自然にも恵まれたギリシャは、美味しい食材が豊富な国でもあります。

悠久の古代遺跡と紺碧のエーゲ海が美しい憧れの国・ギリシャを訪れた際には、ぜひ名物料理も楽しんでみてください。


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