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魅力度ランキング急上昇中!茨城のおすすめご当地グルメ15選




茨城県は全国有数の農作物生産地です。

太平洋に面した長い海岸線を持ち、山の幸だけでなく、海の幸にも恵まれている食材の宝庫でもあります。
それだけでなく、国内2番目の大きさを誇る霞ヶ浦と、その水が育んだ湖水の幸も存在します。

茨城の食文化は、そんな豊富な食材と各地域の特性が上手く融合して発展してきました。
全国的に知られているご当地グルメは少ないかもしれませんが、広い県内にはバラエティに富んだ名物料理が点在しています。

今回は、茨城に来たらぜひ味わって頂きたいおすすめのご当地グルメをまとめました。

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【目次】魅力度ランキング急上昇中!茨城のおすすめご当地グルメ15選

 

1. 水戸藩ラーメン(水戸市)

2. スタミナラーメン(ひたちなか市ほか)

3. 常陸秋そば(常陸太田市ほか)

4. 那珂湊焼きそば(ひたちなか市)

5. ツェッペリンカレー(土浦市)

6. 納豆料理(水戸市)

7. あんこう料理(北茨城市ほか)

8. 奥久慈しゃも(久慈郡大子町)

9. メロン(鉾田市ほか)

10. ほしいも(ひたちなか市ほか)

11. 常陸牛(県内全域)

12. うな丼(竜ケ崎市・牛久市)

13. 龍ケ崎コロッケ(龍ケ崎市)

14. 笠間いなり寿司(笠間市)

15. 行方バーガー(行方市)

 

 

1. 水戸藩ラーメン(水戸市)

 

 

今ではすっかり国民食として定着した感のある「ラーメン」。

麺やスープ、具材も様々で、人気店となると長い行列を覚悟しなければならないほど国民に愛されています。

 

札幌や喜多方、佐野や博多などの「ご当地ラーメン」も健在で、その味を求めて全国からラーメンファンが集ってくるなど、町興しにも大きく貢献しています。

 

ラーメンは「中華そば」の別名がある通り、そのルーツは中国大陸にあります。

明治時代以降に来日した中国人によって爆発的に広まりましたが、実際にはもっと前から日本に入ってきていました。

 

江戸時代のはじめとも、もっと昔の室町時代の頃ともいわれていますが、はっきりしていません。

 

水戸

 

ところで、ラーメンを最初に食べたといわれる日本人は誰だと思いますか?

最近では後醍醐天皇の皇子だった禅僧だともいわれていますが、「水戸黄門」こと水戸藩第2代藩主・徳川光圀が最初であるという説もあります。

 

光圀が『大日本史』を編纂する際に指導を受けた、明の儒学者・朱舜水から中華麺の作り方を教わり、自ら食すると同時に家臣にも振る舞ったとの記録が残っているそうです。

その光圀が食べたとされる「日本最古」のラーメンを再現したのが、水戸のご当地グルメ・「水戸藩ラーメン」です。

 

水戸藩ラーメンの特徴として

 

  1. レンコン(茨城県の特産物)を練りこんだ麺を使用すること
  2. 薬味に「五辛(にら・ラッキョウ・ねぎ・にんにく・しょうが)」を使用すること

 

が大前提となり、使用する具材には細かい規定はありませんが、チャーシューやタケノコ、しいたけなどを使うことが多いようです。

薬味の五辛は漢方医学に由来しており、滋養強壮に効果があるといわれています。

 

平成5年(1993年)に水戸市の町興しの一環として、市内の製麺業者と料理研究家が中心となって再現されました。

現在は水戸市内にある6店舗で楽しむことができます。

 

石田屋水戸藩らーめん

 

 

JR水戸駅から徒歩20分の場所にある老舗の名店です。

使用している麺は水戸藩ラーメン御用達の「川崎製麺所」のもの。

日本蕎麦のような姿ですが、モチモチ感がたまりません。

 

鶏がらベースのスープもあっさりとした味付けで、麺との相性も抜群!

 

具材は鶏もものチャーシュー、青梗菜、しいたけ等を使用しています。

鶏チャーシューはとてもジューシーで、一般的な豚肉のチャーシューと比べても遜色のない美味しさです。

ほかのラーメンでは味わえない五辛薬味は風味たっぷりで、ひと味違った薬膳の味を楽しめます。

 

本格的な水戸藩ラーメンの味を求めて、県内外からの来客が絶えないお店です。

 

石田屋水戸藩らーめん


住所 : 茨城県水戸市柳町1丁目6-23

マップ : Googleマップ

アクセス : 水戸駅から徒歩16分

電話番号 : 029-226-8966

定休日 : 水曜日

営業時間 :

11:00〜14:00(L.O.13:30)/17:00〜19:00(L.O.18:30)
※月・金はディナー営業なし

予算 : 〜1,000円

キャッシュレス決済 : 不可

禁煙・喫煙 : 全席禁煙

予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ

 

 

2. スタミナラーメン(ひたちなか市ほか)

 

 

水戸周辺には、もうひとつ美味しいご当地ラーメンが存在します。

いかにも元気がでそうなネーミングの「スタミナラーメン」はひたちなか市発祥で、今では水戸市周辺を中心に県下で広く提供されています。

 

スタミナラーメンは、モチモチの太麺に、とろみの強い醤油味の甘辛餡をたっぷりとかけた中華麺で、一見すると「あんかけ焼きそば」のような姿。

レバーやかぼちゃ、キャベツなどの具材で作られる餡はボリューム満点です。

 

 

スタミナラーメンのはじまりは、1970年代初頭の勝田市(現ひたちなか市)の中華料理店。

JR勝田駅前で営業していた「大進」の店長・長井順一さんによって考案されました。

 

学生たちに安くて栄養がある食事をしてもらいたいとのコンセプトから、当時捨てられてしまうことの多かったレバーや、やはり安価で入手しやすかった県産の野菜を具材に使い始めたそうです。

その味は評判を呼び、今では長井さん直営の「スタミナラーメン松五郎」とその系列店のほか、多くのお店で味わうことができます。

 

 

スタミナラーメンのユニークな点は、カスタマイズ性がとても高いこと。

0.5玉刻みで増量が可能なため、その日の腹具合に応じて注文できることも嬉しいですね。

 

また4玉以上完食すると、記念として壁に名前を載せてもらえるお店もあります。

汁なしタイプの「冷やし」や、アツアツのスープにけ冷たい麺の「ネコ(ネコ舌から命名)」、その逆の「イヌ」など、わがままな注文もOKです!

 

この緩さも高い支持を受ける理由かもしれません。

 

スタミナラーメン 松五郎(総本家)

 

 

スタミナラーメンを世に送り出した長井順一さんのお店です。

ひたちなか市から水戸市内に移転し、今では「総本家」として元祖スタミナラーメンの味を楽しめます。

 

具材のレバーは臭みもなく柔らかな味わいのため、レバーが苦手な人でも抵抗なく食べられます。

シャキシャキのキャベツとホクホクのかぼちゃの食感も抜群で、絶品スープと絡めて食べる麺の美味しさは格別です。

 

0.5玉ずつの増量や「冷やし」など、好みに合わせた注文にも対応しています。

 

スタミナラーメン松五郎


住所 : 茨城県水戸市袴塚1-4-14

マップ : Googleマップ

アクセス : JR水戸駅より茨城交通バス・「盲学校」下車1分

電話番号 : 029-221-9598

定休日 : 月曜日、第3火曜日

営業時間 : 11:00〜14:30(L.O.14:20)/17:30〜20:00(L.O.19:50)

予算 : 〜1,000円

キャッシュレス決済 : 不可

禁煙・喫煙 : 全席禁煙

予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ

 

 

3. 常陸秋そば(常陸太田市ほか)

 

 

あまり知られていませんが、茨城県における蕎麦の生産量は北海道に次いで2番目を誇ります。

特に常陸太田市を中心とする県北は、昼夜の寒暖差が大きいことなど栽培に適した条件が揃っており、高品質な蕎麦の産地として知られています。

 

 

「常陸秋そば」は、昭和53年(1978年)に茨城県農業試験場によって開発されたブランド品種です。

県内在来種のなかで最も美味といわれている常陸太田・金砂郷赤土地区の品種を改良し、3年の歳月をかけて完成しました。

 

実が大きくて粒揃いがよく、味も香りも抜群で、全国のそば職人からも高い評価を受けています。

 

つけけんちんそば

 

 

常陸秋そばは、その風味が直に味わえる「もり・かけ」などでも美味しいですが、産地の県北では独特のグルメを楽しめます。

 

常陸太田市など県北では、昔からそばは冬に食べる主食として受け継がれてきました。

その代表的な食べ方は「つけけんちんそば」で、お馴染みのけんちん汁にそばをつけて食べます。

 

自家製味噌と醤油をベースにしたけんちん汁は濃いめの味付けで、白菜や大根、ゴボウやサトイモなど大地の幸を具材としてふんだんに使用しています。

 

香り豊かなゆでたてのそばと、濃いめの汁との相性は抜群。

寒い時期は芯から温まる一品です。

 

登喜和家

 

 

常陸秋そば発祥の地・常陸太田市の金砂郷で、初めてそばの提供を開始したお店です。

 

提供されるそばはもちろん「金砂郷産の秋そば」。

細打ちと太打ちに分けて、毎日打ちたてのそばを提供しています。

 

「つけけんちんそば」は、ゴボウやニンジン、コンニャクなどの具材をふんだんに使用し、昆布とカツオ出汁をベースにした、コクと旨味が強い汁を味わえます。

絶品のそばの味、しかもボリューム満点なのに、リーズナブルな価格で楽しめるとあって、著名人をはじめ遠方からも多くの人が来店します。

 

そば処 登喜和家


住所 : 茨城県常陸太田市高柿町343

マップ : Googleマップ

アクセス : 常陸大田駅より車で15分

電話番号 : 0294-76-2330

定休日 : 月曜日、日曜日、年末年始

営業時間 : 11:00〜15:00

予算 : 1,000〜2,000円

キャッシュレス決済 : 不可

禁煙・喫煙 : 全席禁煙

予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ

 

 

4. 那珂湊焼きそば(ひたちなか市)

 

 

「横手焼きそば」や「富士宮焼きそば」など、全国にご当地焼きそばが存在します。

那珂湊は、新鮮な魚介類がまるごと楽しめる「おさかな市場」や「阿字ヶ浦海水浴場」で有名な観光地で、現在ひたちなか市の一部になっています。

 

その那珂湊で半世紀以上に渡って食されているグルメが「那珂湊焼きそば」です。

知名度こそ低いですが、モチモチの食感が魅力的で、ご当地グルメとして那珂湊エリア10か所以上のお店で提供されています。

 

 

那珂湊焼きそばは、具材や味付けなどお店によってバラエティに富んでいますが、共通しているのは「手延べせいろ蒸し麺」で作られた麺を使用していること。

うどんほどの太さのある麺を、せいろにて高温高圧で一気に蒸し上げます。

 

蒸し上がった麺はモチモチで歯ごたえ抜群。

こちらに目玉焼きやタコ焼き、常陸牛など様々な具材をトッピングして完成です。

 

喰い道楽すみよし

 

 

刺身やアンコウ鍋など、那珂湊の海の幸を堪能できるお店ですが、こちらでも絶品の「那珂湊焼きそば」を楽しめます。

 

こちらの焼きそばは、何と豚骨ベース!

麺を蒸し焼きにする際に、差し水として豚骨ラーメンのスープを使用、さらにラードを麺にしっかり絡ませます。

 

濃厚でありながら、意外とさっぱりとした味が特徴です。

ソース味と醤油味があり、量も中・大・特大から選ぶことができます。

 

喰い道楽すみよし


住所 : 茨城県ひたちなか市湊中央1-5-12

マップ : Googleマップ

アクセス : ひたちなか海浜鉄道湊線・那珂湊駅より徒歩8分

電話番号 : 029-262-3551

定休日 : 火曜日

営業時間 :

【月】11:00〜16:00(L.O.15:30)
【水・木】11:00~18:00(L.O.17:30)
【金・土】11:00~20:00(L.O.19:30)
【日】11:00~19:00(L.O.18:30)

予算 : 1,000〜3,000円

キャッシュレス決済 : カード可(VISA、Master、JCB、AMEX、Diners)

禁煙・喫煙 : 全席禁煙

予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ

 

 

5. ツェッペリンカレー(土浦市)

 

 

国内第2の湖・霞ケ浦を抱く土浦市は、茨城県で2番目の規模を誇る大都市です。

 

この土浦市は只今カレーの街として売り出し中。

全国からカレーの名店が集結する「土浦カレーフェスティバル」が毎年開催されています。

「ツェッペリンカレー」は土浦が誇るご当地カレーで、市内の多くのお店で味わうことができます。

 

ツェッペリンカレーという変わった名前は、ドイツの巨大飛行船・ツェッペリン伯号に由来します。

 

しかし「土浦とドイツの飛行船がいったいどんな繋がりがあるの?」と思われるかもしれませんね。

実は90年以上前に、運命の出会いを果たしているんです。

 

 

1929年8月、ドイツのツェッペリン伯爵が開発した飛行船「ツェッペリン伯号」が土浦へ立ち寄りました。

世界を一周する旅の途中のことで、土浦にあった霞ケ浦飛行場に立ち寄り、4日後には米国に向けて出航しました。

 

全長235mという当時からすると途方もなく巨大な飛行船は注目の的となり、約30万人もの見学客が押し寄せたといわれています。

この時、市民が飛行船の乗組員にカレーを振る舞ったとの記録があり、それをヒントに2005年に開発されたのが「ツェッペリンカレー」のはじまりです。

 

ツェッペリンカレーの特徴として

 

  1. 土浦特産で、生産量全国一の霞ケ浦レンコンを使用していること
  2. 味はポークベースで、茨城のブランド豚「ローズポーク」を使用していること

 

が挙げられますが、他にもオクラやニンジンなど地元茨城・土浦産の具材をふんだんに使用しています。

シャキシャキしたレンコンの食感と、肉質柔らかなポークが絶品で、コクが深くまろやかな味わいが特徴です。

 

市内のカレー専門店や喫茶店など多くの飲食店の他、学校給食でも提供されるなど市民の生活に浸透しています。

 

喫茶 蔵

 

 

明治時代のレンガ蔵をリノベーションした喫茶店で、情緒たっぷりのステキなお店です。

 

こちらのカレーは、ライスが飛行船・ツェッペリン伯号の形をしているというユニークなもの。

お決まりのレンコンは甘しょっぱいキンピラとしてトッピングされ、サクサクとした食感が楽しめます。

 

トロトロに煮込んだポークも絶品で、数ある提供店のなかでダントツの人気店であることも頷けますね。

 

喫茶 蔵


住所 : 茨城県土浦市中央1-12-5

マップ : Googleマップ

アクセス : JR常磐線・土浦駅より徒歩10分

電話番号 : 029-822-0081

定休日 : 年末年始

営業時間 : 10:00~18:00

予算 : 〜1,000円

キャッシュレス決済 : 不可

禁煙・喫煙 : 全席禁煙

予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ

 

 

6. 納豆料理(水戸市)

 

納豆 茨城 グルメ おすすめ

 

茨城県、特に水戸の特産グルメと聞いて「納豆」を思い浮かべる人も多いはず。

日本人に古くから親しまれてきた食材ですが、どうしても苦手という人も多いかもしれませんね。

 

最近では健康効果抜群のスーパーフードとして、世界中から熱い注目を浴びてきています。

 

納豆 茨城 グルメ おすすめ

 

納豆は大豆を発酵させて作られる食品で、その起源は遥か弥生時代にまで遡るともいわれています。

歴史に登場するのは平安時代頃からで、水戸との繋がりもまたこの時期に始まっています。

 

伝承によると、源義家が奥州平定に向かう途中で水戸の長者の屋敷に立ち寄った際に、馬の飼料用の煮豆が発酵しているのを発見。

食べてみると大変美味だったため、家臣が主人の義家に献上したことから、「納豆(将軍に納めた豆)」と名付けられたといわれています。

 

以来水戸周辺の郷土料理として受け継がれ、かの徳川光圀も生産を奨励したとのことです。

明治になって笹沼清左衛門が「天狗納豆」をブランド化してマーケティングを開始し、水戸を代表する特産物として定着することになりました。

 

納豆 茨城 グルメ おすすめ

 

水戸納豆は、3か月で完熟する極早生の小粒大豆を使用しています。

台風や水害にも強い品種のため大量生産が可能、しかも小粒で食べやすいことから全国的に親しまれています。

 

本場・水戸では「納豆かけご飯」だけでなく、オムレツやそば、天ぷらなどバラエティに富んだ料理が楽しめるので、ぜひ味わってみましょう。

 

てんまさ

 

 

水戸駅近くにある居酒屋・郷土料理の人気店です。

茨城の地酒、各種アンコウ料理のほか、納豆料理も大変充実しています。

 

 

納豆のほかオクラやメカブ、ヤマイモが入った「ネバネバ丼」や、納豆の揚げ物やオムレツなどフルコースが楽しめる「納豆御膳」など、ユニークなメニューが人気!

イカやまぐろ、しらすなどをトッピングした納豆一品料理も楽しめますよ。

 

納豆が苦手だった人も、そのイメージが変わるかもしれません。

 

てんまさ


住所 : 茨城県水戸市宮町2-2-1

マップ : Googleマップ

アクセス : JR水戸駅北口より徒歩2分

電話番号 : 029-221-2531

定休日 : なし

営業時間 : 16:00〜24:00(L.O.23:30)

予算 : 2,000〜3,000円

キャッシュレス決済 : カード可(VISA、Master、JCB)

禁煙・喫煙 : 全席禁煙

予約サイト・口コミ・クーポン : ホットペッパーグルメ

 

 

7. あんこう料理(北茨城市ほか)

 

あんこう鍋 茨城 グルメ おすすめ

 

茨城における冬の味覚として人気なのが、「あんこう料理」です。

「東のあんこう・西のふぐ」と称される高級魚であり、一般的に身が締まって肝が肥大化する冬の時期が旬とされています。

 

茨城県から福島県にかけての太平洋岸で主に食され、特に北茨城市の平潟港で漁獲されるものは「ブランド魚」として高値で取引されます。

 

あんこう 茨城 グルメ おすすめ

 

あんこうは水深100m以上の海底域に生息している深海魚。

そのグロテスクな容姿からは想像できないかもしれませんが、タンパクな味で低カロリーな高い魚です。

 

「骨以外は捨てるところがない」といわれ、身や皮、内臓やヒレなど全てが食用となります(あんこうの七つ道具)。

特に肝臓(アンキモ)は濃厚な味わいで栄養価が高く、「海のフォアグラ」とも称されるほど重宝されます。

 

オスは小さくて商品価値に乏しいため、市場に出回っている個体はすべてメスです。

 

 

あんこうの代表的な調理法は「鍋」。

あんこうにシイタケ、豆腐、水菜などの具材を合わせて調理した「通常の」あんこう鍋と、「どぶ汁」に大別されます。

 

アンキモをそのまま煮込むか、溶かしておくかに違いがあり、どぶ汁は溶かしてしまうことによって白濁色のスープになるため、姿がどぶろくに見えるとのことで「どぶ汁」と呼ばれます。

 

より濃厚な味付けとなりますが、提供しているお店は少ない現状があります。

あんこう鍋には伝統的な「味噌味」と「醤油味」がありますが、多くの店で提供しているあんこう鍋は「味噌味」が主流です。

 

あんこう 茨城 グルメ おすすめ

 

鍋で食べることの多いあんこうですが、現地の専門店では少し変わった調理方法で提供されることがあります。

唐揚げや刺身、ポン酢あえのほか、ラーメンやハンバーガーなどもあるので、気になる人はチャレンジしてみましょう。

 

山翠

 

 

水戸市内で本格的なあんこう料理を味わえる名店です。

こちらで提供するあんこう鍋は、アンキモをすり込んで炭火で焙った地味噌で味付けしているため、香ばしい香りとコクのある味わいがあります。

 

 

昔ながらの漁師鍋である「どぶ汁」も冬季限定で提供しているので、気になる方を注文してみましょう。

 

 

あんこう鍋だけでなく、唐揚げや竜田揚げ、アンキモのステーキといったユニークな一品料理も存在します。

あんこうを心ゆくままに満喫できるフルコースも用意されており、こちらもおすすめです。

 

元祖あんこう鍋 山翠


住所 : 茨城県水戸市泉町2-2-40

マップ : Googleマップ

アクセス :

JR常磐線水戸駅 徒歩20分
高速道路常磐道水戸インターから20分

電話番号 : 029-221-3617

定休日 : 火曜日

営業時間 : 11:30〜14:30(L.O.14:00)/17:00〜22:00(L.O.21:00)

予算 : [昼]1,000〜2,000円 [夜]8,000〜10,000円

キャッシュレス決済 :

カード可(VISA、JCB、AMEX、Master、Diners)
QRコード決済可(PayPay)

禁煙・喫煙 : 全席禁煙

予約サイト・口コミ・クーポン : ホットペッパーグルメ

 

 

8. 奥久慈しゃも(久慈郡大子町)

 

 

福島県と県境を接した茨城県の最北部、久慈川上流域のエリアは「奥久慈」と呼ばれています。

大子町は奥久慈の中心部に位置し、日本三大瀑布のひとつ「袋田の滝」や大子温泉、袋田温泉などの観光資源に恵まれている町です。

 

この大子町には、りんごをはじめ特産品が豊富にありますが、「奥久慈しゃも」は大子町だけでなく、茨城県を代表するご当地グルメとして広く知られています。

 

 

しゃもは「軍鶏」と書くように、本来は闘鶏用として改良されたニワトリです。

江戸時代にシャム(現在のタイ)から輸入された品種で、名前の由来も原産地・シャムからきています。

 

もともとは闘鶏用だけあって気性が荒く、特にオス同士では相手が死ぬまで戦い続けるそうです。

そんなしゃもは、通常のブロイラーに比べると小型ではありますが、肉が引き締まり、脂肪分も少なくてヘルシー、しかもブロイラーにはない野趣あふれる旨味と歯ごたえを楽しむことができます。

 

 

奥久慈しゃもは、大子町の寒暖差が激しく厳しい自然環境のなかで、のびのびと育てられています。

ブロイラーは50日で3kgほどに成長しますが、奥久慈しゃもはオスは120日で2.6kg、メスは150日で2.1kgまでしか成長せず、飼育にはとても手間がかかります。

 

また、地鶏と呼ばれる鶏は全国に100種類ほど存在していますが、ブロイラーとの掛け合わせが多いのが現状で、純血種でしかも100日以上の飼育期間があるのは、この奥久慈しゃもや比内鶏(秋田)など数えるほどしかありません。

奥久慈しゃもは、通常のしゃも肉と比べても肉の旨味が濃くて美味しいと評判で、全国の高級料理店でも提供されています。

 

 

奥久慈しゃもは大子町内や、水戸を中心とする茨城県北部の飲食店で広く提供されており、あんこうと並んで県北エリアの代表的な郷土料理となっています。

親子丼やしゃも鍋のほか、そばやラーメン、ピザなど変わりダネもありますよ。

 

弥満喜 (やまき)

 

 

大子町にある割烹料理店で、奥久慈しゃもを専門的に扱っているお店です。

鍋や丼、天ぷらなど、奥久慈しゃもを知り尽くした絶品料理を味わうことができます。

 

料理によってオス・メスを使い分けるこだわりようで、鍋ものには柔らかいメスのみを使用しています。

 

 

「奥久慈しゃも丼」は、濃厚な味わいの朝採りしゃも卵を使用し、弾力のある旨味たっぷりの鶏肉を楽しめます。

スープ、サラダ、漬物、手作りこんにゃく(または茶碗蒸し)が付いてきます。

 

しゃも丼(極み)は、奥久慈しゃものすべての部位が入った極上の逸品です。

 

 

しゃも鍋は鶏ガラからとった出汁を100%贅沢に使用し、鍋の〆にはしゃも卵を混ぜた雑炊か、ラーメン、うどんから選択できます。

また焼き鳥や天ぷら、参鶏湯などの一品料理も豊富に取り揃えてあります。

 

さらに極めたい場合は、贅沢なコースメニューに挑戦してみるのも楽しいかもしれません。

 

弥満喜


住所 : 茨城県久慈郡大子町大子741

マップ : Googleマップ

アクセス : JR水郡線・常陸大子駅から徒歩6分

電話番号 : 0295-72-0208

定休日 : 水曜日

営業時間 : 11:00~15:00/17:00~20:00

予算 : 2,000〜3,000円

キャッシュレス決済 : カード可(AMEX、JCB、VISA、Master)

禁煙・喫煙 : 全席禁煙

予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ

 

 

9. メロン(鉾田市ほか)

 

メロン 茨城 グルメ おすすめ

 

メロンは高級果実の代表格。

食べたくても、なかなか口にする機会は少ないかもしれません。

 

そんなメロンを国内で一番生産している都道府県は、何と茨城県なんです!

 

茨城は、メロンの生産量が21年連続日本一を誇る大生産地で、全国の生産シェア25%を占めます。

1年間の生産量約4万トンは、第2位の北海道を2倍近くにも及ぶ量です。

 

栽培している品種も数多く、アールスメロン(マスクメロン)やアンデスメロン、クインシーメロンなどバラエティも豊富。

高度な農業技術を結集して開発された「イバラキング」は、上品な香りと甘さ、ジューシーな果肉が魅力の人気ご当地ブランドです。

 

メロン 茨城 グルメ おすすめ

 

県内におけるメロン生産地は、鹿島灘に面した海沿いに広がっています。

特に鉾田市は全国一の生産地として知られています。

 

温暖な気候と太平洋からの潮風、水はけのよい土壌など、甘くて美味しいメロンを育てる条件に恵まれていることが要因です。

メロンの旬は4~7月頃、この時期に産地を訪れれば、獲れたての極上メロンを味わうことができますよ。

 

深作農園

 

 

鉾田市にある「深作農園」は、メロンやイチゴ、各種野菜の生産や加工品販売を行っています。

数々の賞を受賞した高品質のメロン品種を多数生産しており、購入のほかメロン狩り体験も楽しめます。

 

メロンをふんだんに使用した自家製スウィーツも魅力!

メロン1個分のピューレを贅沢に使ったメロンバームプレミアムに、特製メロンパンやショートケーキは夢心地の逸品です。

 

深作農園


住所 : 茨城県鉾田市台濁沢361

マップ : Googleマップ

アクセス : 鹿島臨海鉄道大洗鹿島線・大洋駅より車で10分

電話番号 : 0291-39-8560

定休日 : 10月・11月は水曜日が定休

営業時間 : 9:00〜17:30

公式サイト : 深作農園

 

 

10. ほしいも(ひたちなか市ほか)

 

 

女性に大人気のほしいも。

しっとりとした食感と上品な甘さがたまらないですね。

 

この「ほしいも」もまた茨城県の特産品で、生産量は何と全国シェアの90%!

県内で生産が盛んな地域はひたちなか市で、隣接する那珂市、東海村が後に続きます。

 

このエリアは火山灰特有の水はけのよい土、ミネラルを含んだ太平洋からの潮風、冬期に晴天が多いなど、ほしいも作りに適した環境に恵まれています。

原料のさつまいもも茨城の特産となっており、生産量は鹿児島県に次いで2番目です。

 

ほしいも 茨城 グルメ 名物

 

ほしいもの発祥は静岡県の御前崎付近といわれ、明治の初めごろに製造法が確立したといわれています。

やがて保存食として全国に広まり、日露戦争では野戦食として活用されていたようです、

 

ほしいもの製造法が茨城に伝わったのは明治41年(1908年)、那珂湊の煎餅屋・湯浅藤七によって生産が開始されました。

先述の通り、茨城の土地はほしいも生産にぴったりの条件だったので、生産量が急速に伸びる結果となったのです。

 

 

ほしいもは美味しいだけでなく、食物繊維やカリウムを豊富に含む健康食品でもあります。

例年11月から3月までの冬の期間が最盛期となり、出荷のピークを迎えます。

 

大丸屋

 

 

ほしいもの聖地ひたちなか、那珂湊の「おさかな市場」のすぐ近くにあるほしいも専門店です。

幹線道路(水戸那珂湊線)沿いに店舗を構え、ほしいもと恐竜のオブジェが目を引きます。

 

明治30年(1897年)創業の老舗で、無添加で製造されたほしいもの種類はなんと30種類以上!

サツマイモの品種やカットの形、大きさなどラインナップは豊富なので、選ぶのに迷ってしまうほどです。

 

 

ほしいもだけでなく、ジェラートも絶品と好評です。

 

ひたちなかの天然素材をふんだんに使用したジェラートの種類は16種類、うち6種類は「おいも」。

甘みたっぷりの「タマオトメ」やムラサキイモ、希少種の「みつき芋」など、ここでしか味わえないフレーバーが揃っていますよ。

 

ほしいも専門店 大丸屋


住所 : 茨城県ひたちなか市釈迦町18-38

マップ : Googleマップ

アクセス : ひたちなか海浜鉄道湊線・那珂湊駅より徒歩5分

電話番号 : 029-263-7777

定休日 : 年中無休

営業時間 :

【月〜金】10:00〜17:00
【日・祝】9:00〜17:30

予算 : 〜1,000円

キャッシュレス決済 : 不可

禁煙・喫煙 : 全席禁煙

予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ

 

 

11. 常陸牛(県内全域)

 

 

松坂牛や神戸牛など全国にブランド牛肉が存在しますが、茨城県にも絶品の牛肉が存在します。

 

「常陸牛」は、県内の指定生産業者が育てた但馬牛系黒毛和牛のうち、食肉取引規格A4・B4以上に格付けされた最高級の牛肉ブランドのことです。

脂身がのった赤身の肉質が特徴であり、とろけるような食感と抜群の美味しさは、プロの料理人からも絶賛されています。

 

ステーキにしてもハンバーグにしても絶品で、今では常陸牛を提供する店舗は県下全域に広まっています。

茨城に行ったら、一度は食べてみたい極上グルメです。

 

肉のレストランくらた

 

 

常陸牛販売指定店、および販売推奨店に指定されている日立市の老舗焼肉店です。

格付けA5・A4クラスのみを厳選して使用し、ステーキや焼き肉、本場韓国料理として提供しています。

 

特に希少部位「シャトーブリアン」や時価で提供している「幻の極上タン塩」は絶品!

高めの価格設定ではありますが、常陸牛のおいしさを体験するなら、ぜひともおすすめしたいお店です。

 

肉のレストランくらた


住所 : 茨城県日立市弁天町1-2-6

マップ : Googleマップ

アクセス : JR常磐線・日立駅より徒歩10分

電話番号 : 0294-21-1387

定休日 : 月曜日、火曜日

営業時間 : 17:00〜21:00

予算 : 6,000〜8,000円

キャッシュレス決済 : カード可(VISA、Master、JCB、AMEX、Diners)

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12. うな丼(竜ケ崎市・牛久市)

 

 

高嶺の花ではありますが、今ではすっかり国民食として定着した「うな丼」。

実は茨城県が発祥の地なんです。

 

茨城県南部にある大きな沼・牛久沼が発祥とされ、湖畔から国道6号線沿線にかけては老舗のうなぎ店が軒を重ね、通称「うなぎ街道」と呼ばれています。

 

牛久

 

うな丼のはじまりは江戸時代後期の頃といわれています。

日本橋堺町の芝居金方(スポンサー)だった大久保今助という人が、故郷の常陸大宮に帰る際に、牛久沼の茶屋に立ち寄ったそうです。

 

大の鰻好きだった今助は茶屋で蒲焼とどんぶり飯を注文しましたが、注文した食事が届いた途端に渡し舟の出発時刻!

仕方なくどんぶり飯に蒲焼をのせて船に乗り、対岸について食べようとしたところ、今まで味わったことがない美味しい丼ぶりに変貌していたとか…

 

やがてその味を評判を呼び、全国に広がっていったといわれています。

 

 

「うなぎ街道」沿いにあるお店はいずれも名店揃いで、厳選された素材を使用し、素材を活かした伝承の技術でうな丼を提供しています。

栄養たっぷりのうな丼を、記念すべき発祥の地でぜひ味わいたいですね。

 

桑名屋

 

 

牛久沼を望む抜群のロケーションにあり、うなぎ街道のなかでも1~2位を争う人気店です。

 

何よりも嬉しいのが、値段がリーズナブルなこと。

2,000円以下で本格的なうな丼を楽しむことができます。

 

ひとつひとつ丁寧に焼きあげる自慢のうな丼は、ふっくらやわらかで、しかも肉厚!

注文が入ってから丁寧に焼きあげるため、待ち時間は20分程度と長いかもしれませんが、待つ価値は充分あります。

 

桑名屋


住所 : 茨城県龍ケ崎市佐貫町3669

マップ : Googleマップ

アクセス : JR常磐線・佐貫駅より徒歩10分

電話番号 : 0297-66-3504

定休日 : 第1・3水曜日、木曜日

営業時間 : 11:00〜14:00

予算 : 2,000〜4,000円

キャッシュレス決済 : 不可

禁煙・喫煙 : 全席禁煙

予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ

 

 

13. 龍ケ崎コロッケ(龍ケ崎市)

 

コロッケ 茨城 グルメ ドライブ

 

茨城県外での知名度は低いですが、龍ケ崎市は「コロッケのまち」として町興しを進めています。

 

もともとは龍ケ崎市商工会女性部のお母さんたちが、子供たちに「大人になっても懐かしく、思い出になるもの」という願いから考案されたコロッケがはじまりです。

平成12年頃から地域の商店街の協力もあり、提供されるようになりました。

 

コロッケ

 

龍ケ崎コロッケといっても特別な定義があるわけではありません。

提供するお店によって特色があり、ごく一般的な家庭的な味だったり、プロ仕様の本格的な味まで様々です。

 

食べ比べして、自分に合ったコロッケを探してみましょう。

 

高橋肉店

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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昭和24年(1949年)創業の老舗肉店で、コロッケの人気ランキングで常に上位にランクインしている繁盛店です。

 

販売しているコロッケの種類も多く、シンプルな「ばあちゃんコロッケ」や、高級な「常陸牛コロッケ」、ボリュームたっぷりの「横綱コロッケ」などバリエーション豊富。

コロッケのほかにも豚肉味噌漬け(龍ケ崎漬)が売れ筋商品となっています。

 

高橋肉店


住所 : 茨城県龍ケ崎市砂町5131

マップ : Googleマップ

アクセス : 関東鉄道竜ヶ崎線・ 竜ヶ崎駅より徒歩20分

電話番号 : 0297-62-2024

定休日 : 水曜日 ほか臨時休業あり

営業時間 : 10:00〜19:00

予算 : 〜1,000円

公式サイト : 高橋肉店

 

 

14. 笠間いなり寿司(笠間市)

 

 

茨城県中部にある笠間市といえば、「笠間焼」そして「笠間稲荷」の門前町として知られています。

孝徳天王の御代・白雉2年(651年)に創建されたと伝わる笠間稲荷神社は、日本三大稲荷のひとつに数えられる由緒ある神社です。

 

五穀豊穣・商売繁盛に御利益があるといわれ、年間350万人もの参拝客で賑わいます。

 

笠間いなり

 

稲荷神社といえばキツネ、そしてキツネの大好物とされる油揚げを巻いた「いなり寿司」が思い浮かびますね。

京都の「伏見稲荷」や愛知の「豊川稲荷」、そして佐賀の「祐徳稲荷」と同じように、こちら笠間でも、いなり寿司が名物となっています。

 

笠間のいなり寿司は、一般的ないなり寿司とは少し異なります。

具材にそば、くるみ、マイタケなど様々な素材を使っている「変わりダネ」のいなり寿司です。

 

さらに提供しているお店によっても個性があるので、食べ比べてみるのも楽しいでしょう。

 

きむらや

 

 

このお店の前身はパン屋さん。

その名前の通り、銀座の有名なパン屋「木村屋」から暖簾分けして開業したそうです。

 

今ではパン屋を閉店し、笠間稲荷の参拝者向けに、そばやいなり寿司を提供しています。

 

 

このお店で販売しているいなり寿司は、全部で8種類!

笠間いなり寿司の定番である、そばやくるみのほかに、梅や高菜、肉そぼろなど様々なバリエーションを楽しめます。

 

こちらの蕎麦も絶品なので、いなり寿司とセットになった定食「ざるそば三色いなりセット」も味わってみましょう。

 

きむらや


住所 : 茨城県笠間市笠間1351

マップ : Googleマップ

アクセス : JR水戸線・笠間駅より徒歩21分

電話番号 : 0296-72-0268

定休日 : 不定休

営業時間 : 8:00〜17:00

予算 : 〜1,000円

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15. 行方バーガー(行方市)

 

 

日本に本来は生息していない生物を移入した結果、その生物が国内で大繁殖して生態系を崩してしまう…

「特定外来生物」問題として大きく取り上げられますね。

 

「アメリカナマズ(Channel catfish)」は北米原産で、体長が最大1.5mにもなる外来生物です。

雑食性の大食漢のうえ、ヒレに鋭いトゲを持っています。

 

 

食用目的で1970年代初めに移入され、霞ケ浦にも導入されましたが、食材としては定着しませんでした。

そのアメリカナマズが霞ケ浦で大繁殖してしまい、固有生物を食害し始めたために、霞ヶ浦の生態系が大きく崩れてしまいました。

 

漁業へのダメージも深刻で、この厄介者の存在に頭を悩ませていました。

 

 

行方(なめがた)市は、霞ケ浦と北浦に囲まれた水郷の街で、平成17年(2005年)に周辺の町が合併して発足しました。

 

新たな市の町興しとして注目したのがアメリカナマズ。

この厄介な存在をご当地グルメとして利用できないかと考えた末に誕生したのが「行方バーガー(なめパックン)」です。

 

ふるさとの米国では人気食材だけあって、白身魚のような味わいで旨味も抜群!

タルタルソースで味付けし、レタスやキュウリ、トマトとともにパティに挟んで完成します。

 

ちなみにバーガーで利用されるナマズは「天然」ではなく、養殖モノを使っているため臭みはありません。

 

 

アメリカナマズから始まった「行方バーガー」は、鯉を使用した「こいパックン」や鴨肉と鶏肉をミックスした「かもパックン」など、ラインナップが続々登場しています。

霞ヶ浦を望む「道の駅たまつくり」内にある観光物産館「こいこい」で販売されているので、興味のある人はぜひチャレンジしてみましょう。

 

こいこい

 

 

雄大な霞ケ浦を一望する「こいこい」は、行方市の観光物産館で、道の駅たまつくり敷地内にあります。

ここでは行方市で採れた農作物や、鯉やワカサギ、白魚など霞ケ浦産魚介類の加工品が販売されています。

 

「行方バーガー」の全ラインナップが味わえるのは、この「こいこい」だけです。

道の駅内にはレジャー施設「霞ヶ浦ふれあいランド」が併設され、親水公園や霞ケ浦を一望できる展望塔「虹の塔」が設置されているので、家族連れでもたっぷり楽しめます。

 

行方市観光物産館こいこい


住所 : 茨城県行方市玉造甲1963-5(道の駅たまつくり内)

マップ : Googleマップ

アクセス :

常磐自動車道・千代田石岡ICより35分
東関東自動車道・潮来ICより50分

電話番号 : 0299-36-2781

定休日 : 年末年始

営業時間 : 9:00~18:00

予算 : 〜1,000円

キャッシュレス決済 : 不可

禁煙・喫煙 : 全席禁煙

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2020年、都道府県の「魅力度ランキング」で最下位常連だった茨城県が、ついに「ビリ県」を脱出しました。

茨城県の魅力がじわじわとに広まってきているのかもしれません。

 

温暖な気候と豊かな大地、長い海岸線に恵まれた茨城は、美味しいグルメの宝庫でもあります。

ぜひ茨城に足を運んで、絶品のグルメを満喫してみましょう!


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