top
>
東アジア・中国・台湾
>
日本
>
山口
本ページに掲載のリンク及びバナーには広告(PR)が含まれています。
11. 大正5年から変わらない味「 夏蜜柑丸漬(なつみかんまるづけ)」
下関では、「ふぐ」のことを幸福の「福」を招くよう「ふく」と呼びます。
下関は石川県、島根県、静岡県などで水揚げされる天然ふぐの約8割と、長崎県や熊本県で養殖されるとらふぐの大部分が集まる一大集積地です。
中でも南風泊市場は、全国で唯一ふぐを専門に取り扱う市場。
ここで猛毒を取り除く「みがき」という処理をされて、全国へ運ばれていくのです。
下関自体はふぐの漁獲量は少ないのに、どうして集積地となったのでしょうか。
日本では、縄文時代から食されてきたふぐ。
安土桃山時代に多くの武士がふぐ毒にあたり中毒死したため、ふぐ食禁止令が出されたと言われています。
初代内閣総理大臣である伊藤博文が、下関の「春帆楼」に宿泊した際、シケで魚が獲れなかったため、当時の女将が打ち首覚悟でふぐ料理を御膳に出したのです。
その美味しさに感嘆した伊藤博文の働きかけによって、1888年(明治21年)ふぐ食が解禁になりました。
そんな経緯から、下関には「みがき」職人が集まり、目利き、腕利きのふぐの料理人が集まるようになり、下関のふぐ文化が作られていったのです。
伊藤博文が愛したという「下関春帆楼」。
その経緯は前述の通りで、日本におけるふぐ料理公許店の第一号店に認定されています。
また、春帆楼という屋号は、春うららかな眼下の海にたくさんの帆船が浮かんでいるのを見た伊藤博文によって命名されました。
伝統と格式のある春帆楼で、ちょっと贅沢なふぐ料理を味わってみませんか?
ふぐフルコース、ふぐ鍋コース、ふぐ会席、特別会席のふぐ満漢全席、季節のコースなど、本格的なふぐ料理メニューが取り揃えられています。
旬の季節以外でも1年中下関のふぐを楽しみたいという想いを受けて、春帆楼では長崎県の新松浦漁協などと提携して、餌からこだわりぬいた徹底的な生育管理のもとでとらふぐの養殖も行っています。
超一流と言われるおもてなしと、最高級のふぐ料理。
宿泊もできるので、ゆっくりとお食事を楽しみたい方におすすめです。
住所 : 山口県下関市阿弥陀寺町4-2
マップ : Googleマップ
アクセス : JR下関駅より車で10分
電話番号 : 083-223-7181
定休日 : 無休
営業時間 : 11:00〜14:00/17:00〜22:00
公式サイト : 下関春帆楼
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ
下関の温泉地、川棚温泉の名物料理「瓦そば」。
人気ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」で平匡の思い出の味として登場し、その存在が全国区になりました。
瓦そばは、川棚温泉の「元祖瓦そば たかせ」が発祥の店と言われています。
創業者の高瀬氏が店の名物になる料理を考えている時に、明治10年の西南の役の際に、薩摩軍の兵士たちが野戦の合間に瓦を熱して肉や野菜を焼いて食べていたという話を聞き、考案しました。
熱々の瓦に茶そば、牛肉、錦糸卵、海苔、もみじおろしが乗り、特製の温かいツユにつけていただきます。
山口県では家庭でもホットプレートやフライパンを使って瓦そばを作ります。
今や川棚温泉だけではなく、山口県全域で見られるようになった瓦そばですが、やはり発祥の店の味は格別。
たかせの瓦そばは、寒冷な北海道で育ったそば粉と石臼で挽いた宇治抹茶で作る茶そばで、香り高く風味が良いと評判です。
「たかせ」は、川棚温泉に3店舗、ゆめシティ新下関、山口市、そして北九州の門司港レトロに店舗を展開しています。
中でも川棚本店は、築100年の建物を当時の面影を残したまま改装しており、歴史を感じる佇まいが人気。
鯉の泳ぐ中庭を眺めながら、ゆったりとした雰囲気の中で食事を楽しめます。
住所 : 山口県下関市豊浦町大字川棚5437
マップ : Googleマップ
アクセス : 川棚温泉駅より徒歩20分
電話番号 : 083-772-3957
定休日 : 木曜日、金曜日(祝日の場合は営業)
営業時間 : 11:00~20:00(L.O.19:30)
予算 : 1,000~2,000円
キャッシュレス決済 :
禁煙・喫煙 : 全席禁煙
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ
※瓦そばの関連記事: 山口名物の瓦そばのおすすめ店8選!瓦そばの特徴や歴史、下関市にある発祥のお店も紹介
岩国寿司は、酢飯に鰆などの魚の身をほぐして混ぜ込み、その上に岩国名産のレンコン、穴子、青菜、椎茸、錦糸卵などをのせた押し寿司です。
大きな木箱の中に何層も重ねて作り、一人前ずつ切り分けて頂きます。
彩りが良く、豪華な岩国寿司はお祝い事には欠かせません。
ウェディングケーキの代わりに、岩国寿司を提供する披露宴会場もあるほどです。
お店の2階から錦帯橋の美しい全景を望みながら食事が楽しめる「ひらせい」。
1858年に魚屋さんとして創業、当時はお城の中に入れる数少ない魚屋さんだったそう。
2代目で仕出し屋さんに、そして3代目に現在のような割烹料理店になり、その後錦帯橋が見渡せる場所に移転して今に至ります。
写真は、お祝い事には欠かせない、岩国名物のレンコン料理(天ぷらと三杯酢)、大平汁、そして岩国寿司がセットになった「じゃのめ御膳」。
他にも、お刺身やエビフライなどがついたセットや、国産うなぎのうな重などメニューも豊富です。
錦帯橋が見渡せる席は人気が高いので、事前に予約をするか、ピーク時を外していくのがおすすめです。
岩国寿司だけを食べてみたいという方は、テイクアウトも可能です。
住所 : 山口県岩国市岩国1-2-3
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 0827-41-0236
定休日 : 火曜日、水曜日(他不定休あり)
営業時間 : 11:30〜13:30(L.O.)※土日祝は14:00(L.O.)まで
予算 : 2,000~3,000円
キャッシュレス決済
: カード可(JCB、AMEX、Diners)
禁煙・喫煙 : 全席禁煙
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ
※岩国寿司の関連記事: 山口の郷土料理「岩国寿司」って?その特徴や岩国市のおすすめ店を一挙紹介
下松市のひらめ養殖は、1983年に下松市栽培漁業センターで始まりました。
民間業者も参入しはじめ、「笠戸ひらめ」というブランド名で下松市の重要な特産品となりました。
近年の価格低迷などで多くの業者がトラフグ養殖に切り替えた結果、現在ひらめの養殖を続けているのは、下松市栽培漁業センターのみになっています。
萩のみかんエキスを餌に加えたり、餌の量、海水の温度調節など細心の注意を払って育てている笠戸ひらめは、肉厚で脂がのっていて甘みがあり、天然ものにひけをとらない美味しさだと評判です。
2020年、下松市栽培漁業センターはリニューアルされ、体験型の観光施設という顔を持つようになりました。
水の中に入って様々な生き物と触れ合うタッチプール、ひらめへの餌やり体験、ひらめに関する展示などがあります。
笠戸ひらめの、90%近くが地元で消費される理由の1つは観光資源を守るため。
美味しい笠戸ひらめを食べに笠戸島に足を運んでみませんか?
笠戸ひらめの主な卸し先になっているのが、こちらの国民宿舎大城です。
笠戸湾が眼下に広がる開放的なオーシャンビューレストランで、笠戸ひらめはもちろん、新鮮な海の幸、山口県の希少銘牛「高森牛」や「鹿野ポーク」といった山口県の食材を使ったお料理が楽しめます。
一番人気はヒラメのお刺身。
お醤油ではなく、小ねぎを巻いてポン酢で食べるのが地元流です。
2016年にフルリニューアルし、全室オーシャンビュー、和モダンテイストの客室に生まれ変わりました。
笠戸島唯一の天然温泉と美味しいお料理。
お食事付きの様々なお得なプランがあるので、予約サイトからチェックしてみてください。
住所 : 山口県下松市笠戸島14-1
マップ : Googleマップ
アクセス : JR下松駅より車で約12分/山陽自動車道徳山東ICより約20分
電話番号 : 0833-52-0138
公式サイト : 国民宿舎 大城
予約サイト・口コミ・クーポン : 楽天トラベル
4月から12月にかけて、萩沖合の海域で水揚げされる剣先いか。
中でも須佐漁港の「須佐一本釣船団」によって水揚げされる活け剣先いかは、「須佐男命(みこと)いか」というブランドを名乗ります。
新鮮なので透明なのは当たり前ですが、身に弾力があり甘みが強いのが特徴です。
「須佐一本釣船団」には約50隻が所属しており、その漁法は一匹一匹丁寧に釣り上げる手釣りによる一本釣り。
シーズン最盛期の夏には、鮮度抜群の須佐男命いかを求めて県内外から多くのグルメが集まります。
「須佐男命(みこと)いか」が味わえるのは、山口県漁業協同組合須佐支店が認定したお店のみ。
「口福の馳走屋 梅乃葉」は週末になると行列ができる超人気店です。
梅乃葉では、活イカ、天ぷら、炭火炙り、蒸し焼きの4通りの楽しみ方があります。
絶対に外せないのは活イカ!
向こうが透けて見えるほどの透明なイカはこりこりとした食感と上品な甘さに感動することでしょう。
ゲソは天ぷらにしてもらうこともできます。
剣先いかは程よく熱を加えると柔らかくなるので、炭火コンロで焼くと絶品です。
7月~9月の最盛期には「須佐男命(みこと)いか」の供給は安定していますが、悪天候で水揚げがない場合もあるので、電話で事前に確認することをおすすめします。
住所 : 山口県萩市大字須佐5010-1
マップ : Googleマップ
アクセス : JR山陰本線(益田~下関) 須佐駅 徒歩3分
電話番号 : 08387-6-2354
定休日 : 毎月5日・毎週水曜日
営業時間 : 11:00〜14:00
公式サイト : 梅乃葉
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ
萩市の離島である見島で飼育されてきた見島牛は、西洋種の影響を受けていない純粋和牛で、国内に2種類しか残っていません。
現在も100頭台と希少で、天然記念物に指定されています。
そんな見島牛と、オランダ原産のホルスタインを交配して誕生したのが「見蘭牛」です。
和牛の持つ自然な霜降り、濃い旨味、コク、香りを引き継いでおり、しっかりとした食感が特徴です。
萩の精肉専門店ミドリヤファームの直営の「見蘭牛ダイニング玄」は、道の駅萩の人気レストランです。
1番人気は見蘭牛の美味しさをぎゅっと詰め込んだハンバーグ「至極の金」。
幻の見島牛100%使用のハンバーグ「極み」は土日の数量限定で提供しています。
また、赤みの濃いしっかりとした味が楽しめるステーキ丼も人気。
店頭にはテイクアウトコーナーもあり、牛串やコロッケなど萩のブランド牛の味が楽しめます。
住所 : 山口県萩市椿字鹿背ケ坂1258 道の駅萩往還内
マップ : Googleマップ
アクセス : JR山陰線 萩駅より車で3分
電話番号 : 0838-25-1113
定休日 : 火曜日
営業時間 :
公式サイト : 見蘭牛ダイニング玄
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ
山口市の春来軒が元祖の店と言われている「ばりそば」とは、揚げた太麺にキャベツ、タケノコ、椎茸、きくらげなどの具材ののせて、鶏ガラベースのスープがたっぷりとかかった麺料理です。
揚げた麺を食べるとばりばりと音がすることから、ばりそばと名付けられたと言われています。
見た目は長崎の皿うどんのようですが、皿うどんよりもあんかけが緩めで、スープの量は多め。
また、皿うどんは豚骨ベースが多いのに対して、ばりそばは鶏ガラのあっさりスープがベースになっています。
一人前でも二人前近くあるというほど量が多めなので、取り分けて食べるのがおすすめ。
酢醤油やポン酢などをかけていただくのが一般的です。
春来軒のばりそばは、冷凍ガラではなく生のガラをしいれて丁寧な下処理をしてスープをとります。
もちろん、化学調味料は不使用。
麺を焼くのも、長州どりから抽出した脂のみで焼くというこだわりよう。
麺の焼き方は、ヤワ、カタ、バリカタと好みの焼き方をオーダーできます。
まずはそのままバリバリとした食感を味わい、次に麺をたっぷりスープに浸すと、モチモチとした食感が楽しめます。
人気店なので、ランチタイムには待ち時間覚悟で時間の余裕を持って出かけましょう。
住所 : 山口県山口市中市町4-27
マップ : Googleマップ
アクセス : JR山口駅から徒歩15分
電話番号 : 083-920-4107
定休日 : 水曜日
営業時間 :
公式サイト : 元祖ばりそば本舗 春来軒
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ
福岡の久留米でラーメン修行をした店主が宇部市に創業した「大阪屋」が元祖と言われる宇部ラーメン。
継ぎ足しながら使うスープは濃厚豚骨で茶濁しているのが特徴です。
かなりの豚骨臭がするので、くさくてうまいと言われ、クセのある豚骨スープ好きにはたまらない味わいです。
宇部ラーメンの定義として、茶濁濃豚骨、豚骨臭、そして中太の柔らかめの麺の3箇条があります。
トロリとしたス―プは匂いに反して飲みやすく、癖になる味だと言われています。
トッピングはチャーシュー、葱、メンマとシンプルで、紅しょうがを加えるお店もあります。
昭和43年創業の老舗「味の三平」のラーメンは、トロリとした純豚骨スープを使った昔ながらのラーメンが人気のお店。
国産素材にこだわり、継ぎ足しで仕込んだ伝統の「呼び戻し豚骨スープ」は創業時から変わらないと味だと評判です。
ただ濃厚なだけではなく、コクの先に広がるさっぱりとした後味が魅力です。
メニューはラーメン、大盛ラーメン、チャーシュー麺、大盛チャーシュー麺とラーメンのみ。
麺は中細ストレートで、トッピングはチャーシュー、メンマ、葱のみというシンプルなスタイルです。
お昼のみの営業なのでご注意ください。
住所 : 山口県宇部市松島町17-6
マップ : Googleマップ
アクセス : JR宇部線「宇部新川駅」より徒歩約3分
電話番号 : 0836-21-8212
定休日 : 日曜・春分の日・秋分の日
営業時間 : 11:00~16:00
公式サイト : 味の三平
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ
山口県東南部に位置する下松(くだまつ)市のご当地グルメ、下松ラーメンは、全国的にも珍しい牛骨醤油ラーメンです。
後味の良いさっぱりとした口当たりのスープで、牛の旨みたっぷりの独特な甘みと香ばしさ特徴。
牛骨ラーメンと言えば、鳥取県も有名ですが、その違いは下松ラーメンの方が甘みとコクがあり、鳥取の方はすっきりとしていると言われています。
下松ラーメンのお供は、いなり寿司。
具が入っていない酢飯だけのいなり寿司ですが、牛骨スープの甘みとコクに、酢飯がベストマッチなのでぜひ合わせてオーダーしてください。
1952年(昭和27年)創業の「紅蘭」は、下松ラーメン発祥の店として知られています。
福岡出身の創業者が、一般的な豚骨ラーメンとは全く違ったラーメンはできないものか?と試行錯誤を重ねてたどり着いたのが、牛骨醤油ラーメンでした。
紅蘭のスープは表面に脂が浮いているので、脂っこいのかと思いきや、意外にあっさりしていて飲みやすいと評判。
コラーゲンによる脂の膜のおかげで、いつまでも熱々状態でスープを楽しむ事ができます。
現在は創業者の孫にあたる3代目が、当時と変わらない製法で老舗の味を守り続けています。
多い日には1日600杯も売れるという人気店なので、行列覚悟で出かけましょう。
住所 : 山口県下松市駅南1-5-10
マップ : Googleマップ
アクセス : JR山陽線「下松」駅北口より徒歩4分
電話番号 : 0833-41-0750
定休日 : 水曜日、第3木曜日
営業時間 : 10:30〜15:00
公式サイト : 中華そば紅蘭
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ
山口県のみかん生産量の80%を担う周防大島は、みかんの島として親しまれ、10月になると多くの人がみかん狩りに訪れます。
そんな周防大島のみかんを多くの人に知ってもらおうと、2006年に周防大島で開催されたイベントで誕生したのが「みかん鍋」です。
試行錯誤の末に完成したみかん鍋には4つの定義があります。
また、みかん100%果汁のジュースで作ったみかん白玉団子と、瀬戸内海で獲れた地魚も必須です。
焼きみかんを入れる事で鍋はみかんの香りが広がり、魚の臭みも消してくれます。
焼きみかんは冷ましておいて、箸休め的に皮ごといただきましょう。
みかん鍋は、周防大島鍋奉行会加盟店の11店舗、11~3月の期間限定で提供されています。
この時期に山口県を訪れたなら、ちょっと足を伸ばして周防大島でみかん鍋体験をしてみたいですね。
「お侍茶屋彦右衛門」のみかん鍋は、みかん胡椒をぴりりと効かせた特製の出汁に、瀬戸内海の幸がたっぷり。
一人でも気軽に味わえる一人鍋が付いた「みかん小鍋御膳」が人気です。
他にも海の幸をはじめ、いりこラーメンや、鶏のもも肉とレアステーキがのった男飯カレーなど、種類が豊富なので、あれこれ食べてみたいという方におすすめのお店です。
住所 : 山口県大島郡周防大島町土居1094-1
マップ : Googleマップ
アクセス : 防長交通 柳井駅前・大畠駅〜周防久賀・周防油宇・町バス立橘病院前 土居口 徒歩3分
電話番号 : 0820-73-1511
定休日 : 木曜日
営業時間 : 11:00〜22:00
公式サイト : お侍茶屋彦右衛門
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ
萩市の名産である夏みかんは、上品な甘さと豊かな風味がある味わいが特徴。
そんな萩の夏みかんを使ったお菓子を萩市で初めて手掛けたのが、1858年(安政5年)創業の「光國本店」です。
看板商品である「夏蜜柑丸漬」は大正5年に誕生して以来、伝統の製法そのままに毎日丹念に手作りされています。
夏みかんの皮の中に羊羹が入っている和菓子で、ほろ苦い皮の風味が残る大人の味。
お茶請けにも洋酒にもよく合うと評判です。
総工程はなんと5日間。
夏みかんの皮を外側からわずか1ミリだけ削り取る作業からスタートし、次に中の実をくり抜きます。
この作業ができる職人さんは4人しかいないので、大量生産は出来ません。
次に釜で1時間ほど煮ることで、皮が鮮やかな黄色になります。
そして、大正時代から100年以上継ぎ足している蜜で夏みかんを煮ます。
その後は、夏みかんの口を広げて羊羹を流し込むという慎重さを要する作業。
羊羹が冷え固まったらグラニュー糖をまぶして馴染ませ、1日寝かせて完成です。
テレビ番組で紹介されてますます入手困難に。
午前中に売り切れ必至の逸品なので、開店時間に訪れることをおすすめします。
住所 : 山口県萩市大字熊谷町41
マップ : Googleマップ
アクセス : JR萩駅(萩循環まぁーるバス西回り利用)バス停寺町下車、徒歩2分
電話番号 : 0838-22-0239
定休日 : 不定休
営業時間 : 9:00~17:00
公式サイト : 光國本店
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ
山口県を代表するお菓子、ういろう。
山口県では来客時のおもてなしや、手土産にも使われる間違いのない品として親しまれています。
ういろうと言えば、名古屋や小田原も有名ですが、そのほとんどは米粉を使って作ります。
山口県のういろうはわらび粉を使用。
ぷるんとした食感と、あっさりとしたあと口、上品な味わいが特徴です。
昭和2年創業の「御堀堂」のういろうは、白外郎、黒外郎、抹茶外郎の3種類。
それぞれに普通サイズと小型サイズがあります。
御堀堂の定番は伝統的な白外郎。
白外郎に沖縄の黒糖を混ぜたものが黒外郎で、宇治抹茶を混ぜたものが抹茶外郎です。
本わらび粉で作るういろうはぷるんとした食感と粘りと柔らかな弾力があり、特別な味わいがあります。
この食感を御堀堂では「おっとりとした」と表現しています。
地元の人たちは、生外郎を購入し、お土産用に真空パックを購入します。
朝できたての生外郎は賞味期限が短く、お取り寄せなどができないので、山口県を訪れた際にはぜひ味わってみてください。
住所 : 山口県山口市駅通り1-5-10
マップ : Googleマップ
アクセス : JR山口線 山口駅より徒歩3分
電話番号 : 083-922-1248
定休日 : 不定休
営業時間 : 8:00~18:00
公式サイト : 御堀堂
山口県には美味しいグルメがいっぱい!
気になったご当地グルメはありましたか?
山口を訪れる際のお店選びの参考にして頂けたら幸いです。
最終更新日 : 2024/03/18
公開日 : 2021/08/27