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仙台市の名物ご当地グルメとして、すっかり定着した牛タン焼き。
今では全国の焼き肉店でも提供されている料理ですが、専門店としての数としては仙台が断トツ!
有名店から大衆的なお店まで含めると、市内だけで何と100店舗以上が存在しているそうです。
スライスした牛タンを焙り、麦飯やテールスープなどと一緒に提供する「定食」スタイルが一般的です。
仙台での牛タン焼きのはじまりは、それほど古いものではなく、終戦直後の昭和20年代の頃と言われています。
仙台に進駐したGHQが残した牛タンを、何とか有効活用できないものかと考えた、焼き鳥店「太助」店主・佐野啓四郎さんによってはじめられました。
佐野さんは、東京での修業中に師事していたフランス人シェフから伝授された牛タンの美味しさに感銘を受けていたので、この時のレシピを試行錯誤の末、日本人向けにアレンジしたそうです。
また、誰でも作ることができる焼き鳥ではなく、人に真似のできない料理を提供しようと考えた佐野さんが、友人が経営していた洋食屋の「タンシチュー」から発想を得たというエピソードも残っています。
いずれにしても発売当初はあまり人気のなかった牛タンは、高度経済成長期を境に全国的な知名度を上げ、仙台を代表するグルメとなったのです。
一般的な牛タンが薄くスライスされているのに対して、仙台の牛タンは肉厚なところに特徴があります。
牛タンは真ん中付近が一番柔らかく、舌先や根元などが固い傾向があるのですが、仙台牛タンは贅沢にも柔らかい中央の部位しか使っていません。
しかも、分厚く切ったあと、塩やタレに数日間漬け込むなど細かい仕込みを行うために、下味がしっかりとした柔らかい食感に仕上がります。
味付けや製法などお店によって異なりますので、色々と食べ比べてみても楽しいでしょう。
昭和50年(1975年)創業の名店で、東日本を中心に全国展開しているためご存知の方も多いと思います。
仙台市内に7店舗出店していますが、こちらの一番町店が本店。
創業当時の雰囲気を残した昔ながらの佇まいが魅力的です。
店主自らが一枚ずつ丁寧に仕込んだ牛タンと、8時間以上じっくりと煮込んだテールスープの味は絶品。
自慢の牛タンは、炭火でジューシーに焼き上げた厚切りの逸品です。
旨味を引き出す「塩味」と、秘伝のタレに漬け込んだ「タレ味」から選ぶことができます。
とろけるように柔らかい牛タンの食感は、一度食べたらやみつきになってしまうことでしょう。
住所 : 宮城県仙台市青葉区一番町1-6-19 壱番館ビルB1F
マップ : Googleマップ
アクセス : 仙台市営地下鉄南北線・ 仙台駅より徒歩8分
電話番号 : 022-262-2561
定休日 : 元旦 ほか不定休
営業時間 : 11:30~14:00/17:00~22:00
公式サイト : 味の牛たん 喜助
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ
夏の暑い時期を迎えると、無性に「冷やし中華」が食べたくなることはありませんか?
今やすっかり夏の定番中華として定着していますが、実は日本発祥の料理で、本場の中国には存在しなかったものです。
中国本土では「日本式涼拌麺」、台湾においては「日式中華涼麺」と、敢えて日本を強調しているほど。
発祥店については諸説ありますが、仙台市内にあった中華料理店が、昭和12年(1937年)に販売を開始したのがはじまりとも言われています。
東北地方に位置する仙台市の夏は涼しいというイメージがありますが、実際には東京や大阪など他の地域と変わらず暑いところ。
どうしても夏の暑い時期には、アツアツのラーメンは敬遠されてしまいがちです。
そんな暑い日でもラーメンを味わってもらいたいとの一念から考え出されたのが「冷やし中華」の原型で、考案したのが市内の中華料理店「龍亭」。
「涼拌麺」の名前で販売されましたが、ざるそばを改良したようなもので、現在の冷やし中華とは異なる食べ物だったそうです。
やがて冷やし中華の象徴ともいうべき「甘酢だれ」が考案されるなどの改良が進み、現在のスタイルに定着してきました。
なお、「冷やし中華」の呼称はお店で考えたものではなく、龍亭の常連客の提案から名付けられたと言われています。
全国的には夏が終わると姿を消す冷やし中華ですが、仙台では年間を通じて提供されています。
市内には具材や味付けが異なる名店が多数営業展開しており、冷やし中華の聖地らしい様々なバリエーションを楽しむことができます。
東京・神田神保町にあった「揚子江菜館」とともに、冷やし中華発祥のお店とされている名店です。
既にご紹介したとおり、昭和12年に「涼拌麺」の名前で販売を開始しています。
暑い夏でも快適に食べられるよう冷たい麺を採用しただけでなく、夏バテ防止と食欲増進を考えて、酸味のある酢をベースにしたタレを使ったのも当店が最初。
今でもスタイルを変えながら、伝統の味を提供し続けています。
冷やし中華のメニューは昔ながらの「涼拌麺」!
好みによって、胡麻だれと醤油だれから選ぶことができます。
エビとレタスが盛られた麺に、別皿で提供されるクラゲやキュウリ、蒸し鶏、玉子などをトッピングしながら食べるスタイルです。
甘酸っぱくて爽快な味わいがやみつきになります。
住所 : 宮城県仙台市青葉区錦町1-2-10
マップ : Googleマップ
アクセス : JR東北本線・仙台駅より徒歩15分
電話番号 : 022-221-6377
定休日 : 水曜日
営業時間 :
公式サイト : 龍亭
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ ホットペッパーグルメ
東北地方はラーメンの消費量が全国的に高い傾向にあります。
福島の喜多方ラーメンや白河ラーメン、山形の冷やしラーメンなど、有名ご当地ラーメンが多数ありますが、「仙台ラーメン」は初耳という人も少なくないはず。
仙台は東北随一の大都市だけあって、ラーメン店が多い激戦区となっていますが、醤油味や塩味などお店によって味付けは様々で、統一した基準はありません。
しかし、仙台特産の味噌を使った味噌味ベースのお店が多く、特にパンチの効いた辛口味噌ラーメンを「仙台ラーメン」と呼ぶことが多いようです。
特産の「仙台味噌」は、米麹と大豆から作られる長期熟成型の赤みそです。
塩分が通常の味噌より高い特徴がありますが、風味がよく、そのまま食べることもできるため、「なめみそ」とも呼ばれています。
この味噌は江戸時代初期、初代仙台藩主だった伊達政宗が青葉城(仙台城)下に「御塩噌蔵」という味噌醸造所を設置したのがはじまりです。
風味豊かな仙台の赤味噌は江戸でも評判となり、「仙台味噌」が赤味噌の総称として使われるほどだったとも言われています。
仙台ラーメンのスープは、そんな伝統ある味噌をベースにしています。
仙台市内を中心に、バラエティに富んだ味噌ラーメンを提供するお店がたくさん存在します。
唐辛子をふんだんに使った激辛味からマイルドなものまで、お店によって味付けが異なるので、色々と食べ比べてみたいものですね。
昭和50年(1975年)創業、辛味噌ラーメンの元祖として知られる名店です。
鶏がらと煮干しから出汁をとった上品な白味噌スープは、あっさりとした味付けながら、コクと旨味がたっぷり。
そんなスープを激変させるのが秘伝の辛味噌で、スパイシーな味わいがたまらない絶品スープに変身します。
トッピングのトロトロなチャーシューも絶品で、シャキシャキしたネギの食感も食欲をそそります。
仙台を訪れたらぜひ食べてほしいグルメです。
住所 : 宮城県仙台市若林区中倉1-7-30
マップ : Googleマップ
アクセス : 仙台市営地下鉄東西線・薬師堂駅より徒歩8分
電話番号 : 022-283-4044
定休日 : 水曜日
営業時間 :
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ
「せり」は日本原産の多年草で、「春の七草」のひとつとして古くから親しまれている食材です。
カロチンやカリウム、鉄分などの栄養素を豊富に含んでおり、シャキシャキした歯触りと独特の強い香り、爽やかな苦みに特徴があります。
宮城県は全国一の生産量を誇り、その数全体の4割強。
そのうち8割を仙台近郊の名取市で生産しています。
せりは冬の味覚として知られていますが、宮城では通年出荷され、秋から冬にかけての「根セリ」と、春から夏にかけての「葉セリ」に分類されます。
葉っぱから根っこまで、余すことなく丸ごと食べることのできる野菜です。
そんなセリを具材としてふんだんに使い、鶏肉や鴨肉、豆腐やねぎなどを加えて煮込んだ鍋料理が、「せり鍋」です。
濃厚な出し汁と、シャキシャキしたセリの葉っぱや茎の歯ごたえがたまらない美味しさで、仙台エリアを代表する冬の味覚となっています。
古くから食べられてきた料理ですが、仙台市内の居酒屋などで提供され始めたのは2004年頃のことです。
また、東日本大震災のあとの地域復興の過程によって、最近では全国的にも知名度が広がってきています。
今ではすっかりメジャーな存在となり、人気店では予約しないと食べられないほどの盛況ぶり。
お店によっては雑炊にしたり、〆にラーメンを加えるなど、様々なバリエーションが楽しめます。
寒い冬場に仙台を訪れるなら、ぜひとも本場のせり鍋を味わってほっこり温まりたいものですね。
宮城県産の食材をふんだんに使った郷土料理や地酒を楽しめる、地元で大人気の居酒屋です。
店内にある大きな囲炉裏でじっくりと焼き上げる「いろり焼き」や、50センチの高さにまで積み上げた「天までごぼう」が看板メニューとして知られています。
冬シーズンに提供される「せり鍋」も絶品と評判です。
名取市や石巻市など県産のセリは、冬の時期には茎や根っこまで柔らかくなり、余すところなくしゃぶしゃぶ感覚で味わうことができます。
爽やかな香りの葉っぱ、茎のシャキシャキした食感、ホクホクした根っこの味わいは絶品です。
合鴨肉の濃厚な旨味も抜群で、一度食べたらやみつきになる味に仕上がっています。
住所 : 宮城県仙台市青葉区中央1-8-38 AKビル4F
マップ : Googleマップ
アクセス : Jr東北本線・仙台駅より徒歩3分
電話番号 : 022-268-2488
定休日 : 年中無休
営業時間 : 16:00~24:00
公式サイト : 蔵の庄
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ
痛風とは、尿酸が身体の中にたまり、結晶となって激しい関節炎を伴う病気のこと。
主に足の親指の付け根が腫れ、風に当たるだけで強烈な痛みを発するから「痛風」。
暴飲暴食や、贅沢な食べ物を食べ続けた結果であったり、大量のプリン体を摂取することが原因であるとも言われています。
そんなプリン体を大量に含んだ贅沢食材まみれの鍋が「痛風鍋」で、痛風になる可能性が高い、ある意味とても危険な鍋料理なんです。
痛風鍋に使用する具材は、牡蠣やイクラ、白子やあん肝などの高級食材がたっぷり。
お店によっては、ウニやフォアグラ、うなぎやサーロインステーキを使っているところもあり、いずれにしても成人が1日に摂取するプリン体の基準を遥かに超えています。
野菜など他の具材もふんだんに使用していますが、場違いな贅沢食材がメインになるため、全体的な見た目は正直グロテスクな印象を受けます。
コクが深く濃厚な味わいがあり、健康面を度外視すれば、これほど美味しい鍋は他に見当たらないほどです。
SNSで評判になるなど、今では全国的に提供しているお店が増えつつありますが、元々の発祥は仙台市。
仙台市内にある居酒屋「地酒と宮城のうまいもん処 斎太郎」が、2016年に常連客のリクエストにより作ったのがはじまりとされています。
この鍋を公式Twitterに写真投稿したところ、何と10,000件を超えるリツイートがあり、口コミで徐々に広まることになったのです。
今では仙台内にある複数の店舗でも提供されており、趣の異なった痛風鍋を楽しむことができます。
現在のところ痛風鍋を食べたために痛風を発症した事例はないようですが、念のため自己責任で味わうようにしましょう。
雪国を彷彿させる「かまくら」をイメージした個室席が並ぶ居酒屋「かまくら」。
仙台駅からすぐの立地にあり、地元産食材を使用した絶品郷土料理と地酒を楽しめるお店です。
このお店では冬季限定で名物痛風鍋を提供しており、テレビ番組でも紹介されたことのある自慢の味を、リーズナブルな価格で楽しむことができます。
こちらの痛風鍋は、味噌と醤油、すりおろした生姜を利かせた鰹出汁ベースのスープが基本。
広島産の牡蠣やあん肝、白子にイクラなどの高級食材がたっぷり入ってボリューム満点です。
辛口の痛風鍋を楽しみたい人には、カプサイシンたっぷりの「辛!!! 痛風鍋」がおすすめ。
特製スープに唐辛子やニンニクなどスパイスを溶かした激辛スープで、寒い仙台の冬にはポカポカ温まる逸品です。
〆は雑炊やうどん(各440円)で楽しめますよ。
住所 : 宮城県仙台市青葉区中央3-6-1 仙台TRビル8F
マップ : Googleマップ
アクセス : JR東北本線・仙台駅より徒歩2分
電話番号 : 022-715-2977
定休日 : 無休
営業時間 : 17:00~23:00(L.O.22:00、ドリンクL.O.22:30)
公式サイト : 個室ダイニング かまくら
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ ホットペッパーグルメ
宮城県の太平洋側は、魚介類の宝庫。
黒潮と親潮、津軽暖流などが交差し、さらに複雑に入り組むリアス式海岸と多くの島が点在する地形は、魚が暮らす環境に適していると言われています。
特に県北部に位置する三陸・金華山沖は世界三大漁場のひとつに数えられるほど魚群が濃く、水揚げされる魚は200種類を超えるほど。
近郊に塩竈や気仙沼、石巻など大漁港を有する仙台には、新鮮で美味しい海産物がとても多く流通しています。
「仙台づけ丼」は、宮城県下で水揚げされる白身魚を特製ダレで漬け込み、県産の米と合わせて提供される海鮮丼ぶり飯のことです。
タイやヒラメなど地場産の白身魚を半分以上使用していれば、ホタテやイクラ、まぐろなど他の具材をトッピングしても構わないことになっています。
宮城産の食材を使うこと以外には、各店舗の独自性を出すことが義務づけられているので、提供店ごとに味付けが異なる「仙台づけ丼」を味わえるわけです。
牛タンや冷やし中華、ずんだもちとともに「仙台4大グルメ」に数えられることがありますが、この丼ぶりが誕生したのは平成21年(2009年)とごく最近のこと。
東北大学工学部の堀切川一男教授が、大分で食べた「アジの漬け丼」をヒントに考案したそうです。
さっそく地場産の白身魚で作ってみた教授の丼飯は家族に大好評で、仙台観光コンベンション協会と仙台市産業振興事業団に商品化の相談を仰いだのがはじまりと言われます。
やがて東日本大震災からの「復興めし」として取り上げられ、知名度が急上昇するに至りました。
現在仙台市内を中心に、約30店舗のお店で「仙台づけ丼」を提供しています。
タレの味付けを工夫して一般的な「海鮮丼」とは一線を画すこと、料金を明確化して比較的リーズナブルな価格で提供することも条件です。
お店によって趣の異なる味を楽しめますが、づけ丼のネタとなる魚の仕入れができないときは提供されないことがあるので、予め確認しておくようにしてください。
創業は昭和23年(1948年)、70年以上の伝統を誇る老舗寿司店です。
旬の三陸の海産物をふんだんに使った寿司や魚料理を楽しむことができます。
仙台づけ丼生みの親・堀切川東北大教授とともに開発した、元祖づけ丼を味わえるお店です。
自慢のつけダレは、醤油をベースに昆布出汁やみりん、酒などを加えた特製のもの。
米は宮城県大崎市産のササニシキを使用しています。
具材の種類も多く、マコガレイや金目、アイナメ、イクラなどを使用していますが、時期や日によっても変わってきます。
具材と飯の間に挟んだ刻みガリがアクセントです。
住所 : 宮城県仙台市青葉区一番町4-4-6
マップ : Googleマップ
アクセス : 仙台市営地下鉄南北線・勾当台公園駅より徒歩3分
電話番号 : 050-5492-4376
定休日 : 日・祝日
営業時間 : 11:00~14:00/17:00~23:00
公式サイト : 富貴寿司
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ
牛タン・笹かまぼことともに「三大仙台名物」として知られるずんだ餅。
すり潰した枝豆に砂糖などを加えて餡を作り、白餅と絡めて食べる和菓子のことです。
爽やかな萌黄色の見た目が印象的で、喜ばれる仙台土産の定番としても知られています。
枝豆は塩茹でして食べる方法が普及しているため、砂糖を加えて甘くするなど想像できないかもしれませんね。
しかし、枝豆が持つ仄かな苦みと砂糖の甘さが中和して独特の爽快な食感となり、もちっとした白餅と抜群のコンビネーションを醸し出しています。
宮城県を中心とした東北地方南部では知られた存在ですが、全国の他の地域ではなかなかお目にかかることがありません。
ずんだ餅は、元々枝豆の収穫期と重なる8月の旧盆の時期に作られた「お供え料理」としてはじまりました。
栄養価が高く消化にもよい食べ物として、「夏の風物詩」として長い間親しまれてきました。
ずんだ餅の名前の由来は諸説ありますが、「陣太刀餅」や「豆打餅」「甚太餅」といった食べ物が訛ったものだと言われています。
「陣太刀餅」説は、伊達政宗が豆を太刀で刻んだ陣中食に命名したとか、「甚太餅」説では、甚太という農民が作った食べ物を周囲の人が甚太餅を呼んでいたなど発祥の言われは様々です。
今では冷凍技術の発達もあり、夏季シーズンだけでなく年間を通じて流通するようになりました。
一番町にある和風情緒たっぷりの甘味処です。
それもそのはず、元々は料亭だった建物をリニューアルしたもので、庭園のある贅沢な雰囲気に浸りながら食事を楽しむことができます。
和スイーツ中心ですが、ラーメンやうどんなどガッツリ系のメニューも充実しています。
ずんだ餅(づんだ餅)はお店手作りで、控えめな甘みが特徴の逸品を、作りたての状態で味わうことができます。
お茶付きの単品メニューも好評ですが、ラーメンやうどんのセットを注文すれば、デザートとして付いてくるのも嬉しいところです。
住所 : 宮城県仙台市青葉区北目町2−38
マップ : Googleマップ
アクセス : 仙台市営地下鉄南北線・広瀬通駅より徒歩3分
電話番号 : 022-223-3618
定休日 : 月曜日・年末年始
営業時間 : 11:00~18:00
予算 : ~1,000円
キャッシュレス決済 : 不可
禁煙・喫煙 : 全席禁煙
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ
※ずんだの関連記事: 仙台名物ずんだのおすすめ8選!ずんだ餅にシェイクなど絶品スイーツを紹介
「はらこ」とは腹の子、つまり魚卵のことを指します。
はらこ飯とは、鮭の卵であるイクラと親である鮭の身を盛った丼ぶり飯です。
太平洋に面した県南部・亘理町の荒浜地区に古くから伝わる郷土料理で、秋の味覚として現地では欠かせない存在となっています。
亘理町を流れる阿武隈川は、古来から鮭が遡上する川として知られていました。
この地域では地引網を用いて鮭を漁獲していたのですが、漁師のまかない食として発展してきた料理が「はらこ飯」のはじまりと言われています。
江戸時代初期、荒浜の運河工事の視察に訪れた藩主・伊達政宗に献上されたとの記録が残っていることから、この頃には既に存在していたようです。
イクラとサーモンが一緒になった丼飯はさほど珍しいものではありませんが、はらこ飯は通常の「イクラサーモン丼」と比べて大きく異なる点があります。
イクラサーモン丼が白飯(あるいは酢飯)をそのまま使うのに対して、はらこ飯は醤油やみりんと一緒に鮭を煮込み、その煮汁で炊き込んだ飯を使っています。
はらこ飯は炊き込みご飯の一種であり、茶色っぽい色の飯が特徴です。
旨味たっぷりの煮汁が滲みこんだご飯は、これだけでもお替わりしたくなるほど。
はらこ飯は、鮭が遡上する9~11月の秋シーズン限定で提供されます。
今では発祥の亘理町だけでなく、仙台市など県内の他エリアでも提供するお店が増えてきています。
お店で注文する場合、鮭のあら汁が付いてくるスタイルが一般的です。
はらこ飯を含む宮城の五季飯(他にほっき丼・あなごせいろ・銀鮭はらこ飯・かき飯)を味わえる漁師料理店です。
元漁師の店主が、亘理町荒浜の旬の食材を使った伝統的な漁師料理を提供する寿司店として開業しました。
東日本大震災で店舗が全壊する被害を被りながら、5年後に完全復活し、絶品の料理を提供しています。
こちらのはらこ飯は、9月初旬から12月初旬にかけての限定提供です。
食材である鮭とイクラは宮城県秋鮭を使用しています。
イクラの薄皮を手作業で剥すなど、丁寧な下処理が美味しさの秘訣となっており、シーズンには行列必至の人気メニューとなっています。
住所 : 宮城県亘理郡亘理町荒浜字中野183-8
マップ : Googleマップ
アクセス
:
常磐自動車道・鳥の海スマートICより6分
JR常磐線・亘理駅より車で13分
電話番号 : 0223-35-2585
定休日 : 月曜日
営業時間 : 11:00~14:00/17:00~20:00
公式サイト : あら浜
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ
福島県との県境・宮城県最南部にある白石市は、蔵王連峰の麓に位置する自然豊かな街です。
伊達政宗を支えた名参謀・片倉小十郎景綱ゆかりの城下町としても知られ、市内には白石城をはじめ数多くの由緒ある観光スポットが点在しています。
そんな白石市を代表する特産グルメが「白石温麺(うーめん)」です。
白石温麺は素麺に近い食べ物ですが、長さが10cm程度と、素麺の1/3程度しかありません。
長さが短いために小さな鍋でも調理しやすく、食べやすいといったメリットがあります。
さらに大きな特徴として、素麺は麺を延ばすときに油を塗りますが、温麺は油を使用しないで作られます。
油を塗らないために胃腸への負担が少なく、素麺よりも健康面を配慮した麺類とも言えます。
また、麺の太さが素麺より一回り太いため、食べ応え充分です。
白石温麺のルーツについては、おおよそ以下のようなエピソードが伝えられています。
江戸時代はじめ頃の伊達藩白石城下に、大畑屋鈴木浅右衛門という人が父親と一緒に暮らしていたそうです。
父親は胃腸が悪くて苦しんでいましたが、ある日旅の僧侶が現れて、浅右衛門に油を使わず消化の良い麺の製法を伝授したとのこと。
さっそく浅右衛門はこの製法で麺を作って父親に食べさせたところ、病が全快するに至りました。
この話を聞いた城主・片倉小十郎は、浅右衛門の温かい心を称え、その麺に「温麺」と名付けて奨励することにしたそうです。
全国的にはあまり知られていない温麺ですが、白石市を含む宮城県下ではメジャーな存在です。
素麺のように暑い夏の季節に集中して食されるわけではなく、冬は温麺にするなど年間を通じて消費されています。
また白石温麺は、秋田県の特産品・稲庭うどんのルーツになったとも言われています。
「きちみ製麺」は、本格的な白石温麺を製造する老舗製麺所。
商標である「つりがね印」は、片倉家の旗印である「黒つりがね」をデザイン化したものです。
これは、現社長の先祖が城主片倉小十郎から使用を賜ったと言われる由緒あるもので、このお店の歴史と風格を感じさせます。
「光庵」は、このきちみ製麺直営の食事処で、伝統ある手延べ温麺を存分に楽しめるお店です。
先祖代々受け継がれた武家屋敷をリニューアルした店舗は、情緒たっぷり。
珍しい茅葺屋根の古民家で食事を楽しむことができます。
ミシュランガイド宮城2017特別版に掲載されました 。
麺そのものの味を満喫できる「冷やしうーめん」のほか、メニューもバラエティに富んでいます。
特にさっぱりした風味が魅力の「なめこおろしうーめん」は人気定番メニューです。
住所 : 宮城県白石市本町46
マップ : Googleマップ
アクセス : JR東北本線・白石駅より徒歩8分
電話番号 : 0224-26-2565
定休日 : 木曜日 第3金曜日 ※臨時休業日あり
営業時間 : 11:00~14:30
公式サイト : きちみ製麺
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ
宮城県は、全国トップクラスを誇る牡蠣(マガキ)の大産地です。
日本国内における牡蠣の水揚げ量は、広島県と宮城県がほとんどのシェアを占めています。
加工用も含めた全体の水揚げ量こそ広島県が一番ですが、生牡蠣に関しては宮城県の三陸海岸産がトップです。
世界三大漁場にも数えられる三陸海岸は、牡蠣の餌となるプランクトンが豊富で、良質な牡蠣の生産には最適な場所と言えます。
広島の牡蠣が肉厚で大粒なのに対して、宮城の牡蠣はやや小ぶり。
しかしながら旨味が凝縮しており、さっぱりとした味わいの広島産よりも、濃厚でクリーミーな味わいを楽しむことができます。
宮城産牡蠣の旬は冬場が中心で、おおよそ11~4月ですが、特に春を迎える3月の下旬から4月にかけてが身が締まり、一番美味しいと言われています。
仙台を含む宮城県の沿岸地域で広く提供されていますが、やはり特産地として有名なのが松島!
日本三景に数えられる、絶景の景観を眺めながら味わう牡蠣の味は絶品です。
松島周辺では年間を通じて牡蠣が楽しめますが、やはり旬の冬から春先にかけては身が太り、格段に美味しくなります。
牡蠣をお腹いっぱい食べたい人には、絶対おすすめのお店です。
何といっても食べ放題のコースが設けられており、新鮮で美味しい牡蠣を心ゆくまで存分に味わえます。
新鮮な三陸産魚介類を1500種類以上扱っている観光スポット・「松島さかな市場」内に併設されており、お買い物も一緒に楽しめるのが嬉しいところです。
年間を通じて楽しめる「焼き牡蠣食べ放題」は、45分間の時間制限内で、蒸し焼きに殻付牡蠣を好きなだけ食べることができます。
牡蠣ご飯や牡蠣の吸い物、帆立貝などが味わえるセットメニューも複数用意されているので、焼がきだけでは物足りないと思う人も大満足です。
年間を通じて提供されているメニューですが、やはり旬である冬の時期の美味しさは格別ですよ。
住所 : 宮城県宮城郡松島町松島普賢堂4-10 松島さかな市場内
マップ : Googleマップ
アクセス : JR仙石線・松島海岸駅より徒歩10分
電話番号 : 022-353-2318
定休日 : 年中無休
営業時間 :
公式サイト : 松島さかな市場
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ
中国料理の高級食材として知られるフカヒレ。
文字通りサメのひれのことですが、サメをあまり食用としない日本人にとっては遠い存在と思われるかもしれませんね。
実際のところ、サメは日本国内でも水揚げされており、そのうち8割を宮城県の気仙沼港が占めています。
気仙沼でのフカヒレ生産の歴史は古く、その高い加工技術は本場中国でも絶賛されているほどです。
気仙沼でサメが豊富に水揚げされる理由として、この地方では昔からマグロやカジキなどの延縄漁業が盛んだったことが挙げられます。
対象であるマグロなどと一緒に、ヨシキリザメなどのサメ類が大量に漁獲されたこともあり、こうしたサメを原料とする水産加工が発達してきました。
フカヒレ自体には味や香りがありませんが、トロミのあるシャキシャキした食感がやみつきになり、調理法次第では垂涎の絶品料理に生まれ変わります。
しかも、コラーゲンやコンドロイチン、カルシウムなど栄養素をたっぷり含んだ栄養食品でもあります。
気仙沼市内には、定番のフカヒレスープや姿煮、フカヒレ丼など、特産のフカヒレを使った料理を提供するお店がたくさんあります。
中でも、フカヒレの姿煮を豪快にトッピングした「ふかひれラーメン」は、気仙沼のご当地グルメとして大人気。
とろみのある濃厚スープと中太のちぢれ麺との相性は抜群で、一度食べたらやみつきになるほどです。
庶民的な町の中華食堂ですが、気仙沼の2大ご当地グルメが両方味わえるお店として人気があります。
店名の通り、ひとつは「気仙沼ホルモン」、もうひとつは豪快なふかひれラーメン。
濃厚な味わいが魅力的な、ホルモン入り味噌ラーメンも看板メニューのひとつです。
こちらの名物「ふかひれラーメン」2420円(税込)は、数日かけて丁寧に仕込んだ、フカヒレの姿煮がそのままトッピングされた豪華版!
ほかの具材は青梗菜のみとシンプルですが、フカヒレそのものの味が存分に味わえる逸品に仕上がっています。
ラーメンにしてはちょっぴり高めの価格設定ですが、たまには贅沢したいものですね。
住所 : 宮城県気仙沼市田谷12-2
マップ : Googleマップ
アクセス : JR気仙沼線・南気仙沼駅より徒歩2分
電話番号 : 0226-24-0378
定休日 : なし
営業時間 : 11:00~14:00/17:00~22:00
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ
漁師町である気仙沼のご当地グルメといえば、フカヒレなどの絶品の海産物が筆頭に挙がりますね。
しかし、この地には、魚の街・気仙沼のイメージとは程遠い、名物肉料理が存在します。
前項でも少し触れた「気仙沼ホルモン」です。
遠洋漁業が盛んであり、一度漁に出れば長い期間船上で生活しなければならない気仙沼の漁師にとって、帰港すればどうしても肉の味が恋しくなります。
そんな背景から生まれた気仙沼ホルモンは、一般的なホルモン焼きとはひと味違った特色を持っています。
豚のモツ(内臓)を具材として使用することは、通常のホルモン焼きとあまり違いがありませんが、ボイルせず生のものを使うことが第一条件です。
大腸や小腸(白モツ)だけでなく、赤モツとよばれるハツ(心臓)やレバーなども使用します。
また、味付けは味噌ニンニクだれを使用し、唐辛子を加えるなど辛口に仕上げるのが第二条件となります。
最後の条件として、千切りキャベツにウスターソースをかけたものと一緒に食べることが求められます。
上記3つの条件をクリアしないと「気仙沼ホルモン」とは認めてもらえないのです。
漁師料理から家庭料理に定着し、地元ではごく普通に食べられていた気仙沼ホルモンですが、平成の中頃から一躍全国区に名乗りを上げることになりました。
平成18年(2006年)に町おこしの一環としてPRがはじまり、テレビ番組などメディアでも取り上げられるようになったのです。
今では地元のB級ご当地グルメとして、焼肉店を中心とした多くのお店で提供しています。
最高にウマい気仙沼ホルモンが食べられるとして、地元でも大評判のお店です。
新鮮で質の高い極上ホルモンを、ボリュームたっぷり、しかもリーズナブルな価格楽しむことができます。
ホルモンはトロトロに柔らかくて、炭火で焼くとジューシーな味わいが口いっぱいに広がります。
こちらのお店は、ランチタイムに訪れると絶対にお得です。
ランチ限定の「ホルモン定食」は、ライス・スープが付いて700円(税込)と破格の価格設定となっています。
ホルモンもライスもボリュームたっぷりで、大満足のランチになることでしょう。
住所 : 宮城県気仙沼市松崎中瀬291-3
マップ : Googleマップ
アクセス : JR気仙沼線・松岩駅より徒歩10分
電話番号 : 0226-24-2862
営業時間 : 11:00~13:30/17:30~21:00
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ
気仙沼市の南部、三陸海岸に面した石巻市も漁業の盛んな街です。
仙台に次ぐ宮城県第2の都市ですが、こちらにはちょっと風変わりなご当地焼きそばが存在します。
「石巻焼きそば」は、完成すれば普通のソース焼きそばと同じに見えますが、調理前の麺もまた茶色!
通常の焼きそばは調理前は黄色っぽい色をしていますが、最初から茶色い麺なんで他に類がなく、この焼きそば最大の特徴となっています。
B級グルメの祭典「B-1グランプリ 」にも登場しており、全国的にも知る人ぞ知る存在です。
石巻焼きそばは茶色い理由は、通常の焼きそばが強力粉を使用して作っているのに対して、中力粉を使っていること。
また、通常の焼きそばが1回しか蒸さないのに対して、2回蒸すために変化すると考えられていますが、実際のところは不明です。
2回も蒸し焼きにするためふっくらと仕上がり、液体を吸収する能力が高まるため、だし汁を加えて味わいを深め、蒸し焼きにして食べます。
濃いめの味がついているイメージがありますが、意外とあっさりしているので、仕上げにたっぷりソースをかけて食べるのが一般的。
最後に目玉焼きをトッピングすることも条件のひとつとされています。
石巻焼きそばの歴史は意外と古く、戦後間もない昭和25年(1950年)頃。
地元の春元製麺所創始者が、焼いてもベタつかなく中華麺よりも質のよい麺を開発しようとしたことがはじまりとされています。
やがて石巻市内に定着するようになり、平成になって「B-1グランプリ」出場するなど知名度を上げてきました。
今では市内を中心に50か所近い飲食店で、個性のある石巻焼きそばを提供しています。
昭和20年(1950年)創業の老舗店で、地元ではとても人気のある食堂です。
東日本大震災で被災して一度閉店していましたが、常連客等の強い要望から見事に復活しました。
こちらで提供する石巻焼きそばは、食べ応えのある太麺を使用。
ソースを使わず、魚介系のダシ汁のみで味付けしています。
味付けが薄いと感じたら、卓上のある特製ソースで好みの濃さに調節することができます。
トッピングが何もないリーズナブルな「素焼きそば」タイプから、肉と野菜、玉子がのったフルトッピングの「特製焼きそば」まで、メニューも豊富にあります。
住所 : 宮城県石巻市立町2-6-17
マップ : Googleマップ
アクセス : JR千石線・石巻駅より徒歩4分
電話番号 : 0225-93-4645
定休日 : 不定休
営業時間 : 11:30~19:00
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ
岩手県と県境を接する県最北部に位置する登米市。
最近では、NHK連続テレビ小説「おかえりモネ」の舞台にもなったことでも知られています。
市内には明治時代にタイムスリップしたかのようなレトロな街並みが残り、「みやぎの明治村」の異名を持つ魅力的な街です。
そんな登米市を訪れたらぜひ味わっておきたいご当地グルメが、他の地域ではみられない「油麩丼」です。
まず「油麩」自体が馴染みのない食べ物で、はじめて名前を聞く人も多いと思います。
油麩は、宮城県北部から岩手県南部にかけて伝統的に伝わる郷土料理で、小麦粉のたんぱく質成分のグルテンを油で揚げて作った「あげ麩」のことです。
長さは25cm程度、太さは直径5cm程度のフランスパンに似た形をしており、元々はお盆の時期に作られる「お供え料理」として伝わってきました。
今では年間を通じて作られ、主に煮物や味噌汁の具として用いられています。
登米市内にある7~8社程度の業者によって製造されていますが、登米エリア以外ではほとんど流通していない幻の食材です。
そんなレアな油麩を具材に使用し、かつ丼のように卵とじにした丼飯が「油麩丼」です。
今から30年ほど前に、地元旅館のおかみさんが、かつ丼の代用として作ったのがはじまりと言われています。
やがて市内で絶大な支持を受けるようになり、B級ご当地グルメの祭典「B-1グランプリ」に何度も出場するなど全国的な知名度も上がってきました。
出し汁を吸った油麩とネギに絡む絶妙な半熟卵の食感がたまらなく、脳トレで有名な川島隆太教授も大ファンだそうです。
登米市内にある10店舗以上の飲食店で味わうことができます。
油麩丼発祥のお店で、海老紋旅館に併設されている食事処です。
このお店のおかみさんが、肉を食べられない人向けに開発した肉不使用のかつ丼が「油麩丼」のはじまりと言われています。
30年前から変わらない元祖の味を楽しむことができますよ。
食材や調味料は地元登米市産にこだわり、使用する米も登米で生産されたものです。
味がしっかり滲み込んだ油麩の濃厚な味わいは、一度食べたらやみつきになることでしょう。
すいとんに似たもうひとつの登米グルメ・はっと汁もおすすめです。
住所 : 宮城県登米市登米町寺池桜小路91
マップ : Googleマップ
アクセス : 登米市バス 循環線・ 登米三日町バス停より徒歩1分
電話番号 : 0220-52-3161
定休日 : 不定休
営業時間 : 11:30~14:00
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ
南三陸町は宮城県北部の臨海エリア。
文字通り三陸海岸の南部に位置する漁業が盛んな街です。
周辺の自治体と同様に、この町も東日本大震災で壊滅的な被害を受けたことは記憶に新しいところかもしれません。
そんな南三陸町には、震災前から町おこしの一環として企画されたご当地グルメが存在します。
豪華絢爛な丼ぶり飯として知られる「南三陸キラキラ丼」です。
そのキラキラネームから、いったいどんな丼ぶり飯なのかイメージできないかもしれませんね。
キラキラ丼とは、地元南三陸の海で獲れる豪華で新鮮な海産物をたっぷりとのせた丼ぶり飯のことです。
その食材が放つ光沢が、神々しいまでキラキラと輝いていることから名付けられました。
これまでも宮城発の海鮮系丼ぶり飯をご紹介してきましたが、旬の時期でなければ食べられないものもあったと思います。
ところが、このキラキラ丼はシーズンによって趣を変えながら年間を通じて味わうことができるんです。
南三陸キラキラ丼は、季節に応じて下記4種類の丼が提供されています。
使用する魚介の種類は提供するお店によって異なりますが、宮城県産の米を使用することや、価格を1500円以上に設定するなど共通の取り決めもあります。
贅沢すぎるほど海産物を堪能できる「南三陸キラキラ丼」は、南三陸町内にある12店舗の加盟店で楽しむことができます。
「南三陸さんさん商店街」は、東日本大震災の復興事業として開設された新しい商店街です。
南三陸杉で建てられた斬新な商店街棟には、飲食店をはじめ28店舗が営業展開しています。
そのうち6店舗の飲食店で「南三陸キラキラ丼」を販売しており、オリジナリティー溢れるメニューで腕を競い合っています。
食楽 しお彩は、地元の人に絶大な支持を誇る食事処で、テレビ番組でも紹介されたことのある名店です。
地元産の旬の魚介類を使用した各種キラキラ丼は、シンプルながらも絶品の味覚を楽しめます。
四季折々のキラキラ丼を、すべて食べたくなること必至です。
住所 : 宮城県本吉郡南三陸町志津川字五日町51 南三陸さんさん商店街内
マップ : Googleマップ
アクセス : JR気仙沼BRT・志津川駅より徒歩2分
電話番号 : 0226-46-1087
定休日 : 火曜日
営業時間 :
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ
宮城はグルメ大国である県都・仙台だけでなく、県全体が美味しいグルメの宝庫。
豊かな三陸の海の幸をはじめ、県外ではあまり知られていない絶品ご当地グルメがたくさん存在します。
今回ご紹介したグルメの発信地の中には、東日本大震災で大きな被害を受けた地域もあります。
復興を願って、自慢のご当地グルメを堪能したいものですね。
※仙台 グルメの関連記事: 仙台のご当地グルメ11選!定番の牛タンから新名物の仙台づけ丼や麻婆焼きそばまで
最終更新日 : 2024/02/25
公開日 : 2021/11/01