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赤福とは、三重県伊勢市に本店を構える和菓子店です。
創業1707年(宝永4年)と300年以上前から続く老舗で、江戸時代から伊勢神宮へ参拝する人々のお腹と心を満たしてきました。
現代では全国に名を轟かすほどの名店になりましたが、それでもなお昔と変わらず、伊勢神宮のお膝元「おかげ横丁」でお伊勢参りに来た人々をもてなしています。
赤福の看板商品「赤福餅」は伊勢のご当地グルメとして必ず取り上げられるほど人気です。
観光時に食べるのはもちろん、お土産の定番としても根付いています。
伊勢に行った時にはぜひ立ち寄って頂きたいお店です。
住所:三重県伊勢市宇治中之切町26 おかげ横丁
マップ: Googleマップ
電話番号:0596-22-7000
営業時間:5:00~17:00(繁忙期時間変更あり)
定休日:無休
予算:~1,000円
禁煙・喫煙:全席禁煙
予約サイト・口コミ・クーポン: 食べログ
公式サイト: 赤福
老若男女問わず全国で人気の赤福餅。
ここでは、赤福餅のこだわりや上手な食べ方・保存方法、ラインナップなど、赤福餅に関する情報をご紹介します。
赤福の看板商品で、長年多くの人から愛されているのが赤福餅です。
赤福餅とは柔らかいお餅の上にこしあんを乗せた、あんころ餅のような和菓子です。
こしあんの形は伊勢神宮の神域を流れる五十鈴川を連想しており、こしあんの三筋の線は川の清流、下の餅は川底の小石を表現しています。
あんことお餅それぞれのクオリティが高いことはもちろん、2つの素材の比率や味のバランスが絶妙でとても美味しいと評判を呼び、今では伊勢が誇る特産品となりました。
赤福餅の要となる小豆と餅米は、全て国産を使用しています。
小豆は質が高いと定評のある北海道産の厳しい品質基準をクリアしたものだけを使用しており、これによってあんこの豊かな香りとなめらかな食感を実現しました。
もち米は、北海道産と熊本県の八代産のものを使用しています。
これらのもち米は時間が経っても硬くならず、柔らかい食感を保てることから赤福餅に最適です。
お餅は餅米のみで作っているため、常食用のうるち米などが混入しないよう「もち米専用団地」で作られたものに限定して仕入れています。
赤福餅の原材料は素材の味を活かすため、極力添加物を控えてシンプルな構成になっています。
ただ、製品の特性上、気温によって品質に違いが出やすいため、実は夏季と冬季で原材料に若干違いがあります。
夏季は砂糖、小豆、もち米のみですが、冬季は上記に加えて糖類加工品(大豆を含む)が使用されています。
これは冬に気温が下がった時でもお餅が硬くならないようにするため添加されたものです。
ちなみに、夏季は5月下旬~10月中旬頃、冬季は10月中旬~5月中旬頃となっています。
1年を通していつも同じクオリティを保つため、こうした工夫が行われているのですね。
木箱に入った赤福餅は1つひとつを取るのが難しく、お皿に移した時には形が崩れてしまっているということがよくあります。
ここでは、箱から赤福餅を綺麗に出す方法をご紹介します。
赤福餅は木の折り箱にぎっしり詰まっていて、お餅の上に紙が1枚被さっています。
この紙を綺麗、かつ簡単に取る方法をご紹介します。
上記の写真のように、1番上と2番目の赤福餅の間の隙間に、指を一本入れてくぼみを作ります。
そうすると紙が浮くので、反対の手で紙を取ります。
とっても簡単で綺麗に紙が取れるので、開ける時はぜひ試してみてください。
箱の中には赤福餅がぎっしりと詰まっています。
あんこの下にあるお餅が箱の底にくっついているため、無理に剥がすと形が崩れてしまうため注意が必要です。
赤福餅を綺麗に剥がすために、木箱の蓋の表面に付いている木のへらを使います。
赤福餅の輪郭に沿って、木のへらを入れていきます。
隣のお餅がくっついてこないように、しっかりと切り分けましょう。
ここでしっかりと切り分けておかないと、後で形が崩れる原因になります。
切り分けたら、木のへらを使って下のお餅を丁寧に少しずつ剥がしていきます。
へらを入れる場所は、ご自身のやりやすい場所で大丈夫です。
全体が剥がれたら、お餅の下に木べらを入れて全体を持ち上げ、そのままお皿に移します。
この時に上のあんこが崩れがちなので、必ずお餅全体を木べらに乗せるようにしましょう。
一回で全部食べきれなかった場合、赤福餅を保存する必要があります。
品質を落とさず、なるべく開けたての美味しさを保つ保存方法をご紹介します。
なるべく空気に触れないよう、木箱を元の状態に戻した後にビニール袋に入れて口をしばります。
その後、直射日光が当たらず比較的涼しい場所に置いて保存します。
冷蔵庫に入れるとお餅が硬くなるため、なるべく常温での保存が望ましいですが、夏場にどうしても涼しい場所が見つからない場合は、袋を二重にして冷蔵庫の野菜室に保存するのがおすすめです。
いずれにしても、赤福餅は保存期間が短いので、なるべく早めに食べるようにしましょう。
赤福餅は生ものであるため、賞味期限ではなく消費期限になります。
消費期限は安全に食べられる期限なので、必ず消費期限までに食べ切ってしまわなければいけません。
赤福餅の消費期限は、季節によって異なります。
夏季は製造日含め2日間、冬季は製造日含め3日間となります。
消費期限が短いため、食べる人数や先の予定なども考え個数を選ぶことが大切です。
赤福餅はお馴染みの折り箱だけではなく、用途に分けていくつか種類があります。
ここでは、その種類と適した用途をご紹介します。
赤福餅といえば、ピンク色の包装紙で包まれたこの折り箱タイプが主流です。
こちらはどの店舗でも販売していて、8個入りと12個入りはすぐに購入することができます。
あまりお目にかかることはありませんが、実は20個入りという商品も存在します。
こちらは本店、内宮前支店、五十鈴川店のみで販売しています。
ただ、事前に予約をすれば他の店舗でも受け取れるので、購入したい場合は最寄りの店舗で予約をすれば大丈夫です。
おうちで食べる他、ご家庭や会社などへのちょっとしたお土産に最適です。
直営店と百貨店では、1人ひとりに分けて配りやすいように、赤福餅2個を1つの箱に入れた「銘々箱」という商品も販売しています。
少量での包装なので、気軽に購入できるのが嬉しいですね。
ちょっとした手土産で個人に配りたい場合や、個人でおやつ程度につまみたい時に最適です。
米などの穀物を蒸す時に使う道具を甑(こしき)や蒸籠(せいろ)と呼び、甑や蒸籠に見立てた木箱に赤福餅を詰めた商品です。
木箱は風呂敷で包まれていて特別感があります。
重厚感があり、かしこまった贈答品として最適です。
こちらの品物はどの店舗でも要予約となっているため、購入したい場合は事前に店舗に問い合わせる必要があります。
赤福の喫茶スペースがついた店舗では、お茶と一緒に赤福餅を楽しめます。
赤福の抹茶は厳選された碾茶(ひきちゃ)を使用しており、芳醇な香りと甘み・旨味が特徴です。
濃厚な香りと旨味を含んだ上質な抹茶は、赤福餅との相性抜群。
深みのある上品な甘さのあんこと、柔らかいお餅の食感がより引き立ちます。
また、赤福餅が綺麗に映える器と抹茶の組み合わせが華やか。
おうちではなかなか味わうことができない特別感を体験することができますよ。
昭和36年から続く、赤福の夏季限定の名物かき氷です。
一見普通の抹茶かき氷ですが、中にはなんとあんことお餅が入っているという驚きの一品!
かき氷にお餅というのは斬新ですよね。
赤福氷はとにかく氷がふわふわで柔らか。
口の中でしゅわ~っと溶けていく感覚がたまりません。
中のあんこは小豆の風味が濃厚で程よい甘さ。
抹茶の爽やかな風味とあんこのこっくりとした甘さのバランスが絶妙です。
そして、氷の中に入っているお餅は、氷の中でも美味しくいただけるように改良された特別なものを使っています。
細かいところにも気を配り、美味しさを追求した赤福が誇る夏の一品です。
なお、赤福氷は本店以外の喫茶スペースのある店舗で提供しています。
こちらは冬季限定のぜんざいです。
こちらも赤福氷同様、本店以外の喫茶スペースのある店舗で提供しています。
赤福餅で使う厳選された大納言小豆を丁寧に炊き上げ、雑味を取りながら旨味や粒感を残した上質な味わいです。
小豆の豊かな香りと上品な甘さが際立ちます。
お餅は注文が入ってから焼くため、外はパリっと、中は柔らかい絶妙な食感です。
厳選された食材を使って丁寧に作られたぜんざいは絶品!
寒い冬に頂くと、身も心も温まりますよ。
伊勢では、毎月一日には、いつもより早く起きて伊勢神宮にお参りするという習慣があります。
赤福ではその習わしに沿って、お正月を除く毎月一日の日限定の「朔日餅」を販売し、参拝に来たお客様をお迎えしています。
朔日餅の内容は月ごとに違い、毎月違う味を楽しめると大人気!
1年に一度しか出会えない味を求め、毎月一日の日にはお店の前には開店前から行列ができています。
競争率が高くかなりハードルが高いですが、気になる方はスケジュールを調整して行ってみてはいかがでしょうか。
赤福餅は三重県、愛知県、岐阜県と和歌山県を除く関西一帯で販売しています。
直営店や百貨店、主要駅やサービスエリアなどで販売していますが、駅やサービスエリアでは一日の販売個数が決まっているため売り切れることもしばしば。
そのため、これらの場所で購入する場合は午前中に行くことをオススメします。
なお、店舗によっては買えるラインナップが限られている場合もあります。
残念ながら、東京には通年で赤福餅を買える場所がありません。
しかし、百貨店や駅の構内などのイベントで期間限定で販売していることがあるので、その時に購入することは可能です。
イベントの情報は 赤福のホームページ に記載されていますので、ぜひチェックしてください。
今回は赤福餅の人気の秘密や、期間限定の商品などをご紹介しました。
伊勢に行った時には、赤福餅の他にも限定の絶品スイーツも楽しんでみてください♪
一度食べると病みつきになることでしょう。
最終更新日 : 2022/03/16
公開日 : 2022/03/16