top
>
東アジア・中国・台湾
>
日本
>
静岡
本ページに掲載のリンク及びバナーには広告(PR)が含まれています。
静岡市を含む駿河(県中部)を中心に、県内で広く食されている名物郷土料理が「静岡おでん」です。
地元では「しぞーかおでん」として親しまれているご当地おでんですが、一般的に流通しているおでんとはひと味違ったもの。
見かけもスタイルも、使われる具材も独自の「進化形」おでんなんです。
静岡おでんの特徴のひとつは、ダシ汁が真っ黒なこと。
牛すじや豚モツなど肉系の具材に濃口醤油を加え、継ぎ足しながら煮込むため、色が黒っぽくなるそうです。
見た目はとても塩辛そうですが、あっさりとした味わいで具材の旨味を最大限に引き出しています。
また、具材に串を刺して提供するのも大きな特徴。
鍋から取り出しやすいうえに、食べやすいスタイルなのが嬉しいところです。
大根やコンニャク、玉子など通常のおでんでも使われる具材のほか、このおでん特有の珍しいネタを使うことも大きな特徴です。
牛すじや豚モツなどもおでんの具材としては珍しいかもしれませんが、忘れてはならない存在が「黒はんぺん」。
焼津港の特産として知られ、サバやイワシなど青魚を材料に、骨も皮も取り除くことなく作るため色が黒くなります。
日持ちしないため地元以外では見かけない食べ物ですが、モチモチの食感がたまらなく病みつきになる逸品です。
静岡おでんの発祥は大正時代まで遡ります。
食糧難の折り、それまで廃棄していた牛すじや豚モツ等を具材として煮込んだことがはじまりだそうです。
焼津や由比などの漁港が近く、練り製品の入手が容易だったことも要因として挙げられ、昭和30年代には静岡駅前で100軒を超える屋台が軒を並べていたと言われています。
今では屋台こそ姿を消してしまいましたが、「青葉横丁」と「青葉おでん街」という2つのおでん街が駅前にあり、昔ながらの絶品の味を楽しむことができます。
昭和23年(1948年)創業の老舗で、おでんの聖地「青葉横丁」内にあります。
屋台時代からの伝統の味を引き継ぎ、創業以来継ぎ足して使っているダシ汁が自慢です。
また、開店と同時に満席になることが多い超人気店として知られています。
看板メニュー「静岡おでん」は、扱っているネタのレパートリーが何と15種類以上!
コンニャクや玉子など定番ネタのほか、牛すじや黒はんぺん、しのだ巻などレアな具材もたっぷり楽しめます。
古き昭和の雰囲気に包まれた店内は、居心地の良さも抜群ですよ。
住所 : 静岡県静岡市葵区常磐町1-8-7 「青葉横丁」内
マップ : Googleマップ
アクセス : JR東海道本線・静岡駅より徒歩15分
電話番号 : 054-253-3836
定休日 : 日曜日
営業時間 : 17:00~22:00
予算 : 2,000~3,000円
キャッシュレス決済 : 不可
禁煙・喫煙 : 全席禁煙
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ ホットペッパーグルメ
※静岡おでんの関連記事: 静岡名物「静岡おでん」とは?その魅力や地元のおすすめ店を紹介
富士山の麓に位置し、富士山山頂や朝霧高原などの観光スポットが豊富な富士宮市。
この街を代表するだけでなく、今や静岡県をも代表するご当地グルメといえば、この「富士宮やきそば」が挙げられます。
終戦直後から市内で流通していた「独自」の焼きそばは、やがて町おこしの一環を担うこととなり、西暦2000年頃からご当地B級グルメ「富士宮やきそば」として脚光を浴びることになりました。
そして、平成18年(2006年)にご当地B級グルメの祭典「B-1グランプリ」が開催されると、第1回・第2回とグランプリを獲得するまでになったのです。
今では全国的に抜群の知名度を誇り、町おこしグルメの象徴的存在となっています。
富士宮やきそばと通常の焼きそばは、おおよそ下記の違いがあると言われています。
第1に通常の焼きそばよりもコシが強い傾向があります。
こちらは製造工程の違いから生じるもので、通常の焼きそばは蒸した後に茹でますが、富士宮やきそばは茹でずに急速に冷やし、油で表面をコーティングします。
そのため、水分が少なくコシが強い麺になるそうです。
第2の特徴として、具材に「油かす」を使用することが挙げられます。
油かすとは、ラードを搾ったあとにできる油かすのことで、こちらを油で揚げて具材に加えています。
旨味がたっぷりで、富士宮やきそばの味を引き立てる名わき役でもあります。
他にもキャベツは富士宮産の高原キャベツ、水は富士山の湧水、サクラエビは駿河湾産など、地元産を優先して使用することも忘れてはなりません。
仕上げには粉末状にしたイワシの削り節など「ふりかけ」をまぶし、ソースはお店によっても異なりますが、辛口ウスターソースを使用するケースが大多数です。
作り方にも特徴があり、分厚くて大きな鉄板を使い、強火で一気に焼き上げるスタイルが主流となっています。
焼き方は店主が焼いてくれたり、各自で焼いたりお店によって違いがあります。
富士宮市内には、およそ140店舗の「富士宮やきそば」提供店が存在します。
基本的な定義は統一されているものの、お店によって個性的な味を楽しめるので、色々と食べ比べてみるのも楽しいでしょう。
よりクオリティの高い富士宮やきそばを味わってみたい人には、ぜひおすすめしたい名店です。
最寄り駅から遠くアクセス良好とは言えませんが、絶品のやきそばを求めて、日々多くの訪問客で賑わいます。
グルメ番組で何度も紹介されているので、名前を聞いたことがある人が多いかもしれません。
富士山の天然水や厳選された塩や野菜など、使われる素材は一級品づくし。
70種類以上のミネラルを含む天然塩「皇帝塩」をはじめ、8種類ものソースをブレンドして作るこだわりのソースなど妥協を許さない徹底ぶりです。
特に究極のメニュー「うるおい焼きそば」は、平日50食・土日100食限定なので、早い時間に来店してぜひ味わっておきたいものですね。
住所 : 静岡県富士宮市淀師415-2
マップ : Googleマップ
アクセス : JR身延線・西富士宮駅より徒歩20分
電話番号 : 0544-24-7155
定休日 : 月曜日・第3火曜日
営業時間 :
予算 : 1,000~2,000円
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ ホットペッパーグルメ
※富士宮焼きそばの関連記事: B級ご当地グルメの殿堂「富士宮やきそば」!聖地・富士宮市内の行くべき名店10選
静岡第2の都市・浜松を代表するグルメと言えば、浜名湖のうなぎ、そして「浜松餃子」の名を挙げる人が多いはず。
浜松市は栃木県の宇都宮市とともに「餃子の街」として知られ、消費量において常に全国トップクラスを維持しています。
浜松餃子の定義としては、「浜松市で作られ」かつ「3年以上浜松に在住している製造者が作る」餃子と規定していますが、実際にはもっと大きな特徴を持っています。
ライバルの宇都宮餃子と比較しながら、その特徴を紹介していきます。
浜松餃子の皮は薄めで、具材は豚肉を中心に、キャベツや玉ねぎを加えて作られています。
対して宇都宮餃子の皮は厚めであり、具材もキャベツなど野菜が中心で、肉はほとんど使用していません。
そのため、宇都宮餃子が野菜本来の甘みを楽しめるのに対して、肉量が多い浜松餃子はジューシーな味わいを楽しめます。
焼き加減も宇都宮餃子が強火でカリカリに焼きあげるのに対し、浜松餃子はふんわり優しい焼き上がりです。
タレは宇都宮が辣油と醤油が中心なのに対して、浜松ではお店によってオリジナルのタレを使うことが多いようです。
浜松餃子の焼き方の特徴は「円盤焼き」。
屋台から発生した浜松餃子は、餃子をフライパンで焼き上げていました。
フライパンで効率よく、大量に焼き上げる知恵として開発されたと言われています。
円盤の中央にできる穴にはモヤシを配置することが多いですが、このモヤシが豚肉の油っこさを和らげてくれる効果もあります。
浜松市内には餃子専門店が約80店舗、テイクアウト店などを含めれば300店舗以上が存在すると言われています。
お店によってもバラエティに富んだ味わいを楽しめるので、浜松を訪れたら、ぜひ本場の浜松餃子を色々と楽しんでみたいものですね。
昭和28年(1953年)に屋台から創業した「石松餃子」は、浜松餃子発祥店と言われています。
浜松餃子の円盤に添えられているモヤシはこのお店が元祖であり、初代店主が「見た目も味のうち」と試行錯誤の末にたどり着いたそうです。
厳選された特上の具材で作る餃子は、少し甘めに仕上げた自家製の酢醤油ダレと抜群の相性を醸し出しています。
円盤状に焼き上げる定番の「石松餃子」のほか、ジューシーな肉汁が魅力の「肉餃子」、ひと味違った味わいを楽しめる「水餃子」などメニューも豊富。
石松餃子にてりやきソースと玉子を合わせた「てりたま餃子」は本店限定メニューで、子供たちにも大人気のおすすめメニューです。
住所 : 静岡県浜松市浜北区平口252-1
マップ : Googleマップ
アクセス : 新東名高速道路「浜松・浜北」ICより約10分
電話番号 : 0535-86-8522
定休日 : 年中無休
営業時間 :
予算 : 1,000~2,000円
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ
※浜松餃子の関連記事: 浜松餃子のおすすめ9選!実際に食べ比べをした筆者イチオシの人気店を紹介♪
「浜松餃子」と並んで、浜松を代表するグルメといったら「浜名湖のうなぎ」が知られていますね。
静岡県西部、浜松市と湖西市にまたがる大きな湖・浜名湖は、江戸の昔からうなぎの産地として知られていました。
日本で初めてうなぎの養殖が開始されたのも浜名湖で、浜名湖イコールうなぎのイメージは深く定着しています。
浜名湖の名物お土産「うなぎパイ」も全国的に有名です。
浜名湖は遠州灘に接した汽水湖であり、海水と淡水が入り混じった水質は、うなぎの生育にとても適した環境にあります。
海で誕生した稚魚(シラスウナギ)が遡上しやすく、成魚となってからは奥の淡水域に移動して成長を遂げます。
また、浜名湖周辺の温暖な気候と、餌となる小魚な豊富にあることも、良質なうなぎの生産にとって必要不可欠な条件です。
こうした好環境で育った浜名湖のうなぎはふっくらとして身が締まり、脂の乗りが抜群の逸品となります。
浜松には創業100年を超える老舗うなぎ専門店が多数存在します。
地理的に東西のうなぎ文化の中間に位置しているため、関西風と関東風両方の調理法を楽しめることも魅力のひとつです。
最近では生産量が減少し、他の地域にトップシェアを譲り渡してしまった浜名湖のうなぎですが、浜松周辺を訪れたらぜひ伝統の味を楽しみたいものですね。
なお、静岡県には浜松周辺以外にも中部・吉田町や東部・三島など、特産うなぎの美味しいところがあります。
明治40年(1907年)創業の老舗で、浜松市内でもダントツの人気を誇る名店です。
今では貴重な存在となった国産うなぎを、リーズナブルなランチで味わうことができます。
うなぎの一品料理も充実しており、本格的なうなぎ料理をたっぷり満喫できるのも嬉しいです。
定番のうな丼は、並盛でうなぎ一匹弱のボリューム!
吸い物とデザート付で、プラス50円で吸い物を肝吸いに変更することができます。
ご飯と蒲焼が別々になった「かさね重」もあり、タレかけご飯も選択可能。
お替りは1杯無料で提供されます。
住所 : 静岡県浜松市中区千歳町70
マップ : Googleマップ
アクセス : 遠州鉄道・新浜松駅より徒歩3分
電話番号 : 053-455-1460
定休日 : 火曜日、水曜日
営業時間 :
予算 : 3,000~5,000円
キャッシュレス決済 : 不可(支払いは現金のみ)
禁煙・喫煙 : 完全禁煙(入り口前に灰皿の用意あり)
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ ホットペッパーグルメ
※浜松うなぎの関連記事: 浜松のうなぎ屋のおすすめ10選!有名店から安くて地元で人気のお店まで
その名前の通り、金色に輝く大きな目玉と、真っ赤なボディが特徴の「キンメダイ」。
タイといっても鯛の仲間ではなく、キンメダイ科に属する深海魚です。
日本では太平洋岸の水深200m超の深海域に広く棲息していますが、伊豆半島や房総半島周辺での漁獲量が多い傾向にあります。
とりわけ伊豆半島での水揚げが多いことで知られ、下田市は水揚量にて、東伊豆町の伊豆稲取は漁獲量で日本一を誇ります。
伊豆半島の特産として欠かすことのできない食材であり、この周辺では獲れたての新鮮なキンメダイ料理を味わえる専門店が多数存在します。
キンメダイは年間を通じて水揚げされますが、旬は12~2月の寒い冬の時期。
この時期は肉厚になり、最も脂が乗って美味しいと言われています。
また、産卵期を迎える夏場も脂が多くて美味、稲取ではこの時期にトップシーズンを迎えます。
一番メジャーな調理法は「煮付け」で、甘みのある脂が煮汁に溶け出し、旨みたっぷりの味わいを満喫することができます。
とろけるような甘みを楽しめる「刺身」や「しゃぶしゃぶ」を味わえるのは、産地ならではの贅沢。
他にも天ぷらやラーメン、ハンバーガーなど「ご当地グルメ」感たっぷりの変わりダネメニューが続々登場してきています。
今ではすっかり高級食材の仲間入りを果たしたキンメダイですが、とびきり新鮮な絶品料理をぜひ体験してみてください。
東伊豆・稲取に本店を持ち、伊豆半島で広く営業展開する網元直営の海鮮料理店です。
キンメダイをはじめ伊豆の地魚を使った極上の海産郷土料理を楽しめます。
こちらの本店はアクセスも良く、稲取漁港を望む絶好のロケーションにあります。
キンメダイ料理はとても充実しており、煮付けから刺身、塩焼きなど様々な味を楽しめるメニューが盛り沢山です。
特に旬を迎える冬の時期には、アワビやサザエなどが加わった豪快なメニューも登場します。
キンメダイを含む伊豆の海の幸を存分に満喫したいなら、特におすすめしたいお店です。
住所 : 静岡県賀茂郡東伊豆町稲取798
マップ : Googleマップ
アクセス : 伊豆急行線・伊豆稲取駅より徒歩10分
電話番号 : 0557-95-1688
定休日 : 木曜日
営業時間 :
予算 : 2,000~4,000円
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ ホットペッパーグルメ
富士山の南麓に位置する静岡県東部の大都市・富士市。
こちらを代表するご当地グルメが「つけナポリタン」です。
全国的な知名度は低いですが、富士市内ではメジャーな存在で、この料理を提供するお店がなんと50店舗以上あるそう。
つけナポリタンとは、スパゲッティのナポリタンをつけ麺風に仕上げた食べ物のことです。
ちなみに、ナポリタンのパスタとソースをそのまま別にして、「つけ麺」にしたものではありません。
具体的にはトマトソースをベースにしたダブルスープに、パスタと中華麺の粉を合わせた特製麺をつけながら食べる麺料理です。
鶏がらやコンソメなどをスープの素に使っているため、通常のナポリタンとは全く異なる斬新な味わいが楽しめますよ。
このグルメが登場したのは平成20年(2008年)頃のことで、地元の吉原商店街とテレビのバラエティ番組の共同開発により誕生しました。
当初は吉原商店街限定のご当地グルメとして出発しましたが、その反響の大きさから町おこしの一環を担うこととなり、やがて富士市全体のご当地グルメとなったのです。
今では富士市内の多くの飲食店で提供されるようになりましたが、使われる麺やダブルスープの素など味付けはお店によって異なります。
各店舗を廻って食べ歩きしてみるのも楽しいでしょう。
吉原商店街にある昔ながらの喫茶店で、つけナポリタン発祥のお店です。
つけナポリタンは、当店の店主と「つけ麺の達人」こと「めん徳二代目つじ田」の辻田雄大さんが共同で開発しました。
つけナポリタン公認のお店はこのお店で講習を受講することになっており、聖地的な存在でもあります。
こちらのつけナポリタンは、パスタのナポリタンをベースにした特注麺に、トマトと地元産鶏ガラを合わせたダブルスープ。
とろけるチーズもたっぷり入っていて、半熟玉子や蒸し鶏、静岡特産のサクラエビがトッピングされています。
スープが余ったら、ライスを投入してリゾットとして味わえるオプションも用意されています。
元祖の味を求めて市内だけでなく、県外からの来客も絶えない人気店です。
住所 : 静岡県富士市吉原 2-3-16
マップ : Googleマップ
アクセス : 岳南鉄道線・吉原本町駅より徒歩10分
電話番号 : 0545-52-0557
定休日 : 火~木曜日
営業時間 : 11:00~21:00
予算 : 1,000~2,000円
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ ホットペッパーグルメ
お好み焼きや焼きそばの具材として使われることが多いサクラエビ。
実はすべてが静岡産なんです。
サクラエビは深海に生息する小型のエビで、その名前は、生体が透き通ったピンク色(さくら色)に輝いていることから名付けられています。
主に駿河湾や近接の相模湾、東京湾に棲息していますが、漁獲対象になっているのは駿河湾だけです。
中でも由比漁港は数少ないサクラエビ水揚げ港で、一帯がピンクの絨毯と化すサクラエビの天日干しの光景は、由比の春・秋の風物詩として知られています。
サクラエビの漁期は、4~6月までの春から初夏にかけて、そして10~12月の秋から初冬にかけての2シーズン。
夏場は繁殖期に当たるため禁漁、冬場はサクラエビが深場に潜んでしまうため休漁となっています。
サクラエビは輸送が難しいため、生きた状態で県外に流通するのが困難です。
そのため、生や釜揚げの状態で味わえるのは、由比や蒲原など産地周辺に限られています。
駿河湾産のサクラエビは、身は小さいながら旨味が凝縮し、仄かな甘みも感じられます。
由比など水揚げ港周辺には、丼ぶりや釜飯、かき揚げなどバラエティに富んだサクラエビ料理が楽しめるお店がたくさんあります。
焼きそばなどの具材として脇役的な存在に甘んじてきたサクラエビですが、メイン食材として存分に味わってみましょう。
由比漁協直営の海鮮定食店で、休日には県外からの来客で行列になることもある人気店です。
由比特産のサクラエビをふんだんに使った、極上のサクラエビ料理を味わうことができます。
サクサクとした食感がたまらない「かき揚げ」は、ボリュームたっぷりで旨味も抜群で食べ歩きにも最適です。
自慢のかき揚げを贅沢に使った「かき揚げ丼」や「かき揚げそば」は特におすすめ!
産地以外では味わうことができない生桜えび丼も見逃せません。
住所 : 静岡県静岡市清水区由比今宿字浜1068-2
マップ : Googleマップ
アクセス : JR東海道本線・由比駅より徒歩10分
電話番号 : 0543-76-0001
定休日 : 月曜日・祝日の翌日・年末年始
営業時間 : 10:00~15:00
予算 : 1,000~2,000円
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ ホットペッパーグルメ
伊豆半島の北端に位置する三島市といえば、「三嶋大社」や国内最長の吊り橋である「三島スカイウォーク」のある街として知られています。
三島は箱根山麓に位置しているため平地が少なく、稲作に適していないため畑作が盛んな地域、とりわけジャガイモなどの根菜類の生産量は県下でもトップクラスです。
箱根山西麓は火山灰土壌のため水はけがよく、土質も柔らかくて栄養満点ということで、高品質のジャガイモ栽培には最も適した環境にあると言えます。
特産品であるメークイーン種の「三島馬鈴薯」は希少価値が高い最高品種で、収穫は7月頃と年にひと月のみ、市場では高値で取引されています。
そんな三島馬鈴薯を贅沢に使ったご当地グルメが「みしまコロッケ」です。
みしまコロッケの定義は、自慢の三島馬鈴薯を100%使用すること。
これ以外の条件は規定されていないので、形や味付け、具材などは提供するお店によって異なります。
一般的な小判状のタイプ以外にも、ハート型など様々なスタイルがあって、見ているだけでとっても幸せな気分になれます。
外側はサクッとした食感、具は甘みが強くてクリーミーな味わいが特徴です。
みしまコロッケが登場したのは平成20年(2008年)の頃。
三島馬鈴薯の美味しさを観光客に知ってもらおうと、生産者や商店、市民が力を合わせて開発しました。
そのまま販売するには形が悪かったりする「規格外品」を有効活用するため、コロッケに決まったそうです。
過去にはB級グルメの祭典「B-1グランプリ」にも出場し、何度か入選した実績もあるので、ご存知の方も多いかと思います。
三島市役所前に店舗を構える、老舗の黒毛和牛専門精肉店です。
みしまコロッケの美味しいお店として、地元の人はもちろん観光客にも人気があります。
ハート型にかたどったコロッケは、お店の看板商品です。
こちらのコロッケは、素材の三島馬鈴薯がたっぷり入った逸品!
中身はとてもクリーミーで、じゃがいもの甘みが口いっぱいに広がります。
三嶋大社からも近いので、参拝帰りにぜひ立ち寄りたいお店です。
住所 : 静岡県三島市大社町2-27
マップ : Googleマップ
アクセス : 伊豆箱根鉄道駿豆線・三島田町駅より徒歩10分
電話番号 : 0559-72-2981
定休日 : 日曜日
営業時間 : 8:00~18:30
予算 : ~1,000円
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ
静岡の餃子といえば「浜松餃子」が有名ですが、もう一つ絶品のご当地餃子が存在します。
裾野市は、その名前のとおり富士山の裾野に位置する街で「富士サファリパーク」や「ぐりんぱ」、「スノータウンイエティ」などの観光スポットがあることでも有名です。
そんな裾野の名物グルメとして登場したのが、翡翠色に輝く「すその水餃子」です。
意外なことですが、裾野市における市民1万人あたりの餃子取扱飲食店の件数は、餃子王国・宇都宮を抜いて何と日本一の実績を誇ります。
この餃子は平成14年(2002年)に開発されたばかりですが、餃子好きの裾野市民の間で定着し、市内多くの飲食店で提供されています。
「B-1グランプリ」にも出場し、2007年から2009年にかけて3年連続上位入選した実績を持つ逸品です。
翡翠色の正体は裾野特産の「モロヘイヤ」、餃子の皮にモロヘイヤの粉末をたっぷり練り込んであります。
エジプト原産のモロヘイヤは食物繊維・ミネラル・ビタミンなどが豊富に含まれている栄養食品で、あのクレオパトラも愛用していたと伝わっているほど。
クセがないのでどんな料理にも合います。
具材はキャベツや豚肉、ニラなどが中心ですが、徳川将軍家献上品だった「田場産たけのこ」や銘柄豚「すそのポーク」など高級品を使っているお店もあります。
モチモチした食感がたまらない逸品で、一度食べたらやみつきになります。
最寄り駅からは離れていますが、群馬県産の増田和牛など厳選された肉をリーズナブルな価格で味わえる人気店です。
焼肉に合うように作られたすその水餃子も絶品。
水餃子はカツオだしと戸田産塩で仕上げられており、ニラ・ネギ・しいたけなど具だくさんで食べ応えも充分です。
住所 : 静岡県裾野市佐野104-6
マップ : Googleマップ
アクセス : JR御殿場線・裾野駅より徒歩20分
電話番号 : 055-995-3115
定休日 : 火曜日・第3月曜日
営業時間 :
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ
駿河湾は、海岸から2kmほどの距離で水深500mの深さに達します。
その海底が急峻で起伏に富んでおり、最深部はなんと2,500mに達する日本一深い海域です。
ここでしか棲息していない深海魚も多く、まさに深海生物の宝庫とも言えます。
西伊豆にある戸田(へだ)漁港は深海魚漁が盛んで、多種多様の深海魚が水揚げされる港です。
アカムツ(ノドグロ)やキンメダイ、アコウダイなどお馴染みの魚もありますが、他では滅多に見られないレアな魚も多数含まれています。
タカアシガニは世界最大の甲殻類で、オスが足を広げると約4m、重さは20kgにも達する戸田のシンボル。
食用として市場に出回ることは殆どありませんが、この地の料理店でその味を楽しむことができます。
グロテスクな「ゲホウ」や「アブラボウズ」、ユメカサゴなども見た目によらず上品な味わいが特徴です。
戸田漁港周辺では、このような珍しい深海魚を提供する料理店がたくさん存在します。
この地でしか味わうことができない深海魚にぜひ舌鼓を打ってみましょう。
なお、沼津港には「沼津港深海水族館」があるので、こちらで駿河湾に棲む深海魚の知識を得ることもできますよ。
戸田漁港から毎日水揚げされる、タカアシガニや新鮮な深海魚料理が味わえる民宿兼食事処です。
特にタカアシガニは店内に生簀があり、鮮度抜群の料理を楽しむことができます。
タカアシガニは豪快な丸ごと蒸し焼きから、舟盛り付の定食などバラエティに富んだメニューが用意されています。
稀少性が高いヒウチダイ(うまし)やゲホウの煮付けも絶品です。
はじめての人は、タカアシガニのてんぶらが入った「へだ御膳」や、深海魚の塩てんぷらが入った「ドン底丼」を注文してみましょう。
ただ、深海魚の水揚げは安定していないため、その日の入荷状況を予め電話で確認しておくことをおすすめします。
住所 : 静岡県沼津市戸田566-2
マップ : Googleマップ
アクセス : JR東海道本線・沼津駅よりバス(中伊豆東海バス)にて90分
電話番号 : 0558-95-2355
定休日 : 金曜日
営業時間 :
予算 : 1,000~3,000円
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ
▼沼津港の関連記事
・ 「沼津港」のおすすめグルメ10選!絶品の海鮮丼やお寿司を堪能しよう♪
「〆ラーメン」という言葉に代表されるように、ラーメンといえば午後から夜にかけて食べたくなることが多いですよね。
脂っこくて重たい印象があるラーメンは、朝に食べるイメージとは程遠い存在かもしれません。
ところが、朝からラーメンを食べるという食文化が静岡県内に存在します。
県中部にある藤枝市では、早朝から午前中のみ営業する「朝ラーメン」店が軒を連ね、独自のご当地食文化を形成しています。
「朝ラーメン」の習慣は、藤枝が古くからお茶の生産地であることに関係しています。
お茶の取引は早く、まだ夜が明けない午前3時頃から開始され、6時頃には終了していたそうです。
一仕事終えた茶生産者が、腹ごしらえしようとラーメン店に行列を作っていたことから、みかねた店主が営業時間を早めて早朝から営業するようになったのが始まりと言われています。
やがてお茶関係者だけでなく、出勤前のサラリーマンが朝食として利用するなど、地元の食文化として定着したわけです。
朝ラーメンの中心となっているのは、この地域で特徴的な「志太系ラーメン」。
日本そばのような喉越しの良い平打ち麺に、脂肪分の少ない魚介系スープで、朝から食べても胃がもたれないそうです。
「温」と「冷」の2種類がセットで味わうのが藤枝流!
現在は藤枝市内を中心に約20店舗の飲食店で、「朝ラーメン」を提供しています。
大正8年(1919年)創業の老舗店で、朝ラーメン発祥のお店です。
営業時間は、朝の8時30分から午後の13時20分までとなっていますが、開店前から行列のできる人気店となっています。
温かいラーメン(中華そば・チャーシューメンなど)と冷やしラーメンとメニューは別々ですが、ほとんどの人が「温」と「冷」セットで注文します。
冷やしラーメンのスープは酢が入っていない甘口味が特徴。
温かいラーメンも希望により、こちらの甘口スープに変更することができます。
さっぱりした味付けに仕上がっているので、「朝ラーメン」デビューにはぴったりのお店です。
住所 : 静岡県藤枝市志太3-1-24
マップ : Googleマップ
アクセス : JR東海道本線・藤枝駅より車で10分
電話番号 : 054-646-1516
定休日 : 日曜・祝日 第2・4土曜日
営業時間 : 8:30~13:20 ※早仕舞いあり
予算 : ~1,000円
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ ホットペッパーグルメ
「たまごふわふわ」、とってもチャーミングな名前ですね。
静岡県西部(遠州地方)にある袋井市の名物ご当地グルメです。
最近登場したばかりのB級グルメと思いきや、意外にも江戸時代の頃に誕生した料理と伝えられています。
その名前の通り「たまご」が「ふわふわ」している、スフレのような食べ物です。
「たまごふわふわ」の材料は、玉子と出し汁という至ってシンプルなもの。
熱した出し汁によく泡立てた玉子を流し入れ、蓋をして数分蒸らすことで作られます。
よく泡立てることで独特のフワフワ感が生まれ、風味豊かな味に仕上がるそうです。
ふわふわした食感だけでなく、出し汁の旨味もたっぷりと楽しむことができます。
たまごふわふわは日本最古の玉子料理とも言われています。
1626年に京都・二条城で開かれた徳川将軍家の饗応料理の献立の一品としても登場しており、当初は武士や豪商が食べるセレブ料理だったそうです。
やがて東海道・袋井宿の名物となり、十返舎一九作の「東海道中膝栗毛」や大阪の豪商・升屋平右衛門作の「仙台下向日記」などでも紹介されるようなりました。
現在のたまごふわふわは、袋井市観光協会が町おこしの一環として、江戸時代の料理本を元に再現したものです。
その甲斐あって、今では県外からも「たまごふわふわ」目当てに多くの観光客が袋井市を訪れるようになっています。
地元遠州産の食材をふんだんに使用した、本格的郷土料理を楽しめる人気店です。
創業80年以上の老舗店であり、地元の人にも高い支持を受けています。
多くの著名人も訪問するほどの「たまごふわふわ」の名店として知られています。
お店によってアレンジされた創作メニューも多いなか、こちらの「たまごふわふわ」は江戸時代の製造法を忠実に再現したもの。
攪拌機を使わずに、卵を手作業でかき混ぜていることに特徴があります。
玉子の歯ごたえもしっかりしており、出汁がきいた深い味わいを楽しめます。
江戸時代の朝食を記述どおり再現した「たまごふわふわ御膳」もおすすめですよ。
住所 : 静岡県袋井市高尾町 15-7
マップ : Googleマップ
アクセス : JR東海道本線・袋井駅より徒歩10分
電話番号 : 0538-42-2427
定休日 : 月曜日
営業時間 : 11:30~13:30、17:00~22:00
予算 : 1,000~2,000円
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ
Jリーグ「ジュビロ磐田」のホームタウンとして全国的に知られる、県西部の街・磐田市。
この磐田市には、その名前も「おもろ」い名物ご当地カレーが存在します。
他地域の人には馴染みが薄い「おもろ」という言葉、実は豚足を煮込んだ郷土料理のことなんです。
砂糖と醤油でじっくり煮込んだ甘辛い豚足を、表面がこんがりとするまで焼いて作ります。
そのまま食べても、酢味噌をつけて食べても絶品の料理です。
プルプルとした食感がたまらないうえ、コラーゲンも豊富で美容にも健康にも嬉しい逸品。
そんな磐田市民に長年親しまれてきた「おもろ」と、カレーをコラボして誕生したのが「磐田おもろカレー」です。
カレーとコラボした理由は、「横須賀海軍カレー」と同じように旧日本海軍がルーツとなっています。
日本海軍創設者のひとりであり、「日本造船の父」と崇められた赤松則良が磐田市出身。
この人が横須賀で司令官を務め、日本ではじめてカレーを食べたとの史実に基づいているそうです。
カレーとおもろを合わせてみると、意外にもおもろのタレとカレーとの相性が抜群の絶品料理が完成しました。
現在磐田市内にある多くの飲食店で提供されており、各お店がアレンジした個性的な「おもろカレー」を楽しむことができます。
地元産の野菜をベースに、10種類以上のスパイスを加えて作るカレーは、素材の旨味と栄養たっぷり。
油をほとんど使用しないのでヘルシーです。
カラフルな野菜と自家製醤油糀を散りばめた看板メニュー「カレーブッダボウル」とともに、おもろカレーも絶品のお店として知られています。
こちらのおもろカレーのメニューは、数種類の豆が入った「豆おもろカレー」。
ほうれん草の旨味とトロトロに煮込まれた豚足の味わいがたまらない逸品に仕上がっています。
マイルドな味なので、辛いものが苦手な人でも安心です。
住所 : 静岡県磐田市富丘 182-3
マップ : Googleマップ
アクセス : JR東海道本線・磐田駅より車で13分
電話番号 : 0538-33-8383
定休日 : 火・第3水曜日
営業時間 : 11:30~14:00/18:00~21:30
予算 : 1,000~2,000円
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ
堂ヶ島や黄金崎などの景勝地を抱え、夕日と絶景と温泉が魅力の西伊豆町。
現在ではこの西伊豆でしか作られていない伝統的な保存食が存在します。
「しおかつお」はカツオを丸ごと塩に漬け込み、ゆっくりと乾燥させて作る乾物で、かつてカツオ漁で栄えた田子地区の冬の保存食として作られてきました。
航海安全と豊漁豊作・子孫繁栄を祈願する縁起の良い食べ物として、主に正月には欠かせない料理のひとつでもありました。
こんな希少な「しおかつお」を具材として使用した西伊豆のご当地グルメが「西伊豆しおかつおうどん」です。
しおかつおの身をふりかけ状にして、茹でたうどんにかけ、さらにネギ、のり、ゴマ、カツオ節などを加えてだし醤油をよく絡めて作ります。
風味豊かなカツオの旨味がダシに滲みだし、潮の香りが食欲をそそります。
さっぱりとした味付けが魅力で、しかも魚介がメインの具材なのでヘルシーです。
現在西伊豆を中心に約30店舗のお店で、「しおかつおうどん」を提供しています。
西伊豆の美しい海岸線を楽しんだ後には、貴重なご当地うどんをぜひ味わってみてください。
幹線道路・国道136号線沿いにある昔ながらの食事処です。
西伊豆周辺のご当地グルメが楽しめるとあって、町で最も人気のあるお店でもあります。
名物の「しおかつおうどん」のほか、イカスミを練り込んだ真っ黒な麺が特徴の焼きそば「海賊焼き」も味わうことができます。
こちらの「しおかつおうどん」は、ねぎと海苔、かつお節がテンコ盛りになった一品!
しおかつおの旨味が絶妙な味わいで、具材をかき混ぜながら食べると、潮の香りが口いっぱいに広がります。
住所 : 静岡県賀茂郡西伊豆町仁科803-2
マップ : Googleマップ
アクセス : 西伊豆東海バス・大浜バス停より徒歩2分
電話番号 : 0558-52-0514
定休日 : 不定休
営業時間 : 11:00~14:30/17:00~20:00
予算 : ~1,000円
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ
日本一の山と海を抱き、広大な県域を持つ静岡はグルメの宝庫。
ユニークなB級グルメや、ここでしか味わえない珍しいグルメがたくさんあります。
観光等で静岡を訪れた際には、ぜひお国自慢の絶品ご当地グルメを楽しんでみてくださいね。
▼合わせて読みたい静岡の関連記事
・ 静岡駅周辺のおすすめ居酒屋13選!安い・個室あり・オシャレなお店を一挙紹介
最終更新日 : 2024/05/22
公開日 : 2022/01/21