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よだれ鶏とは、中国・四川省の鶏料理のこと。
しっとりしたゆで鶏に、刻んだ香味野菜がたっぷりと入ったピリ辛のタレがかかっています。
中国語では「口水鶏(コウ・シュイ・ジー)」と言うそうです。
「その美味しさを想像しただけで、よだれが出てしまう」と四川省出身の文筆家が著作の中で書いたことがその名の由来とか。
ところで、四川料理で同じ鶏むね肉を使った有名な料理といえば、棒棒鶏(バンバンジー)が有名ですよね。
それでは、よだれ鶏とはどの様な違いがあるのでしょうか?
よだれ鶏とは、香味野菜の入った辛めのタレがかかっている料理のこと。
棒棒鶏は辛味の少ない、練り胡麻(芝麻醤)がたっぷり入ったタレが特徴です。
元々、丸ごと茹でた鶏を切る際に棒で叩いてから包丁で切って作ったことから、「棒棒鶏」という名前が付いたそうですよ。
中華料理屋さんでも人気メニューのよだれ鶏は、実は家庭で簡単に作ることができます!
お酒のつまみとしてはもちろん、毎日の献立にも。
材料のラー油をごま油に変えることで、辛くないよだれ鶏にアレンジできます。
小さなお子さんや、辛いものが苦手な方にも安心ですね。
香味野菜がたっぷり入った絶品タレは、麺やご飯との相性もばっちり!
よだれ鶏をタレごとかけて、よだれ鶏丼やよだれ鶏麺をランチにするのも良いですね♪
トマトやきゅうりを加えて、サラダ風にして食べるのもおすすめです。
今回は鍋で作る基本的なレシピと、電子レンジで手軽に作れるレシピをご紹介。
お肉を柔らかく、ジューシーに仕上げるためのコツも、写真付きで説明していきます。
まずは、基本の茹で鶏で作るよだれ鶏のレシピです。
とても簡単に美味しくできますよ。
ジューシーに柔らかく仕上げるために大切なのが、時間を守ること。
タイマーを準備して作ってみてくださいね。
<茹で鶏の部分>
1. 鶏むね肉を室温に戻しておく。
2. 鍋にお湯を沸騰させ、酒と塩を加える。
3. 沸騰しているお湯の中に長ねぎの青いところと、鶏むね肉を入れて30秒加熱する。
4. 火を止めて鍋にふたをして、そのまま30分冷ます。
5. 鶏の茹で汁はタレに使うので、少し取っておく。(中華スープのベースにもなる)
6. 粗熱がとれたら食べやすいサイズに切る。少し薄めに切るとタレが絡みやすい。
鶏を茹でる時に塩を大さじ1追加すると、手作りのサラダチキンになります。
また、鶏の茹で汁は、中華スープにもアレンジ可能。
アクを取って塩胡椒で味を整え、余った野菜や卵を入れて煮た後、ごま油を垂らして完成です。
電子レンジでも、簡単に作れるよだれ鶏。
鶏むね肉に厚みがあるため、普通に加熱すると固くなってしまいます。
今回は、時短でしっとりと仕上げるコツをご紹介!
気軽に、本格的なよだれ鶏に挑戦してみてくださいね。
1. 鶏むね肉を均等に加熱するため、厚みを揃える。包丁で真ん中に切り込みを入れる。
2. 真ん中の切れ込みから、左右に包丁を入れて開いていく。
3. 耐熱容器に鶏むね肉を乗せて、塩を表裏の両面にまぶす。
4. ごま油全体に馴染ませて、コーティングする。肉汁が出ていくのを防いでくれる。
5. 長ねぎの青い部分を、鶏むね肉でふんわりと包む。
6. 酒を上からかけてラップをし、600Wのレンジで3~4分加熱する。
7. レンジから一度取り出して、火の通り具合を確認。赤味が残っていたら、裏返したり少し位置を動かして、1分ほど再加熱。
8. 出来上がったら早めにラップを開ける。余熱で火が通り過ぎないように蒸気を逃すことで、しっとりと仕上がる。
9. 鶏の蒸し汁は、タレに使うので取っておく。
10. 粗熱がとれたら長ねぎを取り出して、食べやすいサイズに切る。少し薄めに切るとタレが絡みやすい。
ポイントはレンチンする前に厚い部分を半分に削ぐこと。
さらに長ねぎの青いところを包んで加熱することで、固くならずに仕上がります。
美味しいタレの作り方をご紹介します。
筆者が何度も試作をした配合で、誰にでも簡単に作れます♪
<タレの部分>
A
1. 長ねぎをたてに4等分し、小口切りにする。
2. 切ったねぎに、Aを加えて良く混ぜる。
3. スライスした鶏の上にまんべんなくかける。 お好みの量のラー油(辛みが苦手な方はごま油)と青ねぎの小口切りをかける。
このままでも美味しいタレですが、600Wのレンジで30秒くらい加熱するとまろやかになります。
また、シソやパクチーを加えると、違う味わいが楽しめます。
くだいた花椒(中国山椒)やピーナッツを盛り付けた後にかけると、より本格的な仕上がりに!
以上家庭で簡単に作れる、よだれ鶏のレシピをご紹介しました!
思ったよりも簡単で、アレンジの幅も広がるヘルシーな一品ですね。
皆さんもぜひ作ってみてください♪
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最終更新日 : 2022/09/13
公開日 : 2022/09/13