top
>
東アジア・中国・台湾
>
日本
>
岐阜
本ページに掲載のリンク及びバナーには広告(PR)が含まれています。
美濃は古くから交通の要衝として栄えた地域であり、東西の文化が融合して発展しました。
全体的には名古屋文化圏に所属していますが、東部(東濃)は長野をはじめ東より、西部(西濃)は西よりの影響を受けています。
また、「天下の拠点」だったことから歴史的な遺産を多く残し、話題の明智光秀や織田信長ゆかりの地でもあります。
豊かな濃尾平野が育む農産物や、長良川や揖斐川などの河川が育む川の幸を使用した郷土料理が自慢です。
最近では、ローカル色豊かで個性的な「B級グルメ」も数多く誕生しています。
長野県と県境を接する中津川市は、古くから中山道の宿場町として栄えたところです。
江戸情緒溢れる「馬籠宿場跡」は人気スポットで、越境の妻籠宿とともに多くの観光客で賑わっています。
そんな中津川市で誕生したご当地グルメが、「中津川とりトマ丼」です。
中津川の特産のひとつが、トマト。
特に7~10月に栽培される「夏秋トマト」は、甘みが強くてミネラルたっぷりです。
もうひとつの特産品は、ブランド鶏肉・「恵那どり」。
脂肪分が少なく、肉にしまりがある美味しい鶏肉です。
通常のブロイラーよりも坪当たりの飼育羽数を減らして育てられるので、その分運動量が多くなって脂肪が落ちるのだそう。
この2つの特産品がコラボして、「中津川とりトマ丼」が誕生しました。
中津川とりトマ丼と認定されるには以下の定義がありますが、それ以外の味付けや調理法は自由です。
市内では約20店舗で提供されており、和洋中などいろいろなジャンルのとりトマ丼が食べられます。
スタンプラリーが実施されているので、食べ比べてみることもおすすめします。
また、全品1,000円前後の価格設定になっていることも嬉しい限りです。
珈琲とステーキ、ランチの店として知られる「神戸館」は、オフィス街にある気取らない洋食店として、昭和57年から地元の人たちに愛されている人気店です。
神戸館の「トマとり丼」980円(税込)は、洋食屋さんらしいスタイル。
トマトたっぷりのソースには、中津川特産の唐辛子、あじめコショウが使われていて、ピリッとしたアクセントになっています。
オーブンで焼いたカツは、外はサクッと中はジューシー。
キャベツをオリーブオイルで絡めてからご飯にのせるというひと工夫も、美味しさのポイントになっています。
住所 : 岐阜県中津川市かやの木町1-20
マップ : Googleマップ
アクセス : JR中津川駅より徒歩17分
電話番号 : 0573-65-5793
定休日 : 無休(年末年始のみ休業)
営業時間 : 8:30〜21:00
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ
多治見市は、有名な焼物・「美濃焼」の産地として知られています。
また、埼玉県の熊谷市とともに「日本一暑い街」として、真夏の時期に耳にすることが多い都市です。
そんな多治見市発祥のB級・ご当地グルメが、「たじみそ焼きそば」です。
平成22年(2010年)に市政70周年記念イベントとして開催された「多治見焼きもんコンテスト」で、グランプリを獲得したメニューが元になっています。
この時のメニューは「みそ焼きそば」。
回鍋肉のタレを焼きそばに絡めたものでした。
やがて町おこしの一環として市内の飲食店で提供されるようになり、市のB級グルメとしての地位を確立したのです。
たじみそ焼きそばの定義として、下記の取り決めがある他は、調理法や盛付に細かい規定がありません。
そのため、お店によって異なる個性豊かな「たじみそ焼きそば」を味わうことができます。
今では市内の20軒以上の飲食店で提供されています。
住所 : 岐阜県多治見市豊岡町1-6-9
マップ : Googleマップ
電話番号 : JR多治見駅より徒歩6分
定休日 : 日曜日・水曜日
営業時間 : 11:30〜15:00
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ
岐阜県南部に位置する各務原(かがみはら)市は、緑豊かな県下第3の都市です。
世界最大級の淡水魚水族館「アクア・トトぎふ」や、国内最初の女優・川上貞奴の別荘「萬松園」などの観光スポットが存在します。
この各務原市が町おこしの一環として特産としたものが、「各務原キムチ」です。
もともとは1999年に「各務原日韓親善協会」が発足し、活動の一環としてキムチ漬け講習会を開催したことがはじまりです。
この講習会が毎年好評であり、さらに2004年には韓国・春川市と姉妹都市提携を結ぶことになります。
折しも韓流ドラマブームが到来し、姉妹都市・春川が大ヒット作『冬のソナタ』のロケ地だったことから、同市と合作で特産キムチを作ろうという話になったのです。
各務原キムチの認定条件として下記取り決めがある以外、具材は何を使っても構わないとされています。
そのため、白菜や大根、キュウリなどの定番のものだけでなく、カブやタケノコ、エリンギなど変わった具材を使った「各務原キムチ」も流通しています。
今では市内に40店以上の料理店・販売店が存在します。
韓国料理のお店で、各務原キムチ認定取扱店に指定されています。
安くて美味しいと地元では根強い人気を誇り、何度もテレビ番組で取り上げられている名店です。
看板料理である「プテチゲ(各務原キムチ鍋)」は、ラーメン、ハム、ソーセージなどが入った変わり鍋です。
もちろん、各務原キムチもたっぷり入っています。
店内で自家製の各務原キムチを販売しているので、お土産にもどうぞ!
住所 : 岐阜県各務原市那加新加納町稲荷2307-1
マップ : Googleマップ
アクセス : 名鉄各務原線・新那加駅より徒歩7分
電話番号 : 058-371-3523
定休日 : 木曜日
営業時間 : 17:30(土日祝17:00)~0:00
予約サイト・口コミ・クーポン : ホットペッパーグルメ 食べログ
栗きんとんといえば、おせち料理の一品が思い浮かびます。
しかし、今回ご紹介する栗きんとんは、姿かたちが全く異なる和菓子のことです。
中津川市が発祥の地とされ、江戸時代からの老舗「すや」と「川上屋」が双璧の名店として知られています。
両店以外にも、「七福」や「満天星 一休」など東濃地域の和菓子店で広く販売されています。
ちなみに、こちらの栗きんとんは「栗金飩」、おせち料理の方は「栗金団」と表記します。
東濃地域は良質な栗・恵那栗の産地として知られています。
栗きんとんは、蒸した恵那栗を砂糖とともに炊き、茶巾で栗の形に整えて製造します。
ねっとりとした食感と、ほのかな甘さが特徴です。
秋から冬にかけてのみ販売される商品で、賞味期限が3日程度と短いため、かつては産地以外ではなかなかお目にかかれない商品でした。
今でも販売される期間や賞味期限に変わりはありませんが、東濃を代表する銘菓として知名度が上がりつつあります。
創業は江戸時代の元禄年間、江戸から下ってきた一人の武士が、中津川宿で酢の店を開いたのがはじまりです。
江戸の面影を残す店舗建物は情緒たっぷりで、宿場町の景観によく似合います。
「すや」の栗きんとんは、9~1月の限定販売です。
厳選された栗と砂糖のみを使い炊きあげた素朴な味わいで、ホクホクとした食感と上品な甘さがクセになります。
住所 : 岐阜県中津川市新町2-40
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 0573-65-2078
定休日 : 水曜日(9月〜12月は無休)
営業時間 : 9:00〜19:00 (9月~12月は8:30〜19:30)
予算 : 1,000~2,000円
公式サイト : すや
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ
岐阜を代表する風物詩に、「長良川の鵜飼」があります。
岐阜市内で行われるものが知られていますが、実は同じ長良川流域の「刃物の街」・関市でも行われています。
こちらは「小瀬鵜飼」と呼ばれ、岐阜市に比べれば規模は小さいですが、皇室御用達の鵜飼であり国の重要有形民俗文化財に指定されています。
鵜飼の獲物といえば「鮎」、関では長良川産の鮎を使用したご当地グルメを楽しめます。
「関あゆ丼」は、刃物に続く町おこしの一環として2010年6月に誕生しました。
定義は、「鮎とご飯が同じ器に入っていれば良い」というだけです。
そのため、各店舗によってソースかつや味噌煮など工夫を凝らした丼ぶりを味わうことができます。
鮎は「香魚」と言われるほど風味豊かな魚。
岐阜に行ったら、本場の「長良川の鮎」を堪能したいものですね。
関市内で40年以上の歴史を持つ名店です。
オシャレな居酒屋ですが、ランチタイムには「名物くるみ鍋」や炭火焼きうなぎ、黒からあげや赤からあげなど、関の名物ご当地グルメがたっぷり満喫できます。
一番の名物メニューは、「あゆソース丼」の名前で提供される関あゆ丼。
丼からはみ出すように直立した鮎フライ、濃い甘口ソースとの相性は抜群です。
味噌汁、漬物、デザートのフルーツ、そして鮎の骨唐揚げがセットになっていてボリューム満点。
関あゆ丼の真髄を心ゆくまで満喫できます。
住所 : 岐阜県関市西本郷通4-6-16
マップ : Googleマップ
アクセス
:
長良川鉄道越美南線関駅より徒歩約15分
東海北陸自動車道・関ICより約10分
電話番号 : 0575-22-2140
定休日 : 水曜日・第3木曜ランチタイム
営業時間 :
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ
郡上八幡は、名水の里として知られる魅力的な城下町。
江戸情緒溢れる古い街並みと清流、そして盛大な夏まつり・「郡上おどり」が全国的に有名です。
この郡上は美濃地方の北部に位置し、「奥美濃」とも呼ばれています。
奥美濃カレーは、郡上発祥のご当地グルメです。
奥美濃カレーとは、「地産地消の方針に基づき、地元の食材を活用し、地域で生産される郡上味噌を隠し味に使ったご当地カレー」のことです。
つまり、地元の特産物を具材に使用し、「郡上味噌」を使用することが定義となります。
郡上味噌とは、古来からの伝統的な製法で製造した味噌のことで、他に類を見ない独特の味わいが特徴です。
地元の特産物は、特に決まりはありませんが、飛騨牛や奥美濃古地鶏、長良川の鮎などバラエティに富んでいます。
そのため、提供しているお店によって郡上の色々なグルメを楽しめることになります。
現在、郡上市内の30店舗以上で提供されており、メニューも70品目以上にも及びます。
カレーライスだけでなく、ピザやうどん、ラーメン、オムライスなど様々なスタイルがあります。
地元だけでなく、その味を求めて遠方から訪れるリピーターも多い名店です。
奥美濃カレーのメニューもとても豊富。
飛騨牛から下呂名物・けいちゃん、担担麺、オムライスなど何でもあります。
カレーメニューには、何とアイスクリームがついてくる特典付き!
中でもおすすめメニューは、「おくみのツインカレー」950円(税込)です。
じっくり時間をかけて煮込んだ、まろやかでコクが深い飛騨牛欧風カレーと、ココナッツミルクにスパイスを効かせた辛口エスニックカレーが同時に楽しめます。
それぞれ別々に、さらにミックスしても美味しいカレーです。
住所 : 岐阜県郡上市白鳥町中津屋929
マップ : Googleマップ
アクセス : 長良川鉄道越美南線・大中駅 より徒歩3分
電話番号 : 0575-82-4733
定休日 : 月曜日
営業時間 : 10:00~14:30/17:00~20:00 ※土日祝は通し営業
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ
岐阜県北部・飛騨地方は、厳しい自然環境と交通の不便さから、かつては秘境の地でした。
そのため、隔絶した独自の文化が形成されてきました。
食文化も独特なものが多く、素朴でどこか懐かしい郷土料理が残されています。
今では交通の便も格段に向上し、白川郷や飛騨高山など人気観光地では、国内外から多くの観光客が訪れるようになりました。
下呂温泉は、古来から「日本三大名泉」に数えられた名湯です。
インパクトのある名前から抜群の知名度を誇り、岐阜県を代表する温泉・観光地となっています。
その下呂温泉を有する下呂市を中心とした南飛騨地方の郷土料理が「けいちゃん(鶏ちゃん)です。
けいちゃんとは、「一口大にカットされ、タレで味付けされた鶏肉料理」のことです。
味付けはみそ味が中心ですが、地域やお店によって醤油味や塩味などバラエティに富んでいます。
一般的に鶏のもも肉やむね肉を使用しますが、モツを入れることがあります。
鉄板で鶏肉とキャベツなどの野菜を焼きあげれば、けいちゃんの基本型は完成します。
けいちゃんは、養鶏が盛んだった下呂地域で、卵を産まなくなった鶏を有効活用しようとして考えられた料理です。
郡上地域では、軍需産業の一環として羊の飼育が奨励されましたが、羊料理(ジンギスカン)は普及しなかったため、鶏肉に代替して広まったとされています。
ダム工事など公共事業が開始されると、従事する労働者向けのメニューとして地元の飲食店で提供されるようになりました。
けいちゃんの名前は、下呂で豚肉のホルモン焼きを意味する「とんちゃん」をもじって命名されたと言われています。
「ちゃん」とは内臓を示す言葉とか、たれを表す醤(ジャン)ことであるとか諸税ありますが、確かなことはわかっていません。
北海道の名物料理・ちゃんちゃん焼きから名付けられたとの説もありますが、今では否定されています。
この料理普及の一環として「けいちゃん合衆国」が建国されると、鳥肉料理とわかりやすいように「鶏ちゃん」と表記するようになりました。
今では下呂市、郡上市を中心とした県内の飲食店で広く提供されています。
下呂駅から車で5分程度の場所にある、鶏ちゃん専門店です。
地元の人におすすめのお店を聞くと、真っ先に「杉の子」と返ってくるほど高い評判があります。
このお店で提供される「鶏ちゃん」1鍋1,760円(税込)は、こだわりの鶏もも肉を秘伝のタレで絡めた逸品!
ジンギスカン鍋で焼いて食べます。
鶏ちゃんを半分くらい食べたら、シメで焼きそばを投入しましょう。
甘辛のタレで炒めた焼きそばの味は絶妙な味わいです。
住所 : 岐阜県下呂市小川1311-1
マップ : Googleマップ
アクセス : JR高山線・下呂駅から車で5分
電話番号 : 0576-25-7011
定休日 : 月曜日
営業時間 : 11:00~15:00
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ
2016年に大ヒットしたアニメ映画『 君の名は。 』。
この映画の中で主人公が食べていたことから、一躍スターダムに躍進したご当地ラーメンです。
あっさりとした醤油味のスープに、細目のちぢれ麺が特徴となっています。
高山ラーメンのほか飛騨ラーメン、飛騨高山ラーメンとも呼ばれることもありますが、地元での呼び名はシンプルに「中華そば」です。
具材はお店によっても異なりますが、メンマ、チャーシュー、ネギなど、基本は典型的なラーメン!
地元の生活に深く根付いたラーメンで、年越しそばの代わりに「年越し中華そば」を食べる人も多いと言われています。
高山ラーメンは昭和初期、屋台から始まったと言われています。
ルーツとされるお店は高山市内にある「まさごそば」で、和食料理人だった初代店主が考案しました。
70以上変わらない製法で作られる元祖の味は、今でも同店で味わうことができます。
高山市内だけでなく、飛騨地域で広く提供されているラーメンなので、食べ比べてみるのも楽しいかもしれませんね。
飛騨高山の繁華街・国分寺通り沿いにある繁盛店、昼時には連日大行列となります。
メニュ―は「中華そば」並900円(税込)大1,100円(税込)とトッピングの味付け玉子しかなく、自信の強さがうかがえます。
10時間以上かけて煮込むスープは、ブラックペッパーの辛みがアクセントで、意外とあっさり味。
細目のちぢれ麺との相性は抜群です。
炙りチャーシューと、トロトロの味付け玉子もまた絶品で、気がついたら丼ぶりがカラッポになっているほど。
この味を求めて、リピーター続出中ということも頷けます。
住所 : 岐阜県高山市相生町56-2
マップ : Googleマップ
アクセス : JR高山線・高山駅より徒歩9分
電話番号 : 0577-77-9289
定休日 : 毎週火曜日
営業時間 : 11:00〜13:30/21:00〜翌2:00 ※スープなくなり次第終了
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ
白川郷や高山、下呂など飛騨の観光地で目にすることの多い郷土料理です。
飛騨地方に自生している朴の木(ほおのき)の落ち葉に、味噌やネギ、椎茸などの具材をのせ、コンロで熱して食べます。
一般的には熱した朴葉味噌を、ご飯にかけて食べることが多いようです。
塩分控えめで甘みのある味噌と具材の相性は抜群で、これだけでご飯を何度もお替わりしたくなるほど。
朴葉味噌の発祥ははっきりしませんが、飛騨の厳しい冬の季節に凍った漬物を温め、味噌を加えて食べたことがはじまりとされています。
「落ち葉に直接火をかけて大丈夫なの?」という心配があると思いますが、朴葉はとても丈夫で、調理前に水に浸しておけば燃えることはありません。
しかも香りが豊かなうえ、殺菌作用まであるスグレモノです。
朴葉味噌は飛騨地方全域の飲食店やホテル、旅館などで食べることができます。
郷土色豊かな朴葉味噌、飛騨に行ったらぜひ味わってみたいですね。
観光スポット・飛騨高山の古い街並みにある郷土料理店です。
情緒たっぷりの建物は、江戸時代末期に建てられてもので、街並みの景観によく似合います。
とても敷居が高そうなお店ですが、比較的にリーズナブルな価格で、飛騨牛や朴葉味噌などの郷土料理を楽しめます。
「ほおばみそ(単品)」800円(税込)のほか、「ほおばみそ定食」1,500円(税込)グレードアップした「飛騨牛ほおばみそ定食」は2,100円(税込)で提供されています。
自家製のみそを香ばしく焼いた朴葉味噌を、とびきり贅沢な空間で味わってみましょう。
住所 : 岐阜県高山市上三之町12
マップ : Googleマップ
アクセス : JR高山線・高山駅より徒歩15分
電話番号 : 0577-32-0216
定休日 : 水曜日・その他不定休
営業時間 : 10:30~15:00
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ
松坂牛や神戸牛、近江牛と並んで、今や日本を代表するブランド牛肉となった飛騨牛。
飛騨と名前が付いていますが、飛騨地域だけでなく、実は岐阜県で生産された黒毛和牛肉を指しています。
具体的には以下4つの条件をクリアする必要があります。
岐阜県で生産された牛肉全体を指すと述べましたが、やはり飛騨地域で生産されたものが圧倒的に多いです。
飛騨牛は肉質がきめ細やかで柔らかく、口の中でとろける芳醇な香りと味わいが特徴です。
また、美しい霜降り状になっていることも、飛騨牛の質の高さを示しています。
平成14年に開催された「全国和牛能力共進会」ではグランプリを獲得し、最高級和牛のひとつになりました。
ちなみに、肉質等級が3等級以下の「飛騨牛」は、「飛騨和牛」と呼ばれ区別されています。
養老の滝で有名な県西部・養老町に本社を置く株式会社丸明は、飛騨牛を知り尽くした精肉店。
岐阜・愛知両県で精肉販売のほか、レストランを経営しています。
丸明・飛騨高山店は、厳選された飛騨牛を心ゆくまで満喫できる名店です。
最高級のサーロインステーキを含め、焼肉やしゃぶしゃぶ、すき焼きなどあらゆるスタイルで味わえます。
平日のランチタイムは特にお得な価格設定で、「飛騨牛ほう葉焼き御膳」など飛騨牛を気軽に楽しめるのも嬉しいところです。
地元の人にも大人気のお店で、幸福感に浸れること間違いありません。
住所 : 岐阜県高山市天満町6-8
マップ : Googleマップ
アクセス : JR高山線・高山駅より徒歩5分
電話番号 : 0577-35-5858
定休日 : 元日
営業時間 : 11:00~21:00
予約サイト・口コミ・クーポン : ホットペッパーグルメ 食べログ
その名の通り、漬物を鉄板に乗せてジュージュー焼いたもので、飛騨地方の知られざる郷土料理のひとつです。
全国的には全くの無名ですが、飛騨では居酒屋の定番メニューで、「漬ステ」の愛称で親しまれています。
漬物ステーキの作り方は、漬物を鉄板で焦げ目がつくまで炒め、溶き卵を加えます。
麺つゆや醤油などで味付けし、お好みで鰹節や七味唐辛子などをトッピングすれば完成します。
現地の居酒屋ではステーキ用の鉄板を使用するため、漬物ステーキと命名されたようです。
本来料理の脇役である漬物が、ここでは主役になってしまうののが面白いですね。
豪雪地帯の飛騨では、冬の時期に野菜が入手しづらく、漬物が野菜の代わりを担っていました。
寒さで凍ってしまった漬物を溶かすために、漬物を朴の葉でにのせ、囲炉裏で焼いたことがルーツだと言われています。
この経緯は、先述した朴葉味噌に似ていますね。
かつては現地の特産品である赤カブが主流でしたが、現在では白菜に変わりつつあります。
飛騨古川(飛騨市)・高山など、飛騨地方北部で多く食されています。
飛騨高山駅から徒歩4分のところにある居酒屋さん。
地元客から観光客にまで愛されるお店で、美味しい飛騨の郷土料理だけでなく、厳選された飛騨の地酒も楽しめます。
おつまみにぴったりの漬物ステーキはもちろん、飛騨牛、朴葉味噌焼き、鶏ちゃんなど飛騨の名物が勢揃い。
酒菜に来るだけで飛騨グルメを網羅できちゃうんです♪
酒菜でいただける「漬物ステーキ」は、白菜の漬物を使用したオーソドックスなタイプですが、アクセントに紅ショウガが乗っているのがポイント。
卵のまろやかさがありながらも漬物の塩味が丁度よい塩梅で、一口食べるとお酒も白飯もどんどん進んでしまう不思議な逸品です。
酒菜はランチ営業も行っていて、定食メニューに漬物ステーキはラインナップされていませんが、単品で注文することができます。
2人以上で来店する場合は、定食の他に漬物ステーキを単品注文してシェアするのもオススメですよ。
住所 : 岐阜県高山市花里町6-9-8
マップ : Googleマップ
アクセス : 飛騨高山駅より徒歩4分
電話番号 : 0577-36-2355
定休日 : 不定休あり
営業時間 : 12:00~14:00/17:00~22:00
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ ホットペッパーグルメ
飛騨の小京都・高山の古い街並み散策は、観光するにもショッピングするのにも楽しいです。
そして、忘れてはならないものが食べ歩き!
飛騨高山の食べ歩きアイテムといえば、「陣屋だんご」を外すわけにはいきません。
陣屋だんごとは、飛騨高山流のみたらし団子のことです。
みたらし団子は普通甘いタレがかかっていますが、ここ高山の団子はあっさりしていて、少ししょっぱい味付け。
甘くない醤油を表面につけて焼くためで、手に取ると醤油の香ばしさが広がってきます。
だんごはきめ細やかで、モチモチした食感。
一度食べたらやみつきになります。
数あるだんご店の中でも一番人気のあるお店が、高山陣の横に建つ屋台・「陣屋だんご店」です。
高山を舞台としたドラマや映画にしばしば登場しているので、ご覧になったことがあるかもしれません。
1本1本丁寧に手焼きし、香ばしく焼いても固くならないことが人気の秘訣です。
1本90円と値段もリーズナブル。
高山食べ歩きは陣屋からスタートしましょう。
住所 : 岐阜県高山市八軒町1-5
マップ : Googleマップ
アクセス : JR高山線・高山駅より徒歩10分
定休日 : 火曜日(12~3月は無休)
営業時間 : 8:30~16:30
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ
岐阜はユニークなご当地グルメの宝庫!
伝統的な郷土料理から新鋭のB級グルメまで、どれも魅力的なグルメが揃っています。
岐阜を訪れたら、ぜひご自身の舌で体験してみてください。
▼岐阜観光の関連記事
・ 岐阜のおすすめ観光スポット28選!歴史やグルメから温泉まで岐阜旅行に役立つ情報まとめ
・ 岐阜のおすすめ温泉14選!岐阜の温泉は豊富な湯量と泉質が自慢
・ 岐阜県で買いたいおすすめのお土産15選!栗きんとんや柿羊羹から高山ラーメンまで
最終更新日 : 2022/07/05
公開日 : 2020/01/27