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豊かな大地、大自然が広がる北海道には美味しい物がいっぱい。
ジンギスカン、海鮮丼、スープカレー、札幌ラーメン、毛ガニ、小樽の寿司など知名度が高いグルメがいくらでもありますね。
東北でいうと、岩手のわんこそば、 盛岡冷麺 、秋田のきりたんぽ、 山形ラーメン 、 宮城の牛タン やずんだ餅など郷土料理的なグルメが人気です。
豚丼と聞くと全国チェーンの牛丼屋さんのメニューを思い浮かべる方も多いかもしれませんが、帯広名物の豚丼は全くの別物です。
その歴史は古く、考案したのは元祖豚丼のぱんちょうの創業者で、昭和8年(1933年)から提供を始めたといいます。
現在帯広市内には40軒以上もの帯広豚丼を提供するお店がありますが、やはり一番人気は元祖である ぱんちょう です。
お店によって使う部位や焼き方、トッピングにタレの味が違うのですが、共通して言えるのは豚肉の分厚さと量の多さ、そして甘辛い醤油ダレがかかっていることでしょう。
甘辛いタレとジューシーな豚肉に、ほかほかの白飯という最高のコンビネーションは、間違いなく日本人好みの味。
人気店ぱんちょうの豚丼は、極上の道内産の豚ロース肉を備長炭でじっくりと焼き上げているのでジューシーです。
JR帯広駅前にあり、土日には行列ができるほどで相席は必至です。
※帯広豚丼の関連記事: 帯広のソウルフード「豚丼」って?行列必至の有名店から地元民が愛する穴場店まで
既に知名度の高い富良野の町ですが、これといったご当地グルメがなかったこともあり、開発されたのがご当地カレーの富良野オムカレーです。
富良野オムカレー推進協議会 を発足させ、ルールを決めて様々なPR活動を行っています。
富良野オムカレーのルールは下記の通りです。
このルールに従って協議会に加盟しているのは、現在富良野市内に9店舗あります。
どのお店も富良野愛に溢れているので、富良野を訪れた際には富良野オムカレーを食べて、ご当地グルメを盛り上げてくださいね。
根室のご当地グルメ、エスカロップは最近テレビなどメディアで取り上げられることもあり、道内でも知名度が上がっています。
炒めたライスの上にトンカツをのせてデミグラスソースをかけたもので、1963年頃に根室にあった洋食レストラン・モンブランで提供されたのが始まりだと言われています。
漁師が手早く食べる事が出来て、ボリュームがある料理として考案されたそうで、あっという間に根室の人気メニューになりました。
この炒めたライスには、ケチャップライスとバターライスがありますが、主流はバターライスの方。
仔牛肉の薄切りを使ったイタリア料理のエスカロッピーニから名前をとってエスカロップになりましたが、通称エスカとして親しまれています。
エスカロップ発祥のモンブラン無きあと、その伝統の味を引き継いたのが ニューモンブラン で、創業50年を超える今でも地元の人気店です。
細切りのタケノコが入ったバターライスと、サクサクのトンカツ、牛骨から出汁をとり手間をかけて作った特製のデミグラスソースのバランスが良く、一見重そうに見えるのに女性でもペロッと食べられると評判です。
※エスカロップの関連記事: 根室の名物グルメ「エスカロップ」はどんな料理?特徴やおすすめ店舗も紹介
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戦後、青森県三沢市の屋台で生まれたと言われているバラ焼き。
米軍基地のある三沢では、当時は高価で手に入りにくかった牛肉が米軍払い下げ品として比較的安く手に入ったといいます。
牛バラ肉を安く美味しく食べる方法をと考え出されたのが、たっぷりの玉ねぎと牛バラを甘辛い醤油タレをつけて鉄板で焼くバラ焼きでした。
この料理がすぐ隣の十和田市にも伝わり、人気となりました。
十和田市のソウルフードと呼ばれるほど根付いた理由の一つに、十和田では南部鉄器のような鋳物が手に入りやすかったこともあるのだそう。
2010年に東北新幹線、新青森駅開通を前に、十和田市では観光客誘致の為にご当地グルメの開発に着手し、もともと十和田で愛されてきたバラ焼きのPRに力を入れるようになり、 十和田バラ焼きゼミナール が誕生しました。
そして、2014年に十和田バラ焼きは見事ゴールドグランプリを獲得、その知名度はますます上がることとなりました。
十和田バラ焼きの具材の黄金比は、玉ねぎ1.5対牛バラ肉1だと言われています。
先に玉ねぎを焼き、火が通ったら牛肉も入れて、タレも入れてジュージューと焼き、炒め色がついたら完成、火が通り過ぎると牛バラが硬くなるので要注意です。
一般的には玉ねぎと牛バラ肉ですが、今はピーマンやニンジン、キャベツ、モヤシなどが入ったり、牛ではなく、豚肉や馬肉を使うお店も。
醤油ダレにも、青森産のニンニクやリンゴが使われたり、お店ごとに様々な工夫がなされています。
「八戸せんべい汁」は、小麦粉と塩で作ったせんべい汁用の南部せんべいを、鶏肉や野菜、キノコ類でとった出汁に入れて煮込む郷土料理です。
地元では昔から身近な食べ物であったため、外部に発信されることも無かった料理ですが、2003年に市民ボランティア団体「 八戸せんべい汁研究所 」が発足し、町おこし活動の一環として普及活動を始めました。
今ではすっかり有名になったB1グランプリ(正式名称:ご当地グルメで町おこしの祭典、B1グランプリ)を生み出した団体としても知られています。
八戸のせんべい汁は、明治30年頃に登場し、昭和40年代には家庭料理として定着していきました。
昭和30年頃に、煮込んでも溶けにくい、せんべい汁用の南部せんべい「おつゆせんべい」が登場し、独特の食感を楽しめるようになりました。
現在、八戸では何と190店もの飲食店で八戸せんべい汁を提供しています。
お店の詳細については、 八戸せんべい汁研究所 の公式サイトからチェックしてください。
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B1グランプリで優勝した事がある横手やきそばは、富士宮やきそば、太田焼きそばと並び、日本三大やきそばと称されています。
その歴史は古く、戦後に元祖神谷焼きそば屋の店主が地元の製麺業者と協力しながら作り上げたのが始まり。
昭和40年代には駄菓子屋などでも売られるようになり、当時は横手やきそばを提供する店は100軒以上あったと言います。
この横手やきそばで町おこしをと考えた横手市は、横手やきそば担当というセクションを設けてPRを開始しました。
店舗側も 横手やきそば暖簾会 を設立し、後に協同組化して、商品開発や販売促進、グルメイベントへの出店などのPR活動を続けています。
横手やきそばの具材は、キャベツと豚ひき肉、仕上げに片面焼のきの目玉焼きがトッピングされます。
麺は太くてまっすぐな角麺のゆで麺を使用、味の決め手となるソースはウスターソースと各店のオリジナルのソースを加えた物。
やや甘口でちょっと水分多めな仕上がりが特徴で、付け合わせには紅ショウガではなく、福神漬けが定番です。
現在、横手やきそば暖簾会に加盟しているのは46店舗。
横手やきそば四天王決定戦が毎年開催されており、2019年度の四天王に選ばれた 出端屋 は、秋田ふるさと村の中にあります。
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盛岡冷麺、わんこそばと並んで、盛岡三大麺の一つと称される盛岡じゃじゃ麺。
そんなじゃじゃ麺の発祥の店は 白龍(ぱいろん) で、盛岡市内に4店舗を展開しています。
初代の店主が、満州から引き揚げたあと、満州時代に味わった炸醤麺(ジャージアンミエン)を元に、屋台からスタートしたのが始まりです。
盛岡の人たちの口に合うように改良を重ね、現在のじゃじゃ麺が完成しました。
うどんを平たくしたようなモチモチっとした麺に、挽肉、椎茸、ゴマなど数種類の具材を味噌と炒めて寝かせて作った特製肉味噌をたっぷり乗せます。
好みでラー油、酢、おろし生姜や、おろしニンニクで自己流で味付けできるのが嬉しいポイント。
具材と麺をよく混ぜていただきます。
麺が残り1/3程度になったら、お皿に卵を割って店員さんに渡すと、ゆで汁をかけて上に、追加の肉味噌とネギをのせてくれます。
これがじゃじゃ麺には欠かせない、ちいたんたん。
アツアツのゆで汁で溶き卵が玉子スープのように変身するので、ここにまた好みの調味料を入れて味付けして〆にしましょう。
現在は色々なお店が増えましたが、まずは「白龍」で元祖の味を試してみるのがおすすめです。
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1970年代に、仙台市内の 中華料理店まんみ の賄い料理として誕生し、のちに正式メニューに加えられたマーボー焼きそば。
特に有名なメニューという訳でもなかったのですが、2013年にTV秘密のケンミンshowで、何故か仙台のご当地グルメとして取り上げられたのです。
TVを見た仙台の人たちを中心に、SNSで知っているか?知らないなどと話題になったことで注目されるようになり、お店にも問合せが殺到。
それならば本当に仙台名物にしようと、まんみの店主を中心に設立されたのがマーボー焼きそば推進委員会。
マーボー焼きそばの提供店は徐々に増え、現在は宮城県内に加盟店が50店舗を超え、本当の仙台ご当地グルメになったと言えるでしょう。
マーボー焼きそばを名乗る条件は以下の3つだけ。
麻婆を使い具は豆腐に限定しない、麺は焼くか揚げたもの、そして宮城県中華飲食生活衛生同業組合の認定人が認定したもの。
各店工夫を凝らした独自のマーボー焼きそばを提供しているため、見た目も味も様々なのも特徴です。
元禄年間、白石の城下町にて胃病を患う父のために、消化が良くて栄養もある食べ物を探していた息子がいました。
ある日、旅の僧から油を使わない麺がある事を聞き、その製法を授かりました。
苦心の末に完成させた麺を父に食べさせたところ、食べやすく美味しい麺に食欲も増して、たちまち病状が回復したのだとか。
のちに白石の武将の知るところとなり、献上された麺を食べ、そのいわれを聞いて感動し、人を思いやる温かい心を持つ麺なので、温麺(うーめん)と名付けたと言われています。
白石うーめんは、長さ約9cmと短くてツルツルとのど越しが良く食べやすいので、お年寄りや小さな子供にもおすすめ。
温麺と聞くと温かい麺のように思いますが、冷たい温麺もあり、ごまだれやくるみだれをつけていただきます。
人気店はたくさんありますが、江戸時代から続く茅葺屋根の武家屋敷が雰囲気抜群の味見処「 光庵 」は「きちみ製麺」の直営店で、ミシュランガイド宮城2017のミシュランプレートに選ばれたほどの実力派。
めんつゆ、くるみだれ、ごまだれの三つの味が楽しめる「三味うーめん」がおすすめです。
福島県の浪江町のご当地グルメ、なみえ焼きそばの特徴は、初めて見ると驚くほどの極太麺。
戦後間もない頃、町の労働者の為に安くて美味しくて食べ応えがあり、腹持ちする物をと考案されたと言われています。
たっぷりのもやしと豚肉と極太麺をラードで炒め、濃厚ソースで味付け。
労働者好みの濃い味付けなので、焼きそばをおかずのようにして白飯と食べるスタイルが好まれてきました。
2008年、浪江町の活性化の為に商工会青年部は 波江焼麺太国 を建国し、PR活動を行うようになりました。
ところが、2011年3月11日の大震災によって浪江町は大きな被害を受け、全住民が避難を余儀なくされたのです。
波江焼麺太国のメンバーも散り散りになりましたが、連絡を取り合い、同年のB1グランプリに参戦し4位入賞しています。
ちなみに、2013年の大会ではなんとゴールドグランプリを獲得しています。
2016年に立ち入り禁止区域から解除されていますが、まだ浪江町に戻って営業再開しているお店はありません。
ただ唯一、浪江町役場敷地内にできた仮設商業協同店舗「まる・なみ・まるしぇ」内の 波江焼麺太国 のアンテナショップにて、なみえ焼きそばが再び味わえるようになりました。
また、一番の人気店だった杉乃家は、二本松駅近くの二本松市民交流センター1階に場所を移して営業しています。
山形の河北町では、蕎麦と言えば冷たい肉そばのこと。
もともとは育ち切ってしまった親鶏の有効活用の為に生まれたメニューでした。
つなぎ入りの黒めの田舎そばを水でしめ、冷たい出汁に入れて、鶏肉とネギをトッピングします。
鶏の風味を損なわない程度にカツオと昆布を効かせた出汁汁に、コリコリっとした噛み応えのある親鶏の食感はツウ好みの味。
冷たい出汁といっても氷を入れたりするのではなく、ほぼ常温で、ごくごくと飲み干せる程度にしてあります。
この冷やし肉そばをもっと多くの人に知って貰いたい、そして冷やし肉そばを通じて河北町を盛り上げたいとの思いで発足したのが かほく冷たい肉そば研究会 で、2014年のB1グランプリでは8位入賞をしています。
一番人気メニューが冷たい肉そばという 山形 一寸亭 (ちょっとてい)は井戸水にこだわっているので、そばもツユもひと味違います。
創業60年を超える老舗蕎麦店の冷たい肉そばをぜひどうぞ。
大正時代に東京のもんじゃ焼きを屋台でも食べやすいようにと、生地を硬めにして販売したのが始まり。
太鼓をどんどんと鳴らしながら売り歩いたため、どんどん焼きと呼ばれるようになりました。
昭和に入り、岩手や宮城、そして山形にも広まり、各地で少しずつ変化を遂げ、山形では2本の箸に巻き付けるという、ちょっと珍しいスタイルが定番となりました。
小麦粉の生地に、具材は薄く切った魚肉ソーセージ、紅ショウガ、海苔など。
味付けはソース味がメインですが、店舗によって醤油やカレー味、餅入りチーズなど様々なアレンジが楽しめます。
お祭りには欠かせないどんどん焼きは、霞城公園南門すぐ のどんどん焼き専門店「 おやつ屋さん 」でいつでも味わうことができます。
※合わせて読みたい: 山形のおすすめご当地グルメ15選!名物料理から自慢の果物まで、山形は絶品グルメの宝庫
世界のトップクラスと言われるグルメの宝庫、東京。
時に本場よりも本場らしいと言われる各国料理の店も多く、そのレベルの高さは世界的にも知られています。
江戸前寿司やちゃんこ鍋、浅草のどじょうや、深川の深川飯など歴史のあるご当地グルメもたくさんあります。
また、横浜の中華料理や、栃木県の 宇都宮餃子 が全国的に有名ですが、B級グルメもかなりバラエティ豊かに揃っています。
今や東京下町の名物として知らない人はいないのでは?という知名度抜群のもんじゃ。
江戸時代の文字焼きが変化して、もんじゃになったと言われています。
東京月島のもんじゃストリートには、もんじゃのお店がずらり、観光客でいつも賑わっています。
もんじゃを焼くにはコツがいるので、初めての方はお店の人に1枚目は焼いて貰いましょう。
月島もんじゃの焼き方の特徴は、写真のような土手を作ること。
鉄板に油をひいたら、まず具材をスプーンですくって鉄板に乗せて具を刻みながら炒めます。
キャベツがしんなりしてきたら、具でドーナッツ型の土手を作成。
土手の真ん中に生地を流し込みます。
水分がとんでプツプツと泡だって来たら土手の具と生地を少しずつ混ぜ合わせていき、鉄板に平らに広げ、はがしと呼ばれる小さなヘラでじゅーっと押し付けて焦がしながらいただきます。
初めての方にとって難しいのは食べるタイミング。
焼けすぎるともんじゃの美味しさが損なわれるし、生焼けは最悪。
迷った時には、これもお店の方に尋ねてみましょう。
月島もんじゃ振興会協同組合 のサイトには、月島マップや加盟店一覧が載っているので参考にしてください。
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餃子と言えば宇都宮や浜松の名前が真っ先にあがりますが、東京にも有名な餃子の聖地と言われる場所があります。
大田区蒲田には多くの餃子専門店があり、蒲田駅の周辺だけでも20軒近くるというから驚きです。
蒲田の餃子の特徴は何といってもカリカリの羽根。
その理由は元祖と言われる1983年創業の 你好 で、中国残留孤児だった創業者の八木さんが大連で食べた羽根付き肉まんの美味しさからヒントを得て、餃子に羽根をつけてみたのが始まり。
試行錯誤の末に完成させたレシピは大好評となり、八木さんの弟が金春(コンパル)という店を、妹が歓迎(ホアンヨン)をオープンし、この三軒は蒲田の餃子御三家と呼ばれるようになりました。
你好の餃子の餡は、豚肉とキャベツと長ネギのみというシンプルさで、味が分かりにくくなるからという理由でニンニクは入れません。
粗びき肉に豚骨と鶏ガラスープを混ぜて一晩寝かせる事で、味がしっかり浸み込むので、何もつけなくても食べられるほど。
黄金色の羽根は口に入れるとパリっと割れ、モチっとした食感の手作りの皮の中からジューシーな肉汁が口の中に広がるのがたまりません。
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勝浦タンタンメンは、もともと漁師や海女さん達が海で冷えた身体を温めるメニューとして生まれ、浸透してきたご当地メニューです。
一般的な担々麺に使われるゴマや芝麻醤は使用せず、ラー油や唐辛子で炒めた玉ねぎと豚ひき肉が入っています。
お店によってはニンニク、ニラ、ネギが入り、一般的には醤油ベースのスープですが、味噌ベースのお店もあります。
2011年に、勝浦タンタンメンを通じて勝浦をもっと元気にしたいと立ち上がった市民団体が 熱血!勝浦タンタンメン船団 を発足させ、様々なPR活動を始めました。
勝浦タンタンメンは、2015年のB1グランプリでゴールドブランプリを獲得、ますますその知名度が上がっています。
昭和29年創業の 江ざわ は、勝浦タンタンメン発祥の店と言われています。
先代が四川担々麺の味を再現しようと思いましたが、当時は芝麻醤が簡単に手に入らなかったことから、ラー油と唐辛子を使ってアレンジしたのが始まり。
ラー油の辛さと野菜の甘味がバランス良く、辛いだけではなく旨味をしっかり感じられる一杯をどうぞ。
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戦前に横浜の中華料理店のまかない料理として出されていたものが、戦後にメニュー化されたのがサンマーメンです。
気になるこの名前、知らない人が聞くと魚のサンマが入っているのかと勘違いしそうですよね。
実際は、簡単に言うとモヤシや白菜などの野菜を炒めてあんをかけた物を醤油味ベースの麺にのせたもの。
かながわサンマー麺の会 によると、サンマーメンを漢字で書くと「生馬麺」となり、生=サン、 馬=マーは広東語の読み方で、生は新鮮でしゃきしゃきした、馬は上に載せると言う意味があるのだそう。
具材に欠かせないのはモヤシで、歯ごたえが残る程度に炒めたモヤシはあんをかけても、しゃきしゃきっとした食感が楽しめます。
最近では、モヤシと白菜の他に、キクラゲ、ニンジン、タケノコ、ニラなどを加えた、見た目にも色鮮やかなサンマーメンも増えてきています。
サンマーメン発祥の店と言われているのが大正時代創業の中華料理店 玉泉亭 。
昔ながらのスタンダードなサンマーメンが食べられると人気で、伊勢佐木町の本店と、横浜ポルタ内に支店があるので便利ですね。
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小田原の名産品の1つである蒲鉾。
その消費量が減少傾向にあったため、市内の水産加工業者が練り物や地元食材を使ったおでんを発案しました。
ならば地域の業者が協力しあって町おこしにもなるようにと、2003年に発足したのが「小田原おでん会」です。
小田原の蒲鉾店13社がそれぞれ1品ずつ作ったおでん種は、いわし団子、ゆず入りソフト鶏つみれ、鯵とイワシのふんわり団子などで、カラシではなく、小田原名産の梅で作った梅みそをつけていただきます。
小田原城址公園では、春に「小田原おでんサミット」と、秋に「小田原おでん祭り」というおでんイベントが開催されています。
全国のご当地おでんの団体を招待したり、市民からのおでん種のアイディアを競うコンテストなど盛りだくさん。
もちろん、小田原おでんの屋台販売などもあるので時間が合えばぜひ。
日程については、 小田原おでん会 のFacebookページからチェックしてください。
行田ゼリーフライの名前だけ聞くと、ゼリー?それがフライ?と想像がつかないのですが、実はおからのコロッケの一種。
おからと茹でたジャガイモに、ニンジン、ネギなどの野菜を加えて、コロッケのようにまとめて揚げたもので、具材の大半がおからなのでヘルシーなのが特徴です。
何故ゼリーなのかには諸説あって、形状や大きさが小判に似ていることから、銭フライと呼ばれていたものが訛って変化してゼリーフライになったと言われています。
行田市の町おこしに一役買っていて、ゆるキャラのこぜにちゃんなる存在も。
1つが100円程度で、行田市のあちこちで手軽に買えるので、チャンスがあればぜひ食べてみてください。
※ゼリーフライの関連記事: 埼玉・行田名物のゼリーフライってどんな料理?特徴やおすすめ店を紹介
秩父のソウルフードと言われている、みそポテト。
ふかしたジャガイモの天ぷらに、甘みそをつけたシンプルな一品で、位置づけ的には小腹がすいた時のおやつやおつまみです。
もともと家庭で作られていた郷土料理でしたが、埼玉県のB級グルメの大会で優勝したことから、観光客にも知られるようになりました。
秩父独自の食文化ですが、あまりにも定番なので、全国区の食べ物だと思っていて、大人になって秩父を出て初めて他にはないと知って驚く人も多いのだそう。
秩父の観光スポットや道の駅、スーパーで販売されているので、見かけたらぜひ味わってみてください。
鹿沼市は寒暖の差が激しいことから、コシが強くて香りが高いそばができるため、関東でも有数のそばの産地として知られています。
また、ニラの産地でもあるため、古くから蕎麦にニラをのせた「ニラそば」が食べられてきました。
お店によって、蕎麦の上にトッピングのようにニラをのせたものと、最初から蕎麦とニラを絡ませたものがあります。
鹿沼のニラは肉厚で香りが高く、しゃきしゃきした食感があり、食べ応えあり。
ニラと蕎麦と聞くと、ニラの風味が強すぎて蕎麦と合わないようなイメージがありますが、実は食べたらわかるベストマッチです。
ニラは通年食べることができますが、旬はニラが甘くて柔らかくなる冬が旬だと覚えておきましょう。
地元の人に人気が高いのが「 そば処 佐野屋 」です。
創業明治42年の老舗で、国内産玄蕎麦を石臼で挽いた自家製の蕎麦粉を手打ちした香り豊かな蕎麦と、肉厚で香りが高いニラとの相性は抜群です。
栃木のグルメと言えばダントツで 宇都宮餃子 の名前があがりますが、こんな隠れたB級グルメもあるんです。
塩原温泉のご当地グルメとして50年以上もの歴史を持つ、スープ入り焼きそば。
見た目はまるでラーメンですが、味はソース焼きそばという一見ミスマッチのような組み合わせは、食べ進めていくにつれ独特の風味に変わりクセになる味と評判です。
メディアで取り上げられるようになり、塩原にスープ焼きそば目的で訪れる人も増えてきているのだそう。
塩原での提供店は4店舗と少ないながら、その中の2店舗がうちが元祖だと主張しているのが面白いところ。
釜彦食堂のスープ焼きそばは、昭和30年頃に焼きそばとラーメンスープの出前を一度に運ばねばなりませんでした。
ラップがない時代、どうしてもこぼれてしまうことから、一緒に混ぜてしまえと混ぜたら意外に好評だったのが始まり。
後に3年程かけて味を研究し完成したのが、現在の特製麺にキャベツと鶏肉の入った一品です。
先にちょっとスパイシーなソースで焼きそばを作り、そこに鶏ガラと野菜でとった醤油スープをかけて仕上げます。
もう一店のこばや食堂は、かつてあった新生食堂が塩原で最初にラーメンの麺で焼きそばを焼いた店で、その店の裏メニューであったスープ焼きそばを伝授されたことから元祖を主張しています。
こばや食堂はラーメン用の麺を使い、具はキャベツと豚バラ肉、最初に麺を芳ばしく炒めるので、最初にかなり焼きそば感を感じるのが特徴です。
どちらのお店も公式HPがないので、詳細は 塩原温泉郷の公式ページ からチェックしてください。
静岡の富士宮焼きそばと、秋田の横手焼きそばと並んで日本三大焼きそばと言われているのが、太田焼きそばです。
もともと太田市はスバルをはじめとした工場の町で、昔から多くの人々が日本各地から出稼ぎに来ていました。
その人たちが持ち込んだと言われる焼きそばは、安くてボリューム満点、汁が無いのでこぼれることもなく、さっと食べられるため人気が出たと言います。
安い理由の一つは、基本的に具はキャベツのみという点。
昔ながらを守る店では、今でもキャベツのみで提供していますが、豚肉やコンニャクや、茹でたじゃがいもを入れたり、仕上げに目玉焼きをトッピングする店もあります。
2002年、太田市観光協会が中心となり 上州太田焼きそばのれん会 を結成しPR活動をしていますが、太田焼きそばを名乗るための厳しいルールなどは無く、十麺十食、それぞれに特徴があって良いとされています。
スタンダードは、太麺、しゃきしゃき感が残るキャベツ、濃いめのソースがたっぷりかかっているタイプ。
昭和32年(1957年)創業の 岩崎屋 は創業当時から変わらぬ調理法で、具材はキャベツのみ、一人前は中サイズで330円という低価格を貫いています。
焼きそばは小~始まり、中・大・特大・ジャンボ・ダブル・名はない・トリプル・特に名はない(5人前)・特に名はないの上という、ユニークな価格設定です。
次にご紹介する焼きまんじゅうも専門で扱っているので、一度に群馬名物を食べたい方は岩崎屋がおすすめです。
群馬県外ではあまり知られていませんが、群馬県民なら誰もが知っている焼きまんじゅう。
焼きまんじゅうの専門店だけでも数十軒あるほどで、お祭りの屋台などでも必ず登場する逸品です。
小麦粉に米麹を入れて発酵させて蒸したフワフワのまんじゅうを竹串に刺して、黒砂糖やザラメ、水飴などで甘くした味噌だれを表裏と丁寧に塗って炭火にかけて焦げ目をつけます。
基本的には中に何も入っていない素まんじゅうですが、お店によってはこしあんが入っていることもあります。
冷めるとかなり硬くなるので、温かいうちに食べるのが大切です。
そのため、お土産用は焼く前の状態のまんじゅうとタレが添えられていて、自分でタレをつけて焼く仕様になっています。
創業、安政4年の 原嶋屋総本家 は1番の有名店。
時代劇に出て来そうな店構えで、平日なら焼き立てを囲炉裏のある店内で食べる事が出来ます(土日はテイクアウトのみ)。
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茨城県ひたちなか市のご当地ラーメン「スタミナラーメン」は、昭和50年代に勝田駅前のラーメン店のオーナーが餡かけラーメンを発案したことが始まりです。
このラーメン店の店長が後にオープンさせたのが スタミナラーメン松五郎 で、総本家を名乗っています。
現在は茨城県下の40店舗以上で、スタミナラーメンが提供されている程の人気ぶり。
スタミナラーメン松五郎からの暖簾分け店の他、独自のアレンジで提供しているお店も多いので、その味や見た目はお店によって異なります。
スタミナラーメンの主な具は、キャベツ、ニンジン、 かぼちゃ、白菜、ニラ、そして味付けしたレバーなど。
これらを餡かけにした物を醤油ラーメンの上にかけるホットと、冷水で締めた麺にかける冷やしがあります。
野菜たっぷり、レバーの栄養もたっぷり、そしてお腹いっぱい食べられるというスタミナラーメン。
茨城のソウルフードとしての認知度も高く、カルビーのご当地ポテトチップスもスタミナラーメンが採用されています。
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甲府市内の蕎麦屋さんや食事処、居酒屋などの定番メニューとして親しまれているのが甲府もつ煮です。
戦後まもない頃に、甲府の老舗蕎麦屋、奥藤本店の2代目が、捨てられてしまう鶏のモツを使って安くて美味しい物をと考案したのが始まりです。
当時は貴重だった砂糖と醤油で、レバー、砂肝、ハツ、キンカンなどを煮詰めたモツ煮は、甘じょっぱくてご飯のおかずにもお酒のつまみにも合うと評判となりました。
平成20年(2008年)に、甲府市役所の職員有志によって「みなさまの縁をとりもつ隊」が結成され、PR活動が行われるようになり、平成22年(2010年)には、B1グランプリ in 厚木で優勝し、その名は県外でも知られるようになりました。
昭和25年以来、一度も味を変えずに代々の味を守っているのが前述の 奥藤本店 です。
オーダーを受けてから作り始めるので、調理に少し時間がかかりますが、作り置きでない鶏もつ煮は絶品。
ふわっとしたレバーやコリコリっとした食感の砂肝、そこに色鮮やかな黄色いキンカンが食欲をそそります。
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長野県のグルメと言えば美味しい信州そばは外せません。
北陸の味覚ならば、福井の越前蟹や富山の白エビに寒ブリ、佐渡島のイカなど新鮮な魚介類は日本一の美味しさと言えるほど。
そんな信越・北陸からはこれぞB級グルメと言えるような料理をご紹介します。
山に囲まれた長野県の多くの地域では、寒冷な気候や地形が米の栽培に適しておらず、冬のお米に代わる代用品としてそばや小麦が栽培されてきました。
おやきは、長野の中でも寒冷地として知られる北信地方や安曇野地方で誕生したと言われています。
野菜や山菜を炒めて味噌や醤油で味付けをして、小麦粉やそば粉を練った生地で包み焼いたもの。
一般的には焼きますが、場所によって家庭によって、蒸かしたり揚げたりすることもあり、中の具材も小豆餡やかぼちゃ餡を使った甘いおやきもあります。
大きさは直径10cm前後で、朝食に、おやつに、お酒のつまみにと長野県では、日常的に親しまれてきた一品です。
観光客の増加に伴い、長野のお土産として人気が上がり、1980年代後半にはおやきの専門店も登場。
一番人気の野沢菜入りから、カレー味やチーズ入りなどバラエティも豊かになってきています。
おしゃれなカフェギャラリーが併設されている いろは堂 では、昔ながらの窯焼きで、こんがりと香ばしい焼き立てのおやきを楽しむことができます。
長野県伊那市のご当地グルメであるローメンとは、羊肉とキャベツなどの野菜を炒めて太めの蒸し中華麺を加えたもの。
主な具材は羊肉(マトン)、キャベツ、きくらげで、スープに半分浸かったラーメンタイプと、スープ無しの焼きそばタイプに分かれます。
スープタイプは、主に醤油ベースの味付けで、焼きそばタイプはウスターソースベースの味付け。
伊那市の中華料理店、萬里の先代が1950年頃に開発し、当初は炒肉麺(チャーローメン)と呼ばれていましたが、いつしかローメンと呼ばれるように。
原型は見た目に反して薄味に仕上げられており、提供後に自分で味付けをして仕上げるのが地元の食べ方です。
主な薬味は一味、七味、ソース、酢、ごま油、ラー油、すりおろしニンニクなど。
変わり種ローメンとして、カレー味や冷やしローメンなどバラエティ豊かで、伊那市内では90軒を超える店舗で提供されている程の人気ぶりです。
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これといった名物料理がなかった糸魚川で、食による観光振興を目指して、市内の飲食店や旅館、ホテルなどの有志によって2009年に結成された 糸魚川うまいもん会 。
既存の料理では他の地域との差別化が難しいと考え、地元の食材を活かした創作料理として開発されたのが糸魚川ブラック焼きそばでした。
日本海でとれる地物のイカを具にした焼きそばを、たっぷりのイカ墨を絡めて真っ黒に仕上げるのでブラック焼きそば。
新鮮なイカ墨は生臭さなどはなく、コクがあって美味しいと評判です。
中華麺と、イカとイカ墨を使う以外は味付けやトッピングにルールはないので、トマトペーストやカレーを使ったりと、お店によって個性を出して糸魚川ブラック焼きそばを盛り上げています。
糸魚川駅からすぐ、 月徳飯店 はオオバコ中華料理店でランチタイムには行列ができるほど、地元でも人気のお店です。
しゃきしゃきもやし、キャベツ、玉ねぎ、イカの身、ゲソなど具がたっぷり入り、イカ墨ソースはコクがあって焼きそばとの相性も抜群。
月徳食堂の糸魚川ブラック焼きそばは普通サイズとハーフサイズがあり、汁はね対策に、黒い紙エプロンとおしぼりの追加が登場する心遣いが嬉しいですね。
新潟のB級グルメ「イタリアン」とは、イタリア料理の総称ではなく、新潟独自のルーツを持つ一品です。
蒸した太めの中華麺とキャベツ、もやしなどを炒めて、トマトソースをかけた洋風焼きそばといった感じで、新潟県民のソウルフードとも言われています。
主流はトマトソースですが、ホワイトソースやカレーソース、エビチリソースや、ハンバーグや唐揚げ、餃子のトッピングもあり、バラエティ豊か。
昭和35年に、新潟市の甘味喫茶「三日月」の御主人が考案したのが始まりというので、50年以上の歴史があります。
その後、三日月(のちの、みかづき)のオーナーと親交のあった長岡市の長岡饅頭本舗(のちの、フレンド)でも、イタリアンを提供するようになりました。
両店の拠点は新潟市と長岡市で、暗黙の了解的に越境しないというルールのもと、それぞれ特徴を持ったイタリアンを提供し、新潟での知名度をあげてきました。
両店ともに、スーパーマーケット内のフードコートや駅に出店しており、気軽に立ち寄ったり持ち帰りをするファストフード的な存在。
みかづきのイタリアンは、角太麺のソース焼きそばにトマトソースがけ、白生姜の塩漬けの千切りが付け合わせで、フォークが添えられます。
フレンドのイタリアンは、中細面のソース焼きそばに、挽肉入りのミートソースがけ、紅ショウガの付け合わせで箸が添えられます。
見るからにB級グルメ感があるイタリアン、B級グルメ好きなら食べてみたい一品です。
名前の由来は、ハンガリーのハンと、まぐろのハンガリー語からトン。
今は無きジャーマンベーカリーの料理人が東京の修業時代に見たハンガリー料理にヒントを得て、賄い料理として食べはじたのがハントンライスの始まり。
独立していったシェフたちが自分の店でハントンライスを提供した事で、金沢一帯に広がっていったと言います。
オリジナルは、ケチャップで味付けをした具の無いバターライスの上に、半熟の薄焼き卵と、白身魚のフライをのせてタルタルソースをかけたもの。
近年メディアで取り上げられるようになり、知名度もあがり、金沢市内だけではなく、七尾市や穴水町などでもハントンライスを提供するお店が増えてきました。
バリエーションも増え、中身がチキンライスやピラフになったり、ソースも、ケチャップ、マヨネーズ、デミグラスソースなどに増え、豚カツをのせるお店もあります。
金沢市片町の「 グリルオーツカ 」がハントンライスの1番の有名店です。
※ハントンライスの関連記事: 金沢のソウルフード「ハントンライス」!現地のおすすめ店5選
全国的にご当地カレーがメディアに登場するようになったのは2006年頃で、その頃から金沢カレーの名が登場するようになりました。
金沢カレーには、特別な定義や条件は決められていないので、名乗るのは自由。
一般的には、どろりと濃厚なルーがたっぷりかかていること、豚カツがトッピングされていること、千切りキャベツが添えられていること、そしてステンレス製のお皿で提供されていることが特徴としてあげられます。
ハンバーグ、エビフライ、ウィンナーなどがのったボリュームのあるカレーも人気でボリューム満点。
チャンカレの愛称で親しまれ、金沢カレーの元祖を名乗る カレーのチャンピオン 、金沢カレーブームの火付け役を名乗り、全国はもとよりアメリカにも10店舗を構える ゴーゴーカレー 、そして ターバンカレー が有名どころです。
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戦後の復興に携わる肉体労働者の塩分補給のために、濃い味付けでチャーシューたっぷり、ご飯のおかずとして誕生したのが「 西町大喜 」のラーメンです。
その濃い色から、県外から訪れたお客さんがブラックラーメンと呼び始めたのが10数年前のことなのだそう。
それから、徐々に富山のB級グルメとして注目を集めるようになり、富山ブラックの名前で名前が広まっていきました。
元祖と言える西町大喜の中華そばは、初めての方は驚くほどのしょっぱさで、白飯は必須です。
現在は、富山ブラックの名前でラーメンを提供しているお店はたくさんありますが、西町大喜は他店の1.5倍はしょっぱいというから相当ですね。
富山駅構内をはじめ、富山市内に4店舗があるので、まずは元祖のお店から試してみてください。
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年間のカツ購入金額が日本一という、カツ好きの福井県民。
カツ丼といえば、卵とじされたタイプが一般的ですが、福井県では家庭でもお店でもソースカツ丼が主流です。
からりと揚げたトンカツをちょっと甘辛いタレにつけて、ご飯に乗せていただきます。
福井のソースカツ丼発祥と言われるのが、通称パ軒と呼ばれている ヨーロッパ軒 。
創業100年以上、福井県内に19店舗を展開している人気店です。
ドイツに料理研究の為に留学していた創業者が、ドイツ仕込みのウスターソースを日本人の味覚に合わせて普及しようと考案したのがソースカツ丼。
薄くスライスした上質なロース肉、もも肉を特製のパン粉にまぶしてからりと揚げたカツを、熱いうちに秘伝のタレにつけて、熱いご飯の上に乗せて完成です。
全国の人気B級グルメの中には、名前を聞いただけでは想像ができないメニューが多々あります。
福井県越前市の武生地区の名物料理「ボルガライス」もそのうちの一つと言えるでしょう。
簡単に言うと、オムライスの上にカツがのり、そこに特製ソース(カレーはNG)をかけた料理で、約30年前から武生地区にあるソウルフードです。
名前の由来は、ロシアに卵を使うボルガという料理があるとか、ロシアのボルガ川流域に似た料理があるとか、イタリアの地名だとか、諸説あります。
現在越前市でボルガライスを提供しているお店は約15店舗。
オムライスの味付けやカツ、ソースもお店によるオリジナルなので、好みのボルガライスを見つける楽しさもありますね。
ボルガライス好きな越前市の職員たちによって2010年に設立された 日本ボルガラー協会 では、ボルガライスで町興しをと様々な活動をされています。
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東海地方の中でも特に愛知県は、味噌煮込みうどん、手羽先の唐揚げ、ひつまぶし、きしめんといった名古屋めしと呼ばれるグルメが人気で知名度も抜群。
静岡県の静岡おでんや、浜松の鰻なども既に全国区の人気グルメですよね。
B1グランプリで殿堂入りしたほど知名度が高く、ご当地グルメブームの火付け役となった富士宮やきそば。
古くから地元に根付いていた焼きそばを、1999年に食による町おこしに注目して、富士宮やきそばと名付けました。
普通の焼きそばとの違いは一言でいうと麺のコシで、一般的な焼きそば麺は蒸した後に一度茹でますが、富士宮やきそばの麺は茹でずに急速に冷やして油で表面を固めます。
これは、終戦後には冷蔵技術の問題もあり、より日持ちさせるためにこのような製法が用いられたのです。
富士宮やきそば、および活動グループの 富士宮やきそば学会 は、NPO法人まちづくりトップランナー富士宮の所有する登録商標。
このように富士宮やきそばの名称を使用、販売するにはこれらの他にもいくつかの条件があります。
味付けやトッピングなどは自由なので、店によって見た目も味も千差万別、色々と食べ比べてみるのも良いですね。
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富士市が生んだご当地グルメ、つけナポリタン、略してつけナポ。
2008年にテレビ東京の番組「チャンピオンズ」の企画で、吉原商店街の喫茶店アドニスの店長と、つけ麺の有名店「めん徳二代目つじ田」の辻田氏が共同開発した一品です。
トマトソースと鶏ガラなどのスープのダブルスープに、麺をつけていただくつけ麺スタイルであれば、それはつけナポ。
トマトソースにあわせるスープや、具材、麺の種類は各店オリジナルなので、細麺だったりちぢれ麺だったり、富士宮焼きそばの麺だったりと様々です。
つけナポリタンを応援する市民団体 富士つけナポリタン大志館 が発足、吉原商店街の活性化とともに、富士市全体のご当地グルメにすべく広報活動を行っています。
現在、吉原商店街を中心に、富士市内に約20店舗で趣向を凝らしたつけナポリタンを楽しむことができます。
愛知県ではあまりにも普通すぎて、ご当地グルメだという認識が薄い小倉トースト。
名古屋発のコメダ珈琲の人気メニューでもあり、全国で見かけるため、その知名度もかなり高めです。
発祥は名古屋市栄にあった喫茶店で、大正時代にバタートーストをメニューに加えたところ、ぜんざいに浸して食べる人がいたことからヒントを得て、最初からトーストに餡をのせた小倉トーストを考案したと言われています。
ちょっと厚めのトーストにマーガリンかバターを塗って小倉餡をのせるタイプ、2枚のトーストに挟むサンドイッチタイプ、そしてコメダ珈琲のようにトーストと餡が別々に出されて自分で塗るタイプの3種類。
老舗喫茶店からカフェまで、どこで食べても間違いない美味しさの小倉トーストですが、イマドキな写真映えのする小倉トーストなら「 KAKO花車本店 」がおすすめです。
バタートーストに小倉餡、生クリーム、4種類の自家製コンフィチュールがトッピングされています。
ふわっとした生クリームとコフィチュールと甘すぎない小倉餡の相性は抜群で、ぺろりといけちゃう美味しさです。
あんかけスパは、名古屋では専門店の他、喫茶店でも食べる事が出来る定番的なメニューで、名古屋めしの1つに数えられています。
その歴史は意外に古く、発祥は昭和38年(1963年)創業の スパゲティハウスヨコイ 。
ホテルで洋食のシェフとして働いていた横井氏は、洋食のデミグラスソースと、イタリアの家庭料理をヒントに、試行錯誤を繰り返し、特製のピリッと辛いヨコイオリジナルミートソースを完成させました。
あんかけスパの特徴は、茹でてある2.2mmの極太スパゲティを、焼きそばのようにラードやオイルで炒めてから、辛味の効いたトマトソースをかけるという作り方。
スパゲティと名がついていますが、製法は焼きそば寄りですね。
野菜のトッピングはカントリー、ウィンナーやベーコンなど肉系のトッピングはミラネーズと呼ばれ、両方合わせた物をミラカンと呼びます。
味が濃く、量が多め、ややオイリーなので、お腹いっぱいになる事間違いなしのメニューです。
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飛騨地方の名物みだらしだんごは、地元ではみたらしではなく、みだらしと濁って発音します。
全国的にみたらし団子と言えば甘いおだんごですが、飛騨のみだらしは芳ばしく焼かれた甘さの無いおしょうゆ団子。
最初は弱火で素焼きをして、薄く焦げ目がつくまで焼いてから、醤油ダレをつけてもう一度焼いて芳ばしい香りが漂ってきてら完成です。
飛騨高山の老舗、日下部醤油では、味噌を作るときにでる上澄みを集めた「たまり」を作っており、このたまりで作られた団子専用のお醤油があります。
この醤油が無いと、飛騨高山のみだらし団子の味は出せないんだとか。
かなり濃く辛いので、焼く時につけるのは2回まで、それ以上つけると辛くなりすぎてしまいます。
高山を散策していると、あちこちからみだらしだんごの焼ける芳ばしい香りがしてくるので、焼き立てのアツアツを食べてみてください。
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四日市とんてきとは、ポークソテーでもなく、豚の生姜焼きでもなく、分厚い豚肉を柔らかく焼き上げてニンニクとソースを絡めたもの。
戦後間もない頃からとんてきを出すお店があり、中華料理店や肉料理店で扱うようになり、今では洋食店、レストラン、居酒屋、ラーメン屋でも、見かけるメニューになりました。
豚肉の肉質やかけるソースはお店によってオリジナルがありますが、四日市とんてき協会による定義としては、厚切り豚ロースを使用、黒っぽい濃い味のソース、ニンニクを添える、千切りキャベツを添えるとなっています。
四日市とんてきといえば必ず名前があがるのが まつもとの来来憲 です。
1番人気は大とんてきで、250gというビックサイズの豚肩ロースがダイナミックに焼き上げられています。
ご飯に良く合う味付けなので、ご飯、豚汁、漬物がついた定食でがっつりといただきましょう。
食い倒れと称される大阪。
大阪の伝統であり文化とも言える お好み焼き と たこ焼き は殿堂入りで、町おこしする必要もなく、立派な全国区グルメと言えるでしょう。
また、和歌山の 和歌山ラーメン 、兵庫県の 明石焼き もその知名度をぐんぐんと上げています。
大阪を代表するB級グルメと言えば、なんといっても串カツでしょう。
一般的に串揚げと呼ばれるものが、大阪では串カツ。
昭和4年(1929年)に新世界に開店しただるまの女将が、近隣の肉体労働者たちのために、串に刺した一口サイズの肉を揚げたのが始まりだと言われています。
最初は牛肉の串のみを串カツと呼んでいましたが、のちに他の肉類、魚介類、野菜などの具を揚げたものも全て串カツと呼ぶようになりました。
もともと串カツ屋さんが多かった新世界ですが、2000年代に入りディープな大阪が注目されるようになり、グルメブームも相まってその数は増える一方。
新世界近辺だけでも今は70~80軒の串カツ屋さんがあります。
有名店の だるま や、八重勝などカウンターの庶民的なスタイルでは、目の前のバットに焼きあがった順にどんどん置かれ、間に置かれたソースの容器は共有。
そのため、ソース2度つけ禁止になっています。
もっとソースを追加したければ、付け合わせでほぼ必ず出てくるキャベツを使ってすくって串カツにつけましょう。
食べ放題の店、自分で揚げる店、店員さんが揚げた中から好きなのを取る店、オーダー式の店などスタイルも様々です。
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南大阪の河内発祥の、かすうどんとは、油かすがのったおうどんのこと。
大阪のうどん屋さんで、最初にかすうどんをメニュー化したと言われるのが 加寿屋 です。
今から20数年前、大阪のうどん屋さんのメニューと言えばほぼ同じ。
新しくて若者にも受けるメニューで勝負したいと考えたオーナーが目を付けたのが、出身地の河内でよく食べていた油かす。
天かすとは全く別物で、牛の小腸をカリカリになるまで高温の油で揚げた物が油かすです。
この油かすを薄く切ったものをうどんに乗せると、徐々に油がつゆに染み出してコクが広がります。
外はカリカリで中はぷるんとした油かすの食感が珍しく、人気メニューになりました。
たちまち他の店も真似をするようになり、今では大阪のあちこちのお店で食べる事が出来ます。
うどんが美味しくて当たり前という大阪で、ちょっとディープな感じのメニューを試したい方におすすめです。
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地元では知られていても、全国的にはほぼ知られていない、そんなB級グルメ感のある一品が衣笠丼です。
ただ、2016年に秘密のケンミンshowの丼物特集で、京都のご当地グルメとして紹介されてからは、知名度もアップしたようです。
甘く炊いた京揚げと九条ネギを卵でとじてご飯にのせたシンプルな丼物ですが、肉厚の京都の美味しいお揚げさんを使っているので味わい豊か。
そう、京都では(大阪でも一部)油揚げの事を、お揚げさんと呼ぶんです。
発祥には、西陣の職人さんたちが、さっと食べられるように考案されたという説や、太秦の俳優が撮影の合間に短い時間でお腹いっぱいになるように作られたという説などがあります。
京都では大衆食堂や、うどん・そば屋さんなどでも食べる事ができますが、ちょっと雰囲気の良い京都らしいお店で食べてみたい方には、創業1465年という 尾張屋 がおすすめです。
尾張の国から京都へ移り、菓子屋として商売をはじめ、江戸時代から蕎麦屋を始めて現在は16代目という老舗中の老舗。
京都御所に近い本店と、四条河原町と高島屋7階に支店があります。
店構えは風格があり、敷居が高そうに見えますが、お値段はぐっと庶民的なので、ぜひ本店を訪れて本格的な衣笠丼を食べてみてください。
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和歌山が誇る紀州南高梅の完熟梅肉だけを練りこんだ梅うどん。
開発したのは創業昭和25年の老舗、ナルト製麺工場でした。
子供が喜んで食べるような商品開発をと、地元の梅を使ったうどんの開発が始まりました。
三日三晩の土干しをしただけの昔ながらの白干梅から、種を取り出し丁寧に練り上げてペースト状にします。
これを小麦粉の中にまんべんなく練りこみ、空気をふんわりと入れながら混ぜていくと、真っ白の小麦粉がキレイなピンク色に。
最初は酸性の梅と、小麦粉のグルテン成分が合わずに分離してしまい麺にはならなかったのですが、試行錯誤を繰り返し、約2年の歳月をかけて麺にすることに成功したのです。
茹でるとよりピンク色になり、梅の香りがぱあっと広がります。
うどん自体は全く酸っぱくはなく、ふんわりと梅の香りが口の中に広がる優しい味わいで、冷たくしても温かくても美味しいと評判。
日本一のうどんを決めるU1グランプリでは、評価部門で2位に、売り上げ部門で3位に輝いたほどの人気ぶりです。
一度食べてみたい!という方は こちらから 購入できますのでどうぞ。
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関西では知らない人はいないであろう、奈良のご当地ラーメン「天理ラーメン」は、名前の通り奈良県天理市発祥。
白菜たっぷり、ニンニクたっぷり、豚バラ肉たっぷりでピリ辛なのが特徴で、別名スタミナラーメンと呼ばれています。
天理ラーメンの人気店は、奈良を中心に15店舗を展開する「 彩華ラーメン 」と、同じく奈良を中心に19店舗、海外に3店舗を展開する天スタの名で親しまれている「 天理スタミナラーメン 」が2トップです。
地元民の間でも、彩華か天スタかは好みの分かれるところ。
ニンニクの匂いが気になる方は、ニンニク抜きのオーダーも可能です。
逆にもっとパンチが欲しい方は、テーブルにはおろしニンニクや豆板醤があるので、後から増量もできます。
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昭和38年(1963年)に彦根市で創業した麺類をかべは、うどんやそばを扱う町の食堂でした。
新しいメニューとしてたっぷりの野菜と豚肉を中華麺と一緒に煮込んだちゃんぽんを出したところ、今までなかった味としてたちまち人気になり店の看板メニューになったのです。
麺類をかべは1986年に経営者が変わり、人気のちゃんぽんに特化した専門店を作るべく準備期間を置いて、1988年に「ちゃんぽん亭をかべ 戸賀店」を開店させました。
これが、現在全国55店舗を展開する ちゃんぽん亭総本家 の第一号店です。
JR彦根駅からすぐの麺類をかべがあった場所は、ちゃんぽん亭総本家の彦根駅前本店となりましたが、麺類をかべの懐かしい看板はそのまま飾られています。
2014年には、念願の近江ちゃんぽんの商標登録をして、 近江ちゃんぽん協会 を設立、全国へ向けて近江ちゃんぽんの美味しさを発信し続けています。
ちゃんぽんと聞くと、長崎ちゃんぽんを思い浮かべる方が多いと思いますが、その違いはいくつかあります。
一般的にちゃんぽんの麺は小麦粉と唐灰汁を混ぜて作りますが、近江ちゃんぽんの麺はかんすいを使った中華麺。
また、長崎ちゃんぽんは先に具材を中華鍋で炒めますが、近江ちゃんぽんは肉も野菜も一緒に最初から煮込みます。
具材も、長崎ちゃんぽんはエビやイカなど魚介類が入りますが、近江ちゃんぽんは野菜と豚肉のみ。
スープが鰹節や昆布などを使った魚介系の出汁に薄口醤油を合わせたあっさりした京風なのも、近江ちゃんぽんの特徴です。
昭和30年ごろ、神戸市長田区のお好み焼き屋、青森では近所のシューズ工場で働く従業員らが持ってきたお弁当の冷めたご飯を店の鉄板で温めて焼きそばと一緒に食べていました。
ある日、これを混ぜて炒めて出したところ美味しいと評判になり、やがて常連さんの裏メニューに、そして正式メニューになりそばめしと名付けらました。
神戸市長田区を中心に、三宮などでも提供するお店ができ、メディアにも取り上げられることが増え、県外の人にも名前が知られるようになったのです。
そばめしに欠かせないのは、これも長田の名物となるぼっかけです。
牛すじ肉とコンニャクを甘辛く炒めたぼっかけは、白いご飯にのせて食べたり、お好み焼きや焼きそばのトッピングにもぴったり。
そばめしの場合は、お店によって一緒に炒めたり、仕上げにトッピングしたりと様々です。
そばめしは、焼きそばの麺をご飯粒のサイズまでカットしながら炒めるのが特徴。
鉄板の上で大きなテコを使って手際よくカチャカチャと音をたてながら仕上げます。
神戸観光に訪れた方が行きやすいのは、三宮駅前の地下街、さんぷらざにある 長田タンク筋 。
国産牛の牛すじをトロっとなるまで煮込んで作るぼっかけと、そしてそのぼっかけで作るそばめしも絶品です。
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山あり海ありの中国地方では、広島県のお好み焼き、牡蠣、鳥取県のカニ、山口県のふぐなど美味しい物に恵まれています。
また、四国ではうどん県と呼ばれるほど有名な香川県の讃岐うどん、高知の皿鉢料理やかつおのタタキなど全国的に有名なグルメもたくさん。
そんな中国・四国地方はなかなか個性的ながっつり系、コナモン系のB級グルメの宝庫を厳選してご紹介します。
古くから牛馬の流通拠点として栄えていた津山の町。
市内に食肉処理場がある事から、鮮度が命であるホルモンが新鮮な状態で流通しています。
津山では牛が処理ラインに入ってから10分以内には洗浄処理が完了し、食用に適した状態になるという技術を持っています。
この処理スピードによって、全く臭みがなく、旨みだけがあるホルモンが出回るのです。
戦後間もない頃から、鉄板で焼いたホルモン焼きを食べてきた地元の人たち。
〆にはうどんを入れて食べていたのが、津山ホルモンうどんの原型です。
町おこしイベントB-1グランプリに参加し、上位入賞をしたことから、その名が県外にも知られるようになりました。
現在では、津山市内の50軒以上のお店で津山ホルモンを味わうことができます。
お店ごとにこだわりの自家製タレを作り、独自の味を生み出しているので、食べ比べてみるのも楽しいですね。
メディアに良く取り上げられるのが、創業120年を超える 橋野食堂 です。
ピリ辛の味噌だれと、プリプリのホルモンの相性が抜群で、病みつきになりそうな味だと評判です。
※津山ホルモンうどんの関連記事: 津山ホルモンうどんのおすすめ店7選!芸能人が訪れる人気店から地元で愛される隠れた名店まで
昭和30年代頃から岡山の日生では牡蠣の養殖が盛んになりました。
漁師の奥さんたちが出荷できない小さな牡蠣や、傷がついた牡蠣などを肉の代わりにお好み焼きに入れて食べたのが始まりだと言われています。
水揚げされたばかりの新鮮な牡蠣は、焼いても身が縮まずにプリプリ。
山盛りの千切りキャベツと、驚くほどたっぷりの牡蠣で、牡蠣好きには堪らない一品です。
もともと日生地区では人気のメニューでしたが、地元以外にはあまり広まらず、岡山県内でも知らない人が多かったカキオコ。
2000年代になり、町おこしの一環として日生カキお好み焼き研究会が発足し、PR活動を始めたことにより、その名が県外でも知られるようになりました。
現在は日生地区の中心部や、東部の寒河地区の約20軒で提供されており、店頭に揃いの幟が立てられています。
多くの店では10月下旬から3月頃までの限定メニューにしていますが、中には冷凍保存している牡蠣を使って年中食べられるお店もあります。
うまXうまuma2 は実家が漁師ということもあり、特に新鮮な牡蠣が手に入ると人気のお店で、日生駅のすぐ裏手とアクセスも便利です。
広島市の西区、JR西広島駅から徒歩10分程度の福島町や観音町周辺。
近くに食肉業者があった事から、新鮮なホルモンが手に入るので、ホルモンを食べるという食文化が生まれ、今でもホルモンてんぷらを提供するお店が多く集まっています。
揚げたものをお客さんが選ぶタイプのお店から、注文を聞いてから揚げるお店まで様々で、1つが120円前後とリーズナブル。
唐辛子入りのポン酢、または酢醤油で食べるのが地元のスタイルです。
ミノ、センマイ、チギモ、ハチノス、オオビャクなどホルモンの種類は豊富ですが、一番人気は白肉と呼ばれるミノのてんぷら。
何が良いかわからない方は、盛り合わせにして貰いましょう。
新鮮なホルモンを丁寧に下処理しているので、臭みなどは無くあるのは独特の食感やそれぞれの部位の旨味。
テーブルにまな板と包丁がどんと置いてあり、自分で食べやすいようにカットしてねというお店が多いので、それも楽しみの一つですね。
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瓦そばは、昭和36年(1961年)に、山口県川棚温泉の旅館で、宿泊者向けの料理として出され評判となり、他の旅館でも提供され始め、川棚温泉の名物料理となりました。
明治10年(1877年)に勃発した西南戦争の際に、薩摩軍の兵士たちが野戦の合間に、瓦を使って肉や野草を焼いて食べたという話を参考にし考案したのが、元祖瓦そばたかせの創設者でした。
良く熱した瓦の上に、宇治茶を練りこんだ茶そばが置かれ、その上に錦糸卵、味付けした牛肉、ネギ、そして薬味としてレモンの上にもみじおろしがトッピングされて完成です。
昆布とカツオで出汁をとった風味豊かな少し甘めのつゆにつけていただきます。
食べ進めると、茶そばに少し焦げ目がついてパリパリになっているので、最初とはまた違った食感を楽しめます。
人気ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」で、星野源さんが演じる津崎平匡の子供の頃の思い出の食べ物として瓦そばが登場し、撮影もたかせで行われました。
ドラマ内で、平匡とみくりが一緒に作っていたように家庭での再現も可能。
もちろん、瓦で焼くのは無理ですが、山口県のスーパーではホットプレートや鉄板で作るように、蒸した茶そばとつゆのセットが売られています。
現在は川棚温泉に限らず、下関市や県内各地で食べる事が出来る瓦そばですが、一番人気は発祥の店 元祖瓦そばたかせ 。
新館、本館、別館の3店舗があり、いつ訪れても食べる事ができるようにと定休日をずらしているんだそう。
平日でもランチタイムには行列ができる事もあるほどの人気店です。
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島根県からはちょっと可愛らしい甘い物をご紹介します。
縁結びのパワースポットとして女子旅にも人気の出雲大社。
その二の鳥居からすぐという場所にあるお土産屋さん、 福乃和 の店頭で焼かれているのが「おふくやき」です。
パッと見ると鯛焼きですが、鯛ではなくて福をもたらすと言われるフグの姿をしたおふくやきは、ぽってりと丸い形が特徴です。
角のない丸い形は、円満や縁結びをあらわしていて、胸の部分には可愛いハートが。
もっちりとした皮の中には北海道産小豆の餡がたっぷり入っています。
1つ130円とお手頃で、甘さ控えめなので、ついつい食べすぎてしまいそう。
冷めても固くならずに美味しいと評判なのでお土産にも良いですね。
中国地方、3つめのホルモン料理の登場です。
ホルモン焼きそば、略してホルそばは、昭和30年代に鳥取市内の焼肉屋やホルモン屋で、牛ホルモンと野菜を味噌だれで炒めて中華そばを入れて焼きそばのようにしたのが始まりだと言われています。
ホルモンの部位は、大きく分けるとパイプ・シマなどプリプリした食感の腸系と、それに加えてコリコリした食感のミノ・ハツ・ハチノスなどが入るミックス系があります。
味噌ダレが主流ですが、お店によってニンニクをきかせたり、鳥取名産の梨を隠し味に入れたり、濃さも甘さも辛さも様々。
後から好みの量だけタレをつける付けダレスタイルと、最初からタレを絡めて焼くスタイルがあります。
麺はこれらの具材やタレに合わせて、太麺、中太麺、細麺など様々で、各店バランスを考えて工夫を凝らしています。
このホルそばをもっと盛り上げようと2010年に発足したのが、 鳥取ホルソバカスタマーセンター という市民団体です。
加盟店も徐々に増え、現在は約30店舗ほどのお店で、ホルそばを楽しむことが出来ます。
観光客にとって訪れやすく、美味しいと評判なのが鳥取駅前徒歩5分の お好み工房こな 。
黒毛和牛のホルモンを使用し、材料は全て国産にこだわり、秘伝の味噌ダレで焼くホルソバは最高に美味しいと評判です。
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香川県三豊町発祥の庶民的なおやつ、たこ判(たこばん)
昭和56年創業の小前は、近所の子供たち、学生が集まるアットホームなたこ焼き屋さんでした。
お店のおばあちゃんが、中学生に「大判焼の型でたこ焼きを焼いて~」と頼まれて特別に焼いたのがたこ判のスタートでした。
これが子供たちの間で人気となり、美味しさと安さが評判となりメニュー入り。
今ではたこ判を提供する店は何軒かあり、お祭りなどの屋台の定番となっていますが、やはり一番人気は元祖の 小前 。
大判焼きサイズのたこ判の中はたっぷりのキャベツにタコ、天かすがはいってボリューム満点、人気は玉子が1個入った卵たこ判です。
1つ焼くのに時間がかかるので、地元の人は電話予約をしておいて時間に取りに行きます。
小前のたこ判は1つ125円、卵たこ判は150円ととってもリーズナブル。
モチ入り、コーン入り、ポテト入りなどバリエーションも豊か、大判焼きやたこ焼きもあります。
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高知県須崎市で、戦後まもなく開業した谷口食堂(現在は閉店)が考案したと言われる鍋焼きラーメン。
2002年に須崎の名物として売り出そうと 鍋焼きラーメンプロジェクトX が発足し、活動を始めました。
須崎鍋焼きラーメンを名乗るには、以下が定義づけられています。
現在須崎市内では、30店舗以上で須崎鍋焼きラーメンを味わうことができ、共通の幟が提供店の目印になっています。
日本一熱い鍋焼きラーメンと言われるだけあって、アツアツでの提供なのでヤケドにはご注意ください。
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元々は、今は無き中華料理店で従業員が食べるまかないご飯だったそう。
この中華料理店の料理人が独立し、白楽天を開業、その時に改良を加えてメニュー化したのが始まりでした。
ご飯に薄く切った焼き豚をのせ、甘辛いタレをかけ、仕上げに半熟目玉焼きをのせたシンプルな丼料理。
2017年度の西日本B1グランプリIN明石において、グランプリを受賞したことでその知名度が上がり、現在では今治市内の50店舗以上で提供される人気メニューになりました。
各店舗で玉子の焼き方や焼き豚の作り方、味の決め手にもなるタレに工夫を凝らし、オリジナル感のある今治焼豚玉子飯を提供しています。
元祖で食べてみたいという方は 白楽天 へ。
開業当初から継ぎ足しているという秘伝のタレはコクがあって深みのある味わいです。
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独特の濃い茶色をしたスープと、甘辛く煮た豚バラ肉、トッピングされた生卵が特徴的な徳島ラーメン。
1999年に 中華そばいのたに が新横浜ラーメン博物館に期間限定で出店したことで、その名が知られるようになりました。
鶏ガラ豚骨スープに醤油ダレを加えた茶系、鶏ガラ、豚骨、野菜や海藻でとったスープに、薄口醤油を加えた黄系、豚骨スープに薄口醤油や白醤油を加えた白系、の3系統に分かれますが、一般的に徳島ラーメンと言うと茶系を指すことがほとんどです。
生卵は最初ではなく、後半に味変的に溶かすのがおすすめですが、地元の人は生卵を好まない人も多いのだそう。
茶系のラーメンは味が濃いめなので、ほとんどの人がライスを頼み、味のしみ込んだ豚バラ肉をご飯に乗せて食べます。
東京のフジテレビの社員食堂のメニューに登場したのが徳島丼。
徳島ラーメンの具の部分だけをご飯に乗せた丼物で、サザンオールスターズの桑田佳祐さんが自身のラジオ番組で紹介した事でその知名度もよりアップしました。
これを知った徳島の知事が社員食堂を訪ね試食、このメニューをぜひ徳島へと依頼し、徳島県庁食堂のメニューに加えられ新・徳島名物になっています。
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九州はほぼ全県にご当地ラーメンが存在するという、日本でも1,2を争うラーメン国と言われています。
古くから外国との接点も多く、その食文化はユニークで、名前だけではちょっと想像がつかないようなB級グルメも。
沖縄では、沖縄そばやチャンプルなどの郷土料理と、ハンバーガーやステーキなどアメリカンなグルメの両方が味わえるのも楽しみの1つですよね。
博多ラーメンは全国的に有名で、博多以外の場所でも普通に食べることが出来ますが、実は福岡県ではうどんも良く食べられています。
福岡県内にはうどん店がたくさんあり、いかに福岡の人がうどん好きなのかが良くわかります。
博多うどんの特徴は、麺のコシがないこと。
福岡生まれのタモリさんが、福岡のうどんは飲むものだと言ったそうで、そのくらいフワフワなので初めて食べる人は驚くはずです。
煮干し、鯖節、鰹節、アゴ(トビウオ)、昆布などから出汁をとって薄口醤油で仕上げたツユは黄金色で、柔らかい麺との相性抜群。
ごぼう天や、すり身の天ぷらの丸天、甘辛く味付けした牛肉などのトッピングに、たっぷりのネギを入れていただきます。
博多うどん発祥の店と言われる 牧のうどん は、昭和48年(1973年)創業の老舗店で、現在福岡県と佐賀県を中心に18店舗を展開する人気店です。
博多ラーメンの麺の茹で方にカタ(硬い)よりももっと硬い、バリカタやハリガネ、粉落としなどがありますが、牧のうどんは、やわ・中・かたの3種類から選ぶことができます。
かたにしても、コシがあるのではなくやや硬めという程度、普通にしても柔らかめで、やわにするとフワフワという表現がぴったり。
やわを頼むと、食べている間にもどんどん麺がツユを吸っていくので、継ぎ足し用にヤカンに入ったツユが一緒に運ばれてきます。
せっかくならば、やわを選んで、博多うどんの醍醐味を楽しんでみてください。
福岡のソウルフードの1つでもある、鶏肉が入った炊き込みご飯のかしわご飯と一緒に食べるのがおすすめです。
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門司港の名物「焼きカレー」は、昭和30年ころ、栄町銀天街にあった和食店が、土鍋に余ったカレーを入れてオーブンで焼いてドリア風に仕上げたところ、美味しかったのでメニューに加えたのが始まりだと言われています。
現在門司港周辺では、専門店や食堂、カフェなどを含めて20店舗以上で提供される人気メニュー。
ご飯にカレーをかけてチーズや玉子を乗せて焼くといったオーソドックスな焼きカレーから、シーフードやフルーツ入りなどお店によって特色があります。
門司港駅から徒歩1分に位置する「 ベアーフルーツ 」は、行列ができる人気店。
びっくりスパイスが効いているスーパー焼きカレーは、以前テレビ番組で女優の上戸彩さんが地球最後の日に食べたい晩餐として名前を挙げたことで、たちまち有名になりました。
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昭和25年頃、旧満州から引き揚げてきた料理人が開いたお店で、別府で初めて冷麺が提供されました。
旧満州は朝鮮国境に近く、食文化が混ざり合っているため、朝鮮スタイルの冷麺が食べられていたそうです。
日本人の口に合うようにアレンジを加えて誕生したのが、別府冷麺。
現在別府市内では30店舗以上で別府冷麺を味わうことが出来ます。
一般的に冷麺専門店と、焼肉店では別府冷麺にも違いがあり、冷麺専門店では、モチモチと弾力のある太麺に、キャベツのキムチが添えられ、焼肉店ではツルっと喉越しの良い中細麺に白菜キムチが添えられます。
2009年には別府市が別府冷麺プロジェクトを発足させ、様々なPR活動を行っています。
平成13年(2001年)創業の 手のべ冷麺専門店六盛 は、家族経営の小さなお店。
別府冷麺の美味しさが口コミで広がり、連日行列ができる人気店です。
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昭和50年頃、飲食店のまかない料理として出されたのが始まりで、その後喫茶店メニューとなり、今では家庭でも食べられるようになったシシリアンライス。
現在、佐賀市内の約40店舗で食べる事が出来る人気メニューとなりました。
ご飯の上に、レタス、トマトをメインにした生野菜と、炒めたお肉、玉ねぎ、仕上げに網掛けマヨネーズをかけるのが基本。
炒めたお肉は、お店によって牛肉だったりチキンだったり様々で、中には猪肉というお店など、各店工夫を凝らしてオリジナルのシシリアンライスを提供しています。
気になるのはそのネーミングですが、イタリアのシシリアには同じような料理は無く、当時はやっていた映画ゴッドファーザーの舞台がシシリアだったことから名付けたとか、トマトの赤、きゅうりの緑、マヨネーズや茹で卵の白の三色がイタリアの国旗色なので、シシリー島をイメージして名付けたなどの説があります。
2009年、シシリアンライスを通じて佐賀を元気に、と佐賀観光協会や佐賀市役所の職員が中心となりPR活動を始めました。
2011年には活動をサポートしてきたメンバーが中心になり、任意団体、 佐賀市はシシリアンライスdeどっとこむ が設立され、2012年には佐賀シシリアン王国を建国し、初代国王には佐賀市長が就任しています。
佐賀県庁の最上階にある展望レストラン、 さがれすとらん志乃 のシシリアンライスは佐賀牛がたっぷりの贅沢な一品。
ランチタイムならコーヒーもついて1,050円とお得です。
中国福建省の料理を、1930年代に日本の食材に置き換えてアレンジして長崎で誕生したと言われる太平燕。
現在は熊本名物として、中華料理屋さんだけではなく、居酒屋さんやラーメン屋さんなどでも提供される人気の一品になっています。
豚肉、エビ、イカ、キャベツ、白菜、キクラゲ、タケノコなどを炒め、豚骨や鶏ガラのスープを注ぎ、最後に春雨を入れてスープを吸わせて完成。
最後に揚げ玉子を入れるのがお約束になっています。
見た目はチャンポンのようですが、麺が春雨なのでヘルシー。
伸びにくい緑豆春雨を使用するので、コシが強くツルツルっとした食感と喉越しが楽しめます。
熊本では昔から家庭で作られ続けている伝統のあるお菓子、いきなり団子。
輪切りにしたさつまいもと小豆餡をねり餅または、小麦粉を練って平たくのばした生地で包んで蒸して作ります。
この写真は熊本県出身の友人のお母様の手作りいきなり団子です。
名前の由来はたくさんあり、短時間でいきなり作れる、お客さんが来てもいきなり出せる、さつまいもを生からいきなり作るという意味が重なっているという説。
また、古い方言でいきなりとは簡単という意味があり、簡単に作れるからという説など。
ほんのりと塩味でもちもちした生地、ホクホクのさつまいも、餡子の甘さがバランス良く、いくらでも食べられそうでちょっと危険です。
昔はさつまいもを生地で包んだだけの簡単な物でしたが、今は餡子が主流、最近は生地にヨモギや黒糖を混ぜたり、紫芋を使ったりとバリエーションも増えています。
熊本の観光地ではよく見かける一品、ぜひ蒸したてのアツアツをどうぞ。
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長崎市内の洋食屋さん、喫茶店などではおなじみのメニュー「トルコライス」。
昭和40年代には長崎市内の数店で既に提供されていたそうですが、その名前の由来には諸説あるそうです。
中華のチャーハン(ピラフ)、洋食のスパゲティ、和食のトンカツと食文化がミックスされているのが、文明の十字路であるトルコに通じるからトルコライスになったという説が濃厚だそう。
オリジナルは、ピラフ、ナポリタンスパゲッティ、デミグラスソースのかかったトンカツですが、今ではご飯・スパゲティ・揚げ物という3点セットなら何でもトルコライスと呼ばれていて、いわば大人のお子様ランチのよう。
見ての通りのかなりボリューミーなので、しっかりお腹をすかせてから出かけましょう。
佐世保は戦後に駐留した米海軍の関係者によって、ハンバーガーのレシピが伝えられた最初の地だと言われています。
最初はアメリカ人向けだったハンバーガーも、日本人の口に合うようにアレンジされ「佐世保バーガー」の名で親しまれるようになりました。
2007年に制定された佐世保バーガー認定制度によると、独自性・主体性、信頼性、地産地消、手作りといった項目があり、基準を満たした店舗には佐世保バーガー認定店の証として、やなせたかし氏がデザインしたキャラクター、佐世保バーガーボーイのついた看板が掲げられるようになりました。
ただし、佐世保市以外のお店への効力はないため、認定店でなくても佐世保バーガーを名乗るお店が多いのが実情だと言います。
2019年、佐世保バーガー事業協同組合の申請によって、佐世保バーガーが地域団商標に登録されました。
佐世保市内には30店以上の組合加盟店があり、それぞれ独自性の高い佐世保バーガーを提供しています。
まずは、JR佐世保駅構内にある 佐世保観光情報センター で佐世保バーガー公式マップ(無料)を入手しましょう。
各店舗おすすめのハンバーガーが写真入りで掲載されているので、とても便利です。
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既に全国区ともいえる宮崎のソウルフード、チキン南蛮ですが、宮崎県人に言わせると宮崎以外の場所で食べるチキン南蛮はやはりちょっと違うんだとか。
昭和40年頃に、宮崎県延岡市で誕生したと言われるチキン南蛮。
洋食店のまかないメニューからヒントを得てメニュー化したのが、元祖チキン南蛮の店として知られる 直ちゃん で、同時期にタルタルソースをかける現在のチキン南蛮のスタイルを考案したのが 味のおぐら です。
チキン南蛮を提供するお店も増え、宮崎県内にはしっかりと浸透していきましたが、この美味しさを県外にも伝えて地域の活性化に繋げようという市民グループが発足し、様々なPR活動を行っています。
チキン南蛮はふんわりと揚げた鶏モモ肉(胸肉もあり)を甘酢だれに浸けて、ちょっと甘めのタルタルソースをかけるのが基本です。
前述の直ちゃんはタルタルソース無しで、元祖の味を守っています。
それぞれのお店にこだわりの味付けがあるので、ぜひ食べ比べを楽しんでみてください。
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ぢゃんぼもちと聞くと大きなお餅を想像してしまいますが、実は一口大の小さなお餅。
両棒(ぢゃんぼ)とは、方言で武士が腰にさす大小の刀のことで、2本の竹串を刀に見立てて餅に刺していることから名付けられたと言います。
餅米や上新粉で作った楕円形のお餅は焼いた後に、砂糖醤油のタレをかけてあり、味はみたらし団子風ですが、食感は柔らかいお餅で、甘さは見た目ほどではなく控え目です。
最初からタレがかかっているか、あとから自分でつけるか、焼き加減や甘さもお店によってそれぞれで、同じように見えても味が違います。
両棒餅を食べられるお店は、仙巌園や仙巌園前の磯海水浴場近辺に多いので、仙巌園の観光時にはぜひ味わってみてください。
仙巌園にある 両棒餅屋 では、オリジナルのみそ味と黒糖味もあり、ハーフで頼むこともできます。
鹿児島鹿児島市発祥の氷菓またはアイスクリーム類、しろくま。
メディアに取り上げられることも多いため知名度が高く、人気店は鹿児島で本場のしろくまを食べたいという観光客で賑わっています。
しろくまの由来は諸説ありますが、あまり問題視されていないので、鹿児島市内の多くの喫茶店や飲食店で独自のしろくまが提供されています。
定番タイプのしろくまは、かき氷やアイスクリームの上に練乳、缶詰の果物やフレッシュなフルーツに寒天を盛り付けて小豆をトッピングしたもの。
しろくまと言えばカップタイプがメインですが、アイスバータイプ、パフェタイプなど様々なしろくまがあり、コーヒー味の黒くまや、ドラゴンフルーツを使った赤くまなどそのバリエーションも豊かです。
創業昭和21年という老舗の「 天文館むじゃき 」は、鹿児島市の繁華街天文館の中にあり、しろくま発祥の店として知られています。
本家「氷白熊」では、オリジナルの白熊の他に、チョコレート白熊、ストロベリー白熊、プリン白熊、焼酎みぞれ白熊など15種類の白熊が楽しめます。
ふわふわのかき氷の中にはトッピングがたっぷり入っているので、最後まで飽きることなく食べ進められるのが嬉しいポイントです。
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メキシコ料理のタコスの具をご飯に乗せたタコライス。
主な具はミンチ、レタス、トマト、アボカドなどで、ピリ辛のサルサソースをかけていただきます。
沖縄ではコンビニ弁当、大衆食堂、カフェ、レストラン、なんと吉野家でもタコライスメニューがあるほど浸透しているメニュー。
タコライスというメニューは、1984年、米軍基地のある町、金武町にあったパーラー千里で誕生しました。
基地の目の前にお店があったので、若い米兵が安くてお腹いっぱいになるメニューをと考え出されたんだとか。
2015年の閉店した後は、系列店の キングタコス が味を受け継ぎ、タコライス発祥として人気を集めています。
キンタコの愛称で親しまれているキングタコスは、チェーン展開していますが、一番人気は金武町本店。
タコライスの他、ハンバーガーやポテトなどもあり、2階にはイートインスペースがあるので、ゆっくりと味わうことができます
沖縄でぜんざいと言えばかき氷!初めて聞くとかなり違和感がありますが、暑い沖縄では定番中の定番スイーツです。
その特徴はほくほくの金時豆で、黒糖で甘く煮込まれているので、優しい甘さが口の中に広がります。
金時豆と白玉がトッピングされているものから、かき氷の中を掘り進めると中からたっぷりの金時豆が出てくるタイプまでお店によって様々。
沖縄のぜんさいは、旧暦の5月4日に子供の成長を報告し、今後も見守って下さいと神様ご先祖様にお願いする沖縄の御願行事であるユッカヌヒーの時に食べられていた「あまがし」がルーツだと言われています。
緑豆と大麦を煮て冷やした甘いお菓子は、戦後にアメリカ産の金時豆が出回るようになり、崩れにくい事もあり、金時豆で作るようになったそうで、これにかき氷をのせたぜんざいが誕生したのです。
メニューはぜんざいのみという昔ながらのぜんざい専門店から、食堂、カフェやダイナー風のお店まで、あちこちで食べることができる沖縄ぜんざい。
見た目よりも金時豆のボリュームがあるので、小腹がすいた時のおやつにもぴったりです。
メディアにも良く登場する人気店の 富士屋 。
ゆいレール見栄橋駅から歩いて10分ほどの住宅街にありながら、地元の人と観光客でいつも賑わっている人気店です。
ぜんざいは、ステンレスのタンブラーに氷が、ガラスの器に金時豆と白玉が別々に運ばれてくるので、好きなように混ぜながらいただきます。
レトロなインテリアがおしゃれな店内では、タコライスやソーキそばなどの沖縄料理も楽しめるので、ランチにもおすすめです
気になったB級グルメ、食べてみたいB級グルメはありましたか?
B級グルメには粉ものと豚肉率が高いこと、そして町おこし系のB級グルメは焼きそばが多いことがわかりますね。
それぞれのB級グルメにストーリーがあります。
旅行やお仕事で各地を訪れた際に、本記事を思い出してB級グルメを試してみて頂けたら幸いです。
最終更新日 : 2024/10/31
公開日 : 2019/09/20