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兵庫県但馬産の黒毛和牛をルーツに持つ近江牛は、神戸牛、松阪牛と並んで日本三大和牛と呼ばれています。
中でも近江牛は、約400年もの歴史があるブランド和牛。
滋賀県全体で飼育されているものの、年間6,000頭ほどしか出荷されないという希少価値の高さです。
その味は「肉質はきめ細かく、脂は甘くて、口の中でとろけるほど美味しい」と評判で、プロ料理人が好んで選ぶと言われています。
近江牛はそのままさっと焼いて岩塩などをつけて食べるのが最高と言われています。
また、近江牛=すき焼きと言われるほど、すき焼きにも最適。
火を通し過ぎると美味しい脂が溶け出してしまうので、さっと火を通すだけでいただきましょう。
近江牛を極めた「かど萬」は、創業120年という老舗。
近江牛ならかど萬、かど萬なら近江牛と、長きに渡り親しまれてきました。
あえて仕入れ農家は限定せず、赤身の旨味をしっかりと感じられるA5ランクの牛に特定し、その時々の上質なものだけを厳選しています。
近江牛をできる限りリーズナブルに味わって欲しいとの思いから、精肉も自前で行っています。
かど萬では、すき焼き・しゃぶしゃぶ・焼肉・ステーキ・オイル焼きの5種類の王道メニューで近江牛が味わえます。
中でもおすすめは、甘くまろやかな割り下で炊くすき焼き。
近江牛すき焼きコースには、突き出し・近江牛・野菜盛り合わせ・ご飯(近江米)、香の物、デザートが付いています。
お好みで、割り下または砂糖と醤油で炊く関西風スタイルから選べます。
住所 : 滋賀県大津市中央1丁目7−35
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 050-2018-6015(予約専用ダイヤル)
定休日 : 水曜日(その他不定休あり)
営業時間 :
予算 : 10.000~15,000円
キャッシュレス決済
: カード可(VISA、Master、JCB、AMEX、Dinersなど)
禁煙・喫煙 : 全席禁煙
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ 一休.comレストラン
※合わせて読みたい: 日本三大和牛「近江牛」を滋賀県で食す!おすすめのお店11選
滋賀県の郷土料理でありながら、かなり独特な味わいと匂いのため、地元の人の中でも好き嫌いが分かれる「鮒ずし」。
もともとは中国の奥地で鯉を使って作られていたものが、滋賀県に伝わってからは琵琶湖の固有種であるニゴロブナを使うようになった発酵食品です。
ニゴロブナの漁獲量が減少し、今では希少な魚となったため、現在では高価な食べ物になりましたが、以前は近江の各家庭でも漬けられ、お正月などハレの日には欠かせないおもてなしの一品でした。
一般的な作り方としては、まずニゴロブナのメスの卵巣以外の卵巣を取り除き、塩を詰めて3か月ほど漬け込みます。
その後、フナをよく洗ってご飯に塩を混ぜたものを詰め、数か月から長いと2年ほど漬け込んで完成。
一口食べると、芳醇な香りのあとに、口に広がる酸味、塩味、甘味、旨味が独特で、くせになる味。
滋賀県を訪れたならぜひ味わいたい逸品です。
琵琶湖の北端、余呉湖の湖畔に位置する「徳山鮓」は、静かなロケーションの中で自然の恵みに満ちた料理が味わえる、和風オーベルジュ。
余呉湖周辺でとれる魚や山菜、野菜、そしてジビエなど、地産地消にこだわり抜いた食材を使ったコース料理がいただけます。
宿泊施設でもあるので、時間があれば宿泊して徳山鮓の魅力に浸るのがおすすめですが、お食事だけでもOK。
魚介類を米と塩で乳酸発酵させた熟鮓(なれずし)の魅力が存分に味わえる徳山鮓。
発酵の伝道師とまで言われるご主人が作り出す鮒寿司は、今までの鮒寿司の概念を覆す逸品だと言われています。
天然の鮎など夏の料理も良し、ジビエが本番となる冬も良し。
超がつくほどの人気店なので、早めに予約(受付は電話のみ)をとるようにしましょう。
お子様連れはご遠慮くださいとのことなのでご注意を。
住所 : 滋賀県長浜市余呉町川並1408
マップ : Googleマップ
アクセス : JR北陸本線「余呉駅」より車で約3分、徒歩なら25分
電話番号 :
定休日 : 不定休
営業時間 : 12:00~14:30/18:00~21:00
予算 : 【昼】15,000~20,000円、【夜】30,000~40,000円
キャッシュレス決済 : カード可(JCB、AMEX、VISA、Diners)
公式サイト : 徳山鮓
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ
※合わせて読みたい: 滋賀の超有名店「徳山鮓」に行ってきた!余呉湖のほとりで頂く地産地消のお任せコース
古代より若狭で水揚げされる海産物は、京の都にいくつかのルートを経て運ばれていました。
その中に大量にあったのが鯖だったことから、このルートは鯖街道と呼ばれていました。
この鯖街道の途中に位置するのが滋賀県だったため、海がない滋賀県でも鯖が手に入ったのです。
鯖街道と言えば、小浜地方から朽木地方を経るなど湖西地域を通る道が良く知られていますが、敦賀地方からは湖北地方を通るルートがありました。
湖北地方の長浜には、農家に嫁いだ娘を思い、田植えで忙しくなる5月に焼き鯖を届ける「五月見舞い」という風習がありました。
田植えの時期に米を切らしている農家でも、保存食であったそうめんがあるので、栄養のある鯖と一緒に食べる。
そんな習慣から生まれたのが「焼き鯖そうめん」でした。
香ばしく焼いた鯖を甘辛く煮付け、その旨味が溶け込んだ煮汁にそうめんを入れて味を染み込ませるので色はかなり濃いですが、臭みなどはなく旨味たっぷり。
元々は家庭料理でしたが、1990年頃から長浜の名物料理として観光客に向けて飲食店で提供されるようになりました。
長浜駅から徒歩5分ほどの場所にある「翼果楼」は、築150年という呉服問屋を改装し、1990年に開業した人気店です。
湖北地方の家庭料理だった「焼き鯖そうめん」をいち早くメニューに取り入れた店として知られ、お店の看板メニューになっています。
昔からの佇まいを残すため極力建物には手を加えず、当時使われていた家具や器などもそのままの状態で使っているというだけあって雰囲気抜群。
ジャズが流れる和モダンな店内でゆったりと食事が楽しめます。
「焼き鯖そうめん」950円(税込)そうめん大盛は+370円です。
脂を落とすために軽く焼き目をつけて、甘辛い秘伝のタレで2日間かけて煮込んだ鯖は、骨まで柔らかく、噛むたびに鯖の旨味がじわり。
鯖を煮込んだタレで茹でたそうめんには、しっかり鯖の風味もついているので、ちょっぴり濃厚な味わいです。
近江米の白ご飯、十八穀米のおにぎり、焼き鯖寿司などがついたセットメニューもあり人気です。
住所 : 滋賀県長浜市元浜町7-8
マップ : Googleマップ
アクセス : JR琵琶湖線「長浜駅」より徒歩約5分
電話番号 : 0749-63-3663
定休日 : 月曜日 祭日の場合は営業、翌日休み
営業時間 : 10:30〜17:00(売り切れ次第終了)
予算 : ~2000円
キャッシュレス決済 : カード・電子マネー不可
公式サイト : 翼果楼
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ
忍者の里として知られる甲賀市のご当地グルメ、スヤキ。
水口城址からすぐ、「谷野食堂」の名物料理として、秘密のケンミンSHOWをはじめ数々のメディアに取り上げられるようになり、一気に知名度があがったローカルグルメです。
昭和29年、谷野食堂の近所にあった高校の学生に向けて、安くて美味しいメニューを当時の店主が考え出したのが「スヤキ」。
放課後になるとお腹を空かせた学生が次から次へとやってくるので、味付けをする暇がなく、自分でやってもらうようにと焼いただけの麺を出したのが始まりというのは、ちょっと面白いエピソードですね。
「スヤキ」並(一玉)380円(税込)。
食堂なので、数多くのメニューがある中でも一番安くてすぐに提供されるスヤキは、自家製中華麺を多めのラードで焼き付けてネギとモヤシを加えただけのシンプルな一品です。
ちょっと焦げ目がついたスヤキは、お客さんが卓上のソースや胡椒、七味で好きな味付けで食べるため、混ぜやすいようにと、ラーメン丼にて提供されます。
常連さんの間では、スープを別注してつけ麺風にして食べるスタイルもあり。
シンプルでどこか懐かしさを感じる味をぜひ味わってみてください。
住所 : 滋賀県甲賀市水口町城内8-12
マップ : Googleマップ
アクセス : 近江鉄道本線「水口城南駅」より徒歩5分
電話番号 : 0748-62-2488
定休日 : 日曜・祝日
営業時間 : 11:00~18:00
予算 : ~1,000円
キャッシュレス決済 : カード不可 電子マネー不可
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ
ビワマスは、サケ目サケ科に属する淡水魚で、琵琶湖のみに生息している固有種です。
10月下旬~11月下旬に琵琶湖に注ぐ河川で産卵し、ふ化した稚魚は6月~7月頃に琵琶湖に下り、冷水層でスジエビや鮎などを食べて成長します。
主に竹生島周辺の水深が深いところに生息し、昔の漁具ではなかなか捕まらなかったので、幻の魚と呼ばれていました。
成熟には3~4年かかり、大きいものでは60cmほどになります。
ビワマスは、養殖も行われています。
また、貴重な資源量を確保するために、天然親魚を捕獲して採卵し、稚魚を育てて放流する増殖事業が100年以上行われています。
近年の漁獲量は20~50tで、地元でもあまり流通しない貴重な魚となり、「琵琶湖の宝石」とも呼ばれています。
ビワマスの身は美しいサーモンピンクで、脂が乗っていてとろけるような食感。
程よい歯ごたえもあり、お刺身や寿司といった生食はもちろん、塩焼きやムニエルなどどんな料理にも合います。
大津駅の駅前、近江の美味しいものと地酒を取り揃えた地元人気の高い居酒屋「とっくり」。
全国各地の美味しい食材をはじめ、近江牛やその日の朝市場で仕入れた新鮮な魚介など地元食材を使った郷土料理や、豊富な一品料理が自慢です。
駅前とアクセス良く、何を食べても美味しいと評判な上に、滋賀の郷土料理も味わえるので、観光客にとってもポイント高いお店です。
滋賀県では、2016年より「 琵琶湖八珍 」のPRをスタートしています。
「琵琶湖八珍」とは、滋賀県安土城考古博物館が実施した「好きな湖魚料理を選ぶアンケート」で選出された、琵琶湖でしか獲ることができない特産の魚8種のこと。
ビワマス、ニゴロブナ、ホンモロコ、イサザ、ゴリの琵琶湖固有種5種と、コアユ、スジエビ、ハスの計8種で構成されています。
とっくりは、「琵琶湖八珍マイスター」に登録し、PR活動に一役かっています。
例年9月には、ビワマスのお刺身やカルパッチョを一品料理で、コースの中では握り寿司で提供しています。
マスの女王と名高い貴重なビワマスを味わいたい方は、この機会をお見逃しなく。
住所 : 滋賀県大津市春日町2-1
マップ : Googleマップ
アクセス : JR琵琶湖線「大津駅」より徒歩1分
電話番号 : 077-522-1147
定休日 : 不定休
営業時間 : 17:00〜23:00(L.O.22:00、ドリンクL.O.22:30)
予算 : ~5000円
キャッシュレス決済 : カード可(VISA、Master、JCB、AMEX、Diners)
公式サイト : もてなし家とっくり
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ
全国的にちゃんぽんと言えば、長崎などの白濁した豚骨スープが思い浮かびますが、滋賀県の近江ちゃんぽんは、魚節や昆布でとる和風出汁がベース。
透明感のある薄茶色のスープはあっさりとしているのが特徴です。
近江ちゃんぽんの始まりは、創業昭和38年の「麺類をかべ」で、最初は彦根市内を中心に人気となったため、彦根ちゃんぽんと呼ばれていました。
やがて彦根から滋賀県全土に広がっていったため、ご当地グルメとして近江ちゃんぽんと呼ばれるようになりました。
近江ちゃんぽんには、一般的なちゃんぽんのように海老やイカは入らず、たっぷりの野菜と豚肉が入っています。
また、ちゃんぽん麺ではなく、中華麺を使用しているのも特徴の1つです。
近江ちゃんぽんは、ちゃんぽん亭総本家一号店の前身である「麺類をかべ」から誕生しました。
現在、「近江ちゃんぽん」の名称は、ちゃんぽん亭総本家が登録商標を取っています。
その店舗は広がる一方で、東は岩手、西は広島まで国内外20都道府県に68店舗と全国にチェーン展開しています。
なお、本店は彦根駅から徒歩16分ほどのところにありますが、ここではアクセスの良い「彦根駅前本店」をご紹介します。
定番メニューは「近江ちゃんぽん」750円(税込)。
あっさりとしているのにコクがある黄金だしは、近江鶏の鶏ガラ、道南産の昆布、6種類の削り節などで仕上げた上品な味わい。
使用する野菜は滋賀県内の契約農家から仕入れ、すべて店内でカットしています。
豚一頭からわずかしかとれない希少部位、かぶり肉を柔らかく仕上げているので、旨味は抜群です。
近江ちゃんぽんは、最初はそのままスープの味を楽しみ、少し食べたらレンゲに半分程度のお酢を混ぜて食べるのが王道。
他にも、ラー油を入れたり、ニンニク、ショウガなどを入れて、オリジナルの味変を楽しんでいただきましょう。
住所 : 滋賀県彦根市旭町9-6
マップ : Googleマップ
アクセス : JR東海道本線「彦根駅」より徒歩1分
電話番号 : 0749-23-1616
定休日 : 無休
営業時間 : 11:00〜23:00
予算 : ~1,000円
キャッシュレス決済 :
公式サイト : ちゃんぽん亭総本家
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ
シベリアから越冬の為に琵琶湖に飛来してくる真鴨を、豆腐やネギなどの野菜と一緒に煮込んで食べる「鴨鍋」は、滋賀県を代表する郷土料理の1つです。
1971年に琵琶湖が鳥獣保護区となり、全面禁猟になってからは県内の他地域や、県外から取り寄せた真鴨や飼育された真鴨を使った鴨鍋が提供されています。
狩猟期間は原則11月15日~2月15日の3カ月間に定められているので、天然の真鴨が味わえるのはこの期間のみのお楽しみ。
真鴨は引き締まった肉質でしっかりとした歯ごたえがあり、脂身の甘さが特徴で、特にネギとの相性は抜群です。
創業130年の「住茂登」は、琵琶湖の湖魚料理と鴨鍋が有名な老舗料理店です。
自慢の鴨鍋は、天然の真鴨のみを使用しているので、臭みやクセがなく食べやすいのが特徴。
醤油ベースのあっさりめの出汁で炊く鴨鍋は絶品だと地元でも評判です。
鴨鍋は10月~3月限定メニューで、コース仕立てになっています。
コースは6,600円、8,800円、13,200円(2名より、税込)の3種類。
他に、鴨の一人鍋2,990円、一人鍋セット(お刺身、湖魚、うどん付き)4,400円があるので、一人でも安心です。
お店のおすすめは、8,800円のコース。(税込)
湖魚の造り、鴨の大鍋、鴨の肝焼き、〆のうどん又は雑炊、ささみ、鴨ロースの炙り、地のセリという内容です。
まずネギとセリの根の部分と、抱き身(もも肉)と骨つみれを入れ、ロースはさっとしゃぶしゃぶでいただきます。
最初は女将さんが丁寧に説明しながら作ってくれるので安心。
締めは、鴨の旨味がたっぷりと出た出し汁に、うどん又はご飯を入れていただきましょう。
住所 : 滋賀県長浜市大宮町10-1
マップ : Googleマップ
アクセス : JR北陸本線「長浜駅(東口)」より徒歩8分
電話番号 : 0749-65-2588
定休日 : 不定休
営業時間 : 11:30~14:30(L.O.14:00)/17:00〜21:00(L.O.20:30)
予算 : 【昼】~4,000円 【夜】~10,000円
キャッシュレス決済 : カード可(VISA、JCB、Master、AMEX、Diners)
公式サイト : 住茂登
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ
冬の滋賀を代表する郷土料理「のっぺいうどん」は、明治時代に滋賀県長浜市で生まれました。
椎茸、湯葉、麩、かまぼこなどの具材を出し汁と生姜で煮詰め、片栗粉や葛粉でとろみをつけたあんかけを、ちょっと柔らかめに茹でたうどんにかけます。
あんかけにしているので冷めにくく、生姜効果で体の芯まで温まる冬には欠かせない一品です。
JR長浜駅から徒歩約5分、長浜の人気スポットである黒壁スクエアの中、大手門通りに店を構える「茂美志゛や」は、創業120年という老舗店。
数々の滋賀県の郷土料理が味わえるとあって、地元の人はもちろん、観光客にも人気が高いお店です。
1階奥のテーブル席の壁には、昭和初期に発見されたという創業当時のメニュー表が掲げられているので必見です。
名物「のっぺいうどん」1,100円(税込)が運ばれてくると、まず驚くのは椎茸の大きさ。
他に湯葉、麩、かまぼこ、三つ葉が入り、たっぷりの生姜が効いたあんかけスープがたまりません。
もみじやのうどんは自家製で、数種類のアミノ酸を含むシルクパウダー入り。
うるめ、鰹など数種類の節に利尻昆布で取った出し汁は香りも味も抜群です。
住所 : 滋賀県長浜市元浜町7-15
マップ : Googleマップ
アクセス : JR北陸本線「長浜駅」より徒歩5分
電話番号 : 0749-62-0232
定休日 : 火曜日
営業時間 : 10:30~18:00(うどんがなくなり次第終了〕
予算 : ~2,000円
キャッシュレス決済 : カード可(JCB、AMEX、Diners、VISA)
公式サイト : 茂美志゛や
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ
滋賀県近江八幡に伝わる「赤こんにゃく」は、通称赤こん。
滋賀県の特産品であり、伝統食品として冠婚葬祭などには欠かせない一品です。
赤いといっても、唐辛子で赤いのではなく、三二酸化鉄(さんにさんかてつ)という鉄分によって赤く染められているので、辛味はありません。
なぜ赤いこんにゃくが生まれたのかは諸説あり、華やかな物が好きだった織田信長の命により赤く染めさせたという説もあります。
一般的なこんにゃくよりもキメが細かく、臭みがなく、なめらかな舌触りが特徴。
煮ても脱色せず鮮やかな色合いなので、近江八幡近辺では、五目ずしの材料としても人気があります。
近江八幡を中心に、スーパーやお土産店でも扱っています。
写真は、6のビワマスでご紹介したお店「とっくり」でいただける、「赤こんにゃくのステーキ」638円(税込)です。
こちらは、かつお節とお醤油、酒、味醂などで味付けされているもので、関西風の薄味に仕上げられています。
常温保存で賞味期限が120日あるので、お土産にもぴったりですね。
価格: 475円(税込)
内容量: 110g
1951年創業「つるやパン」の名物、サラダパン。
そのネーミングから、野菜のサラダが入っているとしか思えませんが、実際はマヨネーズで和えた刻みたくあんのペーストをコッペパンに挟んだ調理パンです。
販売当初はキャベツをマヨネーズで合えた物を挟んでいましたが、人気が出てきて近くの商店に卸すようになると、翌日に水分が出てパンがふやけてしまうという問題が発生。
刻みキャベツのような食感があり、「日持ちする食材はないか?」と考えて生まれたのが刻みたくあんでした。
「つるやパン 木之本本店」は、長浜市にある木之本駅より徒歩5分のところにあります。
サラダパンは毎朝8時頃に店頭に並び、お昼ごろには売り切れることも多いため、確実に購入したい方は午前中の来店がおすすめです。
なお、黒壁スクエアに近い「つるやパン まるい食パン専門店」は、サラダパンの取り扱いがないのでご注意ください。
昨今のご当地グルメブームで、ちょっと変わったパンとしてメディアで取り上げられるようになり知名度がアップ。
パンにたくわんという変わった組見合わせながら、ふわふわのコッペパンに甘めのたくわん、マイルドなマヨネーズのバランスは抜群で、誕生以来50年以上のロングセラーを誇っています。
ちなみに、サラダパンのサラダは、野菜サラダではなく、発売当時珍しかったサラダ油から来ています。
サラダ油と卵黄、お酢で作るマヨネーズのレシピを見た創業者の奥さんが、マヨネーズを使ったパンをサラダパンと名付けたそうです。
住所 : 滋賀県長浜市木之本町木之本1105
マップ : Googleマップ
アクセス : JR北陸本線「木ノ本駅」より徒歩6分
電話番号 : 0749-82-3162
定休日 : 無休
営業時間 :
予算 : ~1,000円
キャッシュレス決済 : カード・電子マネー可
公式サイト : つるやパン
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ
延命長寿、縁結びなどで知られる「多賀大社」は、お多賀さんの愛称で古くから親しまれている滋賀県第一の大社です。
駅前の大鳥居から神社までの参道には、お土産屋さんなどがずらりと並んでいます。
中でも目をひくのが、多賀町の名物菓子「糸切餅」です。
糸切餅の歴史は古く、蒙古襲来にまで遡るといいます。
二度に渡る襲来に耐え忍び、蒙古軍が撤退した後に、人々は平和を祝福してお供え物をしました。
その中に、蒙古軍の旗を模したお餅を弓の弦で切ったものがあり、糸切餅と呼ばれるようになったと伝えられています。
真っ白なお餅にピンクとブルーの3本線が可愛らしい糸切餅の中には、なめらかなこし餡が入っています。
参道には、総本家 「多賀や」、元祖「莚寿堂本舗」、本家「ひしや」があり、どれも見た目は同じですが、味は少しずつ違っています。
2個100円でイートインできるので、食べ比べてみるのも楽しいですね。
3軒あるお店のうち、店頭で手作りしているのは、こちらの「ひしや」さんのみ。
他の2店舗とは少し離れており、多賀大社駅寄りに位置しています。
箱買いの注文が入ると、お餅を練るところからスタートするので、完成まで少し待つことになります。
糸切餅の伝統通り、糸で切るところも見ることができますよ。
かつては弓の弦で切っていましたが、現在は長浜で作られた三味線の弦を使っています。
保存料を一切使っていないので、賞味期限は当日のみ。
箱買いの注文に合わせて作った時のみ、イートイン(2個100円)にも対応しています。
出来立ての美味しさを味わいたい方は、本家ひしやさんへぜひ足を運んでみてください。
住所 : 滋賀県犬上郡多賀町多賀711
マップ : Googleマップ
アクセス : 近江鉄道多賀線 「多賀大社前駅」より徒歩4分
電話番号 : 0749-48-0068
定休日 : 不定休
営業時間 : 8:00~15:00(糸切り餅が売り切れ次第終了)
予算 : ~1,000円
キャッシュレス決済 : カード・電子マネー不可
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ
近畿地方で良く食べられている丁稚羊羹。
小豆、砂糖で作った餡に小麦粉、または上新粉を混ぜて作る蒸し羊羹で、滋賀県の特産品です。
一般的な練り羊羹は寒天を使いますが、海の無い滋賀県では入手が難しかったので、小麦粉をつなぎに使ったと言われています。
名前の由来は、江戸時代の後期に丁稚が練り羊羹を作ったあと、鍋に残った羊羹に水を混ぜて作った水羊羹のようにして食べたことから丁稚羊羹と呼ばれるようになったという説や、菓子用語でこね合わせることを「でっちる」ということから来ているという説、または給金が少ない丁稚でも気軽に買える安価なものだったためなど諸説あります。
独特のモチモチとした食感と、さっぱりとした後味、そして竹皮の何とも言えない風味が特徴です。
食べたい分だけ、竹皮のまま切っていただきましょう。
近江商人のふるさと、近江八幡で誕生した「丁稚羊羹」。
文久三年(1863年)創業の老舗、「和た与」は丁稚羊羹発祥の店と言われています。
砂糖問屋「綿伍」に奉公していた初代が暖簾分けを許され、主家の一字をいただき、綿与という店を近江八幡に開いたのが始まりです。
商い物の砂糖や小豆を使い、竹皮に餡を包んで作った蒸し羊羹は、その美味しさがたちまち評判になりました。
十勝産小豆のこし餡と砂糖、小麦粉を練り合わせ、上質の竹皮に一つずつ丁寧に手包みしたのちに、じっくりと蒸しあげています。
ほんのりと竹皮の香りが漂い、どこか懐かしさを感じる素朴な味わいは創業以来変わらない味。
練り加減、蒸し加減、包み加減は気温や温度に合わせて日々微調整が行われています。
和た与は、近江の米粉だけを使ったもっちりとした「ういろ餅」も人気なので、丁稚羊羹と合わせて味わってみてください。
住所 : 滋賀県近江八幡市玉木町2-3
マップ : Googleマップ
アクセス : JR東海道本線「近江八幡駅」より徒歩11分
電話番号 : 0748-32-2610
定休日 : 火曜日
営業時間 : 9:00~18:00
予算 : ~1,000円
キャッシュレス決済 : カード、電子マネー可
公式サイト : 和た与
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ
1951年、滋賀県近江八幡市の和菓子舗たねやにできた洋菓子部門がクラブハリエのはじまりです。
たねやの店舗の向かいにお住まいだったヴォーリズ氏からはパンやケーキのご注文を受けるほか、時にはホームパーティーに呼ばれることもあります。
当時にしては珍しいアメリカの文化や暮らしに触れたことが、洋菓子づくりへの道を拓くきっかけとなりました。
リーフパイやバームクーヘンを中心にお菓子づくりを続けるなか、転機を迎えたのは1999年のこと。
この年、大阪の阪神百貨店にオープンした「クラブハリエB-studio(ビースタジオ)」は日本初のバームクーヘン専門店で、大きな話題を呼びました。
クラブハリエという名前は、人々が集う倶楽部(クラブ)と、きらきらと輝くガラス絵、玻璃絵(ハリエ)から名付けられています。
クラブハリエのバームクーヘンは、素材への徹底したこだわりと、昔ながらの製法を守り、一層一層丁寧に職人の手によって焼きあげられています。
しっとりとした深い味わい、ふんわりと軽い独自の食感は、誰にでも喜ばれる安定の美味しさ。
全国の有名百貨店や、羽田空港、舞浜イクスピアリなどで購入することができます。
近江八幡市、八幡山が連なる丘に、ジブリ作品に登場しそうな草屋根の建物。
「ラ・コリーナ近江八幡」は、たねやグループが2015年にオープンさせたカフェ&ショップ&フードガレージです。
敷地内にはファームやマルシェ、映え写真スポットなどもあり、まるでお菓子のテーマパークです。
カフェでは、焼きたてのバームクーヘンがいただけます。
「焼きたてバームクーヘンセット」1,001円(税込)。
飲み物は、バームクーヘンとの相性抜群のバームコーヒー、アッサムティー、アールグレイティー、りんごジュースからのチョイス。
ミルクとのセットは803円(税込)です。
焼きたてなので、もちろんふわふわですよ。
土日はかなり混み合うため、平日に向かうのがおすすめです。
住所 : 滋賀県近江八幡市北之庄町615-1
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 0748-33-6666
定休日 : 1月1日
営業時間 : 9:00~18:00(カフェ L.O.17:00)
予算 : ~2,000円
キャッシュレス決済 :
公式サイト : ラ コリーナ近江八幡
予約サイト・口コミ・クーポン : 食べログ
滋賀県のご当地グルメをご紹介しました。
気になるグルメはありましたか?
滋賀県を訪れた際にはぜひ参考にしてくださいね。
また、今回取り上げたお店の営業時間は状況によって変更になる場合があるので、事前に公式サイトで確認してからお出かけください。
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最終更新日 : 2025/01/08
公開日 : 2022/03/04